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保護者等の地域ボランティアによる学校の除染効果実験簡易測定の許可要請
子供達と日本の未来のために 今すぐ行動すべきこと (旧ファイル)
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要請内容 要望: 学校(保育園)保護者等や地域ボランティア団体による学校(保育園)校庭(園庭)等の除染実験簡易測定の実施を許可して欲しい。
目的: 放射線量の除染前と除染後の数値を比較することで、校庭の汚染度についてむやみな不安を取り除き、公の測定依頼をするかどうか、大規模な除染活動をすべきかどうか、優先順位等の判断材料とする。除染が必要な場合、梅雨が本格化する前のすみやかな実施を可能にする。(公の効果測定が速やかに行われる場合は、団体の簡易測定は必要ない。) 除染実験概要: 校庭の砂を1センチ、または5センチ取り除いた場合、芝生を刈り取った場合、側溝を掃除した場合、枯葉を除去した場合、校内を水拭きした場合等の除染前・除染後の放射線量の比較値を、団体が用意した簡易計測器で比較測定する。実験は、校内の数箇所をサンプルとして、小規模で行う。実験終了後、土は元に戻し、枯葉や芝生等のゴミは通常どおり処分する。 実験結果の発表: 計測数値は、測定の注意を厳守して実施するが、あくまで素人の簡易測定であり、バックグラウンド値や計測器により誤差が発生する。絶対値として数値が一人歩きし風評につながらないよう、発表は除染前・除染後の比較差の値のみを公表する。絶対値の発表は、専門家による公の計測を待ってから行う。 結果発表後の措置: 除染を実施できる各団体にて、今後の除染活動の必要性について議論し、関係者と調整する。有意差があれば、公の測定を依頼したり、公の測定の順番待ちが長すぎるようであれば、団体にて除染実施の許可要請を各方面に発信する。有意差なしであれば、安心・安全宣言を出し、活動は終了する。 除染とは:汚染物質(放射性物質)を取り除くこと。
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タイムスケジュール 測定希望意見の取りまとめ 学校、区への効果測定許可依頼 学校・区の効果測定実験許可 実験日調整、技術指導を受ける
(今ココ) 測定希望意見の取りまとめ 学校、区への効果測定許可依頼 学校・区の効果測定実験許可 実験日調整、技術指導を受ける 小規模な除染実験実施 効果測定結果発表(比較差数値のみ) 今後の除染活動の要不要について検討 公の効果測定依頼 公の効果実験測定結果発表 学校、区への除染活動実施許可要請 学校、区からの許可 汚染土の仮処分方法について検討・調整 除染日調整、消防団等の協力要請、活動ボランティア召集 学校除染 汚染土の最終処分方法について自治体の判断を仰ぐ 実施後、新たな大規模爆発や川崎市で汚染瓦礫の処理がないか注視 この要請書 この要請書で許可いただく内容 除染活動は梅雨が 本格化する前に 有意差がなければ 安全・安心 活動終了
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これまでの区の対応 <杉並区の対応>市橋 あや子 杉並区会議員HP 5/9記事 から引用 (選挙前に)
<杉並区の対応>市橋 あや子 杉並区会議員HP 5/9記事 から引用 (選挙前に) 保育課に「検査をしてほしい。他の保護者からこういう声が届いていないか」と言ったところ、 保育課は「そういう声は届いていません。新宿地点の数値が発表されているのでそれを杉並区は参考にしています。私どもとして計測する予定はありません。放射能測定器があるとすれば環境課か保健所だと思います」。 環境課は「うちには測定器はありません。保健所だと思います。測定する予定はありません」。 保健所は「測定器、ございますが古いので買い換えを予定しています。園庭の放射能ですか?測定する予定はありません」と。 新しい計測器を買ったらぜひ子どもの遊び場を計測してほしい。新しいもの買うと人は試してみたいでしょうから、と要望しました。 天笠さん(科学ジャーナリスト)は、「安いものはヨウ素、セシウムしか測れない。自治体にはぜひ他の放射性物質も測定できる3000~4000万円のものを買ってほしい。