3.膿性鼻汁や膿性痰や 咽頭発赤腫脹の強い場合

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1 3.膿性鼻汁や膿性痰や 咽頭発赤腫脹の強い場合
クラリスロマイシン (商品名：クラリス錠） セフポドキシム プロキセチル （商品名：バナン錠）

2 クラリスロマイシン（クラリス） 作用 禁忌 マクロライド系抗生物質 細菌のタンパク合成を阻害 静菌的に作用（細菌増殖抑制）
本剤に過敏症の既往歴がある患者 エルゴタミン含有製剤、ピモジドなど投与中の患者

3 クラリスロマイシン（クラリス） 注意 副作用 消化器症状 ショック、アナフィラキシー様症状 肝機能障害 Lyell症候群 間質性肺炎
Stevens-Johnson症候群 注意 薬物相互作用に注意（CYP３A4を不可逆に阻害するため） マクロライド系薬過敏歴をもつ患者への投与 肝障害をもつ患者、高齢者への投与 耐性菌の出現 　肝機能障害 　間質性肺炎 　PIE症候群 　　　　　　　　　　　など

4 セフポドキシム プロキセチル （バナン錠） 作用 禁忌 プロドラッグ（腸管壁で代謝されセフポドキシムとなる） 3代セフェム系抗生物質
βラクタマーゼ抵抗性 作用 PBPと結合→細菌の細胞壁を脆弱化 禁忌 本剤、セフェム系抗生物質に過敏症の既往歴がある患者 本剤に対するショック歴がある患者

5 セフポドキシムプロキセチル （バナン錠） 副作用 注意 ショック、アナフィラキシー様症状 Lyell症候群 肝機能障害
Stevens-Johnson症候群 注意 腎障害がある場合 　肝機能障害 　間質性肺炎 　PIE症候群 など 耐性菌（ESBLs）の出現

6 アセトアミノフェン ジクロフェナクナトリウム 4.咽頭痛，頭痛， 関節痛や発熱の強い場合 (商品名：カロナール錠、アンヒバ坐薬）
（商品名：ボルタレンサポ）

7 アセトアミノフェン（カロナール錠） 作用・効果 COX-3を特異的に阻害→解熱・鎮痛作用を示す 非ピリン系解熱鎮痛剤
NSAIDsには含まれない 副作用が軽度→小児や妊婦などに使用可能 安全性が高い 作用・効果 COX-3を特異的に阻害→解熱・鎮痛作用を示す

8 アセトアミノフェン（カロナール錠） 禁忌 消化性潰瘍のある患者 重篤な血液異常のある患者 心機能不全のある患者 重篤な肝障害のある患者
本剤に対するアレルギーの前歴のある患者 アスピリン喘息、またはその既往歴のある患者 重篤な肝障害のある患者 重篤な腎障害のある患者

9 アセトアミノフェン（カロナール錠） 副作用 胃腸障害 ショック、アナフィラキシー様症状
Stevens-Johnson症候群、Lyell症候群 喘息発作の誘発 肝機能障害

10 アセトアミノフェン（カロナール錠） 注意 他の薬剤との併用 アルコールの多量摂取 妊産婦への投与 高齢者への投与 小児への投与
（リチウム製剤、チアシド系利尿剤、クマリン系抗凝血剤） アルコールの多量摂取 妊産婦への投与 高齢者への投与 小児への投与

11 アセトアミノフェン（アンヒバ坐薬） 作用・効果 注意 小児用解熱坐薬 COX阻害→解熱・鎮痛作用 副作用が軽度→小児の急性熱疾患に対して使用
1歳未満への投与 熱性けいれんに使用する座薬との併用　 禁忌は特に無し

12 ジクロフェナクナトリウム（ボルタレンサポ）
（小児用）解熱坐薬 作用・効果 COXを阻害し、炎症の原因となるPGの生成を抑制。またBKなどの発痛物質の生成も抑制→ 抗炎症作用、鎮痛作用、解熱作用 COX-2阻害効果がやや強い→ 胃粘膜障害や胃機能障害作用が少ない

13 ジクロフェナクナトリウム（ボルタレンサポ）
禁忌 消化性潰瘍のある患者 重篤な血液異常のある患者 重篤な肝障害のある患者 本剤の成分による過敏症の既住暦のある患者 直腸炎、直腸出血または痔疾のある患者 アスピリン喘息のある患者 妊娠または妊娠している可能性のある患者 インフルエンザの臨床経過中の脳炎・脳症の患者 　重篤な腎障害のある患者 　重篤な高血圧症のある患者 　重篤な心臓機能不全のある患者

14 ジクロフェナクナトリウム（ボルタレンサポ）
副作用 ショック、アナフィラキシー様症状 消化管潰瘍 血液症状 皮膚症状 急性腎不全 重症喘息発作 　間質性肺炎 　うっ血性心不全 　無菌性髄膜炎 　重篤な肝障害 　急性脳症 　横紋筋融解症

15 ジクロフェナクナトリウム（ボルタレンサポ）
注意 他の薬剤との併用 アルコール摂取 小児、高齢者、消耗性疾患の患者への投与 妊産婦、授乳婦への投与 ウィルス性疾患への投与 新生児・乳児への投与

