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2012年度 日本マクロエンジニアリング学会総会 特別講演 新しい時代が求める 鉄道を核とした交通ビジネス
2012年度 日本マクロエンジニアリング学会総会 特別講演 新しい時代が求める 鉄道を核とした交通ビジネス (株)ライトレール 代表取締役社長 阿 部 等 平成24年6月9日
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本日の内容 1.講演者の自己紹介 2.自動車への過度の依存の問題点 3.クルマ離れと鉄道の活躍への期待 4.日本の鉄道の現状・歴史・将来
5.新しい時代が求める交通 6.鉄道の本気 都市鉄道、新幹線、地方鉄道、貨物鉄道 次の大震災への備え 7.皆様へお願い
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1.講演者の自己紹介 参考資料 (株)ライトレール会社案内 公共交通の活性化に関わる主な業務成果 (株)ライトレール事業目論見(概要)
クルマ社会の次にあるもの 『満員電車がなくなる日』紹介 交通ビジネス塾のご案内 おかゆ「ひとめぼれ」 東京都帰宅困難者対策条例
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2.自動車への 過度の依存の問題点
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(1) 空間利用の非効率性 道路建設では渋滞は解消せず 複々線鉄道と4車線道路 人口1000万人のロサンゼルス都市圏
道路の建設<<自動車の増大 複々線鉄道と4車線道路 同じ用地幅:例えば信濃町-千駄ヶ谷 片方向1時間当り15万人対2500人 さらに、自動車だと都心に莫大な駐車場 人口1000万人のロサンゼルス都市圏 都市の3分の1が道路、3分の1が駐車場 人々の活動領域は残り3分の1のみ
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(2) エネルギー利用の非効率性 輸送単位が小さい 走行抵抗が大きい 動力源が異なる 鉄道と乗用車のエネルギー消費原単位
1人当り車両重量 1.0:0.3[t/人] 走行抵抗が大きい ゴムタイヤ・アスファルトの転がり抵抗は車輪・レールの数倍 動力源が異なる 自動車は内燃機関と燃料を搭載 鉄道はエネルギー効率の優れたモーター 鉄道と乗用車のエネルギー消費原単位 旅客1:6、貨物1:7
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(3) 環境負荷の大きさ 自動車は小型内燃機関を搭載 鉄道は発電所で有害物質を排出 自動車は鉄道と比べて、 鉄道と乗用車のCO2排出原単位
有害物質除去が高コスト 鉄道は発電所で有害物質を排出 スケールメリットで高除去レベル 自動車は鉄道と比べて、 エネルギー消費が多いことと相まって環境負荷が極めて大 鉄道と乗用車のCO2排出原単位 旅客1:9、貨物1:7
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(4) 交通事故の頻発 自動車はドライバーの注意力頼り 日本国内のみで過去50年間に 福知山線の脱線事故 エラーのバックアップシステムなし
車間距離保持、車線変更、信号・速度制限順守・・ 鉄道レベルの安全度:膨大なコスト 日本国内のみで過去50年間に 死者50万人以上、負傷者4,000万人近く 福知山線の脱線事故 死者106人 = 自動車事故の1週間分 負傷者500人 = 自動車事故の4時間分
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(5) 車を運転できない人の移動制約 超高齢で自動車を運転できないと、 未成年の中高校生も、 人生80年、最初20年と最後10年運転できず
とたんに不便な生活 家族に送迎の負担 無理して運転して交通事故 やむを得ず「引きこもり」生活 未成年の中高校生も、 通学範囲が限定され学校選択が狭く 塾等の送迎が親の大きな負担 人生80年、最初20年と最後10年運転できず 人生の8分の3は交通弱者
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(6) 中心市街地の衰退 モータリゼーションの進展に伴い、 「コンパクトシティ」の志向 公共施設・商店・住宅等が郊外化
中心市街地は公共交通が不便に 駐車場も確保できず空洞化、「シャッター通り」 薄く広い街の広がりで行政コストが増大 上下水道整備、ゴミ収集、福祉サービス、除雪・・・ 「コンパクトシティ」の志向 行き過ぎた郊外化への反省 中心市街地の活性化への期待 人口減少社会での公共サービスの効率化
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(7) その他 徒歩の減少による健康への影響 非効率な道路投資 地方では100m先のタバコの自販機まで車で
車での移動が主体だと歩く距離が短く、 肥満度も体脂肪率も高くなるとの研究報告 非効率な道路投資 雇用を生み出す建設工事そのものが目的化 道路利用の受益と負担の乖離が原因 旧道路特定財源は道路経費の60%を賄うのみ 暫定税率は高過ぎるのでなく、むしろ低過ぎ 道路特定財源の一般財源化は問題を潜在化
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電気自動車とITSで問題解決? 空間利用の非効率性 エネルギー利用の非効率性 環境負荷の大きさ 交通事故の頻発 車を運転できない人の移動制約
中心市街地の衰退 その他
