非常時にも対応した自然エネルギー活用による電源と通信網の構築

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小課題 4.2) 自然エネルギー利用による効率的な非常電源の開発 小課題研究組織 ①学内独立型太陽光発電システムの研究 ○ 電気システム工学科・教授 荒井純一,名誉教授 小林幹,講師 市川紀充コアンダ風車,フラッタ発電の基礎的研究 グローバルエンジニアリング学部・教授 佐藤光太郎再生可能エネルギーによる分散型燃料電池発電システムの開発研究.
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電子制御設計製図Ⅰ 第一回 担当教員: 北川輝彦 2015 年 4 月 7 日. 電子制御工学の概要 コンピュータ 自動車 航空・宇宙 医療機器 情報 / 通信 ネットワーク ロボット 電子機器 電気 知能化システム 環境機器 電子 機械 情報 制御 計測 実験・実習.
1 屋根貸しセミナー 「屋根貸し」の実例紹介 平成 26 年 2 月 13 日 小諸市太陽光発電屋根貸しマッチング事業 中村 嘉寿良.
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■節電行動計画 節電目標 節電実績 生産設備の節電メニュー - ユーティリティ設備の節電メニュー 一般設備(照明・空調)の節電メニュー 事業者名 責任者名 節電目標 節電実績 機械・設備毎の 節電効果 実行 チェック 生産設備の節電メニュー ・不要又は待機状態にある電気設備の電源オフ及びモーター等の回転機の空転防.
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日本の地熱発電への期待 # c 中村幸代.
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2014年モデルプラント試算結果 電源 原子力 石炭 火力 LNG 風力 (陸上) 地熱 一般 水力 小水力 バイオマス (専焼)
■ 必要事項をご記入の上、切り取らず、東京商工会議所新宿支部までFAXでお送りください。
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持続可能社会実現にむけた現実的なシナリオ
メインストリート 掲示板改造大作戦 大学会館
桐蔭横浜大学 工学部 ロボット学科 T21R004 清水 健多
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新エネルギーシステム (New Energy System)
考えよう!地球温暖化エネルギー ~伝え、広げ、そして行動しよう~
全てのシステムを統合しネットワークをオープン化
廃棄物処理施設を中心とした自立・分散型の
地球温暖化防止に必要なものは何か E 石井 啓貴.
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舶用ディーゼル機関の廃熱回収システムの研究開発
Green Powersを 世の中に広めよう
光無線給電の適用範囲 光無線給電 ビーム電波 ファイバ 光給電 1km 100m 10m 伝送距離 拡散 電波 1m 電磁界共鳴
目次 電磁工学講座 超伝導工学分野 (牟田研究室) 超伝導発電機の設計と電力システム特性に関する研究 超伝導パワーデバイスに関する研究
10kwからの企業用太陽光発電 ソーラーパワージャパン (商標登録出願中).
東洋大学産学協同教育センター 中核人材育成講座
本時の目標 電気機器の構造と回路図を用いた表し方を理解する。
※ご記入いただいた個人情報は、名古屋商工会議所からの各種連絡・情報提供に利用させていただきます。
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「全国ご当地エネルギー市民ファンド」の取組み始まる! 「おひさまファンド7(SEVEN)」募集開始!
AiSEG スマート分電盤 HEMSを取り巻く環境について.
フィードバック制御に基づく 熱音響発電システムの検討
ねらい わたしたちが利用している電源の種類を知り、どのように使い分ければよいかを考える。
電子システム専攻2年 遠藤圭斗 指導教官 木下祥次 教授
講義の目的 講義の方法 講義予定 「生物リサイクル工学特論」について 2019年4月19日 大学院生命体工学研究科 生体機能専攻 白井義人
ユビキタスコンピューティング環境 を構築するための 小型無線ネットワークコンピュータの開発
電子ビームラインの構築と APDを用いた電子計測試験
発電方式別の二酸化炭素排出量
○○○株式会社 1.企業概要 当社は、優れた機械加工技術及びエンジニアリング技術、発酵技術を核技術として、△△から排出される汚染物質○○○を短時間に無害化処理し、残渣も堆肥として利用することができる装置を開発、製造している。また、コンサルティング、設計、設置、維持までトータルで行っている。 日本国内では大規模工業団地で導入されているほか、○○国、○○国などに輸出して、現地の環境問題に対して貢献している。
新エネルギー ~住みよい日本へ~ E 山下 潤.
電気給湯器・IH・太陽光 停電対応Q&A 2012年6月29日(金) エナジー商品営業企画部.
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非常時にも対応した自然エネルギー活用による電源と通信網の構築 小課題 4.2) 自然エネルギー利用による効率的な非常電源の開発 ①学内 電気システム工学科・教授 荒井純一 通信用独立型太陽光発電システムの研究 電気システム工学科・教授 小林幹 通信用独立型太陽光発電システムの耐震と電源構成の研究 グローバルエンジニアリング学部・教授 佐藤光太郎 コアンダ風車,フラッタ発電の基礎的研究 グローバルエンジニアリング学部・教授 雑賀高 再生可能エネルギーによる分散型燃料電池発電システムの開発研究 機械工学科・教授大竹 浩靖 都市型コジェネレーションシステムに関する研究 ②学外 元教員沢田芳夫 名古屋工業大学大学院工学研究科・教授 横田 和彦 信州大学・教授小泉 安郎 東京海洋大学・教授刑部 真弘 東京電力(株)・部長森 治嗣

