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2014/4/22 5時開始 ここから(P1~P9)第一段
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本日の予定 認知症を正しく学ぶ 1.認知症の原因(認知症の種類) 2.認知症の症状(中核症状・行動心理状) 3.認知症の人の気持ち 4.認知症の人の家族の気持ち 5.オレンジリング サポーターの役割 6.地域で見守ろう
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はじめに(講座の目指すところ) 超高齢化社会に伴い認知症が増加している日本にとって最重要課題の一つとなっています。
はじめに(講座の目指すところ) 超高齢化社会に伴い認知症が増加している日本にとって最重要課題の一つとなっています。 現在認知症患者462万人・予備軍400万人、85歳以上4人に1人が認知症と言われています、その数は10年後の2025年には700万人を超えると推定されています。 尊厳をもって最期まで自分らしくありたい、これは誰もが望むことです、認知症の正しい知識を持ち、認知症の人や家族を支える手だてを知っていれば「尊厳ある暮らし」をみんなで守ることが出来ます。 この講座で認知症を学び、サポーターを一人でも多く増やし「認知症になっても安心して暮らせるまち」をつくっていくことを目指しています。
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3 認知症サポーターとは 厚生労働省が2005年から「認知症になっても安心して暮 せる町づくり10ヵ年計画」を始めた。認知症のことを正しく
3 認知症サポーターとは 厚生労働省が2005年から「認知症になっても安心して暮 せる町づくり10ヵ年計画」を始めた。認知症のことを正しく 知ってもらうための第一歩の講座。 講座受講者=「認知症サポーター」 全 国 認知症サポーター数 544万人達成! 2025年 10年後 800万人を目指している 神奈川県 認知症サポーター数 228,240人 横浜市 認知症サポーター数 120,069人 地域・小学校・中学校・高校・介護施設・銀行・郵便局 団地 ボランティアグループ ・スーパー等で行われている 認知症を理解し、認知症の人や家族を温かく見守ることや自分に出来ることを考え実践する「認知症サポーター」を1人でも増やし、暮らしやすい地域をつくる。
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高齢化の進行状況 横浜市高齢化率 全国の高齢化率(2015) *認知症高齢者462万人 *認知症予備軍400万人
高齢化の進行状況 2014/4/22 横浜市高齢化率 65歳以上22,5% 75歳以上10,1% 全国の高齢化率(2015) 65歳以上26,8% 75歳以上13% *認知症高齢者462万人 *認知症予備軍400万人 (2,014年厚労省認知症研究班の発表より) 2025年10年後には730万人に達すると推計。 日本の人口は、 約1億2700万人 10年後には20人に1人が 認知症になると言われている。 730万人 P2
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人口分布ピラミッド(1950年/S25) 65歳 高齢化率 5%
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人口分布ピラミッド(2010年/2015年) 65歳 高齢化率20%
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人口分布ピラミッド(2025年/H37)
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2014/4/22 人口分布ピラミッド (2050年) 65歳 高齢化率 40% ここまでで10分経過 5時10分 P1~P9 第一段終了
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4認知症とは? 2014/4/22 認知症は、脳の病気です 認知症とは色々な原因で脳の細胞が死んでしまうことにより、脳の司令塔の働きに不都合が生じ、様々な障害が起こり生活する上で支障が、およそ6ケ月以上継続している状態を指します。 認知症が原因で、心が不安になったり、うつになったり時には妄想や幻覚が見えたりします、様々な症状に悩まされ、社会との繋がりも薄れ孤立化して引きこもり状態になり、生きる意欲を失っていくことも有るようです。 認知症は64歳までを若年性認知症と呼び、働き盛りの人が何らかの原因で認知症になることもあります。 ここから第2段 5時10分~20分迄 P11~P20
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脳のはたらき 脳は酸素不足と ストレスに弱い
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認知症の原因 アルツハイマー <約50%> 脳の萎縮 βアミロイド βアミロイド斑 (脳内の老廃物) の増加 長い年月をかけて 徐々にたまる
