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ちょっと先の アクティブラーニングへ ~ドリカム キャリア教育 AL 10年間の軌跡~
ちょっと先の アクティブラーニングへ ~ドリカム キャリア教育 AL 10年間の軌跡~ 皆様、こんにちは。本日はこのような機会を与えていただき、ありがとうございます。 このフォーラムのタイトルが、その先のアクティブラーニングへ、ですので、私は、ちょっと先のアクティブラーニングへ、というタイトルにさせていただきました。 今日の話で、現場の先生方のアクティブラーニングが、ちょっと先に進む力になればいいなと思っています。 第1回キャリア教育推進フォーラム講演者 和田美千代
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本時の目標とそのルーブリック 内容目標 態度目標 参加者が気づきを得て、職場に戻ってから自分がやるべき具体的行動計画を立てる。
ルーブリック(評価基準) S 探求 活用 習得 職場に戻ってから具体的行動計画を実行に移すことができる 職場に戻って自分がやるべき具体的行動計画を立てることができる 気づきを自分の職場のどの部分に活かせばよいか考え、周囲に説明できる 気づきを3点以上、周囲に説明できる 態度目標 傾聴する、承認する、質問する、協力する、貢献する ルーブリック(評価基準 ) A B C チーム内でファシリテーター役ができた 人の発言を促すことができた 発言のよいところをほめることができた 発言に耳を傾けることができた これが、本時の目標と、そのルーブリックです。 ルーブリックについては、私自身、試行錯誤中ですが、 今日は皆さんに、私の話から 何らかの気づきを得ていただきたい、 それをどう自分の職場で活かせばよいか考えていただきたい そして、自分が職場に戻ってやるべき具体的な行動計画を立てていただきたいと思っています。
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私の行動計画 お手元の資料にも行動計画を書くスペースを空けています。
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2 ▏授業をAL化するコツ インテイクスイッチ
今日の流れ 1 ▏自己紹介 ドリカムからALまで 2 ▏授業をAL化するコツ インテイクスイッチ 3 ▏答えは自分たちで創る 4 ▏評価どうしたら?テストを変えよう 本日の流れです。 見通しを立てるための目次、ですね。 40分でこれらが全部話せるとは思いません。今日はインテイクスイッチ、評価くらいでしょうか。あとでしゃべり原稿付きプレゼンをアップしますから、それをみて、読んで、今日の私の話の全容をご理解いただけたらと思います。 それから、ALの話はALで、をモットーに一方的知識伝達はしないよう、心がけているのですが、今日は40分しか無いので、一方的マシンガントークをお許しください。 5 ▏50代からの逆襲 6 ▏CMはALで
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2 ▏授業をAL化するコツ インテイクスイッチ
今日の流れ 1 ▏自己紹介 ドリカムからALまで 2 ▏授業をAL化するコツ インテイクスイッチ 3 ▏答えは自分たちで創る 4 ▏評価どうしたら?テストを変えよう では、自己紹介です。 5 ▏50代からの逆襲 6 ▏CMはALで
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第1回キャリア教育推進フォーラム 城南高校ドリカムプランの報告
お久しぶりです皆様 あれから10年 第1回キャリア教育推進フォーラム 城南高校ドリカムプランの報告 私は、本フォーラム第1回の登壇者です。当時は筑紫丘高校の進路指導主事でしたが、キャリア教育の事例として、城南高校ドリカムプランの報告をしました。
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あれから10年、教育現場では様々な変化がありました。この写真、笑っていただければ十分です。
写真上はあれから13年(笑)
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職員室は海の底 第1回のフォーラムで、一番先生方に受けたのは「職員室は海の底」というフレーズです。
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関係ねー そんなことを言っても大学入試が・・・ どんな、教育改革の嵐が吹こうと 総合的な学習の時間 キャリア教育 道徳教育 言語活動の充実
海面で、どんな教育改革の嵐が吹こうと、海の底の職員室は、どこ吹く風です。学習指導要領がどうかわろうと、高校は変わりません。大学入試があるからです。
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起きなさいー 大学入試変えるぞー 三位一体改革 ついに、伝家の宝刀が
で、文科省もとうとう、伝家の宝刀を抜きました。いわゆる、高校、大学、入試、三位一体の改革です。海の底に眠るモアイ像を、起こしに来た文科省、といったところでしょう。 三位一体改革
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「本来のキャリア教育は 教科の授業でこそ 行うべきもの」 第1回での発言
教科の授業でこそ 行うべきもの」 また、第一回フォーラムで「本来のキャリア教育は授業でこそ行うべきもの」という話をしました。 しかし、当時はまだ授業でキャリア教育の実践方法がつかめていませんでした。
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「授業でキャリア教育」 の答えの一つが アクティブラーニング 10年かかった、いや22年かも
で、その答えが10年かかって、ようやくアクティブラーニングとして登場したと私は思っています。
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自己紹介 基礎事項 ・福岡県 国語科 教員 ・校務分掌は長年進路指導部 ・城南高校で進路学習ドリカムプラン企画開発 ・文科省、国研 キャリア教育関係の専門委員 ・管理職 ・福岡県教育センター 教育指導部長 ALの普及推進 現在私は福岡県教育センターでAL普及推進の仕事をしています。 自分のやりたいことと、仕事のポジションが一致するという、幸福な職業生活を送っています、それで❤マークです。
