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中小企業における 「環境ISO」の取り組みと 「品質ISO」との統合の進め方 -システム構築のポイントと事例紹介-
2002年5月28日 鈴木 信吾 1
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自己紹介 受審者の立場で構築のポイントを紹介 企業の中で、いわゆる事務局を担当 企業の外で、 マネジメントシステムについて交流し、発信
● マネジメントシステムを構築・維持・改善 ● 審査機関による監査(審査)を受ける ● 第2者(顧客)監査を受ける ● 第2者(仕入先)監査をする (その他もろもろの実務もする) 企業の外で、 マネジメントシステムについて交流し、発信 受審者の立場で構築のポイントを紹介 2
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本日の趣旨 企業・組織の目標達成能力を 高め維持するために、 仕事の仕組みを追求した結果が ○○マネジメントシステムになる!
一方、ISO認証登録は企業存続条件の一つとなっている。 そして、認証の取得・維持には無視できない問題もある。 マネジメントシステムの設計・実施(構築)と審査について、 実務に役立つ参考、ヒントを提供することが本日の趣旨 3
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ー レジメ ー §1.なぜマネジメントシステムが必要か? §2.ISO14001(環境ISO)とは?
ー レジメ ー §1.なぜマネジメントシステムが必要か? ● ISOマネジメントシステムの必要性 ● どのようなマネジメントシステムが必要か? §2.ISO14001(環境ISO)とは? ● ISO14001規格の概要 ● ISO14001規格の使い方 §3.マネジメントシステム構築のポイント ● 効果的なシステムはシンプルになる ● 新たな視点が新たな利益を生み出すキッカケになる §4.ISO14001とISO9001の統合、事例紹介 ● システム統合のポイントと審査の注意点 §5.まとめ と 質疑 4
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§1 なぜマネジメントシステムが必要か? ● ISOマネジメントシステムの必要性 キーワード 《企業を取り巻く状況の変化》 5
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顧客、市場の要求の高度化、複雑化=チャンス!
例えば、私の勤務先では、・・・ 系列の崩壊(最適調達) 顧客の内製化 市場の国際化 市場 新規顧客 顧客 顧客 自社 顧客・内製化 競争相手 仕入先 仕入先 新規仕入先 顧客、市場の要求の高度化、複雑化=チャンス!
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顧客、市場の要求の高度化、複雑化=チャンス!
例えば、私の勤務先では、・・・ 系列の崩壊(最適調達) 顧客の内製化 市場の国際化 市場 新規顧客 顧客 顧客 自社 顧客・内製化 競争相手 仕入先 仕入先 新規仕入先 顧客、市場の要求の高度化、複雑化=チャンス!
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強み(競争力)を伸ばすには・・ 大手依存 自主・自立 系列 連携 知恵 価格競争 高付加価値 ベスト・ワン オンリー・ワン 8
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環境問題を起こさないことや環境改善の実施
状況の変化を顧客の視点で整理してみると 仕入先評価/選定基準の変化 EMS:グリーン調達の進展 (より競争力のある仕入先を確保するために) 「良いものを、より安く」に加え、 仕入先の社会的責任を満たす能力 が問われる時代 環境問題を起こさないことや環境改善の実施 だけではなく、その良い結果が、 キチンとした仕組みに支えられていること が問われる時代 9
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一旦コトを起こせば・・・ 安心して買える会社 会社滅亡の危機(記者会見報道付き) 手抜きのツケは300倍
市場・社会の関心と意識が高まる昨今 一旦コトを起こせば・・・ 親会社や納入先は、守ってくれない/守れない 会社滅亡の危機(記者会見報道付き) 手抜きのツケは300倍 「現在の良い結果」が「結果オーライ」ではなく、 キチンとしたシステムで仕事をしている結果 であり、将来に対しても成果が期待できることを 顧客・社会に実証することが必要 安心して買える会社 10
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ISOの認証取得 マネジメントシステムを実証する手段 自己宣言方式 ● 世界市場への説得力 ・ WTO/TBT協定(1995年)
● 世界市場への説得力 ・ WTO/TBT協定(1995年) ・ 国内の産業であっても世界の潮流は無視できない ● 業種を問わない共通言語 ・ 認証取得から分かること(例:是正処置の仕組の存在) ・ 異業種交流が容易になる ● ISO認証取得が取引条件となる場合 ・ 自動車業界、建設業界、・・・ 自己宣言方式 11
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例えば、私の勤務先では、・・・ 総合力(経営の質)の向上 ISO認証が取引条件 ○○年までに認証取得せよ 仕入先リストから外すぞ!