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3.クルマ離れと 鉄道の活躍への期待
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(1) 縮むクルマ経済(日経 H20.6.19-21) 主要先進国で初めて自動車台数が減り始めた日本、様々な産業にモデルの転換を迫る
クルマ社会が膨張を続けるとの前提で事業を展開するのは難しい、新たな商機 高齢化とともに運転を敬遠する人が増え、ロードサイド型店舗の売上げ・出店が減少 クルマを一生保有すると4000万円 クルマの使い方を見直すことは世界的に共通した課題 クルマ経済の縮小という逆風は世界に先駆けて新たな事業モデルを築く好機
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(2) バフェット氏が鉄道大手を買収 ウォーレン・バフェット氏 発言に関する発表者からのコメント
2009年11月、鉄道大手バーリントン・ノーザン・サンタフェを440億$(債務100億$含む)で買収 米国の将来の繁栄のためには効率的で整備された鉄道システムが不可欠 正当な利益を確保することを容認するしっかりとした規制当局が必要 発言に関する発表者からのコメント 米国を日本・中国・人類いずれに改めても同様 鉄道の活躍には儲けを認めることが不可欠
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(3) 時代の風 近年の各誌の特集 鉄道の活躍への期待 自動車・道路の衰退 鉄道革命:世界で大復権がはじまった!
鉄道進化論:JR、私鉄・・・鉄道ビジネス大研究! 鉄道の世紀:新興国成長、環境性で需要爆発 鉄道完全解明:ここまできたニッポンの鉄道 自動車・道路の衰退 自動車全滅!:ニッポン大恐慌の現実シナリオ 自動車100年目の大転換:世界日本の自動車市場 トヨタ土壇場:工場閉鎖、正社員削減の危機 道路の終焉:補正執行停止、高速無料化
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2008/4/19号
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2008/5/24号
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2008/12/20号
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2009/6/20号
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2009/7/4号
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2009/7/25号
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2009/10号
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2009/10/10号
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2009/11/10号
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2010/1/12号
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2010/2/22臨時号
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2010/4/3号
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2010/7/9臨時号
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2011/3/5特大号
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2011/3/8特大号
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2011/4/16号
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2011/7/8臨時号
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2011/7/30号
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2011/9/5発行
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2011/9/24号
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2012/2/25号
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(4) 「政策コンテスト」交通関連 (H22.10) 鉄道と道路への国民の関心は高い 民意は運輸政策のモーダルシフト
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4.日本の鉄道の 現状・歴史・将来
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(1) 日本の鉄道は世界一 全国2100kmの新幹線ネットワーク 大都市圏の大量輸送ネットワーク 最高240~300km/hで最大4分おき