区民の健康を守るのが区の役目なのだから決して高い買い物ではないはず」 ・・・(途中略)・・・とにかく解決方法がないのが放射能です。国や都、区などの「公」から正しい情報が提供されることが重要。私たちは基準値の意味を知ったうえで、自分で判断するしかないのですから。やはり運動を起こすしかないです。 杉並区は、18m上空の新宿区の値を参考として、今後計測する予定はないとしている。 現在、汚染物質は空中から土壌表面にあり、放射線の飛ぶ距離は数センチのものもあるので、土壌から1センチ以内の値を計測しなければ意味がない。欲しいのは、土壌の値であって、上空の値ではない。 運動を起こせば、こういった議員を通じて、区の測定許可を得る(測定依頼する)ことは可能と思われる。
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これまでの国や自治体の動き <学校除染に関する今までの自治体の動き>
4/27 郡山市長の独断で市内の学校(地表1cm3.8マイクロ)・保育園(3マイクロ)等を除染。 文部科学省:「暫定基準値年間20ミリ(毎時3.8マイクロ)以下であれば必要ない。基準値以上でも、1日1時間内の利用であれば問題ない。冷静な対応を」 除染活動をした地域の農家から、汚染地域というイメージを与えて風評被害につながるとの苦情があった 5/8 文部科学省 表土入替実験結果発表 効果あり 5/9 福島県二本松、本宮、大玉3市村が独自の基準値を「年間10ミリシーベルト」( 毎時1.9マイクロシーベルト)に下げて設定し、学校除染を決定。 5/11 文部科学省発表:「表土5センチ除去して地下へ埋める方法が有用、技術的助言はするが費用は誰が出すか決まっていないので、実施は各自治体で判断してほしい」 5/18 文部科学省笹木竜三副大臣の定例会見 <校庭の除染における課題> 最終処分方法が決まっていない ・除染する範囲と基準が決まってない ↓ 汚染土の最終処分方法や、誰が費用を出して実施を主導するか、公の実験測定の実施、除染の範囲と基準が決まるのを待っていたら、梅雨があけてしまい、除染実施の有効性が低下する。 雨により汚染を広める前に実施したい。 5/19 厚生労働委員会 福島みずほ発言首都圏の学校でも計測要求が出ている 5/27 文部科学省 「除染費用を国が負担(1マイクロシーベルト/h以上の場合)」
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なぜ梅雨までに実施したいか 雨水で汚染物質(セシウム等)が土に浸透し、取り除くべき上澄みの土が増える
セシウムが水溶性なので水道管、水路、下水道、地下水への影響を広めてしまう なるべく早く子供を放射線から解放する 長袖の作業を暑くならないうちにしたい プールの汚泥を計測して子供がプール掃除をして大丈夫か確認したい 東京に降り注ぐであろう放射性物質の大半は、もう地面に落ちている。さらなる爆発が起きず、川崎で福島の汚染瓦礫を燃やさない限り(検討中)、今まで既に堆積した量から考えると今後新たに降る量は、微量(1万分の1by武田教授 ※)と思われる。 ※:武田邦彦中部大学教授:内閣府原子力委員会専門委員、同安全委員会専門委員
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除染の効果実績・具体例 郡山市の例 除染前⇒除染後の地表1cm(50cm)の値(毎時) 文部科学省の例 表土と下層土の入替え実験
郡山市の例 除染前⇒除染後の地表1cm(50cm)の値(毎時) 柴宮小学校 15.1⇒2.6マイクロシーベルト(17%) 鶴見坦保育所 4.5(3.1)⇒0.9マイクロシーベルト(20%) 薫小学校 4.1(3.3)⇒1.9マイクロシーベルト(46%) 4月20日開成山陸上競技場サブグラウンド セシウムの値:4・1マイクロシーベルト ⇒ 1・97マイクロシーベルト(表土1センチ除去) 半分に ⇒ 0・00マイクロシーベルト(表土5センチ除去) 検出不能に 文部科学省の例 表土と下層土の入替え実験 福島大学付属中学校・幼稚園(福島市)で実施 福島市の園庭 2.3⇒0.3マイクロシーベルト(表土5センチ除去) 幼稚園の砂場や中学の校庭でも5センチ掘れば同様の低減効果が確認 学校除染の具体的方法 グランドに放水し(砂埃を立てないため)、土の上澄みを薄くとり除く。(1cm~5cm) 集めた土は、ビニール袋などに入れて、(できれば水が入らないようにして)掘り返さない場所に1m以上の穴を掘って埋める(最終処理方法が決まるまでの暫定処置)。 学校の屋上、コンクリの上の砂埃、廊下や教室の水拭き等もする。 のびた芝生や雑草は刈り取って除去処分する。
