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外国語に自ら親しみ,積極的に 伝え合おうとする子どもの育成

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Presentation on theme: "外国語に自ら親しみ,積極的に 伝え合おうとする子どもの育成"— Presentation transcript:

1 外国語に自ら親しみ,積極的に 伝え合おうとする子どもの育成
平成22~24年度 「かのや英語大好き事業」研究発表会 研 究 主 題     外国語に自ら親しみ,積極的に 伝え合おうとする子どもの育成     ― 3つの柱の相互作用を生かした指導と評価の工夫 ―                     鹿屋市立串良小学校  

2 「かのや英語大好き事業」 平成17年度 構造改革特別区域特区指定(第1期) 平成21年度 教育課程特例校認定(第2期) 平成23年度 教育課程特例校延期(第3期)   英語嫌いの 子どもをつくらない (事業の目的)     コミュニケーション能力の素地を養う(Guidebookの目標) 平成22年串良・輝北英語圏の研究推進校指定

3 Ⅰ これまでの研究 Plan H22 外国語に親しみ,積極的に伝え合おうとする子どもの育成 学校教育目標 研 究 主 題
研 究 主 題   外国語に親しみ,積極的に伝え合おうとする子どもの育成      外国語に触れることや外国語を通した                コミュニケーション活動を楽しむ授業 自分の思いや考えを相手に伝えようと努力する子ども 相手が伝えようとしていることを理解しようと努力する子ども 英語でめざす子どもの姿

4 Ⅰ これまでの研究 Do H22,23 英語表現への慣れ親しみを 積極的にコミュニケーションを
 英語表現への慣れ親しみを 仕組む指導  積極的にコミュニケーションを 図ろうとする態度を育成する指導 ・TTの効果的な役割分担 ・不安を解消するスモールステップの展開 ・興味や関心を引き出すActivityの工夫 ・必然性のあるコミュニケーション活動への仕掛け ・学ぶ楽しさを実感する振り返り活動の充実 子ども 外国語を学ぶことに対して不安をもつことなく,笑顔で学習を楽しめるようになった。 教 師 外国語の学習について基本的な考え方を共通理解でき,子どもとともに学習を楽しめるようになった。

5 Activityなど「活動の楽しさ」から 「授業の本質というべき驚きや感動,発見の喜び」へ
Ⅰ これまでの研究 Check H23 子どもが生き生きと活動する「楽しい外国語活動」  GameやActivityそのものの面白さ(勝敗や競争など)による楽しさの方が強く受け止められているのではないか。  外国語に触れる楽しさやコミュニケーションでつながる楽しさといった点では,まだまだ不十分なのではないか。 Activityなど「活動の楽しさ」から 「授業の本質というべき驚きや感動,発見の喜び」へ

6 Ⅰ これまでの研究 Action H23 3つの柱を相互に関連付けた指導の開発 学びによって生み出される楽しさの質を変えるには
ア 外国語を通じて,言語や文化について体験的に理解を深めること イ 外国語を通じて,積極的にコミュニケーションを図ろうとする態度の 育成を図ること ウ 外国語を通じて,外国語の音声や基本的な表現に慣れ親しませること  「3つの柱を踏まえた活動を統合的に体験することで コミュニケーション能力の素地を養う。」 3つの柱を相互に関連付けた指導の開発

7 Ⅰ これまでの研究 Action H23 評価を見直すことで,指導の充実を図る 指導と評価の一体化を図る
学びによって生み出される楽しさの質を変えるには 指導と評価の一体化を図る  「活動あって学びなし」に陥らないために,学習のねらいを子どもの姿で明確にし,効果的な評価を行う。 評価を見直すことで,指導の充実を図る

8 Ⅰ これまでの研究 Action H23 指導と評価の一体化 3つの柱を相互に関連 付けた指導の開発 (指導と評価の充実)
学びによって生み出される楽しさの質を変えるには  指導と評価の一体化 (指導と評価の充実) 3つの柱を相互に関連 付けた指導の開発  「これまでの研究で培ってきた授業デザインのよさ」は継承               + 外国語活動の目標の3つの柱の関連を図り,指導と評価の一体化によって,驚きや感動,発見の喜びなどを十分に味わえる学習の在り方について明らかにしていく

