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Published byえつま かつもと Modified 約 7 年前
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1 生命倫理学とは何か 倫理学Ethicsは哲学の1部門 善、道徳を追求する学問 規範倫理学normative ethicsとメタ倫理学
1 生命倫理学とは何か 倫理学Ethicsは哲学の1部門 善、道徳を追求する学問 規範倫理学normative ethicsとメタ倫理学 義務論 功利原理(主義) 生命倫理学Bioethics 生命科学の知識を利用する際に派生する問題を検討する学問
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規範倫理学とメタ倫理学 規範倫理学normative ethics どんな道徳、考え方が正しいかを追及する学問 メタ倫理学
どんな道徳、考え方が正しいかを追及する学問 メタ倫理学 道徳的な判断などに基礎となる考え方の分析
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生命倫理学の原則 自立性尊重原理principle of respect for autonomy
無害性原理principle of nonmaleficence 善行原理principle of beneficence 公正原理principle of justice 問題点=原理間の衝突、原理間の上下関係 決疑論Casuistry
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決疑論 casuistry 元来はキリスト教において、個々の状況の下で宗教上の規範をどう適用するかの指針
転じて、道徳上の一般原則間に衝突が起こった場合、どの規範に従うかを決めるための判断を下す指針
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2 生命倫理学のはじまり 1970 Van Rensslaer Potter の提唱 人類が生存するための学問;環境倫理学も含む
2 生命倫理学のはじまり 1970 Van Rensslaer Potter の提唱 人類が生存するための学問;環境倫理学も含む 医療倫理学はその一分野:多くの人は生命倫理と医療倫理が区別できていない
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3 医療倫理成立の背景 伝統的医師患者間関係の変化 非人道的な人体実験への反省 疾病構造の変化 高度医療技術の発達 権利意識の高揚
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医療技術の進歩 たとえば、臓器移植、遺伝子治療、再生医学、テーラーメイド医療 選択肢が広がった どれが最善とは決めかねる場合も多い
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4 生命倫理学の成立までの歴史 人権運動から:1964 ヘルシンキ宣言 タスキギーTusegee事件 1972
4 生命倫理学の成立までの歴史 人権運動から:1964 ヘルシンキ宣言 タスキギーTusegee事件 1972 アラバマ州メイコン郡 黒人梅毒患者399人(コントロールとして正常人201人)を まで40年間、観察放置していた 1974年 これを受け国家研究規制法制定 主にヒトを対象とする研究の際の人権保護が目的
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5 生命倫理学のその後の流れ 1964 ヘルシンキ宣言 以後改訂を重ねている
5 生命倫理学のその後の流れ 1964 ヘルシンキ宣言 以後改訂を重ねている 1974 タスキギー事件を受けて「国家研究法」が成立、委員会の設置を義務つける 1974 遺伝子組み換え実験の一時停止 2003 バイオセーフティと生物多様性の保全のためのカルタヘナ法の成立 2010 名古屋で第10回生命多様性条約締結国会議が開催される
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6 本講義のねらい;生命倫理学とは 医療倫理・生命観の確立・生物多様性の保全など多面的な学問
6 本講義のねらい;生命倫理学とは 医療倫理・生命観の確立・生物多様性の保全など多面的な学問 広範な学問領域にまたがる学際的な学問;自然科学だけでなく人文科学(たとえば法、心理、宗教が関連)社会科学にまたがる 基礎生命科学の進歩が核
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