労働安全衛生? (厚生労働省指針) (OHSAS18001) ISO認証が取引条件 ○○年までに認証取得せよ 仕入先リストから外すぞ! (顧客からの通達) 第3者審査登録(環境) (ISO/14001) 第3者審査登録(品質) (QS-9000/ISO9001、ISO/TS16949) 顧客によるシステム監査 TQC、TPM、TPS (MB賞:1988年、TQC→TQM:1996年4月) 1980年代 1990年代 2000年代 12
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顧客の要求=良い製品サービス+良い仕組み
仕組みがしっかり してない会社からは買わないもんね グリーン調達 グリーン生産・販売 顧客(市場) ISO ISO 供給者1 供給者2 13
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《自社化》 マネジメントシステムが必要だとして キーワード ● どのようなマネジメントシステムが必要か
改善のための基礎とする“しくみ”の明確化 経営に役立ち、かつ、ISOに適合するための 基本3原則(鈴木の経験則)とは 14
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原則ーその1 世に言う「ISOのシステム」は幻影! 自社のやり方(強み)を大切に!
● 規格は均一化や画一化を求めてはいない (自社の文化、強みを活かす) ● マネジメントシステムは百社百様 (規格を満たす方法は無数にある) (規格は“違いが分かる”ための共通言語) ● 他社の事例は参考にはしてもコピーしない (規格に適合はしても、自社に合わない) ● 「何か特別なことをしなければ!」 などと力まない 15
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原則ーその2 「やっていることそのまま」を 適切/適当に表現する!
● 「適切な度合い」を判断するのは自社 ● 「誰がやってもできる手順」にしなくても良い (適切な人が確実に行えるルールを決める) (いつ、だれが、なにをするのかを決める) ● システム構築を機会に、文書を減らす (「昔からやっていること」の意味?) ● システム構築の“ねらい”に照らして補強する (「認証のついでにやりたいこと」は何か?) 16
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原則ーその3 規格に照らして足らない所を補強! 主体性を持って構築する!
● 規格の理解が深まるほど、 システムのスリム化が容易になる (審査のためだけに必要と考えるものは、 大抵の場合、不要か別の方法がある) ● 審査員へのサービス精神を最低限にする (審査員は会社の興亡に責任を持てない) ● いきなり100点をねらわない (小さく生んで、だんだんと成熟させてゆく) 17
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(アカウンタビリティの確保) (身の丈に合ったシステム) §1 まとめ 《企業を取り巻く状況の変化》 に即応できるマネジメントシステムを
§1 まとめ 《企業を取り巻く状況の変化》 に即応できるマネジメントシステムを 《自社化》に徹して整理し 説明できるようにすること。 (アカウンタビリティの確保) 《改善の基礎としてのシステム》 を整備し、成熟させてゆく。 (身の丈に合ったシステム) 18
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§2 ISO14001の概要 19
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§2. ISO14001(環境ISO)とは? マネジメントシステムとは? ISO14000シリーズとISO14001
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マネジメントシステムとは? 経営のためのツール その目標を達成するための仕組み 重要なリスクを決定し、 その管理を確実にする仕組み
(マネジメント=経営) 方針、目標を定め、 その目標を達成するための仕組み 重要なリスクを決定し、 その管理を確実にする仕組み 21
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ISOによる定義 方針及び目標を定め、その目標を達成するためのシステム。 ISO14001 3.5 環境マネジメントシステム
全体的なマネジメントシステムの一部で、環境方針を作成し、 実施し、達成し、見直しかつ維持するための、組織の体制、 計画活動、責任、慣行、手順、プロセス及び資源を含むもの。 ISO9000:2000 3.2.6 マネジメント、運営管理、運用管理 組織を指揮し、管理するための調整された活動。 ISO9000:2000 3.2.2 マネジメントシステム 方針及び目標を定め、その目標を達成するためのシステム。 ISO9000:2000 3.2.1 システム 相互に関連する又は相互に作用する要素の集まり。 ISO9000:2000 3.2.3 品質マネジメントシステム 品質に関して組織を指揮し、管理するためのマネジメントシステム 22
