「大阪における大都市制度の制度設計 (パッケージ案)」に関する自民党の見解

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大阪都構想 2011/11/ c 金民和. 大阪府・大阪市について 大阪府  人口:886万人  面積:1898㎢  前府知事:橋本徹  (2008年2月6 日~2011年10 月31日) 大阪市  人口:267万人  面積:222㎢  市長:平松邦夫  (2007年12月1.
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「大阪における大都市制度の制度設 計」(パッケージ案)に対する考え 民主党・無所属ネット大阪府議会議員団 OSAKA みらい大阪市会議員団 資料4.
第5回 大阪府・大阪市特別区設置 協議会資料 ( ) 資料2 1大阪都構想を実現することで 大阪がどう変わるのか 2事務事業のコスト検証について 大阪維新の会 大阪府議会議員団 大阪維新の会 大阪市会議員団.
都市整備部 予算要求方針 要求方針 ○財政構造改革プラン(案)において、今後の公共施設(インフラ)のあり方として「建設から維持管理への
36 6.主な点検項目 (1)平成27年度の取組み ②歳入確保 番号 項目名 担当部局・室 取組内容 実績(●は実施済、○は取組み中) 5
周南市公共施設白書 耐震改修が完了した周南第3住宅第11棟 平成25年11月 周 南 市.
大阪の再生 ≪質問事項≫ 維新の会では、大阪経済の低迷に危機感を持っているが、自民及び民主・みらいの両会派におかれては、大阪
5.大阪版「都区協議会」(案).
後期高齢者医療制度の財政の仕組み 自 己 負 担 《交付》 保険料 保険料 広域連合が各医療機関に支払う医療費
応募企業の進出意欲・検討熟度は高く、保留地処分の可能性は高い
大阪にふさわしい大都市制度推進協議会 自由民主党大阪府議会議員団 自由民主党大阪市会議員団 (平成25年1月18日)
市町村による精神障がい者の地域移行を進めるための支援策について(案)
1.大阪経済の低迷-府と市の「二つの行政」が存在しているからではない
特別区設置協定書(案)関係確認事項 (財政調整)
大阪都構想の是非 否定派 嘘 成田・下田・山本.
地方財政の健全化及び地方債制度の見直しに関する研究会報告書(平成27年12月)概要 ○ 現行の「地方公共団体の財政の健全化に関する法律」(以下「健全化法」。)では必ずしも把握しきれていない財政負担を客観的に把握するため、 第三セクター等に対する短期貸付や公有地信託について健全化判断比率上捕捉する。 ○ 地方公会計によって把握される新たな財政指標による財政分析、指標の組合せによる財政分析等を行い、より分かりやすい財政状況の開示、財政運営への活用を促進する。
「地域自殺対策緊急強化基金(仮称)」の概要
桑 名 市    市議会定例会[12月] 提出議案の概要について.
テーマ:市町村合併を推進すべき 11HRディベート大会 平成15年9月25日(木) <否定側> ●山口美希 ●内村華奈子 ●今井優香
※ 上記質問に対し、協議会委員として以下のとおり回答
5.大阪版「都区協議会」(案).
【資料3】 条例検討会議について 平成28年8月30日 福岡市障がい者在宅支援課.
【資料5】 条例の基本的な方向性について 平成28年8月30日 福岡市障がい者在宅支援課.
大阪市は固定資産税、都市計画税、法人市民税、事業所税について府と同様の軽減を予定
京都・神戸のみならず国内外拠点との差別化が難しい
市民公益税制の導入について 資料2 (策定の趣旨)《指針からの抜粋》
大阪にふさわしい大都市制度について ~公明党が考える将来の大阪の姿~
国際級の複合医療産業拠点(医療クラスター)形成推進事業(仮称)について 【要求額:1,915千円(新規)】
5.大阪版「都区協議会」(案).
(2)特別区全体 7 試案1(7区 北・中央区分離) H31年度まで300億円を超える収支不足が続くが、H41年度には単年度の収支不足が解消
(4)特別区の収支不足への対応例 試案1 7区(北・中央区分離)・・・ p27 試案2 7区(北・中央区合体)・・・ p28
効果額について 統合・再編による効果見込み額 「二重行政をなくして4,000億円」は看板に偽りあり 百万円 公衆衛生研究所 環境科学研究所
大阪にふさわしい大都市制度推進協議会 自由民主党大阪府議会議員団 自由民主党大阪市会議員団 (平成24年6月15日)
