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第6章 数量化I類.

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1 第6章 数量化I類

2 6.1 適用例と解析ストーリー 数量化I類とは  目的変数が量的変数,説明変数が質的変数 (1)適用例と解析の目的 例:成績のデータ y(点) 線形代数の成績    :x1 {優,良,可,不可} サークルの所属    :x2 {所属,無所属}

3 (2)数量化I類の解析ストーリー 解析の目的:総合成績と,線形代数の成績とサークルの所属 の有無の関係を明らかにする.
解析の目的:総合成績と,線形代数の成績とサークルの所属        の有無の関係を明らかにする. ・総合成績は線形代数の成績やサークルの所属の有無より予測できるか. ・どちらの変数の方が説明力があるか. ・予測できるとすればその精度はどのくらいか. ・例えば,線形代数が優でサークルに所属していない学生の総合成績は? (2)数量化I類の解析ストーリー (1)質的変数をダミー変数に変換して,ダミー変数を量的変数と考えて  重回帰モデルを想定する. (2)自由度調整済寄与率を求め,得られた回帰式の性能を評価する. (3)変数選択を行い,有用な変数を選択する. (4)残差とテコ比の検討を行い,得られた回帰式の妥当性を検討する. (5)得られた回帰式を利用して,任意に指定した説明変数の値に対し,  将来得られるデータの値を予測する.

4 6.2 説明変数が1個の場合の解析方法 (1)ダミー変数の考え方と回帰式の推定 アイテム :質的な変数 ( ex. 線形代数の成績x1 )
6.2 説明変数が1個の場合の解析方法 (1)ダミー変数の考え方と回帰式の推定 アイテム  :質的な変数 ( ex. 線形代数の成績x1 ) カテゴリー :アイテムの中身 ( ex. 優,良,可 ) ダミー変数:二つの値のうちのどちらかをとる変数 (特に 0 か 1 かいずれかの値をとる) 1 優 0 優でない 1 良 0 良でない 1 可 0 可でない x1(1)= x1(2)= x1(13 )= x1(1)+ x1(2) + x1(3) =1 x1(1), x1(2) , x1(3)のうち1つは不必要   は,多重共線性を持つ 多重共線性(multicollinearity): 説明変数に非常に強い相関や一次従属な変数関係があり,解析が不可能になること.たとえ結果が求まったとしてもその信頼性は低い。

5 (2) 寄与率と自由度調整済み寄与率

6 (3) 説明変数の選択(変数選択) pp.92 説明変数の選択:  目的変数に有効な説明変数のみをモデルに採用すること ①変数減少法:すべての変数を取り込んだ段階から不要な           変数を削除していく方法 ②変数増加法:定数項だけのモデルから有用な変数を追加           していく方法 ②変数増減法:①と②を両方取り入れた方法 ここでは,変数増加法について説明する. 変数増加法 定数項だけのモデル Model0:

7 変数増加法 ①定数項だけのモデル Model0: ② Model0にx1かx2のどちらの変数を取り込むのが良いか?
1つの変数xjだけを取り込んだ単回帰式

8 6.3 説明変数が2個以上の場合の解析方法 (1)ダミー変数の考え方と回帰式の推定

9 (2) 寄与率と自由度調整済み寄与率

10 (3) 説明変数の選択(変数選択) pp.96 説明変数の選択: 目的変数に有効な説明変数のみをモデルに採用すること
(3) 説明変数の選択(変数選択) pp.96 説明変数の選択:  目的変数に有効な説明変数のみをモデルに採用すること ①変数減少法:すべての変数を取り込んだ段階から不要な           変数を削除していく方法 ②変数増加法:定数項だけのモデルから有用な変数を追加           していく方法 ②変数増減法:①と②を両方取り入れた方法 ここでは,変数増加法について説明する. 変数増加法 定数項だけのモデル Model0:

11 6.4 説明変数に量的変数と質的変数が混在する場合
6.4 説明変数に量的変数と質的変数が混在する場合 ①質的変数をダミー変数で表現する. ②重回帰分析を行う. 無所属 所属

12 推定結果


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