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リーダーシップとマネジメント リーダーシップ マネジメント 企業が正しい環境マネジメントシステムを構築するためには、
方針(方向性)を決める 重要事項とは何かを決める 梯子をかけ違っていないかを判断 知的創造(右脳の活用) トップの役割 方針に従って行動する 重要事項を優先する 成功の梯子を能率よく昇る 物的創造(左脳の活用) 他の人に任せることは可能 右脳でリードし、左脳で管理する 先にリーダーシップ、後にマネジメント いかなるマネジメントの成功もリーダーシップの失敗を補うことはできない マネジメントはリーダーシップに従わなければならない 企業が正しい環境マネジメントシステムを構築するためには、 最高経営層の強力なリーダーシップが必要。 23
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簡単にまとめると・・ マネジメントシステム(MS)とは ● 企業経営におけるビジョン、方針、 経営目標を達成するためのツール
経営目標を達成するためのツール ● MSを活かすためには、経営トップ の明確なビジョンが不可欠 ● 道具は使い様でその価値が決まる 24
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ISO14000シリーズとISO14001 ISO 14001 審査機関/審査員 に対する 基準/指針 ISO/IEC Guide66
評価・監査ツール マネジメントシステム 製品支援ツール 審査機関/審査員 に対する 基準/指針 環境パフォーマンス評価/EPE 14031 環境パフォーマンス 評価の指針 環境マネジメントシステム/EMS ライフサイクルアセスメント/LCA 14040 LCA-一般原則 14041 LCA-イベントリー分析 14042 LCA-影響評価 14043 LCA-結果の解釈 ISO 14001 環境マネジメントシステム -利用指針つき仕様 ISO/IEC Guide66 EMS審査登録機関 への一般要求事項 環境監査/EA ISO 14010 環境監査の指針-一般原則 ISO 14011 環境監査の指針-監査手順 -環境マネジメントシステムの監査 ISO 14012 環境監査の指針 -環境監査員のための 資格基準 EMSの要求事項 要求事項は4項のみ (他は参考) 環境ラベル/EL 14020 環境ラベル -一般原則 14021 環境ラベル -自己宣言による環境主張 -用語と定義 14022 環境ラベル -記号 14023 環境ラベル -試験と検証方法 14024 環境ラベル及び宣言 -タイプⅠの環境ラベル -指針減と区及び手順 ISO/IEC Guide66 の 適用に関する IAFガイダンス (国際認定機関フォーラム) ISO 14004 環境マネジメントシステム -原則、システム及び 支援技術の一般指針 JAB RE-300 「EMS審査登録機関 に対する認定の基準」 についての指針 ISO 19011 品質と環境監査の指針 ISO 環境マネジメント-用語 25
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ISO14001とISO14004 ISO14001 ISO14004 ISO14001本文のみが審査登録に適用
Guidance:手引き (付属書:アネックス) 検証が難しい事項 試行段階の方法 Guidelines:指針 ISO14001(本文、付属書)より さらに内容が豊富 良いシステムを構築する参考 (審査登録には適用されない) Specification:仕様 (本文) 客観的検証可能 手法が確立 現在適用可能 ISO14001本文のみが審査登録に適用 パフォーマンス基準を定めるものではない (法規制、コミットメント) 26
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ISO14001とISO14004 パフォーマンスを含めた企業活動は市場で評価される 環境マネジメントシステム ISO14001
審査対象 (規格が要求している状態に合っているか否か?) 環境マネジメントシステム ISO14001 仕組みの基準(物差し) どうゆう状態にせよ!(what) やり方(how)に制約は無い プロセス (システム) パフォーマンス (成果) ISO14004 良いシステムへの参考 パフォーマンスを含めた企業活動は市場で評価される 27
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ISO14001の構造 Act Plan Do Check 継続的改善 環境方針 経営層による見直し 計 画 点検及び是正処置 実施及び運用
計 画 点検及び是正処置 実施及び運用 Do Check 28
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ISO14001の狙いと概要 規格の狙い:環境マネジメントシステムの実施が、環境パフォーマンスの改善につながる事