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早良高校 西納先生作 和田の鉄板ice breakネタ 自己紹介 笑ネタ
自己紹介 笑ネタ 和田の鉄板ice breakネタ 早良高校 西納先生作 そういう私を、人事異動で早良高校校長から教育センター部長へ移る歓送迎会で、西能先生が、こんな風に紹介してくれました。
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自己紹介 笑ネタ 和田美千代 とかけて 和田美千代とかけて
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自己紹介 笑ネタ サッシーと 解く その心は? サッシーと解く、その心は。サッシーはもちろんAKBの指原莉乃です。
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自己紹介 笑ネタ お隣とシンク・ペア・シェア さて、みなさん、和田美千代とかけてサッシーと解く、その心は?はいお隣とシンクペアシェア
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自己紹介 笑ネタ センターで 大活躍 センターで大活躍、笑っていただきましたでしょうか? 私のアイスブレイク鉄板ネタです。
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流行 ドリカプラン キャリア教育 アクティブラーニング 不易 主体性、内発性、自分を駆動する何か
和田の不易流行 流行 ドリカプラン キャリア教育 アクティブラーニング 不易 主体性、内発性、自分を駆動する何か 城南高校ドリカムプランの企画開発以来、もう22年になります。 ドリカムプラン、キャリア教育、アクティブラーニングと流行してきた訳ですが、私にとっては、時代時代に表現する形が違うだけで、コア、核の部分、つまり不易は一貫して、主体性の育成です。自分の中にある、自分を駆動するエンジン、ずっとそれを追いかけています。
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・イベント型(社会人講演会、出前講義) ・日常型(生徒指導、学校生活) ・授業型(AL型授業) ※講義+AL=AL型授業
キャリア教育の進展 ・イベント型(社会人講演会、出前講義) ・日常型(生徒指導、学校生活) ・授業型(AL型授業) ※講義+AL=AL型授業 キャリア教育はドリカムプランのようなイベント型から始まり、日常型、そしてアクティブラーニングによって授業型が登場してきたと考えています
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キャリア教育とアクティブラーニングの関係
ALでキャリア教育 AL:問題の発見と解決に向けて主体的協働的 に学ぶ学習 主体的・・自分から進んで 協働的・・仲間と協力して 問題を解決する 社会人として求められる姿そのもの キャリア教育とアクティブラーニングの関係は?と尋ねられたら、ALでキャリア教育ができる、と答えます。ALの主体的協働的問題解決が、社会人として求められる姿そのものだからです。小林昭文先生はキャリア教育の機能を持ったアクティブラーニングと表現されています。
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インプットされて学ぶ・・・講義型 (受け身) アウトプットして学ぶ・・AL型 (能動的) 社会人になったらアウトプットの連続
学びの過程を見てみると インプットされて学ぶ・・・講義型 (受け身) アウトプットして学ぶ・・AL型 (能動的) 社会人になったらアウトプットの連続 重要なことは、学びの過程、プロセスで、これまでインプットされて学ぶばっかりだったのが、自分からアウトプットして学ぶAL型が登場してきた、と思っています。
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福岡県立田川高校のHP(必見!)より 教科の通常授業で「態度目標」に向かわせるこ と、それ自体が立派なキャリア教育になる
授業の最初に「内容目標」と「態度目標」を掲げる 態度目標の例・・話す、傾聴する、質問する、チー ムで協力する 福岡県立田川高校のHPはお勧めです。 教科の授業で態度目標に向かわせること、それ自体が立派なキャリア教育になると書かれていて、とても共感します。
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授業で態度目標に向かわせればそれでキャリア教育OK?
イベント型で将来展望体験(社会人講話) 日常型で社会人としての基本的な生活習慣(挨拶、時 間を守る) 授業型で主体的、協働的に問題解決する態度(AL) 授業型で教科の中の興味関心、志向性発見(理科が面 白くて工学部) ※イベント型、教科型、授業型バランスを意識 では、態度目標に向かわせればOKかというと、そうではなく、イベント型、日常型、授業型のバランスが大切です。
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国語科教諭 としては「変な授業」 ・試験問題作って解答解説ともに配布 ・各自で解く ・わからないところは質問しなさい ・質問には誘導質問で返す ・生徒の口から答え出たら一丁上がり ・弟子生徒を走らせ説明させる ・ワイワイガヤガヤ宴会授業 さて、私は国語科の教諭としては「変な授業」をしていました。 教科書の本文で試験問題を作り、解答解説も一緒に投げ渡し、はい自分で解きなさい、わからないところは質問しなさいという、まことに荒っぽい授業です。 質問ある生徒が手を挙げたら私がそこへ走って行き、答えを教えるのではありません、生徒の口から答えが出るまで誘導質問をし続けます。 生徒の口から答えが出たら一丁上がり。 同じところを質問の手があがると、その弟子生徒を走らせ、説明させます。 その玉突き状態で、教室はワイワイガヤガヤ、私は宴会授業だと思っていました。