認知症の原因 アルツハイマー <約50%> 脳の萎縮 βアミロイド (脳内の老廃物) 長い年月をかけて 徐々にたまる アルツハイマー型 原因 脳には1000億個を超える神経細胞が有り、その細胞がネットワークを作ることで、脳が機能しています、アルツハイマー病は、脳にある種のタンパク質が溜まって神経細胞が次々と壊れて、脳の機能が損なわれていく病気です。神経細胞の減少によって、脳も委縮していきます。 症状 もの忘れから始まることが多く数年から十数年にかけて、徐々に進行していきます、若くして発症する場合は、進行が早いと言われています。記憶障害以外にも「いつ」「どこ」が分からなくなっていく見当識障害、判断力や理解力などの低下などが見られます。 病気が進行すると、徘徊、妄想、幻覚などが現れることがあります。 βアミロイド斑 の増加 神経細胞が 少しづつ破壊される アルツハイマー病
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認知症の原因
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その他 認知症の原因 脳血管性認知症(約15%) 脳出血・脳梗塞・脳動脈硬化などが原因で神経のネット
その他 認知症の原因 脳血管性認知症(約15%) 脳出血・脳梗塞・脳動脈硬化などが原因で神経のネット ワークが壊れてしまう、高血圧の方などは要注意。 レビー小体型認知症(約15%) [小阪憲司先生が発見する] 脳にレビー小体が溜まり、脳の細胞が損傷を受ける、症 状の変動が大きいのが特徴です。 前頭側頭型認知症 司令塔役の前頭葉・側頭葉委縮することから発症する、 自分自身のコントロールがきかなくなり我儘になったりする。 ※ その他 ビタミン不足からくるビタミン欠乏症、低血糖、アル コール依存、 正常圧水頭症等が有ります。 脳に障害を受けた人全てが認知症になるとは限らない ここまで P4
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認知症の症状 中核症状 脳の細胞が死ぬ 治りにくい 性格・素質 環境・心理状態 脳の細胞が壊れて直接起こる症状
治りにくい 中核症状 脳の細胞が壊れて直接起こる症状 記憶障害 見当識障害 理解・判断力の障害 実行機能障害 その他 薬で進行を遅らせることが出来る 性格・素質 環境・心理状態 行動・心理症状 不安・焦燥 うつ状態 幻覚・妄想 徘徊 . 興奮・暴力 不潔行為 その他 治る可能性が有る
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中核症状 1 記憶障害 (海馬) 若いとき 正常な老化 認知症になると もっと進むと‥ 関心のある情報 無駄な情報 大切な情報 P6
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健康なもの忘れ と 認知症のもの忘れ 老化や単なる「もの忘れ」 認知症による「もの忘れ」 アルツハイマー型 認知症のもの忘れ P10
体験全体を忘れる 体験の一部を忘れる アルツハイマー型 認知症のもの忘れ P10
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正常なもの忘れと認知症によるもの忘れ 加齢によるもの忘れ 認知症によるもの忘れ 共通事項 置き忘れ、失名詞、ど忘れ、繰り返し 記憶障害
の内容 想起、重要でない事柄 部分的 記銘、保持、想起すべて 全体の忘却 知能 正常 低下 見当識 よい 障害 日常生活 経過 非進行性 進行性 原因 加齢 病気 18 18
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中核症状 2 見当識障害 時間や季節感の感覚が薄れることから現れます 季節感のない服を着たり、自分の年もわからない
中核症状 2 見当識障害 2014/4/22 時間や季節感の感覚が薄れることから現れます 季節感のない服を着たり、自分の年もわからない いつも行っていたスーパーなどの帰り道がわからなくなったりします、 人間関係の見当識はかなり進行してから現れます 息子さんの事をお父さんと呼んだりします 見当識 現在の時刻、自分がどこに いるのか基本的状況を把握すること 見当識障害は記憶障害と並んで 早くから現れます
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中核症状 3 理解・判断力の障害 考えるスピードが遅くなります 二つ以上の事が重なるとうまく処理できない
中核症状 3 理解・判断力の障害 2014/4/22 考えるスピードが遅くなります 二つ以上の事が重なるとうまく処理できない 念を押そうとして長々説明するとますます混乱する 自動販売機・駅の自動改札・銀行のATMなどの前でまごまごしてしまいます。 目に見えないしくみが理解できない 不自然な行動が現れてくる テレビのリモコンが使えない セールスマンの言葉にのって 何組も同じものを買ってしまいます
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中核症状 4 実行機能障害 ・ その他 計画を立て、段取りをすることが出来なくなります