(ISO14001 A.1) 環境経営システムの継続的改善へ 環境方針 Plan 計画 環境側面 法的及びその他の要求事項 目的及び目標 環境マネジメントプログラム Act 経営者による見直し Check 点検及び是正処置 監視及び測定 不適合並びに是正及び予防処置 記録 環境マネジメントシステム監査 Do 実施及び運用 体制及び責任 訓練、自覚及び能力 コミュニケーション 環境マネジメントシステム文書 文書管理 運用管理 緊急事態への準備及び対応 29
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体制及び責任 訓練、自覚及び能力 コミュニケーション 環境マネジメントシステム文書 文書管理 記録
ISO14001規格要求事項関連図 Plan Do Check Act 方針展開 環境方針 目的及び目標 環境マネジメントプログラム 運用管理 監視及び測定 不適合並びに是正及び予防処置 環境マネジメントシステム監査 経営層による見直し (目標達成、革新) 法的及びその他の要求事項 緊急事態への準備及び対応 環境側面 (重要な活動、製品、サービス) 維持管理 (リスク回避、維持改善) (法令、規制等の遵守) <管理者の主な仕事:P> ギャップ分析 目標設定、計画策定(期日・手段) 指標の設定と測定タイミングの決定 <管理者の主な仕事:C、A> 目標達成度の評価と分析 管理指標の評価 課題の明確化と(システム)改善 システムサポート 体制及び責任 訓練、自覚及び能力 コミュニケーション 環境マネジメントシステム文書 文書管理 記録 30
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統合システム構想 全体的なMSと その一部 GMS構想(ISO) AS/NZS 4581:1999 参考 統合 マネジメント マニュアル
人事 財務 労働 安全 衛生 環境 ISO14000 品質 ISO9000 GMS構想(ISO) 品 質 環 境 安 全 マネジメント・システム条項 全体的なMSと その一部 AS/NZS 4581:1999
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規格の概要(まとめ) 審査登録の対象となる規格はISO14001だけ。
ISO14001は、“こうゆう状態にしなさい”と要求。“どのようにやるか(how)”の記述はない。 ● 柔軟性と自由度がある。 ● 主体的に取り組むとやり易い ● 受け身で取り組むとワケが分からない ● “高いレベル”を要求しているわけではない オトナの規格とも言われる 32
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ISO14001の使い方 自社の活動の健全さを デモンストレーション(実証)するための 世界に通じる便利な規格
● 自社の仕組みを共通言語に翻訳するためのチェックリスト ● 企業の体質改善、体力向上のツールとして活用できる 規格を理解するためのキーワード 《素直に、繰り返し読み、主体性に判断》 33
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§3 “使える” システム MSの必要性 規格の概要 34
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§3.マネジメントシステム構築のポイント キーワード 《自社化(主体性)》 《シンプル化(合目的性)》 《フレキシブル化(応答性)》
● 効果的なシステムはシンプルになる ● 新たな視点が新たな利益を生み出すキッカケになる キーワード 《自社化(主体性)》 《シンプル化(合目的性)》 《フレキシブル化(応答性)》 35
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マネジメントシステム構築ステップの例 敵を知る :規格(ISO14001)を理解する 己を知る システム構築の目的と範囲を決める
審査に何を期待するかを決める マネジメントシステムを設計し、運用する 継続的に改善する :規格(ISO14001)を理解する :現状把握、棚卸し、初期調査 36
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3-1. 規格理解のポイント 「具体的に何をすれば良いのか?」 への答えを求めて読んではいけない! 素直に、繰り返し読み、主体性に判断
書いていないことをムリヤリ読もうとしない (規格を自社の活動を測る物差しとして使う) 素直に、繰り返し読み、主体性に判断 分かり難い場合は、原文至上主義 規格の境界(界面)を探求 「何を要求しているのか」と同時に 「何を要求していないか」を見極める 37
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規格の界面 明らかに適合 グレーゾーン 明らかに不適合 (客観的証拠有り) 実際の審査では、追加質問をし、範囲を狭める。
不適合ではない(適合) 不適合 審査員のバラツキ 38
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3-2. 現状把握のポイント 先ずは、大雑把に、あるがままに 大きな課題・問題がどこにあるのか? 規格に照らして何が足らないか?