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目指すは「先生がいなくても進む授業」 理由は「説明する人が一番わかる」を体感してたから 「受験の時も社会に出ても、親も先生もいない。自分で何とかせないかん、その練習」 でも内心コンプレックス
小林昭文著「アクティブラーニング入門」 目指していたのは、先生が居なくても進む授業、 そんな授業をしていたのは「説明する人が一番わかる」ことを私が体感していたからです 教えてくれと言う生徒には、受験本番で先生がついている訳じゃない、社会に出たら、先生も親も居ない、何とか自分でせないかん、その練習、といっていました。 でも一方で、内心コンプレックスだったんですよね。そんな変な授業が。 それで「アクティブラーニング入門」を読んだときは、これは自分のことか?と涙でてきて、読み進めないくらいでした。 やっとそれから「変な授業」を、アクティブラーニングだったんだと肯定できた訳です。 初めて自分の「変な授業」を肯定できた
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福岡県教育センターでAL推進 ・授業の数だけALがある ・自校のALは自校で創る ・AL職員研修会はALで ・職場もAL化 =私たち自身が主体的・協働的、問題解決 ・あくまで現場、自分の言葉で ・一人の専門家より100人の素人 現在、私は福岡県教育センターでALの普及推進の仕事をしています。 職員研修会等でお話をさせていただくのは、 先生の数だけ、授業の数だけALがある、自校のALは自校でつくるということです。 職員研修会はAL型でやります。先生たちに生徒役になって体験していただくと、ぐっとハードルが下がります。 また、職場のALチームの会議もAL型でやります。毎回「本日のワーク」として、いろんな手法にチャレンジしています。 このフォーラムに参加しておられる先生方は、いわゆる意識高い系ですが、意識普通系の先生方がアクティブラーナーになることが重要だと思っています。
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2 ▏授業をAL化するコツ インテイクスイッチ
1 ▏自己紹介 ドリカムからALまで 2 ▏授業をAL化するコツ インテイクスイッチ 3 ▏答えは自分たちで創る 4 ▏評価どうしたら?テストを変えよう では2番目 インテイクスイッチについてお話しします 5 ▏50代からの逆襲 6 ▏CMはALで
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②インテイク ③インプッ ト ①アウトプット 予告 授業をAL化するポイント ・インプット→インテイク→アウトプットの展 開を作る
それも逆向き設計で! ①アウトプット 予告 ③インプッ ト ②インテイク ALに決まった型はありませんが、ALについて勉強するうち、こうすると生徒の学びがアクティブになりやすい展開みたいなものがあることに気づきました。 それは、インプット、インテイク、アウトプットという展開の、逆向き設計です。 アウトプットは表現+発信。 インテイクとは「自分事にする」「当事者になる」という意味です。 まず、この時間の終わりに、〇〇について発表してもらいます、とアウトプットを予告します。 そうすると、発表が待っている生徒は、インプットの講義を、自分事として取り込みます。 一番わかりやすい例は、謝辞を言う人は講演をマジで聴く、ということです。謝辞の人以外はテキトーに聞いている。中には目を開けて寝ている人も居る(笑) =自分事にする、当事者になる 例 謝辞を言う人は講演をマジで聴く
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本時のアウトプット予告はこれ 内容目標 態度目標 参加者が気づきを得て、職場に戻ってから自分がやるべき具体的行動計画を立てる。
ルーブリック(評価基準) S 探求 活用 習得 職場に戻ってから具体的行動計画を実行に移すことができる 職場に戻って自分がやるべき具体的行動計画を立てることができる 気づきを自分の職場のどの部分に活かせばよいか考え、周囲に説明できる 気づきを3点以上、周囲に説明できる 態度目標 傾聴する、承認する、質問する、協力する、貢献する ルーブリック(評価基準 ) A B C チーム内でファシリテーター役ができた 人の発言を促すことができた 発言のよいところをほめることができた 発言に耳を傾けることができた ここで、初めに示した本時の目標とルーブリックをもう一度みてみます。 気づきを3点以上周囲に説明できる 気づきを自分の職場にどのように行かせばよいのか考え、周囲に説明できる。 職場に戻って自分がやるべき具体的行動計画を立てることができる。 本時のアウトプット予告はこの3点でした。
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ドライバーズ効果をご存じですか? 運転手は助手席の人より 道を覚えやすい 脳は自分が主体者である と判断すると、活動を活性 化
脳はエコ。主体者でないと 判断したら、OFF、スリープ モード(笑) アウトプット予告は、ドライバーズ効果を利用しています。 運転手は、助手席の人より、道を覚えやすいですよね。 それは、運転する当事者だからです。 脳は、自分が主体者、当事者だと判断すると、ガッーと開き、活発になります。 私たちはエコにできてますから、主体者でないと判断するとスリープモードに入ります。 一方的講義を聞いている生徒達の脳は、主体者ではないのでスリープしています。笑
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インテイクスイッチが人をアクティブラーナーにする
インテイクスイッチ理論 ★アウトプット予告でインテイクスイッチ が入り、インプットを真剣に取り込む ★授業でアウトプットの場面を!予告を! アウトプット インプッ ト 授業で言うなら、アウトプットの当事者になったら、生徒にインテイクスイッチが入り、インプットである講義を真剣に取り込む。 これは外国語習得の際の理論なので、英語の先生はよくご存じだと思いますが、私はこれにインテイクスイッチ理論と名付けました。 授業で必ずアウトプットの場面を設定する、そしてアウトプットを初めに予告する、そこがポイントです。 インテイクスイッチが人をアクティブラーナーにする、と考えます。 インテイク インテイクスイッチが人をアクティブラーナーにする