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除染効果実験測定をしたい理由 1 汚染は同心円状ではない。風向き、地形、雨などの条件により まだらにホットスポットが存在する。
除染効果実験測定をしたい理由 1 汚染は同心円状ではない。風向き、地形、雨などの条件により まだらにホットスポットが存在する。 4月27日衆議院決算行政監視委員会村上誠一郎議員(自由民主党・無所属の会)の発言 「定点の観測点があまりにも少ないために本当に地上がどこでどれだけ汚染されているのかを誰も把握していない。」 「足立区の公園のベンチで1平方あたり3ベクレルを観測。放射線管理区域でも4ベクレル」 検出が公式に発表されていなくても、関東には複数のホットスポット がある(松戸、三郷、取手、守谷等)。 杉並区・学校の土壌が、ホットスポットである可能性は土壌を計測してみなければ分からない。(現在は、新宿の地上18m上空の値しか分からない) 素人による簡易測定でも、実験前後の比較値は有意に判断できる(絶対値としては正確性に欠けるので参考にならない。専門家による計測を待つ)ので、除染によって年間合計でどれだけ放射線被曝量が減らせるかの計算はできる。 国の基準が安全かどうかは判断できなくても、「除染で減らせる量」については市民レベルでも認識し、判断ができる。
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除染効果実験測定をしたい理由 2 文部科学省5/10発表WSPEEDI(広域汚染状況予測) 地図 ヨウ素131の表面沈着量
除染効果実験測定をしたい理由 2 文部科学省5/10発表WSPEEDI(広域汚染状況予測) 地図 ヨウ素131の表面沈着量 奥多摩を除く東京のほとんどが、 「高濃度汚染地区(緑色):100,000-1,000,000Bq/m2」 チェルノブイリでいう第三汚染区分(1-5Ci/km2)に匹敵。 災害から10年~20年の間に、 その地域で呼吸してその地域の食品を食べていた人々(成人含む)の中でガンや白血病が増加したエリアに相当する。
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除染効果実験測定をしたい理由 3 東京江東区の土壌等にもセシウムのホットスポットが存在している。
除染効果実験測定をしたい理由 3 東京江東区の土壌等にもセシウムのホットスポットが存在している。 5/11 神奈川県発表 足柄茶 から暫定基準値(1キロあたり500ベクレル)を超えるセシウムを検出 5/12 栃木県発表 那須塩原・日光の牧草から基準値10倍の放射性セシウム検出 5/13 神奈川発表 小田原市などの茶葉にも1キロあたり780ベクレルのセシウムを検出 5/13 岩手県発表 滝沢村の牧草で基準値超える放射性セシウム検出 5/15 産業労働局農林水産部発表 東京都西多摩郡瑞穂町(杉並区から40キロ)の生茶葉から 1kgあたり369ベクレル(暫定基準500)の放射性セシウム検出 4/10~20採取の東京都の土壌で放射性セシウムの濃度が1キロあたり3000ベクレル超え (茨城の2~6倍) 東京の下水焼却汚泥から高濃度放射性物質 板橋2万4千ベクレル、江東区1万6千、大田区1万5千 ※放射性セシウムは、30年以上放射線を出し続ける。 4/16 3201 江東区亀戸 4/10 1147 中央区築地 1311 千代田区東御苑 天守閣跡 1904 千代田区二重橋横 採取日 濃度 ベクレル/kg 試料採取地 食物・飲料安全基準値 セシウム 濃度 ベクレル/kg ドイツ放射線防護協会 子供 セシウム137 4 推奨 大人 セシウム137 8 推奨 WHO(平時に要調査) 一生だと影響の可能性 10 IAEA(緊急時だけ) 何か対策が必要 100 日本原子力安全委員会 飲料水・牛乳 200 摂取制限を検討開始 野菜・穀物・肉魚等 500 摂取制限を検討開始 日本輸入規制 チェルノブイリ後 370