サイトの歴史、地理的条件、法規制類、 近隣の状況、利害関係者、社会状況・動向 サイトの活動、製品サービス、技術レベル 大きな課題・問題がどこにあるのか? 各社各様、しかし視点を変えてみると・・・ 規格に照らして何が足らないか? 多くの場合、環境側面、EMS監査、 環境方針の明文化、(法規制) 39
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3-3. システム構築の目的と範囲 規格要求と関わり無く、達成したい状態 を明確にする(決定する)ことが大切 適用範囲の明確化(決定)
よくある事態:認証取得はしたけれど・・・ 「こんなはずではなかった!」 では、「どんなはず」だったのか?を明確に 適用範囲の明確化(決定) 全社一括か、事業所単位(工場、事業所)か? ギャップ(課題)の明確化→構築プラン 40
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規格・現状・ねらい → 課題 望ましい姿/ねらい →構築計画 現状 規格要求
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3-4. 審査に何を期待するか? ① 監査基準に過不足なく、適合性審査 ② 審査のついでに改善のヒントを得る
3つのスタンス ① 監査基準に過不足なく、適合性審査 別名:「自分のことは自分でする」 ② 審査のついでに改善のヒントを得る 別名:「転んでも只では起きん」 ③ コンサルティングや御指導を求める 別名:「審査員は神様です」 42
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3-5. マネジメントシステムの構築 ① “現在やっていること”を関連付ける ② 導入目的と規格に照らす ③ 足らない所を補強する
今ある仕事(プロセス)をつなげる(システム化) 「環境マニュアル」は道路地図 ② 導入目的と規格に照らす 目的に見合った仕組みにする ③ 足らない所を補強する バランス感覚を大切に! 実行不可能なルールは会社を滅亡に導く ④ 運用・浸透・定着 当たり前のことを当たり前に!(永遠の課題?) 43
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環境マニュアルの作り方 自社のルール 要求事項 ○○○○要領 4.2 方針 4.3 計画 4.4 実施 4.5 監視 4.6 MR △△△△
(規程、要領、手順書) 要求事項 (規格+ついでにやりたいこと) ○○○○要領 4.2 方針 4.3 計画 4.4 実施 4.5 監視 4.6 MR △△△△ □□□□ ☆☆☆☆ 44
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環境マニュアルの厚さ ザ・環境マニュアル 環境マニュアル □□要領 △△要領 ○○要領 ◇◇要領 45
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EMS浸透のポイント 蜜蜂の法則(2-6-2の法則) 期日を決める(ASAPの罠) (誰が、いつまでに、何をするか?) 事務局は動き過ぎない
継続は力 審査も浸透の機会 46
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3-6. 継続的に改善する 「PDCAサイクルをまわす」こと 優先順位を明確にして改善計画を立てる 「変化する周囲の状況」に応じて対処する
マネジメントシステム規格そのものに 「継続的改善」のコンセプトが組み込まれている 強いてポイントを言えば 優先順位を明確にして改善計画を立てる 「変化する周囲の状況」に応じて対処する できることから無理せず始める 当たり前のことを当たり前にやること 47
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マニュアル年代記 有史以前 参考 未分類の規定・手順書類が群雄割拠し、顧客要望などで 都度作成される規程の新興も加わる混乱の時代
未分類の規定・手順書類が群雄割拠し、顧客要望などで 都度作成される規程の新興も加わる混乱の時代 規格丸写しの時代 へぼコンサルの指導のもと、規格条項に下位文書を統合し、一応の統合を見た。 主語の時代 責任と権限の明確化の旗印の下に革命勃発 流行語「○○は以下の責任と権限を有する」 下位文書の整理統合が進む。 目的の時代 何のため、誰のためのマニュアルか、という反省に立って再構築。 マニュアルに取り込むもの、下位文書にはき出す ものの分別が進んだ。 I-Oの時代(プロセスの時代) 憲法改定を期にあらたな視点で見し。 新世代の暁光が見えてきた(?)。 48
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§4 ISO14001とISO9001の統合 (全体的なMSとEMS) システム構築と審査の事例 49
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§4. ISO14001とISO9001の統合 キーワード 《審査統合よりもシステム統合を重視》 ● システム統合のポイントと審査
システムは審査のため? 独立したシステムを同時に審査するか? 統合したシステムを独立して審査するか? 統合したシステムを同時に審査するか? 50
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システムの統合と審査の統合 独立システム 同時/統合審査 統合システム 同時/統合審査 審査統合 メリット? 独立システム 独立審査
システム統合:メリット大 51
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マネジメントシステムの共通要素 環境MS マネジメントシステム共通要素 品質MS 労働安全衛生MS 苦情対応MS 製品安全MS 財務会計MS
(経営者のコミットメント) ○○方針 体制、責任・権限/管理責任者 目的・目標 計画(プログラム) 運用管理 監視及び測定 経営者による見直し 教育・訓練 コミュニケーション 是正処置・予防処置 内部監査 文書管理 記録の管理 品質MS 労働安全衛生MS 苦情対応MS 製品安全MS 財務会計MS リスクMS 情報セキュリティMS 52