9 Ⅱ 新たな研究主題について 外国語に自ら親しみ,積極的に 伝え合おうとする子どもの育成 ― 3つの柱の相互作用を生かした指導と評価の工夫 ―
Ⅱ 新たな研究主題について 外国語に自ら親しみ,積極的に 伝え合おうとする子どもの育成 ― 3つの柱の相互作用を生かした指導と評価の工夫 ―   驚きや感動,発見の喜びを伴って,これまで以上に 意欲をもって外国語に慣れ親しみ,伝えたい切実感を もって相互に伝え合おうとする子どもの育成を目指す。

10 Ⅱ 新たな研究主題について 「3つの柱の相互作用を生かした指導」とは
Ⅱ 新たな研究主題について 「3つの柱の相互作用を生かした指導」とは  外国語活動の目標の3つの柱とその相互作用 気付きをもとにした意欲や態度の高まり ① 言語や文化に  ついて体験的に  理解を深めること ③ 積極的にコミュニ  ケーションを図ろう  とする態度の育成を  図ること ② 外国語の音声や  基本的な表現に慣  れ親しませること 気付きの深化 慣れ親しみ 体験的な理解,コミュニケーションツールの獲得と態度の高まり    「3つの柱を統合的に体験する活動を通して喜びや感動等を味わわせる」という目的のために「3つの柱を相互に関連付け,響き合わせる」という授業デザインの方法を用いる。

11 Ⅲ 研究の構想 研究の仮説 研究の視点 視点Ⅰ 3つの柱の相互作用を生かした学習指導の在り方を明らかにする。 仮説Ⅰ 仮説Ⅱ
Ⅲ 研究の構想 研究の仮説 研究の視点 仮説Ⅰ  「言語と文化に関する気付き」を生み出し,3つの柱を相互作用的に関連付けた指導を展開すれば,驚きや発見のある外国語活動の学習ができるのではないか。 仮説Ⅱ  評価を効果的に行えば,指導の手だてがより子どもに寄り添い,外国語に触れたりコミュニケーションを図ったりする活動に対して子どもが積極的に楽しめる学習ができるのではないか。 視点Ⅰ   3つの柱の相互作用を生かした学習指導の在り方を明らかにする。 視点Ⅱ   効果的な評価の在り方について明らかにする。

12 視点Ⅰ: 3つの柱の相互作用を生かした学習指導
視点Ⅰ: 3つの柱の相互作用を生かした学習指導  授業デザインの基本的な考え方 気付きの仕組みと一単位時間の授業の工夫  子どもが興味をもち,気付きを生みやすい提示に心がけ,驚きや感動とともに「気付き」を意識させる。  慣れ親しませる活動において注意深く聞き取る必要のある素材を加え,コミュニケーション活動において個々の「気付き」を動機付けに積極的に交流させる。  「気付き」を基に学習を振り返らせ,自他の高まりや学びの意義を実感させる 音声への気付き 驚  き 気付きを基にした注意深く聞き取ろうとする態度  自分の気付きを積極的に生かそう・伝えようとする意欲 英語に触れる楽しさ 発見の喜び

13 視点Ⅰ: 3つの柱の相互作用を生かした学習指導
視点Ⅰ: 3つの柱の相互作用を生かした学習指導 ア 一単位時間の授業モデル(第4学年「数をたずねよう」)    数を尋ねたり(How many candies?)答えたり(One,two,three…)するActivityを通して,基本となる語句や表現に慣れ親しみ,教師や友達とのコミュニケーションを楽しむ学習である。  この学習を「3つの柱の相互作用」という視点から デザインすると,どのような授業になるのでしょう。

14 視点Ⅰ: 3つの柱の相互作用を生かした学習指導
視点Ⅰ: 3つの柱の相互作用を生かした学習指導 ア 一単位時間の授業モデル(第4学年「数をたずねよう」) 「How many~.」を用いたActivity「数当てゲーム」の中で,HRT(担任)は「正」の字で,JTE(英語指導講師)は「   」で「5」を表すようにする。 言語や文化に関する気付き ・ 数の記録の仕方が違うぞ! ・ どっちも「5」を表して  いるんだ! ・ 他の記録の仕方もあるの  かな? 「数当てゲーム」 外国語への慣れ親しみ ・ 面白いな。もっともっと  聞いてみよう。 ・ 6になったらどうなるの  か知りたいから6まで聞い  てみよう。 ・慣れ親しみと同時に「数の記録の仕方の違い」という気付き ・発見の喜びが,慣れ親しむ活動の楽しさに ・もっと大きい数を記録するとどうなるかという期待