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再構成 知識定着、学力向上 アウトプット 脳、活性化 自分の言葉で考え表現する インプット インプットとアウトプットの間に私たちは
インプットとアウトプットの間に私たちは アウトプット インプット 再構成 脳、活性化 自分の言葉で考え表現する インプットとアウトプットの間に起こることを考えてみてください。 自分が聞いたことを、誰かに伝える時、聞いたまま100%をコピーして言うのではなく、一度自分の脳をで、再構成します。この時脳が活性化し、思考判断表現します。 表現するためには、考えなければなりません。思考判断表現はセットなんです。 ここの再構成のところで、インプットの内容も、自分事として、取り込まれ、知識が定着する。 知識定着、学力向上
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★人生かかった入試というアウトプットが 待っているからインテイクスイッチが入り、 講義というインプットを真剣に取りこんだ。
ALで学力向上(大学合格)するのか? 講義型だから合格したという自負・錯覚 入試アウトプット 講義インプッ ト 本人がインテイク ★人生かかった入試というアウトプットが 待っているからインテイクスイッチが入り、 講義というインプットを真剣に取りこんだ。 大学受験も偉大なるアウトプットです。 私はよく、ALで学力あがるのか?大学合格するのか?と喧嘩を売られます。 そういう先生方は、自分の講義のお陰で生徒が合格したと思っておられます。 違いますよ、人生かかった入試というアウトプットが待っているから、何とかここを乗り越えなくちゃいけないから、どんなにつまらない講義であろうと、生徒がインテイクしたんですよ。本気になったんですよ。 講義で合格するんだったら,先生の講義聴いた生徒はみんな合格しなければなりませんよね。合格は生徒のインテイクの度合い。学力向上もインテイクの度合い。 ALはそのインテイクを起こそうとする訳だから、学力向上しないはずがない。 すみません、ついつい年甲斐もなく、売られた喧嘩を買ってしまい、気合い入りました。 AL→インテイクスイッチ入る→学力向上
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2 ▏授業をAL化するコツ インテイクスイッチ
1 ▏自己紹介 ドリカムからALまで 2 ▏授業をAL化するコツ インテイクスイッチ 3 ▏答えは自分たちで創る 4 ▏評価どうしたら?テストを変えよう 5 ▏50代からの逆襲 では、次、答えは自分たちで創る に行きます 6 ▏リフレクション 私の行動計画
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答えは自分たちで創る AL職員研修会の先生方の姿勢 「何がALか教えて」 「やり方教えて」 「評価方法教えて」 「正解ください根性」の固まり 優秀なパッシブラーナー 受け身そのもの 私たちALチームは、AL職員研修会にでむきます。 かならず先生方(受講者)は、指導主事がきて、ALとは何か、ALのやり方、評価方法を教えてくれる、と答えを与えてくれるのを待っています。 私はそれを「正解ください根性」と呼んでいます。 もちろんその根性は私の中にもありますが、 先生方は見事なパッシブラーナーなんですね。
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山﨑指導主事へのメール1 和田は、実はここが「病根」だと思います 「何がALか教えて」「やり方教えて」「評 価方法教えて」という先生方のマインド セットは、誰かが正解を教えてくれるの を待っているパッシブラーナーの生徒 のマインドセットそのものだからです。 私は、ここが一番の壁だと思います。 ALがなにか教えて、ALのやり方教えて、評価方法教えてという先生方のマインドセットは「誰かが正解を教えてくれるのを待っているパッシブラーナーの生徒のマインドセットそのものだからです。
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答えは自分たちで創る パッシブラーナーの先生方 無理もない でも、無理もないなと思います。
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優秀なパッシブ・ラー ナー 自分が生徒の時、これまで 答えは自分たちで創る
先生方が生徒の時、優秀なパッシブラーナーで、自分が教師になっても、生徒にそれを求めてきた。
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答えは自分たちで創るもの 今頃になって アクティブ・ラーナー育成! と言われる・・・ ところが、ここへ来てアクティブラーナー育成といわれる
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実は先生方はALが苦手、嫌い(笑) だって、自分はパッシブ・ラーニング育ち パッシブ・ラーニングなら大得意
答えは自分たちで創る 実は先生方はALが苦手、嫌い(笑) だって、自分はパッシブ・ラーニング育ち パッシブ・ラーニングなら大得意 パッシブ・ラーナー界では優秀でした アクティブ・ラーニングと言われても・・ それは自分の得意なフィールドじゃない、 むしろ苦手かも・・ 先生方は、ALが苦手、嫌いです だって自分はパッシブラーナー育ちで、パッシブラーナー界では優秀でした
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徳川幕府の御家人が明治新政府役人を育成?
先生方のALへの居心地の悪さ 自分が育った価値世 界 これからの価値世界 (生徒の時、これまでの教師生 活) パッシブラーナー推 奨 得意、成功者 (これから) アクティブラーナー推 奨 ・・・・ ALに対する、先生方の拒否感や、居心地の悪さは、ここにあると思います。 自分が育った価値世界ではパッシブラーナーが推奨され、これからの価値世界ではアクティブラーナー育成と言われる、このギャップ。 まるで徳川幕府の御家人が明治新政府の役人を育成しているような構図です。 徳川幕府の御家人が明治新政府役人を育成?
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そう簡単にはマインドセットは変えられない!