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全体的なマネジメントシステムと 分野ごとのマネジメントシステムの関連
マネジメントシステムの継続的改善 レビュー アクション 顧客 利害関係者 (社員・来訪者) 経営理念 方針、計画 顧客 利害関係者 (社員・来訪者) 中期経営計画 品質計画、目標 環境目的・目標 労働安全衛生目標 人材育成を含む 経営資源の管理 顧客満足の測定 目標達成度の測定 データ分析、改善 顧客満足 企業市民 顧客要求事項 その他の 要求事項 運用管理 プロセス指向 に基づく製品実現 (品質システム) 製品 インプット アウトプット 環境への影響 (環境マネジメント) 傷害・災害 (OHS―MS) (OSHMS / ILO) 価値の付加 情報の流れ 53
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体制及び責任 訓練、自覚及び能力 コミュニケーション マネジメントシステム文書 文書管理 記録
様々な ステークホルダー 経営理念 ビジョン (経営目標) 規格要求事項関連図 Plan Do Check Act 方針展開 ○○方針(ビジョン実現の為の) 目的及び目標 マネジメントプログラム 運用管理 監視及び測定 不適合並びに是正及び予防処置 マネジメントシステム監査 経営層による見直し (目標達成、革新) 法的及びその他の要求事項 緊急事態への準備及び対応 環境側面/リスク評価 維持管理 (リスク回避、維持改善) (法律、規制等の遵守) 製品実現プロセス (ISO9001 7項) (管理者の主な仕事:P) ギャップ分析 目標設定、計画 指標の設定と測定タイミングの決定 (管理者の主な仕事:C) 目標達成度の評価と分析 管理指標の評価 システムや課題の明確化と改善 システムサポート 体制及び責任 訓練、自覚及び能力 コミュニケーション マネジメントシステム文書 文書管理 記録 54
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「図解 統合マネジメントがわかる」の65頁が参考になれば幸い
統合MS構築のポイント 企業・組織の目標達成能力を 高め維持するために、 仕事の仕組みを追求した結果が 統合マネジメントシステムになる! オリジナリティ至上主義で 自社化に徹することが肝要 「図解 統合マネジメントがわかる」の65頁が参考になれば幸い 55
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事例紹介 56
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システム構築と審査の事例 システム構築 第3者審査 体制、組織 受審の心得 内部監査 受審テクニック 環境影響評価 こまった事例
文書化の範囲と程度 まとめ 第3者審査 受審の心得 受審テクニック こまった事例 57
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体制、組織 EMS構築・維持の2つの組織・体制 ■ 構築までの一時的な組織・体制 ● 事務局(審査員コース:5日間を受講させると良い)
■ 構築までの一時的な組織・体制 ● 事務局(審査員コース:5日間を受講させると良い) ● ワーキング・グループ (職制別、規格条項別、機能別) ■ 永続的な組織・体制 ● 環境委員会 ● マネジメントレビュー ● 環境法規制の専門家 58
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内部監査 ー某社の実例ー 1.環境マニュアルを(不完全であっても) 発行する。 2.間髪を入れず、内部環境監査を実施し
<内部監査は、MS浸透の有効な道具にもなる> ー某社の実例ー 1.環境マニュアルを(不完全であっても) 発行する。 2.間髪を入れず、内部環境監査を実施し 社内を不適合だらけにする。 3.是正処置要求書(CAR)を発行し 是正?する。 59
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環境影響評価 <環境上の重要な活動を決定することが目的> 1.以下の活動が評価されていない場合は不適合か?
● オフィスで「消しゴムを使う活動」 ● 社有車のガソリン使用量と燃費 2.環境法規制を評価に含めなければならない? 3.定性的な環境影響評価は不適合か? 4.「管理状態」を評価項目に含めるべきか? 60
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文書化の範囲と程度 EMS構築をチャンスに、文書や記録 の数も量も少なくするよう検討する 重要で複雑な業務で手順が不充分
<文書化の範囲と程度は、企業組織の実情で異なる> この手順書で「方針・目的・目標を逸脱することはない」 と言えるか否かが判断ポイントの一つ EMS構築をチャンスに、文書や記録 の数も量も少なくするよう検討する 重要で複雑な業務で手順が不充分 な場合は、躊躇せず補強する 文書化の程度は、仕事の複雑さに 正比例し、要員・組織の能力の高さに 反比例する。 61
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ISO9000s文書の活用 <既存の文書を活用する> ISO9000sの仕組みがある場合、多くの手順書、記録、
フォームが共通化、共用化できる。 共通化しやすい条項には、 4.4.5 文書管理、 4.5.3、記録 4.5.4 環境マネジメントシステム監査 4.6 経営層による見直し だけでなく 4.4.1 体制及び責任、 4.4.2 訓練、自覚及び能力 4.4.6 運用管理、 4.5.1 監視及び測定 4.5.2 不適合並びに是正及び予防処置 などがある。 62
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まとめ “やっていることそのまんま”を文書化 “足らないところ”を補強する! システムの自社化に努める! いきなり100点は狙わない!