災害時に運用できる独立型太陽光発電システムの構築 遠方監視装置 充電制御装置 太陽光パネル 架台 電池 インバータ 制御装置 パソコン AC100V 通信機 25W LAN 被災時接続構成 常時使用 他端末側で PV出力,日射強度,他 インバータ運転状態(P,Q,V,I,f) 電池SOC 等を監視できること。 この太破線の範囲を構築する。   八王子,新宿,早稲田用の3個 最後に通信器,パソコンと接続して運転する。 <メンバー> 荒井純一,小林幹,市川紀充,沢田芳夫 オリジナリティー ・被災時の通信用電源として設計する。 ・常時互いに状態把握を行わせる。被災時に互いに何時間通信ができるかを確認でき るシステムを組み込む。 ・遠距離通信用電源として実際に稼働させてその効果を確認する。 (商用電源と連係しないで,独立型の太陽光発電はあるが,今回のような目的では設 計されていない。そこで信頼性の高い今回のシステムを研究する) 期待される効果 ・被災時に実際に通信を確保できる。 ・その通信により,八王子ー新宿−早稲田間での情報交換を行う。 ・被災時の早期復旧に大きな効果が期待できる。(これがプロジェクト全体の一つの 目標) 課題 ・通信するソフトおよびデータ量の大きさにより,接続するパソコンの台数,運転時 間,などが変わると考える。実際にどのようなつかわれ方がされるかが電源容量に大 きく影響する。その点は別の小課題にて検討される。  <計画> H21年度 必要な電源容量の検討 H22年度 監視機能の検討(仕様作成) H23年度 購入手配,設置 H24年度 装置単独の運転試験 H25年度 組み合わせ実験 H26年度 改良検討

都市型コジェネレーションシステム 都市型コジェネレーションシステム へ 最先端の大規模発電システム 熱効率 約59%(53% HHV) 都市型コジェネレーションシステム  へ 最先端の大規模発電システム 東京電力 川崎火力発電所 HPより抜粋 熱効率 約59%(53% HHV) 森ビル(株) 六本木ヒルズ HPより抜粋 蒸気発生器(ボイラー)に注目し、地震時の安全性を評価 (8-158 振動台を利用) → システム機器全体を評価

再生可能エネルギーによる分散型燃料 電池発電システムの開発研究 <メンバー> 雑賀 高,大学院生 <計画> H21年度:生ゴミからメタン発酵させるバイオマス発電システム H22年度:燃料電池の電気分解特性と水素の貯蔵方法 H23年度:水素吸蔵合金への圧縮貯蔵とエネルギー効率 H24年度:地震災害時における水素の安全特性 H25年度:安全な貯蔵システムの設計 太陽光発電およびバイオマス発電などの再生可能エネルギーを用いて,固体高分子膜を利用した水電解による水素生成を行うシステムを開発する。

マグナス風車 (http://www.mecaro.jp/introduction.html) コアンダ風車,フラッタ発電の基礎的研究 佐藤光太郎,横田和彦  コアンダ風車 マグナス効果 マグナス効果の代わりにコアンダ効果を利用できないか? 翼表面にスロットを設け,噴流による翼性能制御を試みる. マグナス風車 (http://www.mecaro.jp/introduction.html) シンセティックジェットのコアンダ効果 [計算条件] K=1 Re=234 S=18 円柱表面噴流 の     コアンダ効果 噴流により  空力特性   を制御可能  Main Flow Jet