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除染効果実験測定をしたい理由 4 アメリカでウランやプルトニウムの数値が跳ね上がる 米国環境保護庁 発表 プルトニウムの計測器なるものは存在せず、プルトニウムを検出するには特別な研究所で1週間かかる。 「重いから飛ばない」という前提になっているプルトニウムは、日本で原発周辺以外では計測がほとんど実施されていない。 「プルトニウムは、飲み込んでもほとんど排泄されるが、傷口から血液の中に入れないこと、呼吸で吸い込まないことが最も大切(排出されず体内で長期にα線を出すため)」 『頼れる仲間プルト君——プルトニウム物語』 動力炉・核燃料開発事業団 アラスカ、ウラン234 2009・12/14 ↓ 2011・4/1 カリフォルニア、プルトニウム239 2009・12/15 ↓ 2011・3/24
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除染効果実験測定をしたい理由 5 子供の放射線への感受性は55歳の200~300倍 小児(0~9才)の放射線感受性の成人との比較
除染効果実験測定をしたい理由 5 子供の放射線への感受性は55歳の200~300倍 小児(0~9才)の放射線感受性の成人との比較 国立病院療養所東北放射線技師会WG (J.W.Gofman, “Radiation and Human Health”, Sierra Club Books(1981)、 邦訳「人間と放射線」、社会思想社(1991) 不明 その他のがん 3倍 乳がん 2~3倍 甲状腺がん 4~5倍 白血病
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空間計測でなく土壌計測が必要 <3/15> <5/15>
5月15日 雨や重さで下降し地上に蓄積。 空中放射線量 新宿最大 0.067 地表放射線量 ??未測定 3月15日 空中に放射性物質が舞っている。 空中放射線量 新宿最大 0.809 い。 チリにくっついた放射性物質は、もう空中にはあまり飛んでいない。地表に落ちて堆積している。 α波は汚染物質から数センチしか放射しないので、地表数センチで計測すべき。 子供は身長が低く、砂埃が舞い上がれば空間放射線はさらに上昇する。 杉並区が現在、18m上空の新宿の値で判断しているのは学校においては適切とはいえない。
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除染のイメージ <除染後> <除染前> 地表面の放射性物質と一緒に表土を袋に入れて密封し穴に埋める。
い 地表面の放射性物質と一緒に表土を袋に入れて密封し穴に埋める。 砂埃と一緒に舞い上がる放射性物質を吸い込む危険性が減る。 埋めた場所の上に、アルミホイル、できれば鉄板、コンクリを置くとなお良い。 袋はなるべく腐敗しにくい丈夫なものが良い。 もっと丈夫で密閉できる缶等に入れるとより望ましい。 本来は東電や福島へ返すべき土であるが、最終処分方法は未定。 最終処分方法が決まったら、袋を掘り出して引き渡す。 埋める場所の条件 ・子供が長時間すごす場所はNG ・掘り起こす予定のある場所はNG ・地下水脈の真上はNG ・深く掘れば掘るほど地表へ 放射線が届かなくなる
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放射性物質と放射線の基礎知識 放射性物質と放射線
放射線は、人体に当たると、DNAなどを損傷する。(人体は、ある程度は回復できる能力があるが、あまり多いとDNA分裂の際にエラーを起こす恐れがある) 放射性物質とは、有害な「放射線」を出す不安定な物質(ヨウ素131、セシウム137、ストロンチウム90、プルトニウム239等) 。安定するまで放射線を出し続ける。 物質の性質により、放射線を出す期間、出す放射線の種類や届く距離に違いがある。 爆発によって放出された放射性物質は、花粉や黄砂のように細かいチリにくっついて風に乗り、空中を舞い、雨水などに入って地表へ降り注ぎ、現在は地表面や下水・排水溝に蓄積されていると予測される。 水やコンクリの中の水素原子により遮断 中性子線 飛程が長い、 50cmのコンクリや10cmの鉛で遮断 γ線、 X線 金属板で遮断 β線 数センチ、紙一枚で遮断 α線 放射線の届く距離 放射線種 い
