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お話を学ぶ・語る・伝える 「忘れられない贈り物」
実務表現 2009.9.16
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「はじまりのはじまり」 この絵本は、Infinite Dimensionの目指す未来像を描いたものです。
私の成すべき事を、こうして絵本という形で宣言することにより、共感してくださる方々を集めようとしています。 絵本には、そういった力があるのです。 メッセージを伝えるための素晴らしい道具となりうるのです。 VERA さて、実務表現の後期の授業が始まります。 そして、私自身のヨーロッパでの挑戦も始まります。 11月始めに、いよいよデジタルブックの会社を設立することになりました。 初めての地での新しい挑戦が始まります。 私の目指していることは、皆さん既にご存じのことでしょう。 後世に残すべき価値あるコンテンツとは何かを考え、 デジタルアーカイブしていく仕事です。 私は皆さんと一緒に、はじめの一歩を踏み出そうとしています。 この絵本を見て頂ければ、 きっと私たちが目指そうとしているものがみえてくるはずです。 今回は、4つの絵本と1つのアニメーションを選びました。 この中から、作者が伝えるメッセージを感じ取ってください。
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はじめに 「ある人間がほんとうに並外れた品性の持ち主であるとわかるに は、長い年月にわたり、 その人のおこないを観察しうる幸運にめぐまれなければならない。 もしそのおこないにいかなる利己心もなく、おこないに向かわせた考えが高潔無比であり何の報いも求めなかったことが絶対確実で、 しかもそのおこないがこの世に眼にみえる しるしを残したならば、 そのときこそ間違いなく、忘れることのできない人物を目の前にしているのである。」
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「木を植えた男」 EN LISANT L'HOMME QUI PLANTAIT DES ARBRES Jean Giono(文) Frederic Back(イラスト) 高地アルプス山脈・プロヴァンスの むきだしの荒れ地に、約40年にわたって木の種を植え、 山全体を緑にし・牧草地を・自然を・人を豊かに変えた老人の話。 そして、最後は以下の文章で締めくくられる。 あの荒地から、このカノンの地を出現させるのに、つまるところ自分の肉体と精神の力だけ・・・・・・ あくまで無利無欲を貫き通して・・・・・ 神にふさわしい仕事を成し遂げ得た、学問もないこの老農夫に対し、私は限りない尊敬の念にとらわれるのである。 エルゼアール・ブッフィエは、1947年、バノンの救貧院で安らかに息を引き取った。
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動画:「木を植えた男」(約20分) 1987年、アニメーション版をフレデリック・パック制作
フレデリック・パック(Frederic Back) 1924年フランス生まれ。カナダ移住・在住。 アニメーション作家。 1987年「木を植えた男」の映画化アニメーション)で、 第60回アカデミー賞短編映画アニメーション賞受賞。 他作品:1981年「クラック!」=第54回アカデミー賞。 1994年「大いなる河の流れ」
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絵本「忘れられないおくりもの」 スーザン・バーレイ (著) 小川 仁央 (翻訳)
スーザン・バーレイ (著) 小川 仁央 (翻訳) アナグマは、もの知りでかしこく、みんなからとてもたよりにされていた。冬のはじめ、アナグマは死んだ。かけがえのない友を失った悲しみで、みんなはどうしていいかわからない。 子どもたちに「死」について考えるチャンスを与え、すでに「死」を理解する大人にも静かで深い感動をもたらす絵本 水彩とペンで描かれるイラストが暖かい、スーザン・バーレイのデビュー作。 イギリスでは最もなじみの深い動物のひとつであるアナグマを主人公にした本書は、 「身近な人を失った悲しみを、どう乗り越えていくのか」ということをテーマにした絵本。 賢くて、いつもみんなに頼りにされているアナグマだが、 冬が来る前に「長いトンネルの むこうに行くよ さようなら アナグマより」 という手紙を残して死んでしまった。 悲しみにくれる森の動物たちは、それぞれがアナグマとの思い出を語り合ううちに、 彼が宝物となるような知恵や工夫を残してくれたことに気付いていく。 そして、春が来る頃には、アナグマのことは楽しい思い出へと変わっていった。 たかが子ども向けの絵本とあなどるなかれ。 子どもたちに「死」について考えるチャンスを与え、 すでに「死」を理解する大人にも静かで深い感動をもたらす。 親しい人とのお別れを経験した方に、心を込めて贈りたくなる。(小山由絵)
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絵本「おりのないどうぶつえん」 アンドレ ダーハン (著) 高島 彩 (翻訳) 動物園にいる動物たちをモンティーは逃がしてしまいました。
アンドレ ダーハン (著) 高島 彩 (翻訳) 動物園にいる動物たちをモンティーは逃がしてしまいました。 おりからでた動物たちはいったいどうするのでしょうか? この作家は、この絵本を通して、何を子供達に伝えたかったのでしょうか?
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絵本「どうぞのいす」 香山 美子 (著), 柿本 幸造 (イラスト) ウサギさんが小さな椅子を作って、野原の木の下に置きました。
そばに「どうぞのいす」と書いた立て札も立てました。 はじめにやってきたロバさんは、椅子の上にドングリがいっぱい入ったカゴを置いて、ちょっと一休み。くうくうお昼寝。 そこへクマさん、キツネさん、リスさんと動物たちが次々とやってきて・・・ この作家は、この絵本を通して、何を子供達に伝えたかったのでしょうか? 「どうぞ」の言葉の奥深さを感じる本です。 「思いやり」というテーマもさることながら、「どうぞ」「どうぞ」のあったかい思いやりがつながって、 リズミカルなくり返しの文章の後に、クスッと笑ってしまう落ちが待っています。
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