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モンテカルロ法と有限要素法の連成による 焼結のマイクロ‐マクロシミュレーション

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Presentation on theme: "モンテカルロ法と有限要素法の連成による 焼結のマイクロ‐マクロシミュレーション"— Presentation transcript:

1 モンテカルロ法と有限要素法の連成による 焼結のマイクロ‐マクロシミュレーション
塑性加工研究室  野口 寛洋 セラミックス製品 ・圧粉体の密度分布 ・粉末の収縮特性の差 不均一収縮 微視的収縮挙動 巨視的収縮挙動 有限要素法 モンテカルロ法 連成

2 マイクロ-マクロシミュレーション法 モンテカルロ法 有限要素法 巨視的 ひずみ速度 ひずみなし ひずみあり 均一収縮ひずみ速度 微視的組織

3 モンテカルロ法における微視的挙動 ポア 粉末(結晶方位64種類) 焼結モード 粒成長モード 隣接格子選択 格子の選択 ポア移動・消滅
ポアを選択 結晶方位置換 固相を選択 格子の選択 隣接格子選択 粉末(結晶方位64種類) ポア

4 巨視的な塑性ひずみ速度の考慮

5 2層圧粉円板の焼結 10℃/min 5℃/min 成形条件 成形圧力 25MPa 初期相対密度 0.5 厚さ(mm) 3.7,5.6,7.5
温度 / ℃ 保持 100 200 300 500 1000 800 1400 10℃/min 5℃/min t0 Φ25.5 粒径1.38μm 成形条件 成形圧力 25MPa 初期相対密度 0.5 厚さ(mm) 3.7,5.6,7.5

6 1層圧粉円板の収縮履歴 粒径の比較 1時間=500ステップ 相対密度 / % モンテカルロステップ 0.39μm,実験 1.38μm,実験
モンテカルロステップ  0.39μm,実験 1.38μm,実験 3.4セル, 計算 11.5セル,計算 3 2 4 1 焼結保持時間 / h 1000 2000 3000 4000 20 40 60 80 100 粒径の比較 実験 (μm) 計算 (セル) 粒径比 (μm/セル) 上層 0.39 3.4 0.11 下層 1.38 11.5 0.12 1時間=500ステップ

7 2層圧粉円板の焼結シミュレーション モンテカルロ法 軸対称粘塑性有限要素法 5ステップ 1ステップ 初期相対密度0.5 平均粒径3.4セル
t0 平均粒径11.5セル Φ25.5 計算格子数:150×150 要素数:32

8 計算結果 微視的収縮挙動 巨視的変形挙動 平均粒径D0=3.4セル t0=5.6 計算時間:約90分 CPU:Pentium4 1.5GHz

9 t0=5.6mmにおける微視的組織の比較 実験 1時間保持 計算 n=105 上層,d0=0.39μm 要素17,d0=3.4セル
10セル 実験 1時間保持 計算 n=105 上層,d0=0.39μm 要素17,d0=3.4セル 10セル 1μm 下層,d0=1.38μm 要素9,d0=11.5セル

10 t0=5.6mmにおける断面の形状比較 初期形状 実験,1時間保持 計算,n=105 5000 10000 15000 2000 4000
6000 8000 初期形状 実験,1時間保持 計算,n=105 高さ / μm 半径 / μm t0=3.7mm 5000 10000 15000 2000 4000 6000 8000 5000 10000 15000 2000 4000 6000 8000 高さ / μm 高さ / μm 半径 / μm 半径 / μm t0=5.6mm t0=7.5mm

11 連成の効果 ポア移動頻度 相対密度 半径方向へのポア移動頻度 相対密度 / % 非連成 ステップ n ステップ n 100 200 0.1
0.2 0.3 0.4 0.5 100 200 20 40 60 80 半径方向へのポア移動頻度 相対密度 / % 連成 非連成 要素17 要素9   非連成 ステップ n ステップ n

12 初期厚さと反り量の関係 0.4 0.3 0.2 0.1 3 4 5 6 7 8 非連成,n=105(計算) 連成,n=105(計算) 実験
反り量 a/b 0.2 a b 0.1 3 4 5 6 7 8 初期厚さ t0 / mm

13 まとめ ・モンテカルロ法と有限要素法を連成させた マイクローマクロシミュレーションを提案した.
・モンテカルロ法と有限要素法を連成させた    マイクローマクロシミュレーションを提案した. ・圧縮の塑性ひずみを受けると微視的な焼結収縮が 速く進み,引張のひずみを受けると収縮が遅れる. ・2層圧粉円板の不均一収縮において,連成した方 法では,連成しない場合に比べ,反り量が小さく なり実験結果に近づいた.


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