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ガソリンの価格変動と モビリティマネジメント
ガソリンの価格変動と モビリティマネジメント 董 璇絢 都市計画実習 社会的ジレンマ班 担当教員:谷口 綾子 TA:柳田 穣 班長:田代 泰史 副班長:橋本 健太郎 渉外:董 璇絢・武藤 央子 印刷:梶 淳哉・堤 光平 DB:梅村 佳子
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本日の発表内容 研究の背景 研究の目的 研究のプロセス 調査内容 調査結果 今後の方針
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これを機に自動車中心の生活を改める政策を
背景 ○自動車利用により生じる 地球温暖化 ――自動車の排出するCO2が一因 そこで・・・ 原油価格の上昇とガソリン税 暫定税率の問題が起きている今、 自動車利用を抑えるための 良いきっかけになるのでは? これを機に自動車中心の生活を改める政策を 考えてみよう!
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暫定税率 1974年に一時的に自動車に関連した税 について引き上げられ、 それから30年以上続いている税率 全然、暫定じゃ ないよ!
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自動車利用にとって大きなマイナス要素になっている
原油価格の上昇 ガソリンの元となる原油の価格が急騰している。 2007年から2008年で1.5倍に! 自動車利用にとって大きなマイナス要素になっている 出典:
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自動車を使うことによる 社会的ジレンマ 個人のメリット 社会的デメリット 社会的ジレンマ ・移動が楽 ・環境に悪い ・天気を気にしなくて済む
自動車を使うことによる 社会的ジレンマ 個人のメリット ・移動が楽 ・天気を気にしなくて済む ・移動範囲が自由 ・時間に左右されない 社会的デメリット ・環境に悪い ・交通問題 ・公害問題 社会的ジレンマ 自分一人くらい、自動車を使っても、 地球環境には大して影響がないだろう
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短期的・利己的にメリットのある行動を行うと、
社会的ジレンマとは・・・ 短期的・利己的にメリットのある行動を行うと、 長期的・社会的にデメリットが大きくなる と定義される社会的状況 解決するためには? ①構造的方略 ②心理的方略
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解決策 ①構造的方略 ・ガソリン価格の値上げ “カネ”“チカラ”による政策 ・自動車利用状況に応じた新たな累進課税 制度 ②心理的方略
・ガソリン価格の値上げ ・自動車利用状況に応じた新たな累進課税 制度 ②心理的方略 ・印象的な言葉、イラストを用いたビラの 配布 ・自動車利用の現状を伝える “カネ”“チカラ”による政策 “コトバ”によるコミュニケーション
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モビリティ・マネジメントの実施 社会的にも個人的にも望ましい方向に自発的に 「車に乗るのを控えよう」という行動意図が 形成される必要がある
一人ひとりの移動を対象としつつ、それらが 社会的にも個人的にも望ましい方向に自発的に 変化することを期待した政策 「車に乗るのを控えよう」という行動意図が 形成される必要がある
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心理的方略として車が生み出す様々な悪影響を
仮説 心理的方略として車が生み出す様々な悪影響を ビラを用いて、実験群にアプローチする 構造的方略(ガソリン価格の上昇) + 心理的方略(ビラ) 自動車の利用量を減少させるという 行動意図に変化が起こる
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態度、知覚行動変容、道徳意識を活性化させる
行動意図を形成するためには 態度、知覚行動変容、道徳意識を活性化させる 必要がある 態度 知覚行動制御 道徳意識 行動意図 実行意図
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実験群・制御群 + 実験群 制御群 実験群 制御群 心理的方略 構造的方略 自動車の悪影響について 書いたビラを配布するグループ
ビラを配布しないグループ ビラ有 ビラ無 心理的方略 + 構造的方略
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人々の自動車利用に対する行動変容を調べ、
調査目的 ガソリン価格の変動によって、 人々の自動車利用に対する行動変容を調べ、 ビラによるコミュニケーションを 行うことで、自動車の利用者の意識、 行動変容を促し自動車の利用量を 減らすことを目的とした
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実習の手順 最終発表 現状調査 事前インタビュー 事前アンケート 結果分析 ビラ配布 中間発表 事後アンケート 事後インタビュー 制御群
実験群 制御群 事後アンケート 事後インタビュー 最終発表
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事前アンケート 調査対象-社会工学類の学群生 -システム情報工学研究科の大学院生 -システム情報工学研究科の教職員
-システム情報工学研究科の大学院生 -システム情報工学研究科の教職員 調査内容-自動車利用についての意識調査 主な質問内容 ・自動車保有の有無 →自動車の保有者とそうでない人をわけ、また 比較するため ・環境問題への興味 →現段階での環境問題に対する意識の高さを 調べるため
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事前アンケート実施状況 回収状況 都市計画実習 37部 経営組織論 43部 国際金融論 70部 都市計画における課題と方法 50部 教職員
15部 計215部
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(とても思う、思う、どちらともいえない、思わない、とても思わない)で評価
道徳意識と行動意図 事前アンケートで 質問2-(8)「車の利用を控えるべき」 と 質問2-(9)「(実際に)利用を控える」 5段階 (とても思う、思う、どちらともいえない、思わない、とても思わない)で評価 注目すべき結果が得られた。
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実際に車を控えようという行動意図にまでは及んでいない。
道徳意識と行動意図 道徳意識 (車を控えるべき) →平均3.46 行動意図 (実際に車を控えよう) →平均2.78 車を控えるべきという道徳意識はある。 が 実際に車を控えようという行動意図にまでは及んでいない。
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ビラを配布する実験群と配布しない制御群の両群間の違いを調査
まとめ 調査結果から・・・ 自動車利用者の環境問題への意識はあるが、車の利用量を自制するまでには至らず ビラを配布する実験群と配布しない制御群の両群間の違いを調査 自動車利用に対する行動意図の差を見る
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参考文献 ・(社)土木学会 モビリティ・マネジメントの手引き
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事前インタビュー 実施日 5月8日 ガソリンスタンドにとっては、 価格変動に振り回されただけだった ①値下げ後(4月2日~)の様子
事前インタビュー 実施日 5月8日 回答者:三井LALAガーデン前セルフSS東洋石油販売(株) マネージャー吉崎さん ①値下げ後(4月2日~)の様子 →給油台数の増加に伴い、ガソリンの仕入れ量も増加 ②値上げ後(5月1日~)の様子 →給油台数の激減、ガソリン仕入れ量を調整 ガソリンスタンドにとっては、 価格変動に振り回されただけだった
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ガソリンの値上げによる人々の行動 暫定税率が復活する寸前に多くの人が給油している 4 月最終週 に ガソリン を 入 れた 日 [入
人(車所有者の67%)のみ] 未回答 6% 30 34% 29 28% 28 13% 27 26 4% 25 9% 24 0% 暫定税率が復活する寸前に多くの人が給油している
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今後の方針 ビラを配布する実験群と 配布しない制御群の結果の違いを調査し、 また、暫定税率の復活による 人々の意識の変容を調べる。
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