16 5.インフルエンザと診断した場合 リン酸オセルタミビル (商品名：タミフルカプセル） ザナミブル （商品名：リレンザ）
リン酸オセルタミビル (商品名：タミフルカプセル） ザナミブル 　　　　（商品名：リレンザ） アマンタジン 　　　　　　　（商品名：シンメトレル錠）

17 インフルエンザウイルスについて オルトミクソウイルス科 一本鎖RNAウイルス 潜伏期間は約１～３日
症状は上気道炎症（咳、鼻汁）、頭痛、筋関節痛、吐気、下痢、高熱、 全身倦怠感など 主に飛沫・飛沫核感染 インフルエンザ脳症を起こす場合もある World Wideでは500～3000万人が感染し、25～50万人が死亡している。 迅速診断キットは15分ほどで診断が可能。 17

18 インフルエンザウイルスについて 核蛋白質（NP）と膜蛋白質の抗原性の違いに よりA型、B型、C型に分類 赤血球凝集素(HA)→
ノイラミニダーゼ(NA) → ウイルスが宿主細胞から遊離する際に必要で、NAによりウイルスのHAと宿主細胞のウイルス受容体との結合を外す World Wideでは500～3000万人が感染し、25～50万人が死亡している。 迅速診断キットは15分ほどで診断が可能。 18

19 インフルエンザウイルスについて HAを介し、宿主細胞のシアル酸に結合 NAにより、ウイルスの HAと宿主細胞の ウイルス受容体との
World Wideでは500～3000万人が感染し、25～50万人が死亡している。 迅速診断キットは15分ほどで診断が可能。 NAにより、ウイルスの HAと宿主細胞の ウイルス受容体との 結合を外す 19

20 オセルタミビル(タミフル） プロドラッグであり、代謝（肝エステラーゼによる加水分解）により活性体と なる
World Wideでは500～3000万人が感染し、25～50万人が死亡している。 迅速診断キットは15分ほどで診断が可能。 インフルエンザ様症状が発現してから４８時間以内に投与を開始 予防に用いる場合は、インフルエンザ患者に接触後、４８時間以内にタミフルカプセルを服用する 20

21 オセルタミビル(タミフル） 作用・効果 A型、B型インフルエンザウイルスが有するNAを選択的に阻害。増殖したウイルスの発芽を抑制し、ウイルスの増殖を抑える World Wideでは500～3000万人が感染し、25～50万人が死亡している。 迅速診断キットは15分ほどで診断が可能。 21

22 オセルタミビル(タミフル） 禁忌 副作用 本剤に過敏症の既往歴のある患者 ショック、アナフィラキシー様症状 精神・神経症状（異常行動？）
など World Wideでは500～3000万人が感染し、25～50万人が死亡している。 迅速診断キットは15分ほどで診断が可能。 22

23 ザナミビル(リレンザ） 吸入薬 オセルタミビル（タミフル）と同じNA阻害薬 インフルエンザ様症状が発現してから４８時間以内に投与を開始
World Wideでは500～3000万人が感染し、25～50万人が死亡している。 迅速診断キットは15分ほどで診断が可能。 吸入薬 オセルタミビル（タミフル）と同じNA阻害薬 インフルエンザ様症状が発現してから４８時間以内に投与を開始 23

24 ザナミビル(リレンザ） 作用・効果 オセルタミビルと同じ。A型、B型インフルエンザウイルスが有するNAを選択的に阻害。増殖したウイルスの発芽を抑制し、ウイルスの増殖を抑える 　禁忌 本剤に過敏症の既往歴のある患者 World Wideでは500～3000万人が感染し、25～50万人が死亡している。 迅速診断キットは15分ほどで診断が可能。 24

25 ザナミビル(リレンザ） 副作用 注意 気管支れん縮（時として呼吸困難） など 気管支喘息、慢性閉塞肺疾患の患者への投与
など　 注意 気管支喘息、慢性閉塞肺疾患の患者への投与 World Wideでは500～3000万人が感染し、25～50万人が死亡している。 迅速診断キットは15分ほどで診断が可能。 25

26 アマンタジン(シンメトレル錠） 作用・効果 A型インフルエンザのみに効果あり インフルエンザ様症状発現後、48時間以内の投与が望ましい
インフルエンザウイルスのM2イオンチャネルを阻害し、脱殻を抑制→ウイルスの増殖を抑える World Wideでは500～3000万人が感染し、25～50万人が死亡している。 迅速診断キットは15分ほどで診断が可能。 26

27 アマンタジン(シンメトレル錠） 禁忌 副作用 重篤な腎障害がある患者（透析中の患者） 妊婦、授乳婦 本剤に過敏症の既往歴のある患者
中枢神経障害（めまい、ふらつき、幻覚、睡眠障害など） World Wideでは500～3000万人が感染し、25～50万人が死亡している。 迅速診断キットは15分ほどで診断が可能。 27

28 アマンタジン(シンメトレル錠） 注意 心疾患、末梢性浮腫のある患者への投与 高齢者への投与 低血圧の患者への投与 精神疾患のある患者への投与
抗パーキンソン薬、中枢興奮剤との併用 World Wideでは500～3000万人が感染し、25～50万人が死亡している。 迅速診断キットは15分ほどで診断が可能。 肝障害のある患者への投与 腎障害のある患者への投与 28

29 ご清聴ありがとうございました ＼(＾o＾)／