+ うつのみや産業振興ビジョン【概要版】 7章 施策の展開と支援体制の形成 1章 産業振興ビジョンの基本的な考え方について 7章 施策の展開と支援体制の形成 1章 産業振興ビジョンの基本的な考え方について ■■ 施策の柱 ■■ <策定の目的> 消費需要の縮小,TPPや円高問題,新興国の台頭など,社会経済状況変化に対応し,本市産業の持続的発展,強化を図るため,第一次産業から第三次産業までの産業全般にわたる戦略的な中長期的ビジョンを策定し,「農・商・工・観の各産業の基盤強化」,「高い成長力と先端性を有する産業の振興」に取り組む。 <ビジョンの位置づけ> 本市産業を新たなステージに飛躍させるため,今後10年間の産業振興を戦略的に推進する上での方針 【計画期間】平成24年(2012年)度から平成33年(2021年)度までの10年 イノベーションが期待される産業の育成 市内中小企業の競争力を高めるため,独自の技術や知的財産に裏打ちされた高付加価値の製品,技術の開発に向け,産産連携,産学官連携など多様な連携を展開するための仕組みづくりを強化 (モビリティ) ○モビリティ関連企業の技術革新・研究開発 の推進 (環境・エネルギー) ○環境・エネルギー関連技術の推進 (各種連携) ○農・商・工・観の連携による新規参入の推進 ○国際的ビジネス機会の拡充 ○地域産業振興のための検討機会の創出・拡充 2章 社会経済状況の動向 付加価値の高い産業への転換が必要 → 国際競争力のあるイノベーションが期待される産業を重点的に推進 ◆地域資源の活用と技術・経営革新への対応 → 中小企業の経営基盤の強化,人や情報をひきつける魅力的な都市形成が必要 労働人口の減少への対応 → 産業を牽引し,支える人材の確保育成や,多様な人材が活躍できる環境の創出 安全安心うつのみやブランドの確立 東日本大震災により今まで以上に安全で安心できる産業基盤の形成が求められており,災害等に強い産業を創造し,安全で安心できる生産・供給体制の構築により,安全安心うつのみやブランドを確立。また,地場産業の高いポテンシャルなどの情報を国内外に発信 (食) ○安全安心な食料・食品の生産・提供体制の整備 (中小企業) ○企業経営における危機管理体制強化 ○ブランド強化,知的財産を活用した経営支援 (健康福祉) ○健康福祉関連ビジネスの発掘・創出 (既存・地場産業) ○地場産品の需要拡大,農関連ビジネス発掘・創出 ○確かな産業基盤の維持・強化 3章 本市産業の現状 ■■本市産業の強み ・各産業がバランスよく構成された産業構造 ・次世代モビリティ関連産業の高い集積 ・多様な農畜産物の生産,農作物の供給基地 ・30市町に及ぶ広大な商圏 ・餃子,スポーツなど豊富な地域観光資源 ・多様な教育機関と産業支援機関 ■■本市産業の弱み ・製造業事業所数の減少 ・廃業率の高さ ・景気の影響を受けやすい産業構造 ・本社機能を有する地場企業の割合の低さ ・農業就業人口の高齢化 ・小売業事業所数,卸売業従業員数の減少 ・中心商業地の空洞化 ・有効求人倍率の低位推移 集客交流による魅力の創出 産業,文化,観光等の様々な優れた本市の魅力発信を通し,豊かな市民生活の創造と国内外から広く集客し,都市の再生を図るため,集客交流をキーワードにした本市の魅力を創出 (観光) ○産業観光,インバウンド,広域観光の推進 (集客) ○都市力を活かしたシティセールスの推進 ○観光コンベンション機能の充実 ■■ 支援体制・仕組みづくり ■■ 4章 本市産業振興上の課題 人材プラットフォームの整備や,関係機関と連携しながら,雇用機会の拡大,就業支援の推進 産業を支える人づくり,多彩な人材の活躍支援 連携による相乗効果,付加価値創出 グローバル化を見据えた地域産業の強化 (人材育成) ○産業を牽引し,支える人材の確保・育成 (起業支援) ○起業家教育の推進 (雇用確保・就業支援) ○成長産業の新興・誘致による市民の雇用確保 ○就労体験機会の提供 各産業が抱える課題解決を図るため,企業の持つ技術シーズや関係機関の支援機能を相互に連携 地域産業における,海外への事業展開や海外からの受注・誘客などを見据えた施策を推進 成長産業の集積・振興,既存産業の持続的な発展 地域産業の基盤となる人材確保・育成,起業・創業の促進 新たな成長産業分野への対応と既存産業の発展を推進 本市産業の情報発信と,それを支えるサポート体制の強化 地域産業の基盤となる人材の確保・育成や起業・創業に対する支援策の展開 ワンストップ型の産業支援機能の整備により,地域のあらゆる産業情報の把握と,それに伴うサポート体制の強化 ○本市産業の情報発信・事業経営や起業など 支援機能の整備 ○開発プロジェクトの検討 5章 本市の目指す産業都市像 ■ビジョン指標■ 市内総生産額 2兆4千億円 地域の力を結集し 新たな時代に 飛躍する 産業都市の実現 8章 戦略プロジェクト 9章 実現に向けた推進方策 6章 4つの基本目標 環境・エネルギー戦略プロジェクト 環境・エネルギーに対する技術やノウハウの蓄積により,新規ビジネスの創出につながる体制を整備 安全安心戦略プロジェクト 産業の危機管理体制の強化や市民生活に対するサービスの提供により,安全安心に仕事や暮らしができる環境を整備 産業人材育成戦略プロジェクト 誰もがチャレンジしやすいビジネス支援環境を整備するとともに,技術・研究者や起業者など多様な“ひと”が本市に集まる仕組みを整備 「新たな時代に飛躍する産業都市」を実現するため4つの基本目標を設定し,積極的に施策を推進 ●選択と集中による施策の推進 ●民間活力の導入及び連携の推進 ●ビジョン施策の進捗管理 ●各種団体等との多様な連携 ●国,県,周辺自治体との連携 ●商工会議所,商工会,金融機関等との 連携・協力 ●大学,研究機関,民間事業者等との ネットワーク強化 ■10年後の産業都市イメージ■ 企業・技術・人材・資源を最大限に活かした『国際競争力ある都市』 新たな製品やサービスを生み出す『創造力あふれる都市』 国内外の人々の集客交流を通した『活気ある都市』 誰もがチャレンジでき,雇用が守られ,豊かに暮らすことができる『安全安心な都市』 イノベーションが期待される産業の育成 産学官連携による人材プラットフォームの形成 + 安全安心うつのみやブランドの確立 集客交流による魅力の創出