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放射性物質・放射線の検出状況 今回の事故で放出された有害な放射性物質の例 半減期:放射線を出す量が半分になるのに要する時間。
生物学的半減期:体内から排出されるのに要する時間。 東京は高濃度汚染地域、水道も汚染 β ,γ線 軽くてよく飛ぶ、短期間に大量の放射線を放出、 甲状腺 に蓄積して甲状腺がんのリスクを高める、 時間が経てば脅威が減る 40日で半分が体外に排出 8日 ヨウ素131 30キロ外の浪江町付近 β線 カルシウム の代わりに骨や歯に蓄積、水溶性で 植物に蓄積、白血病や骨髄腫の原因 、わりと軽い 50年 29.1年 ストロンチウム90 福島原発周辺しか計測を実施していない、ハワイ等アメリカで激増の報告あり 東京で微量に検出、水道も 検出状況 中性子線 ウラン、プルトニウムが核分裂する際に放出 X線 レントゲン撮影の時などに発生 数十年 90日 生物学的半減期 α線 計測器がないし重いから遠くまで飛ばないとされ ているため、各地であまり計測が実施されてい ない。骨や肝臓、肺に蓄積、強力な発がん性 2万4千年 プルトニウム239 カリウムの代わりに筋肉に蓄積 揮発性が高くよく飛ぶ、土壌や海洋汚染の原因 30年 セシウム137 放射線種 特 徴 半減期 放射性物質 い
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意見が分かれる安全基準 子供のクリアランスレベル 年10マイクロ=年0.01ミリシーベルト
子供のクリアランスレベル 年10マイクロ=年0.01ミリシーベルト ヨーロッパECRRの基準 年0.1ミリシーベルト 日本の事故前の法律 年1ミリシーベルト(1万人に1~2人ガン死:ICRP) 米国エネルギー省 年2.8ミリシーベルト(毎時0.32マイクロ ) 日本医師会の見解 年1~20ミリ(非常時限定) 「しかし子供は可能な限り被曝量を減らすことに最大限の努力を」 放射線管理区域(労基法18歳未満就労不可) 年5.2ミリ 福島県二本松、本宮、大玉の3市村独自の学校除染基準 地表年10ミリ(毎時1.9マイクロ) 原子力安全委員会(学校再開基準) 年10ミリ(子供) 国際放射線防護委員会 年1~20ミリ 政府の暫定基準値(事故後) 年20ミリシーベルト(学校再開基準) 原発労働者が白血病になった際、労災認定されるレベル 200人中1人、2年目100人中1人発ガン「核戦争防止国際医師会議:社会的責任を果たす医師の会」 5年間で100ミリ(年20ミリ平均)の被曝で1%が放射線由来のガンに by米国科学アカデミー (20ミリを)「耐えなければ、避難しなければなりませんよね?どこに避難させますか?あなたは?」(20ミリ決定の助言者 山下俊一教授の談) 年20ミリシーベルト=1日0.0547ミリ=1日54.7マイクロ=毎時2.27 (自然放射線を合計して計測値は空間 毎時3.8マイクロシーベルトまでOKとしているが、食料や水や土ホコリの内部被曝は無視して換算しているので、実際には20ミリを超える。) 食品の暫定基準値ギリギリのものを毎日食べ続けると、1年で17ミリシーベルト 厚生労働省3/28 発言 「(17ミリは)後になって健康影響がでるかも知れない」 文部科学省5/23 発言 「最終的には1ミリシーベルトを目指して努力する」 ICRP 事故発生等の緊急時一般人の基準値 年20~100ミリ 大人年100ミリシーベルト →発癌率が0.5%アップ(600人中200人罹るガンが203人に増加) 奇形の発生が認められる
