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ようこそチャレンジスクールへ 公立中学校における 進路指導のための都立高校説明会 稔ヶ丘高校 平成28年8月23日
ようこそチャレンジスクールへ 稔ヶ丘高校のシンボルマーク「麦穂」 公立中学校における 進路指導のための都立高校説明会 平成28年8月23日 稔ヶ丘高校
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1 チャレンジスクールとは…… ① 新しいタイプの都立高校 ※平成12年度から順次開校 ・桐ヶ丘高校(東京都北区) 平成12年開校(1年5クラス) ・世田谷泉高校(東京都世田谷区) 平成13年開校(1年6クラス) ・大江戸高校(東京都江東区) 平成16年開校(1年5クラス) ・六本木高校(東京都港区) 平成17年開校(1年5クラス) ・稔ヶ丘高校(東京都中野区) 平成19年開校(1年7クラス) チャレンジスクールとは、新しいタイプの都立高校で、平成12年に桐ヶ丘高校が開校して以来、世田谷泉高校、大江戸高校、六本木高校、稔ヶ丘高校の順に開校し、現在では23区内に5校が設置されています。
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⇒ これまでの高校 チャレンジスクール 生徒が学校に合わせる 学校が生徒に合わせる ② 教育のパラダイムの転換を進めている学校
② 教育のパラダイムの転換を進めている学校 これまでの高校 チャレンジスクール ⇒ 生徒が学校に合わせる 学校が生徒に合わせる チャレンジスクールは、これまでの高校とは違った新しいタイプの都立高校であり、従来からの高校教育の考え方や枠組みを大きく変えました。これまでの高校では、①登校時間が一律に決まっている、②卒業年数は3年に決まっている(全日制の場合)、③一部の自由選択科目以外は、履修する教科・科目が決められているのに対し、新しいタイプの都立高校であるチャレンジスクールは、①三部制であるので、登校時間を午前、午後、夕方から選べる、②3年卒業と4年卒業を選べるうえ、最長6年まで在籍できる、③総合学科であるので、学習指導要領に定められた必履修科目以外はすべて自由選択科目であり、学校外の学修として漢検や英検をはじめ各種の検定や資格を卒業単位に含めることができます。言い換えれば、これまでの高校では、生徒が学校の枠組みに合わせて勉強や学校生活を送っていましたが、チャレンジスクールでは学校が生徒の学習ニーズや生活スタイルに合わせているのが大きな特徴です。生徒が自分のペースで学習し、自分の進路見つけ、少しでも卒業しやすくしているのがチャレンジスクールです。 ・登校時間が決まっている ・卒業年数が決まっている ・勉強する教科や科目が 決まっている ・三部制(午前、午後、夕方) ・3年卒業と4年卒業 ・総合学科(自由選択科目) ・漢検や英検も卒業単位
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③ チャレンジスクールのシステムについて(稔ヶ丘高校) (1) 三部制 自分のライフスタイルに合った登校時間帯
③ チャレンジスクールのシステムについて(稔ヶ丘高校) (1) 三部制 自分のライフスタイルに合った登校時間帯 を選ぶことができる。 Ⅰ部:8時35分~ Ⅱ部:13時00分~ Ⅲ部:17時25分~ ※ 1日12時間授業 ※ 各部の授業は1日4時間が基本であるが、 他部の時間帯の授業を選択することもできる。 チャレンジスクールは三部制であることから、1日12時間の授業があります。稔ヶ丘高校の場合、各部の授業開始時間は、Ⅰ部が午前8時35分、Ⅱ部が午後1時、Ⅲ部が午後5時25分です。授業は1日に4時間を基本にしていますが、他部の時間帯の授業を選択することにより、1日6時間の授業を受ける生徒が多くいます。
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・本校に3年以上在籍し、74単位以上修得すれば卒業できる。 ※ 学年制とは異なり、原級留置(留年や落第)はない。
(2) 単位制 ・本校に3年以上在籍し、74単位以上修得すれば卒業できる。 ※ 学年制とは異なり、原級留置(留年や落第)はない。 ※ 最大で6年間在籍できる。 ※ 漢検や英検、簿記検定や危険物取扱者なども単位に認定できる。 ☆ 自分のペースで勉強できる またチャレンジスクールは単位制であることから、3年以上在籍して74単位以上修得すれば卒業できます。単位が修得できなくても1年次から2年次へ、2年次から3年次に進むことができ、学年制の高校のように原級留置(いわゆる留年や落第)がありません。さらに、1日4時間の授業を受けていると卒業まで4年間が必要ですが、週3日は6時間の授業を受けることにより、3年間で卒業できます。自分のペースで勉強できることがチャレンジスクールの大きな特色です。