パッシブ・ラー ナーが アクティブ・ラー ナーを育成する矛 盾 パッシブラーナーがアクティブラーナーを育成する矛盾、 そう簡単にマインドセットは変えられません
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教師という仕事は新価値世代を育成するものだから。
それでも、教師は新価値(AL)を習得しなければならない 教師という仕事は新価値世代を育成するものだから。 それでも,我々教師は、常に自己更新、自分をup dateして、新価値を習得しなければなりません。 それは、私たち教師の仕事は、新価値世代を育成するものだからです。 だから、常に生徒の生きる未来を予測する必要があり、私たち教師が学び続ける教員であらねばなりません。 学び続ける教員像 ・常に生徒の生きる未来を 予測する必要 ・教師の自己更新
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山﨑指導主事へのメール2 ALの目指すものは課題の発見と解決に向けて 主体的協働的に学ぶ生徒の姿です。 「答え」は「教えて」もらうのではなく、自分たちで 「創る」もの。(この創る過程が学びそのもの)。 そして自分たちが創った答えは例えば文科省の 言う事とそう外れていない。それがコモンセンス じゃないでしょうか?自分の中にあるコモンセン スを信じてやってみる、それしかないと思います。 答えは自分の中にあります。 ALの目指す者は、課題の発見と解決に向けて、主体的協働的に学ぶ生徒の姿です。 ALとは何か、どうやればいいのか、評価はどうすれば?といった課題は、主体的協働的な学びによって、その答えが獲得できるのです。 答えは教えてもらうものではなく、自分たちで創るもの。 そして私は自分たちが創った答えは、そう的外れではない、例えば文科省が考えていることと、そうずれないと思います。 それがコモンセンス、共通の感覚、じゃないかと思います。 自分の中にあるコモンセンスを信じて、答えを仲間と一緒に創っていく。 答えは自分の中にあると思います。
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自校のALは自校で創る まずは、教師自身がアクティブ ラーナーに 正解ALはない どこかに正解ALがある訳ではない。
まずは教師が、答えくださいのパッシブラーナーから、答え自分で創りますのアクティブラーナーになることです
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鍵は信頼とマネと楽しさ どうしたら、パッシブラーナーからアクティ ブラーナーにマインドセットをチェンジでき るか?
では、どうしたらパッシブラーナーからアクティブラーナーにマインドセットをチェンジできるか? 鍵は信頼とマネと楽しさだと私は思っています。 鍵は信頼とマネと楽しさ
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パッシブからアクティブへ これもインテイクスイッチ 答えは与えてもらうものではなく、自分達で創るものと気づいた時 答えを創る当事者になった時
そしてそこに面白さ楽しさを感じた時 信頼して任せる コントロールを手放す、見守る 最初はマネでも、やり続けるうちに覚醒 ・先生たちを信頼して、任せてみる。 ・先生たちはまずマネから入り、試行錯誤する、失敗もする。 ・でも、その失敗経験の中から、段々こうすればいいんだと自分で工夫するようになる。この「自分で工夫する」ところがポイント、すると段々おもしろくなってくる。 ・やらされてやることはおもしろくありません。自分がやるからおもしろい。 ・その面白さに気づいた時、どんどん自分で学ぶようになる、アクティブラーナーが覚醒する、と思っています。
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自分たちで創るAL 与えられたALはしょせん偽物 最初は5分から、マネから、やるうちに覚醒 仲間と試行錯誤しながら創っていく
それこそ、主体的・協働的問題解決(笑) 続けることが才能 最初から天守閣は建たない ・最初から一気に天守閣が建つわけではない。 ・スモールステップで、粘り強く、見守らなければなりません。 ・生徒にも先生にも、自力で立ち上がってくる瞬間があると思います。
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2 ▏授業をAL化するコツ インテイクスイッチ
1 ▏自己紹介 ドリカムからALまで 2 ▏授業をAL化するコツ インテイクスイッチ 3 ▏答えは自分たちで創る 4 ▏評価どうしたら?テストを変えよう 次に、評価についてです。結論はテストを変えよう、ということです。 5 ▏50代からの逆襲 6 ▏リフレクション 私の行動計画
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「評価どうしたらいい?」 AL2年目の疑問 評価はどうしたら? AL2年目の疑問として評価は避けて通れません。
「評価どうしたらいい?」 AL2年目の疑問として評価は避けて通れません。 全ての学校から「評価どうしたらいいですか?」という質問を受けます
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「評価という言葉 がいかん!」 同僚、立光さんの名言 評価はどうしたら?