中核症状 4 実行機能障害 ・ その他 計画を立て、段取りをすることが出来なくなります 同じ食材冷蔵庫にたまりだしたら、注意して見守 りましょう 例えば、食事の支度では… 献立を考えて必要な材料を用意し、 段取りに従って、主食・おかずなど複数 の料理を同時に作ることができます。 認知症になると、これまで上手に出来て いたこともうまく出来なくなります。 普段料理上手だったお母さん、どうし てこんなことが出来なくなったのだろうと 落ち込むことが多くなります。
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行動・心理症状 (BPSD) 自信をなくすような言葉をさけ、本人の尊厳を傷つけるようなことがないようにすることが重要なサポートです
行動・心理症状 (BPSD) 記憶障害等の中核症状がもとになり、本人の性格や素質、周囲の環境や人間関係などが影響して現れる症状を「行動・心理症状(BPSD)と呼びます 元気がなく、引っ込み思案になる、うつ病とよく間違えられます 自信を失い、全てが面倒になる 今迄テキパキと出来た料理も手順が悪く、時間もかかりうまく出来ない 将来の望みを失ってうつ状態になる場合もあります 周囲からも、だらしなくなったと思われることもあります 自信をなくすような言葉をさけ、本人の尊厳を傷つけるようなことがないようにすることが重要なサポートです
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行動・心理症状 身の回りの動作に支障がでてきます
行動・心理症状 身の回りの動作に支障がでてきます トイレの場所がわからなくなります (場所の見当識障害) 衣類の着脱に手間取って汚してしまうことが起こります 尿意・便意を感じにくくなります 排尿・排便の周期を観察して、定期的なトイレ の誘導で対応できます。 トイレの場所をわかりやすくすることも大切な 対応です。 まわりの対応で本人のプライドを傷つけずに すみます。
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行動・心理症状 周辺の人が疲弊する もの盗られ妄想
行動・心理症状 周辺の人が疲弊する もの盗られ妄想 2014/4/22 しまい忘れをきっかけに、妄想がおきます 大事なものをしまい忘れる・・・・中症状(記憶障害) 自立心が強い性格 心ならずも家族に迷惑をかけている状況 ものとられ妄想 通帳がない
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認知症になり、失敗ばかりが続いたとき 「大丈夫だよ」 と、受け入れる 「また失敗!」 とがめる 症状の改善が 穏やかに進む 症状の悪化が
認知症になり、失敗ばかりが続いたとき 「大丈夫だよ」 と、受け入れる 「また失敗!」 とがめる 症状の改善が 穏やかに進む ますます 元気がなくなる 症状の悪化が 急速に進む
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早期受診のメリット 2014/4/22 ●アルツハイマー型認知症は薬で進行を遅らせることができる。症状が軽いうちに早めに薬を使い始めると健康な時間を長く保つことも可能! ●治る病気や、一時的な症状の場合の診断に結びつく事もある。 ここまで10分 30分経過 5時30分 P21 ~P28 かかりつけ医に相談を! P9
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認知症の人の家族の気持ち(1) ・毎日同じものを買ってくる ・散歩のたびに迷子になる ・泥棒あつかいされる ・ひどい物忘れ
2014/4/22 ・毎日同じものを買ってくる ・散歩のたびに迷子になる ・泥棒あつかいされる ・ひどい物忘れ ・排泄の失敗 などなど 第1ステップ とまどい・否定 第2ステップ 混乱・怒り 拒絶・絶望 第3ステップ 割り切り 第4ステップ あるがままを 受け入れられる 介護家族に必要なことは、抱え込まないこと、外部のサポートを上手に活用する事と正しい情報(相談先、病気の知識、適切な対応方法) P20-22
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認知症の人の家族の気持ち(2) こ気を遣いすぎず、今までどおりに接してほしい こ認知症の本人の事だけでなく、家族の気持ちも理解してほしい
2014/4/22 こ気を遣いすぎず、今までどおりに接してほしい こ認知症の本人の事だけでなく、家族の気持ちも理解してほしい こ何時も本人についてみまもらなければならないことを理解してほしい こ介護方法や悩みを相談できる相手が ほしい
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職場でこんな人を見かけたら 度々通帳を無くされたというお客様がいる ATMで操作が解らず、マゴマゴしている人がいる
家に帰る道がわからなくなってしまった人がいる ・家族の連絡先を聞き連絡する ・あらかじめ家族と対応方法を考えておく ・近くの交番に連絡する 地域包括支援センターに連絡しましょう・・・解決のヒントが!