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自由選択科目の例 (○の中の数字は単位数)
(3) 総合学科 総合学科とは、普通科目と専門科目の両方が学べる新しい学科であり、自分の興味や関 心、将来の進路に向けて幅広く多くの科目を選択して学習することができる。 (下の表は、稔ヶ丘高校の例) 教科 自由選択科目の例 (○の中の数字は単位数) 国語 国語表現② 現代文B④ 古典B④ 小論文② 地理歴史 世界史B④ 世界史演習② 日本史B④ 日本史演習② 地理A② 地理B④ 地理演習② 公民 政治・経済② 倫理② 数学 数学Ⅱ④ 数学A② 数学B② 数学Ⅰ演習② 数学発展演習② 理科 化学④ 生物④ 物理④ 防災技術② 栽培と飼育② 環境基礎② 保健体育 スポーツ1② スポーツ2② ニュースポーツ② 体育α①(3卒予定者必履修科目) 芸術 音楽Ⅱ② 音楽Ⅲ② ソルフェージュ② 美術Ⅱ② 美術Ⅲ② 素描② 基礎デザイン② 映像表現② ビジュアルデザイン② 構成② 情報メディアデザイン② 工芸Ⅱ② 書道Ⅱ② 外国語 コミュニケーション英語Ⅱ④ コミュニケーション英語Ⅲ④ 英語表現Ⅰ② 英語会話② 異文化理解② 英語理解② 家庭 子どもの発達と保育② リビングデザイン② 生活と福祉② 服飾文化② フードデザインⅠ② フードデザインⅡ② リサイクル技術② 情報 情報の表現と管理② 情報デザイン② 情報の科学② 商業 ビジネス基礎② ビジネス実務② マーケティング② 経済活動と法② ビジネス経済② 簿記④ 原価計算② チャレンジスクールは総合学科であるため、普通科目と専門科目からなる多様な自由選択科目の中から、自分の興味や関心、将来の進路に応じて講座を選択して学習することができます。
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☆ 修業年限が3年以上であるため、3年卒業や4年卒業、 さらに5年卒業や6年卒業を選ぶことができるように、
(4) 定時制課程 ☆ 修業年限が3年以上であるため、3年卒業や4年卒業、 さらに5年卒業や6年卒業を選ぶことができるように、 自分のペースで勉強することができる。 ⇒ 全日制課程では、全員が3年で卒業しなければならない。 ☆1学級の定員が30人であり、配慮の行き届いた指導が 可能である。 ⇒ 全日制課程の場合、学級定員は普通科40人、 専門学科は35人 ☆ 1時限あたりの授業時間は45分 ⇒ 全日制課程の場合は50分 全日制課程の場合、修業年限は3年です。しかしチャレンジスクールは定時制課程であることから修業年限が「3年以上」であり、3年卒業と4年卒業を選ぶことができます。これは途中から変更することも可能ですし、最長6年まで在籍することができます。また定時制課程では1学級の定員が30人であるので、きめの細かい配慮の行き届いた指導が可能です。1時限あたりの授業時間も45分なので、あまりストレスを感じないで授業を受けることができます。このようにチャレンジスクールでは、生徒がストレスを感じずに、自分のペースで勉強できる学習環境をめざしています。
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(5) 入学者選抜 ☆ 調査書・学力検査は不要 ⇒ 今まで(中学校時代)よりも これから(高校入学後)を大切にする
(5) 入学者選抜 ☆ 調査書・学力検査は不要 ⇒ 今まで(中学校時代)よりも これから(高校入学後)を大切にする チャレンジスクール (平成28年度入選 稔ヶ丘高校の場合) 一般的な全日制課程の高校の場合 ・志願申告書(願書と一緒に提出) 250点 ・調査書 国・社・数・理・音・美・保体・ 技家・英の評定 ・作文 600字 50分 500点 ・学力検査 国・数・英・社・理 各教科100点満点 50分 ・面接 個人面接 500点 チャレンジスクールの入学者選抜では、これまでの高校のように中学校の調査書や学力検査は必要がありません。願書と一緒に提出する「志願申告書」、入学者選抜当日の「作文」と「面接」だけです。チャレンジスクールでは、受検生の中学校時代のことよりも、高校入学後の意欲や希望を大切にしています。