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基準値の計算・管理方法 「子供年間20ミリシーベルト」とは? 年間に浴びる放射線量の合計が、基準値を超えるか否かで判断 年間放射線量=空間放射線量+内部被曝(呼吸+水+食料等)+α 現在の空間被曝=空間0.06マイクロ×24H×365日=525.6マイクロ 屋内では半分程度と考え、200マイクロ=0.2ミリ(通常時と同程度) 0.06(新宿・高さ18m地点)の値を根拠にすれば全く問題ないレベルである。 内部被曝=呼吸器に放射性物質を吸い込んで肺から被曝(排出しにくい) +水や食物から取り込んで内臓から被曝(代謝、便として排出) 肺に入ったセシウム(等の放射性物質)は、あまり排出されず毎年蓄積されていく。 食べ物、水、呼吸器、空間からの被曝量を合計して20ミリを超えないようにする。 (事故前は、1ミリを超えないのが基準だった。暫定基準ギリギリの食品を食べ続けると年17ミリ) 厚生労働省3/28発言:外部被曝と内部被曝全体についての被曝管理は、 どこが管轄しているか「知らない」 ↓ 誰も管理・管轄していなければ、 子供の合計被曝量は保護者が管理せざるを得ない。 自分の子供も年間20ミリで良しと考えれば、東京では特段注意する必要はないが、年1ミリに抑えたいと思えば、内部被曝量(呼吸+水+食料)を減らさなければならない。 ↓ 「除染」は、呼吸器の内部被曝量を減らす試みである。 ↓ 校庭を除染していれば(除染前と除染後に差異がなければ)、食料や水に、ある程度寛容でいられる。
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白血病やガン以外の健康被害例 「終わりなき人体汚染:チェルノブイリ原発事故から10年」NHKスペシャル・1996年
チェルノブイリの子供達 免疫機能の低下・・・頭痛、吐き気、倦怠感、集中力の低下 ・・・・等 ■10年後の人体への影響例 (1)小児甲状腺ガンの急増: 4年後から顕著な増大、のど切開手術 (2)死産増加: 10代で被ばくした母、通常2cmの胎盤が5cmに (3)染色体変異: 被曝量に比例して染色体(生殖器なら遺伝情報)が破損する割合が増加していた (4)原発作業員の平均寿命44歳: ガン・心臓病・白血病・記憶障害・神経細胞破壊・躁鬱自殺など (5)「安全」とされていた低濃度汚染地域で大量の体内被曝が進行していた: 生態濃縮で高濃度となった放射能が、自給自足型の農村の住民の体内に蓄積していた ■ 20年後の人体への影響例 (1)成人甲状腺ガンの急増: 小児甲状腺ガンは事故10年後がピークだったが成人のガンはその後に急増 (2)先天性障害児(奇形児)の増加: ベラルーシでは事故前は1万人中50人だったが2000年に110人と2倍以上に増加 (3)引き続き原発作業員の死亡相次ぐ (4)「安全」とされていた低濃度汚染地域(原発から km)でガンや白血病の発症が増加 →IAEAは、「相関性があるとはいえない、今まで報告する医療機関が整備されていなかったのが整備されるようになったので件数が増えたように見えるだけだ」と見解している。 →頭痛や吐き気、倦怠感、めまい等は、ナチュラルキラー細胞等の異常によると推測されるが、放射線の影響ではなく、放射線を心配するストレスからくるものだという説もある。
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実際に計測した学校の数値 未測定。 校庭が ホットスポット かどうか、 まずは、 除染実験計測から 始めましょう 除染前 グラウンド 空間:
除染前 グラウンド 空間: 除染前 グラウンド 地表1センチ: 体育館 空間: 体育館 床面: 渡り廊下 床面 : 室内廊下 空間: 室内廊下 床面: 除染後 グラウンド 空間: 除染後 グラウンド 地表1センチ: 何マイクロシーベルトだから安全or危険という線引き値は専門家により意見が分かれる。 本当に安全か、どの程度危険かの正確な判定を待っていたら時期を逸する。 除染前・除染後の数値の差異により、汚染の度合いや除染の効果は測定できる。 <計測時の注意> ・計測器により、バックグラウンド値が異なり、測定誤差もあるので公の値と直接比較はできない。 除染実験前の値と、除染実験後の値の比較に用いる。 ・計測器により、測定できる放射線の種類が異なる。 ・計測器を直接地面につけない。土がついたら正確な値が出せなくなる。 ・アルミホイルなどで遮蔽して比較値も出す。 未測定。 校庭が ホットスポット かどうか、 まずは、 除染実験計測から 始めましょう い
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除染効果実験簡易測定に 必要な人・モノ・コト