15 視点Ⅰ: 3つの柱の相互作用を生かした学習指導
視点Ⅰ: 3つの柱の相互作用を生かした学習指導 ア 一単位時間の授業モデル(第4学年「数をたずねよう」)  いろんな国の数の数え方を聞き,どこの国の言語か予想させたり 共通点や相違点,面白いところはないかなど考えさせたりする Activity「どこの国の言葉かな」を行い,気付いたことを発表させる。 言語や文化に関する気付き ・ 「3」の言い方が日本と  同じだよ! ・ なんだか面白い言い方だな ・ こんなにいろいろな言葉  があるんだな。 「どこの国の    言葉かな」 コミュニケーションに関する関心・意欲・態度 ・ ぼくはこの言葉が面白い  と思ったよ。 ・ 本当だ!「3」はすごく  似ているな。 ・言語の豊かさや面白さの体験と世界の言語に触れる喜び ・友達に教えたいというコミュニケーションへの意欲

16 視点Ⅰ: 3つの柱の相互作用を生かした学習指導
視点Ⅰ: 3つの柱の相互作用を生かした学習指導 ア 一単位時間の授業モデル(第4学年「数をたずねよう」)  今日の英語は,「スペイン」, 「フランス」,「中国」,「韓国」 の数の数え方が聞けて,にている ところもあってとても楽しかった です。ゲームもとても楽しかった ので,これからも一生けん命がん ばりたいです。  一単位時間で目指す本来の学び             +   「数の記録の仕方の違い」という 発見の喜びや世界の言語に触れる 楽しさも味わうことができる。

17 視点Ⅰ: 3つの柱の相互作用を生かした学習指導
視点Ⅰ: 3つの柱の相互作用を生かした学習指導 イ 単元全体の中で3つの柱を相互に関連付けていく指導計画モデル (第6学年「ランチクイズを作ろう」) [第1時] ◇言語や文化に   関する気付き Activity 「どこの国の料理かな」 [第2時] 外国語への 慣れ親しみ [第3時] ◇言語や文化に   関する気付き Activity 「外来語クイズ」 [第4・5時] ◇コミュニケーションに関する 関心・意欲・態度 ランチクイズを作り, 友達に紹介する活動 意欲や 態度の 高まり 意欲や 態度の 高まり [慣れ親しもうとする態度・積極的なコミュニケーションの意欲]

18 視点Ⅱ: 外国語活動における効果的な評価の在り方
視点Ⅱ: 外国語活動における効果的な評価の在り方 学習評価の対象 学習評価の手順 ① 重点目標の設定 ② 重点目標についての評価規準の作成 ③ 授業での形成的な評価 ④ 自己評価及び相互評価

19 視点Ⅱ: 外国語活動における効果的な評価の在り方
視点Ⅱ: 外国語活動における効果的な評価の在り方 (例)第6学年「ランチクイズを作ろう」(1/5) (◎:重点目標) ○ 世界の料理や食べ物に関する外来語に興味をもち,進んでアクティビティに参加したり,気付いたことを発表したりしようとする。        【コミュニケーションに関する関心・意欲・態度】 ○ アクティビティ「どこの国の料理かな」や外来語クイズを通して,料理名や食べ物の言い方に慣れ親しむ。                      【外国語への慣れ親しみ】 ◎ 世界の料理を知り,自国の料理との違いなどに気付くとともに,身の回りには様々な食べ物に関する外来語があることに興味をもつ。          【言語や文化に関する気付き】 評価規準の設定 (具体的な子どもの姿で)

20 視点Ⅱ: 外国語活動における効果的な評価の在り方
視点Ⅱ: 外国語活動における効果的な評価の在り方 「生涯,学び続けていけるコミュニケーション能力の素地を養う」 外国語活動において特に留意が必要なこと ※ 「~ができた」,「~を理解できた」などの能力を求めていないか。 ※ 無理のないinput・outputになっているか。 ※ 「伝えたい,話したい」と思えるアクティビティになっているか。 ※ 言語や文化の気付きを促す際に,知識を与えるだけで終わっていないか・・・等