同僚の立光指導主事が「評価という言葉かいかん!」という名言を吐きました。 評価と聞いただけで、もう先生方の頭の中が混乱するというのです。
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gaccoインタラクティブ・ティーチングの講義から
評価はどうしたら? 評価について整理 gaccoインタラクティブ・ティーチングの講義から まず、評価について整理しましょう。 ここはgaccoにインタラクティブティーチングから引用していることをあらかじめお断りしておきます
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到達度の把握 学びの支援 説明責任 評価の意義 三者三様 質保証 理解度の確認・支援 授業改善に つながる情報
評価の意義 三者三様 理解度の確認・支援 到達度の把握 教員 機関 学生 学びの支援 授業改善に つながる情報 まず、評価にはどんな意義があるかについて。学生、教員、機関、3者3様の意義があります 質保証 説明責任
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形成的評価 総括的評価 評価の種類 目的 学習途上の改善 達成された成果の測定 機能 優れている点、改善点等のフィードバック 合格水準判定
時期 学習中 学習終了後 成績評価に 一般的に含めない 含める 範囲 狭い・学習内容のみ 広い・発展課題を含む 評価には形成的評価と 総括的評価があります。
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2種の評価のイメージ 総括的評価 形成的評価と総括的評価のイメージです 形成的評価
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単純 筆記 実演 複雑 評価の方法 ポートフォリオ 自由記述式 単純断片的活動観察 選択回答式 パフォーマンス課題
実技テスト 面接 口頭試問 筆記 実演 評価の方法、縦軸に単純から複雑へ 横軸に筆記から実演までを並べた図です。 センター試験は緑の選択回答式、 新しい大学入試の個別試験はこの赤の部分のパフォーマンス課題になるのでしょうか? パフォーマンス課題 小論文 作品制作 プレゼン 等 複雑
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高大接続システム会議のこの図をもう一度確認してみると、確かに個別試験は小論文やプレゼンテーション、集団討論等パフォーマンス課題です。
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まず、誰にとっての どの評価の事 を言っているのかを明確に。 「評価どうしたらいい?」
を言っているのかを明確に。 このように、一口に評価とってもいろいろあるので、「誰にとっての、どの評価のことを言っているのか、まず最初にはっきりさせましょう。 「評価どうしたらいい?」という質問は、生徒の学年末の総括的評価、いわゆる成績評価を、ALの登場によって、どうしたらいいか?というお尋ねだと思います。
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本校生徒に生徒の思考判断表現力をつけ ようとALを開始しました。 でも2か月で断念しました。
評価どうしたら? B先生(世界史)の悩み 本校生徒に生徒の思考判断表現力をつけ ようとALを開始しました。 でも2か月で断念しました。 定期考査、私の担当クラスだけ、点数低く なるのは困るんです。 質問です。B先生にどう声かけますか? フェイスブックにも書きましたが、 ある高校の職員研修会に講師として出向いた折り、B先生からこんな話を聞きました。 「私は生徒に思考力判断力表現力をつけなくてはとALを開始しました。 でも2か月で断念しました。 定期考査で自分の担当クラスだけ、点数低くなるのは困るんです」 さて、皆様はこのB先生にどんな声をかけられますか?
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評価の評価 従来の単発問題 つけたい力 我々教師がこのギャップにまず気づくこと 記述式で測るべき B先生の矛盾 測っている力 信頼性 妥当性
思考力判断力表現力 主体的に学ぶ意欲 技能 知識 信頼性 妥当性 (測りたいものを 測れているか?) 客観性 効率性 従来の単発問題 つけたい力 測っている力 我々教師がこのギャップにまず気づくこと 私は、B先生にこんな内容のお手紙を差し上げました。 「先生は生徒の思考力判断力表現力をつけようと、ALを始められました。でも定期考査は従来の知識単発問題ですよね。評価の妥当性というものがあります。測りたいものを測れているか?ということです。思考力判断力表現力がついたかどうかの評価は、それを測るのにふさわしい物差しがあるのではないですか? 私たち教師が、つけたい力と、その力がついたかどうか評価する物差しの間にギャップがあるということにまず気づくことじゃないでしょうか? 記述式で測るべき
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♠高校の定期考査・評価でいうなら ルーブリックで採点 ☆個別選抜 ♠記述式35点 ♠単発式35点 ☆活動履歴書 ポートフォリオ
☆大学入試、学力の3要素測るには3つの評価方法 ♠高校の定期考査・評価でいうなら 思考力判断力表現力 主体的に学ぶ意欲 技能 知識 ☆個別選抜 ♠記述式35点 ☆評価テスト ☆小論文 プレゼン 集団討論 面接 推薦書 調査書 資格試験等 パフォーマンス課題 ♠単発式35点 学力の3要素を測るのに、大学入試では3つの評価方法が採用されようとしています。 ピンク星印を見てください。 知識技能を問う評価テスト 思考判断表現力を見る個別選抜、ここがいわゆるパフォーマンス課題 主体的に学ぶ意欲は活動履歴書、キャリアパスポートが今回新しく登場するようです。 これを高校の成績評価でいうならば、青いスペードマークのところを見てください。 定期考査の知識単発問題が35点、記述式が35点、リフレクションシートやミニッツペーパーから、いわゆる平常点の部分が30点で100点。これなら現行から大きく変えずにできるのでは?と考えました。 評価をどうしたら?と聞かれたら、テストを変えましょう、と答えます。 まず、思考力判断力表現力を測るテストにしましょう、ふさわしい物差しを用意しましょう、と答えます。 ルーブリックで採点 ☆活動履歴書 ポートフォリオ ♠リフレクションシート30点
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ALだから特別な評価があるわけではない 生徒を伸ばすために評価する 目標にどれくらい到達したか?を評価 目標は何?実は目標がない!!!
