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財市場 Hiroko Ishige Azusa Onodera Keiko Fukuchi Nao Hodouchi.

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1 財市場 Hiroko Ishige Azusa Onodera Keiko Fukuchi Nao Hodouchi

2 投資

3 経済成長理論 Y = A F ( K, N ) ⊿K = I 投資 ↑ = 資本の蓄積 (K の増加 ) ただし、設備は老朽化するので除却され ることも踏まえる。

4 企業部門の IS バランス

5 設備投資の推移 出所 : 法人企業統 計

6 キャッシュフローと設備投資 出所 : 財務省 「法人企業 統計」

7 資本収益率の推移

8 貯蓄超過の要因 資本収益率の低下や過剰設備・過剰債 務に伴う企業の投資需要の低下 ⇒ バブル崩壊後の低い水準の設備投資 企業は資金余剰の状態 バブル期の過剰債務を解消するために キャッシュフローが設備投資に展開せ ずに債務返済へと向かったため

9 企業の体質改善 企業はシェア拡大を最優先 過剰な雇用・設備・債務が発生 資本効率の上昇が重要視されるように バブルの 崩壊

10 投資予測 出所 : 内閣府 「経済社会総合研究所 企業行動アン ケート」

11 期待成長率との関係

12 近年の傾向 過剰設備の調整が進み、設備過剰感は 極めて低水準となった。 期待成長率が高い企業は積極的な設備 投資を行っている。

13 設備のビンテージ ビンテージ = 設備の平均年数 バブル期の過剰債務の反省から、90 年代に入ってから企業が新規投資や既 存設備の更新を控えたため、設備の使 用年数が上昇している

14 業種別設備ビンテージ

15 業種別実質ビンテージの推移

16 実質ビンテージの高い業種 ↓ 石油石炭、繊維、窯業土石、鉄鋼、化 学 実質ビンテージの低い業種 ↓ 電気機械、非鉄金属、輸送機械、一般 機械

17 実質GDPの指数推移 資料 : 内閣府 「国民経済 計算」

18 新設率と除却率 資料 : 内閣府 「民間資本ストッ ク統計」

19 まとめ(ビンテージ) 実質ビンテージが低い産業は高い成長 率 実質ビンテージから見ると、電気機 械・非鉄金属・輸送機械・一般機械の 成長が期待できる

20 まとめ バブル後の設備投資抑制の動きは回復 の兆しを見せている。 設備の代謝が活発な産業(業種)は成 長率が高い傾向にある。

21 実質 GDP の推移(マクロ) 高度経済成長の終わった 70 年代以降 において 90 年代の GDP 成長低迷は著 しい。

22 製造業と非製造業の比較・1 90 年までと 90 年以降に分けて労働生産性の値を見ると、非製造業の 低下が著しい。 (出典: J-MILK ( http://www.j- milk.jp/ ))

23 製造業と非製造業の比較・2 90 年代を前半と後半とに分けて労働生産性の値を見ると、 製造業はプラスに転じている。 (出典: J-MILK ( http://www.j- milk.jp/ ))

24 製造業の検証をメインに 労働生産性の比較から、今回のプレゼン では非製造業よりも製造業に重点を置い て分析していく。 ⇒牽引産業になりえるのは何なの か? 検証方法:①産業別労働生産性 ②成長会計 ③ ROA

25 労働生産性から牽引産業を考える・1 労働生産性で見ると、自動車産業・精密機械・一般機械などの産 業が高成長だと言える。 (日経マクロ CD データ、法人企業統計、国民経済計算から 作成)

26 成長会計から牽引産業を考える・ 1 (マクロ)経済成長率=全要素生産性上 昇率+就業者増加率 × 労働分配率+資本ス トック増加率 × 資本分配率 日本経済全体としてではなく、産業ごと の数値データを用いて計算することで成 長産業を考察する。

27 成長会計から牽引産業を考える・ 2 ・精密機械と電気機械の向上が著しい。⇒なぜか? (日経マクロ CD データ、法人企業統計、国民経済計算から 作成)

28 成長会計から牽引産業を考える・ 3 ・資本の増加分の寄与が大きい産業が目立つ。 (日経マクロ CD データ、法人企業統計、国民経済計算から 作成)

29 成長会計から牽引産業を考える・ 4 ・また、 TFP の寄与が大きい産業も目立つ。 (日経マクロ CD データ、法人企業統計、国民経済計算から 作成)

30 成長会計から牽引産業を考える・ 5 製造業の中でも、特に資本集約的・技術 集約的な産業の成長が著しい。 (具体的には精密・電機機械、次いで 化学や輸送機械) 成長会計からは、これらの産業が日本の 牽引産業となりえると考察。

31 ROA (純資産利益率)とは? ROA は企業が事業を行うために、所有 している財産を使いどれだけの利益を上 げているかをあらわす指標です。 投下した資金から見て事業の効率性がど のぐらいであるかをあらわします。 ROA= 金利差引前経常利益 ÷ 総資産

32 ROA の推移からわかること ROA の推移で産業を見てみると、製造 業と非製造業の ROA の差が明らかである 。 また、さらに製造業の中で ROA を見て みると、製造業の中でも差があることが わかります。

33 ROA の推移 (資料) 財務省 「法人企業統計年報」

34 製造業の ROA の推移 (資料) 財務省 「法人企業統計年報」

35 労働生産性・成長会計・ ROA : まとめ 共通して見られる特徴 ・・・精密・一般・電気など機械産業 が高成長。また、それ以外でも化学や輸 送用機械(自動車など含む)といった、 技術・資本集約的な産業において上昇の 傾向が強い。 こういった産業が日本の牽引産業となり えるのではないだろうか。

36 結論 設備投資や成長会計等から産業を見て みると、電気機械や一般機械や輸送機 械といった機械系産業が成長を牽引し ていると考えられる


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