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会計学2 第1回目 コーポレートガバナンスとCSR
担当:奥田真也
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この講義の目的 本稿義では会計情報を用いた分析や意思決定、評価につ いて学びます。
前半では企業外部者が会計情報を用いてどのように分析 や意思決定、評価を行うかについて考察します。 三年の講義の財務分析の入門編 後半では企業内部においてこれらの活動がどう行われて いるかについて考察します。 三年の講義の管理会計の入門編
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講義計画 コーポレートガバナンスと CSR ディスクロージャー 会計の現場から(ゲストスピー カー) 企業価値 財務諸表分析(1)
財務諸表分析(2) 株価と会計情報について(1) 株価と会計情報について(2) 戦略策定と管理会計 競争優位確立と管理会計 予算作成と管理 分権化、事業部制と振替価格 非財務指標について 業績評価と報酬 会計情報システムについて
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講義の前提 貸借対照表、損益計算書について、全く分からないと言 うことは無いこと キャッシュフロー計算書は聞いたことありますか?
簿記はほとんど出てきません。出来ないより出来た方が 良いくらいです。
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成績判定基準 期末試験90点+α 期末試験のうち100点分は基本的には全て復習問題と復習テスト (後述)から出します復習問題は後述のサイトにアップするので、 各自見ておいて下さい。 ただし計算問題は数値を変えます。 全ての記述問題について、例を挙げなさいという追加設定もあり得ます。 このとき、講義で用いてない例を挙げられた場合は点を加算します。 期末試験の持ち込みは電卓(関数電卓は不可)、A4 1枚(書式自由)のみ 可です。 あとにある加算点を加えて、(100点満点以上になりますが)そ れを素点で最終評価とします ただし、100点以上が複数出た場合、最高点の人を100点、それ以外の 人を99点とします。
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+α(任意提出課題) +αとして以下の2つの任意提出課題を設けます。良い評 価を採りたい人、不可は絶対困る人は奮って提出して下 さい。どちらかをあわせて2問まで提出可とします。 (提出期限は追って指示します) 試験の問題並びに解答を作成 講義で話した内容の事例を調査。具体的には次のような 下限文字数並びに上限文字数は設定しませんが、参考文 献・データ出所は必ず明らかにして下さい。
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試験の問題並びに解答を作成 もちろん、復習問題とは違う問題を作成して下さい。 数字を変えただけの計算問題は0点。
問題並びに解答を見て、1問当たり1~6点加点します。 さらにその中から良いと思った問題があれば(多少アレン ジすると思いますが)それを最終試験にだします。これは 90点満点に追加する形で出します。
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講義で話した内容の事例を調査 前半の内容に関して、企業を数社とりあげて、ガバナン スや財務数値の比較を行う。
後半の内容に関して、講義で話した内容が実際に企業や その他の団体(病院、大学など)団体でどのように活用さ れているのか、まとめる。 内容によって、1問当たり1~8点加点します。
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参考書 前半(企業分析)に関する入門書 後半(管理会計)に関する入門書 桜井久勝『財務諸表分析』中央経済社
浅田孝幸他『管理会計・入門』有斐閣アルマ 加登豊編『インサイト管理会計』中央経済社
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コーポレートガバナンスに関して
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この話題について 企業はだれのもの? 企業は誰のために動く 最終的にそれを決めるのは誰? 創業者?経営者?社員? 経営者?従業員?顧客?
お詫びセールって誰にお詫び? 最終的にそれを決めるのは誰? 社長?株主?
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コーポレートガバナンスを巡る混乱 経営者 vs 株主 企業 vs 「社会」 所有と経営の分離→経営者を株主のために動かすに は?
「儲けること」と社会の一員としての企業の乖離 企業の社会責任 (Corporate Social Responsibility:CSR)
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所有と経営の分離 企業の所有者=社員=株主 企業の経営者は株主とは限らない 利点 欠点 所有者が有能でなくても資本(儲け)を増やせる
大量の資金を調達できる(株主の有限責任) 欠点 経営者が自分勝手な行動を取り勝ち(経営者の有限責任) 投資家は気まぐれ。(企業の安定性への不安)
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欠点を防ぐには =コーポレートガバナンスの強化とは
欠点を防ぐには =コーポレートガバナンスの強化とは 意思決定をより適切な方向に導く 社外取締役 委任状争奪戦 不正を起こさせない 内部統制 説明責任の徹底 情報開示(ディスクロージャー) 責任を取らせる 株主代表訴訟
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CSR(企業の社会責任) 「社会」とは何? お金儲けとCSRは矛盾するのか 否か? 従業員に対して 地域社会に対して 顧客に対して
利害関係者という意味で Stakeholderに対する責任とも いわれる 株主に対する責任を入れるのか 否か? お金儲けとCSRは矛盾するのか 否か? CSRは単なる支出か? お金儲けは社会悪か? 矛盾しないならなぜか? 従業員に対して 女性雇用など 地域社会に対して 博物館運営など 顧客に対して 顧客相窓口の設置 取引先に対して フェアトレード 地球環境に対して 二酸化炭素排出量
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