評価どうしたら? 何のために評価するの? ALだから特別な評価があるわけではない 生徒を伸ばすために評価する 目標にどれくらい到達したか?を評価 目標は何?実は目標がない!!! うちの生徒にどんな力をつけたいか? 目標の共有を→CMをALで これを機会にそもそも私たちは何のために評価するのか?を考えなくては、と思います。 何のために私たちは評価をしているんですかね? 私は生徒を伸ばすために評価をしているのだと考えます。 どんな評価が生徒を伸ばすか?そこに知恵を絞るべきです。 ALだからといって特別な評価がある訳ではありません。 あくまで、目標、こんな力をつけたいという目標に、どれだけ到達したか、あとどこを伸ばす余地があるか、です。 ところが、高校の毎時間の授業、各単元、目標が先生と生徒に共有されていません。けっこう「はい今日は教科書何ページから」といって授業が始まっているんじゃないでしょうか? まず目標を明確にして、それを共有するところから。うちの学校の生徒につけるべき力は何か?それが職員で共有されなければなりません。各教科はその具体化のためにどんな役割を果たすべきか、カリキュラムマネジメントとはそこではないかと考えます。
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2 ▏授業をAL化するコツ インテイクスイッチ
1 ▏自己紹介 ドリカムからALまで 2 ▏授業をAL化するコツ インテイクスイッチ 3 ▏答えは自分たちで創る 4 ▏評価どうしたら?テストを変えよう 次は50代の逆襲です。 5 ▏50代からの逆襲 6 ▏CMはALで
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ALは50代がうまい! 正式名称は「ALは50代がうまい」ですが、別名50代からの逆襲です。 別名 50代の逆襲
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「若い先生は取り組む けど・・・」 ALに若い先生は取り組んでくれるけど・・50代はもう無理・・という話をよく、50代の管理職から聞きます。
けど・・・」 ALに若い先生は取り組んでくれるけど・・50代はもう無理・・という話をよく、50代の管理職から聞きます。 私も56歳なんですが、早く辞めろとか、さっさと居なくなれ、と言わんばかりで疎外感200%。 どうせオマエはできないだろ、と決めつけられている生徒は、こんな気持ちかなと思います。
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旧勢力 新勢力 幕末 戊辰戦争で例えるなら 佐幕派 幕府の武士、会津 藩、新選組 旧式の「刀」 一方的知識伝達型 討幕派
幕末 戊辰戦争で例えるなら 旧勢力 新勢力 佐幕派 幕府の武士、会津 藩、新選組 旧式の「刀」 一方的知識伝達型 討幕派 薩長の兵隊、維新 の志士 新式の「ミニエー 銃」 AL型 でも、私の持論は「50代こそALがうまい」です。 幕末、戊辰戦争の例で説明します。 旧勢力、徳川幕府側、会津藩や新撰組、こちらは刀で、袴はいて戦っています。これが授業でいうと一方的知識伝達型 新勢力は、薩長側、維新の志士、こちらは新式のミニエー銃で、ズボンはいて洋装です。これが授業で言うとAL型。 新旧勢力、皆さんはそれぞれどちらでしょうか?
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刀だろうがミニエー銃であろうが、 「戦う」という点では同じ
旧勢力の歴戦のツワモノが、刀より強力 な武器ミニエー銃を手にしたら・・・ 最初はミニエー銃の使い方に戸惑う いったん使い方わかったら、場数踏んで きた分、より戦上手に 鬼に金棒、ベテランにAL 新旧勢力にかかわらず、刀だろうが、ミニエー銃だろうが、「戦う」という点では同じです。 旧勢力の歴戦の強者が、刀より強力な武器ミニエー銃を手にしたらどうなるでしょうか? 最初はミニエー銃の使い方に戸惑っています。 でも、いったん使い方がわかったら、場数踏んできただけ、より戦上手になります。 刀とミニエー銃、両方使えますからね。 授業でも同じ事、ベテランの先生がAL型という新しい武器を手に入れたら、ますます授業がパワーアップします。
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新撰組、副長、土方歳三です。 旧勢力の人間ですが、洋装に変えました。刀も差していますね。懐にはピストルも。 新旧ミックスの両刀使いは、五稜郭に籠もっても、軍神と恐れられました。 講義型もALも使いこなすベテラン50代はかっこいいですよね。
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ベテランのうまい点 問いの立て方(ツボをわかって いる) 活動のさせ方(生徒の動かし 方) 介入の仕方(生徒のあしらい)
応答の幅(引き出しが多い) 見守り方(懐が深い) ベテランの先生方はこんな所が違います まず、一番肝心な、グループディスカッションの問いの立て方がツボを押さえている 生徒の動かし方、あしらい方、応答の幅、見守り方、いわゆるファシリテーションの技術が、若手の及ぶところではない。キャリアが違うんですよね。 そんなベテランの先生方がALを始められたら、尊敬のまなざしを集めると思います。 どうぞ、思いきって、若手にミニエー銃の使い方を聞いてみてください。
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2 ▏授業をAL化するコツ インテイクスイッチ
1 ▏自己紹介 ドリカムからALまで 2 ▏授業をAL化するコツ インテイクスイッチ 3 ▏答えは自分たちで創る 4 ▏評価どうしたら?テストを変えよう ラスト、カリキュラムマネジメントについて。次期学習要領(案)からいくつか重要事項を拾います。 5 ▏50代からの逆襲 6 ▏CMはALで
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主体的・対話的で深い学び アクティブ・ラーニングは 次期学習指導要領を読む
まず、皆さんも既にご存じだと思いますが、次期学習指導要領では「主体的・対話的で深い学び」と表現されます。アクティブラーニングという言葉ももちろん残りますが。
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キャリアパスポート(仮称)の導入 次期学習指導要領