21 視点Ⅱ: 外国語活動における効果的な評価の在り方
視点Ⅱ: 外国語活動における効果的な評価の在り方 授業において「導入編」 教師のねらい ⇒ 主体者である子どものねらい        転化 本時の「子どもが目指す姿」として           子どもが理解しやすい言葉で簡潔に示す。 (例)第4学年「数をたずねよう」(1/3)  学習のめあて      ・ 発音を真似しよう。 ○ あめの数を聞いたり,答えたりしよう。     ・ 積極的に質問したり,                             答えたりしよう。

22 視点Ⅱ: 外国語活動における効果的な評価の在り方
視点Ⅱ: 外国語活動における効果的な評価の在り方 授業において「展開編」    Activity ⇒ 中間評価 ⇒  Activity   学習目標の実現に向けて活動できている子どもやグループの紹介   その後の活動の意欲を高めたり,活動の趣旨が目標からぶれたりすることがないようにしている。 ○○さんと△△さんのペアは,LittleやSlowlyなどの表現を使って道案内をしていたよ。学習したことを生かしているね。 □□さんたちは,お互い相手に分かりやすく伝えようと頑張っていたよ。

23 視点Ⅱ: 外国語活動における効果的な評価の在り方
視点Ⅱ: 外国語活動における効果的な評価の在り方 授業において「終末編」  1 振り返りカードをもとにした「自己評価」    * 「振り返りカード」の作成に当たっては,   ① 3観点を振り返ることができる。   ② 記入が簡単である。      の2点に留意した。  2 相互評価のポイント  ○ 肯定的な評価を心掛け,取り上げる子どもが偏らないようにする。   ○ 教師が大切にしていることを,振り返りの言葉として毎時間伝える ようにする。   ○ 「めあて・評価規準」と「相互評価(振り返り)」を一致させる。   ○ 「声の大きさ」や「何人とやり取りしたか」を評価するのではなく, 「どんな関わりができたか」を大切にする。  

24 視点Ⅱ: 外国語活動における効果的な評価の在り方
視点Ⅱ: 外国語活動における効果的な評価の在り方 評価資料から学習指導を見直すためのポイント 観  点 ポ イ ン ト 【コミュニケーションに関する 関心・意欲・態度】 ○ 子どもが聞きたくなるような,話したくなるような題材か。 ○ 聞く必然性や話す必然性のある活動が設定されているか。 【外国語への慣れ親しみ】 ○ 定着が第一のねらいとなっていないか。 ○ 飽きずに外国語を何度も聞いたり,言ったりするような活動の工夫が見られるか。 【言語や文化に関する 気付き】 ○ 外国語と日本語との異同を知り,言葉の面白さや豊かさに気付いたりできるか。 ○ 多様な文化の存在を知り,様々な見方や考え方があることに気付く場面を,授業に盛り込んでいるか。

25 Ⅳ 研究の成果と課題 成果 驚きや発見の喜びのある外国語活動の授業が展開でき,子どもが自ら積極的に学習に取り組むようになる。
Ⅳ 研究の成果と課題 3つの柱を相互作用的に取り入れた授業の展開と評価の工夫   驚きや発見の喜びのある外国語活動の授業が展開でき,子どもが自ら積極的に学習に取り組むようになる。 英語の面白さに触れることや 英語を用いてコミュニケーショ ンをもつことの楽しさを味わえ るようになってきている。 成果 ・「慣れ親しめば慣れ親しむほどたくさんの新しい気付きが生まれた。」 ・「たくさんの気付きを生み出そうと思っていたら,いつもよりも慣れ親しむ   ことができた。」 ・「自分の気付きを友達に伝えることができて楽しかった。」 ・「友達の気付きを聞いてまた驚いた。」    

26 Ⅳ 研究の成果と課題 今後の課題 ア 発達段階や学級の実態に応じた「言語や文化の内容」, 「取り上げ方」を明らかにしていく必要がある。
Ⅳ 研究の成果と課題 今後の課題 ア 発達段階や学級の実態に応じた「言語や文化の内容」, 「取り上げ方」を明らかにしていく必要がある。 イ 一単位時間という見方だけでなく,単元の中のその授業の  意味を明確にし,全体の流れを考慮しながら授業を考えていく  必要がある。 ウ 6学年を通した系統的な気付きを生み出す計画を整備して  いくことが必要である。


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