最終報告に向けた主な論点 中間取りまとめの公表 資料1 1 広域自治体の役割(都市計画や開発での役割の深堀)
フランスの年金調整会議 年金調整会議は、2000年に創設された。常設の団体であり、メンバーは国会議員、経営者・労働組合の代表、専門家、国の代表である。その主たる目的は、フランスの年金制度を監視すること、年金に関連する公的政策への勧告をすることであり、専門的知識と全ての参加者による協議に基づいている。
1 開催都市の役割、費用負担、主な開催準備スケジュール
上下水道組織の統合について 平成29年11月 8日  柏市土木部 下水道経営課    柏市下水道マスコットキャラクター    蓮子(れんこ)ちゃん.
制度論検討の視点 資料2-2 1 自治体構造 ○大都市制度を考えるに際して、特別市のような広域自治体と基礎自治体の機能をあわせ持ったものを
新たな価値を生み出す市政改革 質の高い行財政運営と官民連携の推進 43
Ⅱ.施行に向けたスケジュール.
新たな自治の仕組みの構築 副首都・大阪の確立に向けた取組みの推進 51
あなたにも届けたい。串間のめぐみ、 串間のぬくもり。串間の魅力を。 平成27年度決算 串間市連結財務諸表を公表します。 本市都井岬にて撮影.
都道府県も国民健康保険制度を担うことになりました
何故大阪維新か.
(3)試案ごとの財政収支 試案1 7区(北・中央区分離)・・・ p17 試案2 7区(北・中央区合体)・・・ p19
障害者自立支援対策臨時特例 交付金に関するQ&A (追加分3)
今後の財政収支概算 (粗い試算) ◆2019(平成31)年2月版◆ 大阪市財政局
4.新たな価値を生み出す市政改革 52.
小 平 市 の 財 務 書 類(平成26年度概要版) 財 務 4 表
     6  総合区政会議           地域自治区・地域協議会.
今後の財政収支概算 (粗い試算) ◆2018(平成30)年2月版◆ 大阪市財政局
■ パッケージ案に関する報道 (平成25年8月10日) 【効果関係 抜粋】 資料5
国民健康保険における保険料と保険税の現状等について
大阪市水道経営戦略( )の概要 《工業用水道事業編》 <抜本的な経営改革による収支ギャップ解消イメージ>
【 各  論 】.
【別冊】 区割り案ごとの各特別区の収支.
資料2 分権型教育行政について.
資料6 地域医療構想の実現に向けた取組 平成29年1月26日   日高圏域地域医療構想調整会議.
大阪府に寄せられたご意見・ご要望(平成22年2月分)
5.大阪版「都区協議会」(案).
(5)各特別区の財政収支・収支不足への対応例
地方創生に向けた自治体SDGs推進事業 平成30年度予算案5億円(平成30年度からの新規事業) 実施期間:平成30年度~(新規)
大阪市の依存症対策 現状と課題 H29事業 共通 アルコール依存 薬物依存 ギャンブル等依存 治療が長期間に及ぶ-薬物治療の効果は限定的
資料2 立地推進体制について(案) 平成23年7月26日.
東京・愛知ヒアリングまとめ(事務局 6.11,14) 資料2 【課 題】 項 目 大阪(府・市) 東京(都・特別区) 愛知(県・名古屋市)
(別紙1) 提案書雛型 令和元年度 沖縄型テレワーク実装推進調査 ー提案書ー                        (日付)                        (企業名)                        (連絡先等)
目標 … 自律的で創造性を発揮する行財政運営体制の確立
まちづくり分野におけるソーシャル・インパクト・ボンドの 活用調査検討に向けた実証事業 企画提案募集 提案書
【プロジェクト実施に向けたスケジュール】 ○市町村と連携し、府域における集客イベントの実施 大坂の陣400年プロジェクトの国内外への売り込み
次期循環型社会推進計画について 現行計画の概要 ● 目指すべき循環型社会の将来像(長期的視点) ● 施策の基本方針 現状と課題
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「大阪における大都市制度の制度設計 (パッケージ案)」に関する自民党の見解 資料3 【自由民主党提出資料】 「大阪における大都市制度の制度設計 (パッケージ案)」に関する自民党の見解 ≪大阪府・大阪市特別区設置協議会≫ 自由民主党大阪府議会議員団 自由民主党大阪市会議員団 (平成25年11月15日)