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・募集定員(稔ヶ丘高校の場合) 30人×7学級=210人 入学者選抜(2月24日~25日) 8月募集(8月上旬または中旬) ☆ 多様な受検機会 ⇒ だれでも、いつでも学べる学校
募集定員 200人 一般枠 185人 中退枠 15人 (高等学校に入学した経験がある者) 募集定員 10人 一般枠 10人 (高等学校の1年に在学中の者) またチャレンジスクールでは、「だれでも、いつでも学べる学校」をめざし、多様な受検機会を設けています。2月の入学者選抜では、募集定員の中に「中退枠(中途退学者特別枠)」があり、高校を中退した受検生にもう一度高校で学習する機会を用意しています。さらに8月に実施する8月募集では、新たに10人を募集します。これは4月にいったん高校に入学した1年生に、もう一度新しい学校生活へのチャレンジを保障したものであり、公立・私立や全日制・定時制・通信制を問わず高等学校の1年生に在学していれば、だれでも受験することができます。2月の入学者選抜で残念な結果に終わってしまった受検生が、再チャレンジすることも多くあります。
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④ 「チャレンジスクール」と「エンカレッジスクール」との違い
④ 「チャレンジスクール」と「エンカレッジスクール」との違い チャレンジスクール エンカレッジスクール 単位制・三部制・総合学科・定時制 普通科・全日制 小・中学校で不登校経験をもつ生徒や高校中途退学者等、これまで能力や適性を十分に生かしきれなかった生徒が、自らの目標を見付け、それに向かってチャレンジすることを目的とした高校である。 力を発揮できずにいる生徒を積極的に受け入れ、30分授業、体験学習などを取り入れた、いわゆる「学び直しができる」高校である。 「推薦に基づく選抜」なし 「推薦に基づく選抜」あり 「分割後期募集」なし 「分割後期募集」あり 入学者選抜の実施方法 志願申告書、作文、面接 調査書、面接、小論文、実技検査 桐ヶ丘、世田谷泉、大江戸、六本木、稔ヶ丘、八王子拓真(チャレンジ枠)、 改編等予定…荒川商業、 立川地区チャレンジ 足立東、秋留台、蒲田、東村山、 練馬工業 改編予定…中野工業 さて、チャレンジスクールとエンカレッジスクールは、よく混同されることがあります。お互いに似たようなコンセプトがありますが、チャレンジスクールが単位制・三部制・総合学科・定時制であるのに対し、エンカレッジスクールは普通科・全日制です。またエンカレッジスクールの入学者選抜では、中学校の調査書が必要になるなど相違点が少なくありません。こうした仕組みの違いをペーパー上で確かめることも必要ですが、実際に双方の学校を訪れて雰囲気や「空気」の違いを肌で感じることが何よりも重要だと思います。
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2 稔ヶ丘高校の特色 ・授業第一優先…何よりも勉強することが大切 ・他人のチャレンジを邪魔しない…落ち着いた学習環境を保障
2 稔ヶ丘高校の特色 ① 学校の概要 ・学級数及び生徒数(募集定員) 1学級は30人、1学年は7学級、 7学級×4年=28学級(840人) ※ 平成28年7月1日現在の在籍生徒 747人 ・実際には、学年7学級を10学級に自主増学級 ・少人数教育の成果を上げるため、習熟度別クラスは15人編成 ・集団の中で生きる力を育むため、学級は22人編成(Ⅲ部は15人編成) 教育活動の重点 ・授業第一優先…何よりも勉強することが大切 ・他人のチャレンジを邪魔しない…落ち着いた学習環境を保障 ⇒ 服装や頭髪等を厳しく指導(厳しい生活指導) ・稔ミニマム…卒業までに身に付ける資質・能力 例)スケジュール管理、適切な敬語の使用、寛容力 … ここからは、稔ヶ丘高校の特色についてご説明します。 稔ヶ丘高校の1学年は7学級であり、チャレンジスクールの中では最も規模の大きな高校です。その中で一番大切にしていることは少人数教育で、国・数・英の習熟度別クラスでは15人編成によりきめの細かい指導を行っています。また自主増学級を行うことにより、Ⅰ部・Ⅱ部は22人学級、Ⅲ部は15人学級です。 生徒と先生たちの合言葉は、「授業第一優先」と「他人のチャレンジを邪魔しない」です。「授業第一優先」は、何よりも授業に出席して勉強することが大切であると言う意味で、生徒たちはいつも背筋を伸ばして真面目に授業を受けています。 「他人のチャレンジを邪魔しない」とは、自分の可能性にチャレンジしようと入学してきた生徒たちに、落ち着いた雰囲気の中で安心して勉強できる環境を保障するためのもので、他の生徒に不安やストレスを与えることがないように、服装や頭髪等については他の高校に比べて非常に厳しい生活指導を行っています。 さらに、生徒の自律を促し社会性を涵養するために「稔ミニマム」という目標を定め、挨拶や敬語の使用、スケジュール管理などについてホームルーム等を通じて計画的な指導を行っています。