<EMS構築の要点> “やっていることそのまんま”を文書化 “足らないところ”を補強する! システムの自社化に努める! いきなり100点は狙わない! (小さく生んで大きく成熟させる) 63
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受審の注意点 ISO認証取得に審査は避けられない いつも良い審査員に当たるとは限らない 審査の悲劇(不思議な指摘)の 予防処置が必要
1.受審の心得 2.受審テクニック 64
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受審の心得(抜粋) 1) 審査とは、「自部門がISO14001の要求に適合している」 ことを審査員に主張する場である。
論理的に粘り強く適合を主張する。 2) 審査員は「○○さん」又は「○○審査員」と呼ぶ。 “先生”や“審査官”と呼ぶのは間違い。 確かに審査をする立場の人だが、特別偉い人ではない。 対等な立場である。 5) 審査の進行を意図的に妨害しない。 時間稼ぎ等のアンフェアな行為をしない。 8) 特にISO14001そのものの解釈の相違で審査員と紛糾した 時は、「後で○○(会社のキーパーソン;多くの場合事務局) と話して下さい」と言う。 65
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受審テクニック(抜粋-1) 1) 審査員の質問を良く聞き、質問されたことについてのみ、 穏やかに答える。 審査の場は、事例発表会ではない。
穏やかに答える。 審査の場は、事例発表会ではない。 曖昧な表現をせず、言いきること。 3) 審査員の質問の意味が判らない場合は聞き返し、 納得してから答える。 4) 漠然とした質問に漠然(漫然)と答えない。 (これが一番危険!) 審査員の質問の範囲が広すぎる場合は、例えば 「○○の場合と、△△の場合で異なりますが、 どちらに対する質問ですか?」 等と切り返し、質問の範囲を狭める様に仕向ける。 66
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受審テクニック(抜粋-2) 6) 審査員の私見に対しては否定も肯定もせず、 「御意見として承りました」と答える。
6) 審査員の私見に対しては否定も肯定もせず、 「御意見として承りました」と答える。 7) 自分の回答に誤りがあることに気が付いたら、 躊躇せずに訂正する。(そのまま放置するのは危険) 誤って回答したことに対し、必要以上に謝ることはない。 9) 不適合等の“指摘”がされた場合は、必ず根拠となる規格 要求事項を確認する。 規格やEMSで規定したことに 基づかない指摘はあり得ないので、安易に同意しない。 67
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こまった事例 68
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審査の実例 こまった審査員事例-1 審査員:手順書に定められた内容(工程)よりも細かく 作業が行なわれている。受審企業によれば、
作業が行なわれている。受審企業によれば、 手順書に定められた内容のみで作業は可能との ことであるが、実際の作業手順のすべてを網羅 した手順書を作成する必要がある。 ※ISO9001:1994、4.9a)で不適合 是正処置: 基盤の上下と表裏確認、使用する冶工具、 機械の操作手順までも含めた手順書を作成して対応 69
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審査の実例 こまった審査員事例-2 審査員:現場において作業指示書が見つけられた。 それら作業指示書の原紙はファイルされ、
それら作業指示書の原紙はファイルされ、 その原紙ファイルが現場でも使用されているが、 作業指示書は台帳管理されておらず、 最新版がどれなのかわからない。 ※ISO9001:1994、4.5.2で不適合 是正処置: 作業指示書の発行前の作成確認承認はされており、 原紙のレビジョンによる改訂版の管理もされ、 他部署にこの作業手順書が配付されることもないのだが、 作業指示書を管理する台帳を作成して対応 70
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審査の実例 こまった審査員事例-3 審査員:環境方針や環境マネジメントシステムに関する 教育訓練は実施されて記録もとられているが、
教育訓練は実施されて記録もとられているが、 その記録を見ても規格要求事項4.4.2 a)、b)、c)、d)事項について自覚させた という客観的な証拠は見つけられなかった。 ※ISO14001:1996、4.4.2で不適合 是正処置: 教育訓練記録に4.4.2a)、b)、c)、d) 事項について自覚させたと記述して対応 71
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審査の実例 こまった企業さん事例-1 及び品質方針を記載した名札を配付することで従業員 に徹底する」と書いてあったので見せてくださいと聞く
