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・力のモーメント ・角運動量 ・力のモーメントと角運動量の関係
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力のモーメント 教科書p.50 Moment of force ある質点mが原点Oからrの位置にあり、 m mに力Fが加わっているとする。
(裏から表に)貫く方向 回転させる能力を表す 回転面と回転の方向もわかる。
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力のモーメント 追加パワポ は のなす角 外積の定義より とみると、 力のモーメント O =距離×「力の動径に垂直な成分」 m とみると、
は のなす角 外積の定義より とみると、 力のモーメント =距離×「力の動径に垂直な成分」 O m とみると、 高校の物理:剛体の場合に O m 力のモーメント =力の大きさ×うでの長さ 作用線 うでの長さ=作用線までの距離 作用線:line of action
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力のモーメントの問題 m O m O 問題1 力の大きさおよび位置が一定で、力の角度を変化させる。
問題1 力の大きさおよび位置が一定で、力の角度を変化させる。 力のモーメントの大きさが最大および最小になる時の角度を求め、 図示せよ。 問題2 長さ2aのシーソーがあり、支点Oはシーソーの中央にある。 質点mがシーソーの端にあるとする。 シーソーと水平線のなす角をθとする時、 mにかかる重力によって生じる、支点0のまわりの力のモーメントを求めよ。 m O m O
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力のモーメントの問題1の解答 力のモーメントの定義 の最大値は1で、θ=π/2, 3π/2nの時。 の最小値は0で、θ=0, πの時 m O
問題1 力の大きさおよび位置が一定で、力の角度を変化させる。 力のモーメントの大きさが最大および最小になる時の角度を求めよ。 力のモーメントの定義 の最大値は1で、θ=π/2, 3π/2nの時。 の最小値は0で、θ=0, πの時 m O
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力のモーメントの問題2の解答 m O O の求め方 z y やり方その1 成分で書くと、 x yのプラス方向。紙面表から裏への方向。
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力のモーメントの問題2の解答 の求め方 やり方その2 O 青いベクトルと赤いベクトルの なす角は、π/2 + θ z y x
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力のモーメントの問題2の解答 青いベクトルと赤いベクトルの なす角は、π/2 + θ O z y x 紙面に垂直で、紙面の表から裏。
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三角関数の公式 y 1 π 2π
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モーメントとは。 の形 動径ベクトル(位置を表す) 力のモーメント 角運動量もモーメントの1つ。 その他のモーメント
の形 動径ベクトル(位置を表す) ベクトル。特別な場合は、スカラー(1次元ベクトル)。 力のモーメント 角運動量もモーメントの1つ。 その他のモーメント 慣性モーメント (前期に勉強します。) 双極子モーメント(後期の電磁気で出てきます。)
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角運動量とは。 教科書P.52 既にやった。 運動量 角運動量 ベクトル積 m ある基準点Oの周りの 角運動量。 O
問題 半径aの円上を一定の速さvで回っている粒子の 円の中心のまわりの角運動量ベクトルを求めよ。
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円運動の角速度の解答 問題 半径aの円上を一定の速さvで回っている粒子の 角運動量ベクトルを求めよ。 v r a
角運動量ベクトルを求めよ。 v r a 動径ベクトルと速度ベクトルのなす角はπ/2。 それぞれのベクトルの長さは、a, v。 よって角運動量の大きさは、mav。 方向は紙面を貫く方向に、紙面の裏から表へ。
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角運動量の運動方程式 m 力のモーメントと角運動量の間に 以下が成立する。 (1) 力のモーメントによって、回転の勢いが変化する。 O 問題
問題 の両辺を時間で微分することにより、 を用いる。 (1)式を証明せよ。途中で運動方程式 ただし を使うこと。 高校の物理では、(1)は独立に覚える人も多いが、 実際はニュートンの運動方程式から導かれる。
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解答 (1) (2) (1)の両辺を時間で微分する。 (3) 任意のベクトル に対して、 (3)の第2項は運動方程式と(2)より、 よって、
ベクトル積の微分の公式(復習) (3) 任意のベクトル に対して、 (3)の第2項は運動方程式と(2)より、 よって、
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角運動量と力のモーメントの違い 角運動量:回る時の勢い 質量が大きいほど、勢いが強い。 速いほど勢いが強い。
基準点からの距離が長いほど勢いがある。 動径ベクトルと速度の角度が直角に近いほど、 勢いがある。 角運動量を変化させるのが、力のモーメント
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角運動量の方程式と運動方程式の比較 力が働くと、 力のモーメントで 速度が変化 回転の勢いが 変化
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角運動量保存則 もし質点にかかっている 力のモーメントが0なら、 m O 角運動量 は一定になる。 クイズ: スケーターが回転している間に、
クイズ: スケーターが回転している間に、 広げていた腕をひきつけると、回転速度はどう変わるか?
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まとめ 力のモーメント ある点0の周り m O 角運動量 ある基準点Oの周り m O 注意点 ・力のモーメントも角運動量もベクトル。 大きさだけでなくて方向・向きも指定する必要。 ・力のモーメントも角運動量も「ある点の周り」。 基準点が違えば、力のモーメントや角運動量は 違ってくる。 力のモーメントをかけると、 角運動量が変化する。
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剛体を考える前に、 多重積分を説明する 19
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多変数の積分を考える前に。 1変数の積分は高校で勉強した通り。 傾き g’(x0) y=g(x) x x1 x2 x x0
微分は図形的には、 傾きを表す。 積分は図形的には、 面積を表す。
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多変数の積分を考える前に。 1変数の積分は高校で勉強した通り。 傾き g’(x0) y=g(x) x x1 x2 x x0
微分は図形的には、 傾きを表す。 積分は図形的には、 面積を表す。 21
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偏微分:2変数以上の関数である1つの変数について微分する。
復習 偏微分:2変数以上の関数である1つの変数について微分する。 :xについて微分する。(yを一定とみる) 「偏微分」と呼ぶ。 図形的には、z=p(x,y)の関数を、 y一定の断面で見た時の、傾き z y x
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次に多変数の積分を 定義します。
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2変数の積分 2段階で定義。 z=f(x,y) y x 順番に積分すればよい。 大部分の場合は積分順序によらないので、
積分しやすい方を先にすればよい。 z=f(x,y) 図形的には、曲面z=f(x,y)の下の体積 次のページに詳しい説明。 y x
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積分の幾何学的意味 y=f(x) y 1変数の積分:曲線の下の面積 x 図のような微小な幅の帯を考えると、 f(x)
図のような微小な幅の帯を考えると、 幅がdx, 高さがf(x)。 これの和が積分なので、面積に対応する。 f(x) dx 2変数の積分:曲面の下の体積 f(x,y) dy dx 次のページに例。
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重積分の例 の場合 26
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2変数の積分:曲面の下の体積 f(x,y)=xyのグラフ x y f(x,y) dy dx 問題 z=xy, xy平面、x=a, y=bで
囲まれる立体の体積を求めよ。(a>0, b>0) 特に、a=10, b=10の時、体積はどうなるか? 辺の長さが10,10,100の直方体の何パーセントの体積か?
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