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③ 特色のある教育活動 ・学校設定科目「コーピング」(1年次 2単位) 目的:学習スキルや人間関係のスキルを高める <早稲田大学と提携、SA(スタディアシスタント)が派遣される> ☆コーピング・メソッドタイム 学習例: 見やすいノートの書き方、暗記の方法、試験準備の方法 読みやすい字の書き方、箇条書きのトレーニング ☆コーピング・リレーションタイム 学習例: ストレスを和らげる考え方、リラックス法、 人間関係を円滑にするコミュニケーションのスキル 稔ヶ丘高校には、独自の「コーピング」という授業があります。これは早稲田大学と提携して開発した1年次の授業で、生徒の学習スキルや人間関係スキルを高めることを目的にしています。具体的には、ノートの書き方、暗記の方法、試験準備や、リラックス法やコミュニケーションスキルなど、学校生活や社会生活が円滑にできる具体的な方法について体験的に学んでいます。大学に進学した卒業生たちからは、大学生活や講義の際に大変役立っているという声が聞かれます。
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④ 進路状況 <平成27年度卒業生数179名> 稔ヶ丘高校の卒業生の進路の内訳は、大学・短大への進学が35%、専門学校等への進学が25%、就職が8%、進学準備が15%、その他が17%です。大学・短大・専門学校等の上級学校への進学率が60%であり、チャレンジスクールの中では進学希望の生徒が多いことが特色です。
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・生徒相互が支えあい、切磋琢磨できる生活集団 ・家庭学習の定着(学習習慣の体得) ・教育課程の見直し(進学に必要な学力の習得)
⑤ より良いチャレンジスクールをめざして 中・長期的には… ・コミュニケーション能力、課題解決能力の涵養 ・基礎学力の定着 ・新しい情報を既得の知識・経験と統合する力の育成 短期的には… ・生徒相互が支えあい、切磋琢磨できる生活集団 ・家庭学習の定着(学習習慣の体得) ・教育課程の見直し(進学に必要な学力の習得) ・資格取得、検定受験の奨励(誉めて伸ばす) ・学習環境の整備(生徒が登校したくなる学校) ・特別活動(生徒会活動や部活動)の充実 ・ボランティア活動の奨励(社会性の醸成) ・スクールソーシャルワーカーの導入・活用 稔ヶ丘高校は、今年で創立10周年を迎える新しいチャレンジスクールです。社会の変化や本校を必要とする生徒たちの変容に応じ、より良いチャレンジスクールをめざして様々なプランを検討しています。 まず、これからの社会で自律的に生きていくためには、コミュニケーション能力と課題解決能力の涵養が絶対に必要です。ただし、こうした能力は先生が授業で教えれば身に付くものではありません。そこで稔ヶ丘高校では、生徒が相互に支え合い、切磋琢磨できる生活集団が不可欠であると考え、ホームルーム活動や部活動、生徒会活動の活性化を推進しています。生徒の活気あふれるみのり杯(体育祭)や稔祭(文化祭)を見ていただければ、その成長を肌で感じていただけると思います。さらに、ボランティア活動については、本校独自のマイレージ制度に位置付けて、参加した時間に応じて単位取得を認定しています。 また稔ヶ丘高校では進学希望の生徒たちのニーズに応えるため、基礎学力と「深く考える力」の定着・育成を図っています。具体的には、家庭学習、資格取得や検定受験の奨励、教育課程の見直しをはじめ、生徒たちが将来必要とする学力を獲得できるよう努力を払っています。 そして、その前提として生徒が明るく楽しい学校生活を送れるように学習環境を整備するとともに、スクールソーシャルワーカーを導入して生徒の様々な不安を解消できるよう、より良いチャレンジスクールをめざして学校をあげて改革を進めています。
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ご清聴ありがとうございました 詳しくは‥‥‥ 稔ヶ丘高校
本校のホームページでは、教育活動の様子や募集案内等についてお知らせしています。詳しくは、そちらをご覧ください。
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