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家庭で・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
2014/4/22 家庭で・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 家族や友人で、認知症かな?と思われる人がいる がどうしたらよいのかわからない 認知症は病気であり、 早めに相談できる場所 がある事を伝える 相談機関を紹介するなど テキストP27
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認知症(アルツハイマー型)と死までの軌跡: 徐々に生活能力・生命維持能力が低下
高 日常生活能力・生命維持能力 初期 軽度 中等度 重度 記憶力低下 終末期 実行機能低下 家族の顔がわからない 歩行困難 嚥下困難 死 低 時間 (桑田, 2007)を一部改変 出典:ELNEC-Jコアカリキュラム M9 32 32
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嚥下障害と誤嚥性肺炎 嚥下障害とは? 誤嚥とは?
高齢者は全身機能の衰えによって、食べ物を噛んだ り、飲み込む力が弱くなります 嚥下機能の低下 誤嚥とは? 唾液や食物、胃液などが気管に入ってしまい、 その食物に含まれている細菌が 気管支から肺に入りこむことに よって起こるのが誤嚥性肺炎です 胃瘻カテーテル(口から食事がとれない)
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認知症の人が求めている生活 ■ 怖い人がいない、怖い場所ではない ■ 苦痛がない ■ 心地よさがある ■ 今までの暮らしを継続できる
■ 怖い人がいない、怖い場所ではない ■ 苦痛がない ■ 心地よさがある ■ 今までの暮らしを継続できる ■ 自由、自分で選べる ■ 人生の途上を歩んでいる1人の人として、 存在できている(自分で実感できる、大事 にされる) ■ 今、この時期を人生の終盤期として、大切 にすごせている
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サポーターとして出来ること 認知症サポーターは「なにか」特別なことをする人では有りません ●講座を受けたらオレンジリングをしましょう
認知症の人やその家族の応援者です。 ●どこに相談すればよいか伝える お住まいの地域包括支援センター ●認知所サポーター講座を紹介しましょう ●あたたかい目で見守る ●困っている人を見かけたら、やさしく 声をかけてみましょう
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7支える仕組みと相談窓口 診断・治療 病院、 相談先 介護保険 かかりつけ医 サービス 区役所 地域ケアプラザ 介護保険サービスの事業所
友人 民生委員 近所の人 認知症の人と家族 認知症キャラバン・メイト 家族会 地域の ボランティア ボランティア 金銭管理の相談 区社会福祉協議会 あんしんセンター 認知症サポーター 徘徊の心配 徘徊高齢者 SOSネットワーク テキストP23
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3つのない+1と 7つのポイント 接し方7つのポイント 1まずはさりげなく見守る 2自然な笑顔で、余裕をもって 3できるだけ1人で声かけを
4声かけは、視野に入ってから 5目線を合わせ優しく 6穏やか・ゆっくり・はっきりと 7せかさず、相手の言葉に耳を傾けて
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認知症にならないために 今から心掛けよう 運動と脳のトレーニング 運動+頭を使う (コグニサイズ)
認知症にならないために 今から心掛けよう 運動と脳のトレーニング 運動+頭を使う (コグニサイズ) 運動すると体力が向上して活動しやすい体になる→転倒予防 運動すると脳の栄養素が増え、脳内ネットワークの繋がりが良くなり、 新しい細胞が増える 運動すると 血圧・脂質・糖尿病が改善される 1日1回、外に出て人と触れ合い楽しく活動する、それが予防に繋がる 社会的活動に参加する
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ファイブコグ検査 脳の機能のうち、 記憶・注意・言語・視空間認知・思考の5つの機能 を測る検査です、 例えば? 手先の運動スピードを測る
2014/4/22 ファイブコグ検査 脳の機能のうち、 記憶・注意・言語・視空間認知・思考の5つの機能 を測る検査です、 例えば? 手先の運動スピードを測る 1~70までの数字を書いて下さい 15秒で数字にいくつ○で囲めますか?
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2014/4/22 エピソード記憶 1.ひまわり 2.自転車 3.スカイツリー 4.オレンジ 5.オーストリア
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さぁ~! 今日からあなたも 認知症サポーター!! (=理解者・応援者) 私たちに出来ることから 始めませんか? ご清聴ありがとうございました
2014/4/22 さぁ~! 今日からあなたも 認知症サポーター!! (=理解者・応援者) 私たちに出来ることから 始めませんか? ご清聴ありがとうございました
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