【事務分担】 ≪民営化などの改革との関係について≫ ◆ 改革議論中の事務は、改革のゆくえによって、いろいろなケースを想定した検討が必要。 ◆ 改革議論中の事務は、改革のゆくえによって、いろいろなケースを想定した検討が必要。 ◆ 水道事業などまだ案が示されていない事務は、早急に事務分担案を作成のうえ、パッケージ案全体  も修正すべき。 ○ 地下鉄・バスの民営化、水道事業の民営化、ごみ処理事務の一部事務組合設立や民間委託化など改革の議論  が行われている事務は、制度設計の前提がはっきりと定まっておらず、未確定な部分が多い。 ≪特別区設置後の事務事業の担保について≫ ◆ 大阪市が存続すれば計画的に進められる事務事業が、各特別区の財政状況によって遅れたり、  区長の判断でストップしたりすることが懸念。事務事業が計画的に継続して実施される保証はない。  平成27年4月以降は、特別区長の専権事項になるのではないのか。 ○ 都市計画道路天王寺大和川線は、平成26年度に基本設計、27年度に住民との意見交換、28年度に詳細設計、  29年度に工事着手の予定。 ○ 西成特区構想の主な施策に係る平成29年度までの具体的なスケジュールが示される予定。 ○ 平成27年度以降も、大阪市が存続すれば、計画に沿って、責任をもって継続的に進めることができるが、  特別区になれば、特別区長の判断を拘束できない。 1

【財産・債務、財政調整】 ≪住民サービスの比較について≫ ◆ 「現行制度のもとで府と市の改革を進めた場合」と「特別区を設置した場合」とで、住民サービス  がどう変わるかという比較が必要。住民投票の際には当然必要だが、法定協議会でも議論しておく  必要がある。比較手法を考えて、知事・市長案を示すべき。 【財産・債務、財政調整】 ≪財政調整基金について≫ ◆ 偶発債務や補てん財源の状況を勘案すると、財政調整基金に余裕があると思えない。  精査した試算を示すべき。 ○ 財政調整基金の役割は、新たな広域自治体が管理する偶発債務の引当財源と、特別区の財政運営をサポート  する貸付とされている。 (大阪市の財政調整基金)  ・平成25年度末見込みで1,138億円。 (偶発債務)  ・オーク200で697億円、ATCで247億円、クリスタ長堀で88億円、MDC(湊町開発センター)   で51億円。合計1,065億円。 (補てん財源)  ・300~400億円の補てん財源で予算が成り立っている大阪市の現状。 2

◆ 財政調整基金の問題に加え、職員体制に係る効果額などは、新たな大都市制度に移行しても、 ≪財政シミュレーションについて≫ ◆ 財政調整基金の問題に加え、職員体制に係る効果額などは、新たな大都市制度に移行しても、  すぐには現れない問題も明らかになってきた。こうしたことも踏まえたシミュレーションが必要。 ◆ 第2ステージの議論において、4つの区割案それぞれについて、広域自治体と特別区の双方に係る、  毎年度のコスト・効果額も明らかにした財政シミュレーションが不可欠。 ○ 職員体制に係る効果は、すぐには発現せず、最大になるのに15~20年かかることが明らかになった。 ≪臨時財政対策債について≫ ◆ 都区財政調整制度は、地方交付税に頼らず自治体運営が可能な東京を前提にしたもの。  地方交付税に頼っている大阪において、法改正までして地方交付税を調整財源とし、臨時財政対策債  の発行主体の課題など物事を複雑にしてまで特別区に移行させる必要はない。 ○ 臨時財政対策債の発行の主体について、広域自治体が一括で発行するのか、特別区でも発行するのか、また、  特別区でも発行する場合はどのように各特別区に按分するのかなどの課題がある。 3

【コストと効果額】 ≪成長の財源について≫ ◆ 知事・市長が公言されていた4千億円の効果は出ない。 ◆ 知事・市長が公言されていた4千億円の効果は出ない。 ◆ 広域自治体で使える財源、大阪の成長に必要な投資に回せる財源は生まれてこない。 ○ 府民・市民は、都構想によって新たな財源が生み出され、大阪の成長に向けた投資が可能になると理解して  いるが、知事・市長が公言されていたような4千億円の効果が期待できるものではないことが、パッケージ案  で明らかになった。 ○ パッケージ案で示された効果は、ほぼ全てが大阪市から出て来る効果(府35億、市670億)であり、広域自  治体で使える財源、大阪の成長に必要な投資に回せる財源は生まれてこない。 4