次期学習指導要領を読む キャリアパスポート(仮称)の導入 次期学習指導要領 「子供たちが自己評価を行うことを、特別活動を 軸としつつ、教科等の特質に応じて、学習活動 の一つとして位置づける」 活動履歴書 ポートフォリオ 課題研究大流行??? キャリアパスポートが導入されますね。 指導要録と違いは、生徒が自分で振り返って、自分で創るところ。時間は特活のホームルーム活動があてられる様です。 活動履歴のポートフォリオです。 大学入試でも就職試験でも、学力の3要素の主体的に学ぶ意欲は、このキャリアパスポートで評価されるようになるのではないでしょうか? 私はこういう高校生活を送ってきて、こんな事を考え、だからこんな進路を選びましたという自分史、自分アルバム、就活のエントリーシートかなと思います。 そして、いずれ、これがデジタルポートフォリオで提出され、AIが評価するなんてことになるんでしょうね。
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そのためには、特に高校で、教員の評価者と しての能力の向上を ルーブリック大流行 (笑)
次期学習指導要領を読む 多面的な評価 指導と評価の一体化を図る中で、ペーパーテ ストの結果にとどまらず、論述やレポートの作 成、発表、グループでの話し合い、作品の制 作等といった、多面的評価を行っていく必要が ある。 そのためには、特に高校で、教員の評価者と しての能力の向上を ルーブリック大流行 (笑) 評価は、ペーパーテストだけではなく、学力の3要素に応じて,多面的な評価が行われるようになる。 そして、特に高校では「教員の評価能力の向上」が求められます。先生たちのルーブリック研究が大流行するでしょう。 私の職場のALチームも、今年度の研究テーマは評価とファシリテーションです。
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次期学習指導要領を読む 教科 公共(仮称) キャリア教育の観点から、特別活動な どと連携し、インターンシップの事前事 後の関連を図ることなどを通して、経済、 法、情報発信などの主体として社会に 参画する力を育む中核的機能を担う。 新教科公共はキャリア教育の中核となるようです。インターンシップの事前事後指導なども、ここへ入ってくる?となると、現場では公共を教える先生がキャリア教育推進係りとなるのでしょうか?
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次期学習指導要領を読む CMはALで 1 カリキュラム・マネジメントは、教職 員が全員参加で、学校の特色を構 築していく営みであり、校長のリー ダーシップのもと、すべての教職員 が参加することが重要である。 カリキュラムマネジメントは、次期学習指導要領のキーワードですが、「全員参加で、学校の特色を構築する営みであり、すべての教職員が参加することが重要」と書かれています。
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次期学習指導要領を読む CMはALで 2 各学校が地域や社会の変化を受け止 めながら、学校教育目標や学校として 育成を目指す資質・能力を明確にし、そ の実現に向けて、各教科等がどのよう な役割を果たせるのかという視点を持 つことが重要である。 全員参加で、学校教育目標や、学校としてつけたい力を明確にする。これって教職員のALそのものではないかと私は思います。
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学校で職員全員参加のAL 盛り上がる魔法のお題 「うちの生徒につけたい力は?」 「教科で果たすべき役割は?」 次期学習指導要領を読む
学校の職員全員参加のAL、その時、必ず盛り上がる、魔法のお題は「うちの生徒につけたい力は何か?」です。 先生方にとって、当たり前すぎて空気のようになってしまっている校訓や学校教育目標、建学の精神などがあらためて意識されることが多いようです。 続いて教科別に集まって「教科で果たすべき役割は何か?」教科になると、授業と直結してより具体的になります。 ALとCMはつながっています。CMをAL型でする学校は、目標を本当に共有でき、強いチームになれる。 これから先のALはCMにつながっている。 本セミナーに集う私たちも、半径5メートルの先生方を巻き込みながら、スモールステップではあるけれど、確実に進みながら、学校のカリキュラムマネジメントに参画していくべきだと考えます。 本日は、ありがとうございました。
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ルーブリックとは ・パフォーマンス評価やポートフォリオ評価、記述 式テストに用いられる
・学習者のパフォーマンスの質を評価するために用い られる評価基準。 ・パフォーマンス評価やポートフォリオ評価、記述 式テストに用いられる ・観点×レベルというマトリックスの表形式で描かれ、 各枠に各観点・レベルに該当する特徴が文章で具体 的に記述されている
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ルーブリックの例(英語の暗唱) 評価項目 A(優れている) B(良い) C(もう少し) 暗 記 正確に暗記できていて、ほぼ間違いがない。
ルーブリックの例(英語の暗唱) 評価項目 A(優れている) B(良い) C(もう少し) 暗 記 正確に暗記できていて、ほぼ間違いがない。 時々原稿を見る程度で、大半は暗記できている。 あまり暗記できていない。 流れ・ イントネーション・ リズム等 イントネーション・リズムが正確で、流れが自然である。 イントネーション・リズムが不自然な箇所があるが、概ね流れが良好である。 イントネーション・リズムが不自然な箇所が多く、スムーズに流れていない。 発 音 大変良い。 良い。 改善が必要である。 アイコンタクト 十分なアイコンタクトがある。 アイコンタクトを意識して行っている。 アイコンタクトが不十分である。
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ルーブリックを用いたパフォーマンス評価の例
合唱コンクールの採点 声量・音程・姿勢、・・・ ダンスの採点 振り付け、構成、表現、 統一感、・・・
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AL型授業を評価するルーブリックを作成してみよう
授業も一つのパフォーマンス! AL型授業を評価するルーブリックを作成してみよう 評価の観点 A(優れている) B(ほぼできている) C(改善が必要) ① 評価の観点 ② 評価基準
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