学校・区の許可 運動場 大人3名以上(保護者、地域ボランティアの協力) ジョウロ(砂埃をおさえるため) ホウキ、ブラシ スコップ、シャベル 草刈機か鎌など ゴミ袋 軍手、マスク等 教室内 ぞうきん(水ぶき) ハタキ ほうき →各実施団体にて準備・調整するので、区・学校は許可するのみ (もちろん、ご協力いただければ助かります) ●計測に必要なもの ガイガーカウンター(簡易) 紙 アルミホイル 鉄板 写真 割り箸 ビニール袋、ラップ
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大規模な除染活動に 必要な人・モノ・コト 事前の計測・調査・実験 学校・区の許可 地域の理解と協力、呼びかけ
消防団の協力が得られればなお良い。(放水車、散水車、グレーダー) 汚染土を掘って埋める場所の選定(後日でも良い) 運動場 大人30名以上(保護者、地域ボランティアの協力) 消防放水車による放水(できれば)またはホース、ジョウロ、スプリンクラーなどによる放水(砂埃をおさえるため) ホウキ、ブラシ 土を入れるビニール袋、缶等密閉できるもの スコップ、シャベル 草刈機 ゴミ袋 軍手、マスク、帽子、ゴーグル、レインコート等長袖防護服 土に埋めた後に上を覆う金属板、アルミホイルがあるとなお良い 教室内 ぞうきん(水ぶき) ハタキ ほうき 工事施工上の留意事項 ●計測に必要なもの ガイガーカウンター 紙 アルミホイル 鉄板 写真 割り箸 ビニール袋、ラップ
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放射線より飲酒・喫煙の方が身体に悪い 発ガン率の上昇(国民ガンセンター調べ) 「普通の環境の3~5倍程度の放射線の被曝による健康影響は、
受動喫煙の女性 1.02~1.03倍 野菜不足 1.06倍 放射線100~200mSv 1.08倍 塩分の取りすぎ 1.11~1.15倍 放射線200~500mSv 1.16倍 運動不足 1.15~1.19倍 肥満 1.22倍 放射線1Sv 1.4倍 毎日2合以上の飲酒 放射線2Sv 1.6倍 喫煙 毎日3合以上の飲酒 「普通の環境の3~5倍程度の放射線の被曝による健康影響は、 種々の変異原より受ける環境影響の個人差の範囲内であり、 この程度の被曝では、がんや白血病や先天異常の有意な増加は、 いくら調査人数を増やしても検出できないと予測 」 高自然放射線地域研究 低線量放射線の健康影響 (財)体質研究会1991 年~ 一度に10ミリシーベルトの放射線を一度にあびた場合、1万人に1人発ガン 一度に2シーベルト以上を目に被ばくした場合白内障の潜伏期間は数年から数十年 1日20本のタバコを1年間=70~280ミリシーベルトの放射線被ばく(発ガン率) 池田信夫 ブログ 低レベルの放射線の被曝による健康影響は、 生活習慣差の範囲内、個人差の範囲内、地域差の範囲内であるという 説もある。 神経質になりすぎることなく、例えば「食品添加物」や「農薬」や「減塩」に気をつける程度に、新幹線で「喫煙車」よりは「禁煙車」を選択する程度に、放射線に気をつけるのが親のつとめである。
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放射線よりストレスの方が身体に悪い 除染は、子供の被曝量を減らす方法のひとつに過ぎない。 40歳以上の方の健康にはほとんど影響ない。
除染実験前と後の放射線量の比較により減った量は分かるが、正確に調べてみたら、「安全」→「より安全」になっただけで、除染はほとんど無駄な努力だったと後で計算値が出るかもしれない。 除染の効果が分かるのは、3年、10年、20年、30年後。しかも、比較対象がなければ効果を実感することも難しい。 たとえ学校を除染できなくても、運動場でマスクをつけたり、手洗いうがいの徹底、家の掃除や毎日の食料や水、浄水器や空気清浄機などで気をつければ各自で被曝量を減らすことはできる。 運動場には、もともと今までの核実験などで飛来したものや自然由来の放射性物質が存在している。今回の事故でどれだけ増えたのかは分からない。 神経質になりすぎて、ストレスを子供に与えるのが最も身体に悪影響を与える。 根拠のない恐怖心こそ、心身の悪化を招く原因 夏の後では効果が薄れるし、後悔先に立たずなので、「念のため」「安心のため」に早急に除染効果測定をしてみる価値はある。 深刻になりすぎず、協力して、除染活動を地域の皆様で行うために、 まずは除染効果測定実験を簡易でも良いのですぐにでも行いましょう。 「ものを怖がらなさ過ぎたり,怖がり過ぎたりするのはやさしいが, 正当に怖がることはなかなか難しい」寺田寅彦