年間平均遅れ1分以下 50年間に一部責任の旅客死亡事故1件のみ 大都市圏の大量輸送ネットワーク 首都圏:路線長2500km、利用者4000万人/日 朝は数千人が乗車した電車が2~3分おき 朝2時間に1000万人近くがスムーズに移動
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(2) 辛口に見た日本の鉄道 世界に稀に見る満員電車 1通路1時間当りの運行本数の少なさ 新幹線以外は低速走行
他の先進国にはない、生活が豊かでない象徴 1通路1時間当りの運行本数の少なさ 自動車の1000台以上に対し30本以下は過疎 新幹線以外は低速走行 自動車より遥かに容易に100~200km/h走行 80km/h以下の走行は本来もったいない 他の産業分野のサービスや技術と比較し、 大きく立ち遅れ
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(3) LRTも今のままでは普及しない コスト LRT バス (将来) (現状) 輸送量 常にLRTが割高 初期投資大 車両高い 人件費高い
初期投資大 車両がより安い 人件費がより安い LRTとバスの選択の分かれ目 N人/時間 LRTの普及には、現状の 高コスト構造の打破が不可欠 初期投資小 車両安い 人件費安い 技術革新と規制改革により可能 輸送量
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(4) 日本の鉄道の歴史 明治維新~昭和40年代前半 昭和40年代後半以降~現在 100年間、社会の繁栄や技術進歩の牽引役
最たる成長産業、優良な投資対象 社会の中の最優秀層がこぞって参入 昭和40年代後半以降~現在 自動車普及の後塵を拝した 40年間、社会の進歩に遅れ 社会貢献・技術進歩とも潜在能力発揮できず 国鉄末期は社会の中の最優秀層が参入せず
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(5) 日本の鉄道の現状と将来 鉄道に対する業界や社会の認識 次の時代は鉄道が活躍するチャンス “枯れた”技術で創意工夫の余地は少ない
人口減少社会の中、市場の限られた成熟産業 事故防止と経費節減こそ重要 次の時代は鉄道が活躍するチャンス 少ない労力で大きく進歩する余地が大 ライバルである自動車への過度の依存は限界 産業として成長させることが重要 人材を集める ← 従事員を処遇 ← 資金を集める ← 魅力的な投資先に ← 技術と制度のイノベーション
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(6) 鉄道が成長産業となるために 広い視野での時代認識 鉄道を成長させる条件 自動車交通は限界で、抜本的改善は不可能
鉄道は技術開発やサービス改善のネタの宝庫 鉄道を成長させる条件 業界の努力 = 顧客指向とイノベーション 速達性、高頻度運行、ドアツードア性、コスト低減 運輸政策のモーダルシフト 自動車ユーザーへ道路サービスに応じた費用負担 鉄道と自動車の安全規制を同レベルに 政府が大都市既存線から他へ資金を流す 駅を中心とした街づくり
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5.新しい時代が求める交通
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(1) 21世紀の交通システムの主役 全世界で10億台のクルマが数十億台に? 求められる交通システム
今ですら全世界のCO2排出の20%が自動車 環境とエネルギー問題で地球が持たない 江戸時代には戻れない 開発途上国も豊かになれるべき 脱原発の流れ 交通に関わる省エネがより喫緊の課題に 求められる交通システム 空間・エネルギー利用が効率的、環境負荷が小さい、安全、誰でも使える、まちを活性化、健康を増進
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(2) 期待される鉄道の活躍 進化した鉄道 鉄道と自動車との二人三脚 技術と制度のイノベーションで便利かつ安く 鉄道: 自動車:
速達性、高頻度運行、ドアツードア性、コスト低減 日本は本当の最先端の鉄道の発信地になりうる 鉄道と自動車との二人三脚 鉄道: 高速、大量、安全、省エネ、低環境負荷 自動車: 時間的随意性、ドアツードア、少量輸送は低コスト 鉄道と自動車の利点を融合したDMV
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(3) DMVの動画 道路走行→線路走行の切換え 線路走行 線路走行→道路走行の切換え
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(4) DMV活用パターン(往路) 49 学校 病院 住宅団地 観光地 集客施設は駅前とは限らず DMVは鉄道と道路を活用
道路:戦後~平成に全国に整備 いくら整備しても渋滞解消せず ターミナル A駅 B駅 C駅 D駅 鉄道:明治~戦前に全国に整備 活用されずに捨て去られる危機 住宅団地 観光地 49 49
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道路:小単位できめ細かく ドアツードアに近く輸送 鉄道:密集市街地も専用路 1運転士で高速・大量輸送
(5) DMV活用パターン(復路) 学校 病院 復路は往路と逆パターン 道路:小単位できめ細かく ドアツードアに近く輸送 ターミナル A駅 B駅 C駅 D駅 鉄道:密集市街地も専用路 1運転士で高速・大量輸送 住宅団地 観光地 50 50