予備審査に行った際に「品質方針はポスターの掲示 及び品質方針を記載した名札を配付することで従業員 に徹底する」と書いてあったので見せてくださいと聞く と「いや、まだ何もやっていません。予備審査で指摘の あった部分を是正しておけば本審査は大丈夫なんでしょ?」 と言われてしまった。 72
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審査の実例 こまった企業さん事例-2 コピー印が押印されていなかったので予備審査の当日に聞
事前に送ってもらった品質マニュアルに、承認印や管理 コピー印が押印されていなかったので予備審査の当日に聞 くと、受審企業の担当者がニッコリと笑みを浮かべながら 作成、確認、承認印と管理コピー印を目の前で押印した。 ちなみに、品質マニュアルの作成、確認、承認印は すべて違う名前のハンコであった。 73
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審査の実例 こまった企業さん事例-3 の法規制が書かれていなかったので聞くと 「書くと審査対象になるのでしょ?」と言われてしまった。
環境マニュアルや規定類に労働安全衛生法や消防法など の法規制が書かれていなかったので聞くと 「書くと審査対象になるのでしょ?」と言われてしまった。 適切な作業環境維持のために労働安全衛生法に順ずると 定められていたので「具体的には何をされていますか?」 と聞くと「労働安全衛生法はISO*****の規格要求 事項ではありませんよね、参考としてならばお答えします」 と言われてしまった。 74
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審査の実例 こまったコンサル事例 事例1:コンサルタントのご指導のもと、コンサルタント による模擬審査も受けて準備万端で予備審査に望
による模擬審査も受けて準備万端で予備審査に望 んだのだが、不適合が200も出てしまった。 事例2:うちのコンサルタントは必ず定刻に来て、 定刻に帰っていく。 事例3:うちのコンサルタントは、部長に対しては 何も言ってくれない。 事例8:予備審査で、「審査員の独り言は是正勧告だから、 聞き逃すな!」と言ったコンサルがいた。 75
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審査の実例 こまった指摘の3大要因 1.規格の拡大、過剰解釈 2.整合性への過剰なこだわり 3.事実無根の判断 (それも先入観主導の)
不適切なCAR(是正処置要求書)の3大要因(審査員側) (某審査員のまとめ) 1.規格の拡大、過剰解釈 (文書管理に関するものが多い) 2.整合性への過剰なこだわり (不都合が生じていないのに文書間不整合だけで不適合にするなど) 3.事実無根の判断 (それも先入観主導の) 76
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審査の実例:まとめ 1.最低でも1人はISO14001の エキスパートを育て、支援する 2.環境法規制の説明責任者を定める
第三者審査をフェアで有効にする3大要素(受審者側) 1.最低でも1人はISO14001の エキスパートを育て、支援する (審査員コースの受講、インターネット環境など) 2.環境法規制の説明責任者を定める (責任と権限の明確化) 3.飾らず、普段着の仕組みを説明する (本当と信じていることが最も説得力がある) 77
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§5. まとめ 認証取得の目的を明確に そして、目的に見合ったシステムを! 軽く、楽しく、一心に! 78
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本日の趣旨 企業・組織の目標達成能力を 高め維持するために、 仕事の仕組みを追求した結果が ○○マネジメントシステムになる!
一方、ISO認証登録は企業存続条件の一つとなっている。 そして、認証の取得・維持には無視できない問題もある。 マネジメントシステムの設計・実施(構築)と審査について、 実務に役立つ参考、ヒントを提供することが本日の趣旨 79
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マネジメントシステムの 検証/妥当性確認 検証 妥当性確認 システム構築・認証取得の目的を忘れずに! 一般的な内部監査 (結果) (成果)
MSのニーズ 顧客 社会 社員 組織 ・設計 ・構築 ・運用 運用実績 (結果) (成果) ・仕様 (規格) ・方針 一般的な内部監査 妥当性確認 システム構築・認証取得の目的を忘れずに! 80
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質疑応答 フリー・ディスカッション EMSの構築、運用や ISO14001に関すること だけでなく、何でも お気軽にご質問下さい 81
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完 ありがとうございました 82
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