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参照データ 文部科学省5/10発表WSPEEDI(広域汚染状況予測) 地図 「終わりなき人体汚染:チェルノブイリ原発事故から10年」NHKスペシャル・1996年 p:// 「汚された大地で:チェルノブイリ20年後の真実」 NHKスペシャル・2006年 中部大学 武田邦彦教授 ブログ 4月27日衆議院決算行政監視委員会村上誠一郎議員(自由民主党・無所属の会)の発言 関東に複数のホットスポット 郡山市の柴宮小学校の臨時奉仕作業(除染) アメリカでウランやプルトニウムが3月中旬に数十倍検出 校庭の汚染表土、自治体に除去法を連絡--文科省 /福島(毎日新聞) 校庭表土除去で新方式 二本松など3市村、一角に埋没 /福島(毎日新聞) 低線量被曝でも発がんリスク―米科学アカデミーが「放射線に、安全な量はない」と結論― 原発「安全神話」溶融 小出裕章(京都大学原子炉実験所助教) 市橋あや子区会議員HP 文部科学省 文部科学省 笹木副大臣定例会見 チーム中川 東大病院放射線治療チーム まで(一部、Q&A等でレポートに反映する場合があります。直接返信はできませんのでご了承ください。最新版 )
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参照データ 【アクション】[第2弾]子ども20ミリシーベルト基準の即時撤回および被ばく量の最小化のための措置を求める緊急要請 放射線被曝の早見図 線量評価試算 WHO公式HP 原子力安全委員会「原子力施設等の防災対策について」の一部改訂について WHO電離放射線、健康への影響および防護対策 チェルノブイリ原発事故:何がおきたのか 放 射 線 の 人 体 へ の 影 響 NHKETV特集「ネットワ―クで作る放射能汚染地図~福島原発事故から2ヶ月~」 内閣官房参与の辞任にあたって(辞意表明) 小佐古敏荘氏の全文4/29 実地調査を踏まえた学校等の校庭・園庭における空間線量低減策について 5/11文部科学省 学校等の校庭・園庭の空間線量低減のための当面の対策に関する検討について 日本原子力研究開発機構 5/19 厚生労働委員会「海外からの放射線線量計の行方」 ガイガーカウンタ1万9千台は空港倉庫の中 首都圏の学校にも配布を 福島みずほ 学校等におけるダストサンプリング及び土壌調査の結果及び今後の追加調査の実施要領 文部科学省 放射能汚染を巡る日本人の誤解と政府の説明責任 ―チェルノブイリの惨状を知る被曝治療の権威 ロバート・ゲイル博士に聞く まで(一部、Q&A等でレポートに反映する場合があります。直接返信はできませんのでご了承ください。最新版 )
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参照データ 昨年の文科省調査によると年間20ミリシーベルトは危ない 河野太郎 文部科学省委託調査報告書 原子力発電施設等 放射線業務従事者等に係る疫学的調査(第Ⅳ期調査 平成17 年度~平成21 年度) 米国エネルギー省は32μR/hr(0.32μSv/hr)未満であれば健康リスクは無いとしている 橘小校内放射線値報告 放射能漏れに対する個人対策(第3版) 心の放射能被害 敵は「根拠のない恐怖心」 NHK「かぶん」ブログ:NHK | 取材エピソード | チェルノブイリ医師の思い・菅谷医師の講演全文掲載 原子力資料情報室 リスクコミュニケーションの前提議論:津田敏秀・岡山大教授 20msvが続くと子供200人に1人発ガン、2年目100人に1人 「核戦争防止国際医師会議」の米国内組織「社会的責任を果たす医師の会」 微量の放射線は人体に無害である 池田信夫ブログ まで(一部、Q&A等でレポートに反映する場合があります。直接返信はできませんのでご了承ください。最新版 )
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