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6.鉄道の本気 以下の提案は(株)ライトレール独自のものであり、関係各所の合意が形成されたものではない。
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(1) 大 都 市 鉄 道
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①満員電車の解消 53
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運行のイノベーション 供給を大幅に増やす 同じ線路空間で、 満員電車をなくせる 現行の30本/hに対し50~60本/hの運行 床面積2倍
信号システムの機能向上 鉄輪式リニアによる加減速度の向上 床面積2倍 総2階建て車両 同じ線路空間で、 時空間的に2倍、物理空間的に2層の利用 現行の4倍の輸送力に 満員電車をなくせる
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運賃のイノベーション 満員電車をなくすには運賃抑制を改める 商品値付けの適正化で実行資金を調達 首都圏で調達可能な資金額と回収年数
輸送力増強=商品価値向上→値付け引上げ 利用増えずとも収益向上し経営として成立 首都圏で調達可能な資金額と回収年数 200円/人×250万人×600回/年=3000億円/年 30km強×30路線強×100億円/km=10兆円 回収:10兆円÷2000億円(年間投資)=50年 補助ゼロで50年回収 鉄道としては超優良プロジェクト
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②鉄道の定時性向上 朝ラッシュ全列車の遅延を1秒刻みに分析 国交省から 業務受託し 運行実績を 緻密に分析
60本(横方向)×50駅(縦方向)×両方向(2段) 遅延の発生・伝播・拡大を色で可視化 定常的な遅延の原因を抽出し対策を提示
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③大都市鉄道の理想的ダイヤ 現行の各線のダイヤ 現行の各線は優等列車が主要駅に停車 優等列車が普通を追抜くほど旅客集中
特急 急行 普通 現行の各線は優等列車が主要駅に停車 優等列車が普通を追抜くほど旅客集中 混雑かつ遅延 追抜かれる普通は所要時間増 優等列車が普通を追抜かないと所要時間増 所要時間増 ⇒ 車両と乗務員が増えコスト増 主要駅がネックで増発できず
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新たな提案 全列車が規則的に3駅に1駅通過 各列車へ旅客分散し混雑平準化 全列車の所要時間が短縮 線路容量が向上し増発でき混雑緩和 快速A
快速B 快速C 全列車が規則的に3駅に1駅通過 各列車へ旅客分散し混雑平準化 全列車の所要時間が短縮 線路容量が向上し増発でき混雑緩和
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新たな提案で増発できる理由 390秒 300秒 130秒に1本 100秒に1本 特急 急行 普通 快速A 快速B 快速C 55 60 70
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④羽田空港への新たな鉄道アクセス 東京西部、川崎・横浜北部からのアクセス 既存路線を有効活用 南武線・南武支線・東海道貨物支線を経由
尻手 府中本町 稲田堤 武蔵溝ノ口 武蔵小杉 川崎 登戸 立川 分倍河原 南武線 浜川崎 南武支線 川崎貨物 東海道貨物支線 国際線T 国内線T 新設線 東京西部、川崎・横浜北部からのアクセス 既存路線を有効活用 南武線・南武支線・東海道貨物支線を経由 主要駅に待避線を新設して快速を運転
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⑤都市鉄道の海外展開 アジアの人口爆発都市 交通計画の教科書が指摘する通りの状況 道路整備は進むが問題解決できず
道路渋滞、交通事故、排ガス、エネルギー浪費・・ 道路整備は進むが問題解決できず 日本の経験を活かした鉄道整備のニーズ大 日本の鉄道の不充分な点を改めて展開したい
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(2) 新 幹 線
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地上一次鉄輪式リニア 現行の新幹線を速度向上できない理由 地上一次鉄輪式リニア 現行と同レベルの騒音で 走行安全性と乗り心地
環境対策、特に空力騒音 防音壁でカバーできないパンタグラフが最大要因 地上一次鉄輪式リニア 高速走行用の大エネルギーを車上に供給せず パンタグラフを省略 現行と同レベルの騒音で 現行の240~300km/hを300~400km/hへ
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(3) 地 方 鉄 道
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①富山ライト レールの成功 本数を3.4倍 ↓ 利用が2.7倍 市長 「ユーザー評価の90%以上は本数増」 高頻度運行こそが肝
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②山田線の盛岡近郊区間 上盛岡駅周辺 6往復/日 高層マンション3棟 県立中央病院 ショッピングセンター
増発するだけで確実に利用増、地域貢献
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③仙台と石巻を結ぶ交通 東北線+高速バスが最適 鉄道 vs. バスの構図を改める 自動車交通も配慮した計画 仙石線 不通区間(バス代行)