≪制度見直しによる純粋な効果と区長マネジメントへの依存について≫ ◆ 都構想による効果額は、大阪市を解体しなくても実現できる効果も、特別区長のマネジメントに  依存する効果も除いて、純粋に大都市制度を見直すことで必ず発現する効果額とすべき。 ◆ 特別区長のマネジメントに依存する統合効果は、確約されない反面、大きなコストは必ず必要。  統合目的も果たせず、住民サービスも向上しないのではないか。 ○ 精神保健福祉センター以外のAB項目の改革は、全て今の制度で可能な改革であることが明らかになった。 ○ 府市統合本部の改革のように大阪市を解体しなくても実現できる効果や、府と市がそれぞれで取り組んで  いる改革による効果まで、都構想の効果額に入れているのは問題。 ○ 人件費削減や行革努力による収支不足の解消は、新たな大都市制度においては、各特別区長のマネジメント  に依存することになる。 (区長マネジメントへの依存)  ・パッケージ案における人件費削減効果額:30~270億円  ・大阪市の毎年度の収支不足額(補てん財源):300~400億円  合計:330~670億円 ○ 特別区の予算編成権をもつ区長がこうした改革を実施しない場合は、効果額は発現しない。 ○ これらの取組は大阪市を解体しなくても実現可能であり、大阪市が存続した方が確実に実行できるのでは  ないか。 5

≪コスト・効果の精査と年次推移について≫ ◆ 府民・市民に対する説明責任を果たすため、また、法定協議会で常に最新のデータで議論するため、 ◆ 府民・市民に対する説明責任を果たすため、また、法定協議会で常に最新のデータで議論するため、  コスト・効果について、年次推移も含む、精度の高いデータを示すべき。 ◆ 財政シミュレーションの提示にあわせ、コスト・効果について精査した数字を示すべき。 ○ 府市の議会質疑で次のことが明らかになった。  ・職員体制に係る効果は、すぐには発現せず、最大になるのに15~20年かかること  ・廃棄物の焼却処理に係る効果額は、民間委託の導入が完了する平成55年度にようやく、パッケージ案掲載   の30億円になること  ・地下鉄に係る効果額は、275億円ではなく、市会の答弁で181億円とされ、更に精査すれば縮減の   可能性があること ○ 知事は、新たな咲洲庁舎への部局移転はしない方針のはず。咲洲庁舎の使用を前提とせず、民間ビルの  活用で計算したイニシャルコスト9億円、ランニングコスト7億円をコストに上乗せすべき。 ○ コストは27年度の大都市制度の変更後のみの数字なのに、効果額は24年度以降の数字としているアン  バランスも問題。試算の発射台は27年度とすべき。 6

【その他】 ≪区割案について≫ ◆ 法定協議会で4つの区割案を比較議論する前に、市長は 5区案がいいと発言している。 ◆ 法定協議会で4つの区割案を比較議論する前に、市長は 5区案がいいと発言している。  法定協議会を軽視した発言ではないか。 ≪都区協議会について≫ ◆ 委員構成、特別区の意見尊重の仕組み、協議がまとまらない場合の合意形成の仕組みなどについて、  具体的な知事・市長案を示すべき。 ≪工程表について≫ ◆ 知事は、行政の責任者として、平成27年4月は十分可能なスケジュールだと発言された。  この発言の根拠となる工程表を示すべき。 ○ 制度設計の前提となる改革の方向性が定まっていない事務事業もある。 ○ 財務リスク、財政調整、都区協議会などについて詳細が十分検討されていない部分も多く残されている。 ○ このように、パッケージ案には、未確定の要素が多く含まれている。 ○ 住民投票後、システムや庁舎の整備、事務手続きなどの準備を行うことが必要。 ○ これらのことを考えれば、平成26年秋頃に住民投票を実施できるのか。また、そこから半年余りの期間  で準備を完了し、本当に平成27年4月の特別区設置が可能かどうか疑問。 ≪総務省との協議状況について≫ ◆ 総務省との協議内容については、協議の都度、速やかに法定協議会に提示すべき。 7