高速バス(現行) 石巻河南 IC 松島北 IC 仙台東 IC 高速バス(提案) 石巻駅 不通区間(バス代行) 仙石線 東北線 松島駅 東北線+高速バスが最適 鉄道 vs. バスの構図を改める 自動車交通も配慮した計画 仙台駅
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(4) 貨 物 鉄 道
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①DMV・鉄輪式リニア貨物 トラックに格納式車輪を付けDMV化 線路上は鉄輪式リニアで連結・高速走行 道路上は短距離を低速で電池駆動
積荷を積替えず幹は鉄道、末端は道路 線路上は鉄輪式リニアで連結・高速走行 地上プレートからの電磁力により加減速 道路上は短距離を低速で電池駆動 線路走行時に車輪回転で発電し充電
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②交通の地上と地下の使い分け (現状) モノの運搬が地上と高架、ヒトの移動が地下
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交通の地上と地下の使い分け (本来) ヒトの移動が地上と高架、モノの運搬が地下
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(5) 次の大震災への鉄道の備え
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大震災への備えは鉄道の最大の課題 今までの大震災では幸運にも大惨事なし 減災対策あり 阪神・淡路大震災は早朝
新潟県中越地震 関東大震災 今までの大震災では幸運にも大惨事なし 阪神・淡路大震災は早朝 新潟県中越地震では障害物や対向列車なし 関東大震災時の鉄道網は今ほどでなかった 減災対策あり 低コストで早急な対策2つ 鉄道を再構築する中長期的対策4つ
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7.皆様へお願い
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(1) 鉄道を社会で活躍させたい 具体的な提案は多数あり 7年間の経験 実現するには、 コンサル・実業いずれにしろ、
当事者を動かすか、自ら当事者になる コンサル・実業いずれにしろ、 ビジネスチャンスは莫大 7年間の経験 創業期ベンチャーとしては相応の成果 新たな発想の理解を得るには時間を要す 提案を進めるチャンネルは多数構築
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(2) (株)ライトレールの取組み あるべき論を語っているだけではダメ 成長の戦略 一生涯掛けて「鉄道の本気」を順々に実現
目標は評論家でも学識経験者でもなく実践者 自社を成長させてこそあるべき論を実現できる 成長の戦略 調査業務の成果で信用力向上と売上げ確保 交通分野の実力企業と連携した様々な取組み 小さな事業で実績を挙げ次第に大きな事業へ 交通事業へ進出 一生涯掛けて「鉄道の本気」を順々に実現 交通の便利な地域・国家は必ず栄える
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(3)日本マイクロエンジニアリング学会 21世紀は資源有効利用と地球環境の時代 目的 取組み 個別の技術を有効活用する時代でなく、
大きな目標を総合的なプロジェクト構想に取りまとめ、世に問い、優れた構想を具体化 目的 巨大事業にともなう問題 巨視的な視点から創造的に研究 マイクロエンジニアリング 総合的な知識分野を拓き人類の未来のために応用 取組み 会員相互の交流、人材の育成、構想の普及
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(4) 藤田慶喜会長の挨拶① 解決して世界に範を示すべき課題 西洋実証主義的発想 東洋的行為 超高齢社会・人口減少問題
エネルギー資源・地球環境問題 情報社会化・セキュリテイ問題 社会的安全確保問題系統的、論理的 西洋実証主義的発想 系統的、論理的 東洋的行為 統合的、直感的、総合的、新規性、独創性 アカウンタビリテイに欠けることがある
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(5) 藤田慶喜会長の挨拶② 部分最適解 これまでは最適解を小さな組織から積上げ 解析、分析、批判の段階から
必ずしも全体最適解にならない 逆もしばしば存在 これまでは最適解を小さな組織から積上げ 仕組みを変え全体最適性を追求する時代に 解析、分析、批判の段階から 融合、適合、補完、調整へ マクロエンジニアリング的アプローチ 分析と総合の総集成に適す 理科系・工学系以外に社会科学・人文科学
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(6) 具体的なお願い 交通コンサル発注下さる方のご紹介 講演を依頼下さる方のご紹介 交通関連のイベント案内・情報のご連絡
鉄道・バス会社、自治体の首長・交通担当部署 ご紹介下さる方とご一緒にご訪問してご説明 講演を依頼下さる方のご紹介 交通問題を解決する新たな発想を広めたい どのような業種・団体へも対応 講演料は最低20万円 交通関連のイベント案内・情報のご連絡 名刺交換した方へ不定期にメール送付 関心をお持ち下さる方へご案内願いたい
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