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食品添加物 B班 中田・藤井・飯尾・安藤.

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1 食品添加物 B班 中田・藤井・飯尾・安藤

2 内容 食品添加物の定義 食品添加物の現状 歴史 社会情勢 今後の展望

3 食品添加物とは? ≪定義≫   食品の製造の過程において又は食品の加工 若しくは保存の目的で、食品に添加、混和、浸 潤その他の方法によって使用するもの ≪役割≫ 製造用剤 甘味料、着色料、香料など 保存料、酸化防止剤など 栄養強化剤

4 食品添加物の分類 指定添加物(389品目) 安全性と有効性を確認して、厚生労働大臣が指定したもの (例:キシリトール、) 既存添加物(450品目) 長年使用されてきたもの(例:クチナシ色素、柿タンニン) 天然香料(約600品目) 動植物から得られる天然の物質。食品に香りを付ける目的で 使用される(例:バニラ香料、カニ香料) 一般飲食添加物 一般に飲食に供されているもので添加物として使用されるもの (例:イチゴジュース、寒天)

5 食品添加物の現状(1) 私たちが普段食べているものの中にたくさん含まれている 例:アイスクリーム、食塩、炭酸飲料、ねりもの、肉、魚
     例:アイスクリーム、食塩、炭酸飲料、ねりもの、肉、魚 今後新たに使用される食品添加物は、天然、合成の区別なく、 すべて食品安全委員会による、安全性の評価を受け、厚生労 働大臣の指定を受けて、「指定添加物」になる 問題点 食品添加物の規格や基準は、それぞれの国の法律     により異なる。また、食品添加物を使用できる食        品についても、各国の食文化により違いが生じる。 課題 国際的な貿易が盛んとなり、食品の輸出入が増大す    る中で、食品の安全性を確保しつつ、規制の整合化    をすること

6 食品添加物の現状(2) 実際の国際的な取り組み 国連食糧農業機関(FAO)/世界保健機関(WHO)の 合同食品規格委員会(コーデックス委員会)食品添加物汚染物 質部会 加盟国からのさまざまな要望が議論され、各国共通の基準 や規格の採択を目指した検討が行われている。 国連食糧農業機関/世界保健機関合同食品添加物専門家会 議(通称: JECFA<FAO/WHO Joint Expert Committee on Food Additives>) 食品添加物の安全性について、国際的な評価をする機関。 コーデックス委員会に対して助言等を行っている。

7 食品添加物の歴史(1) 1947年 食品衛生法制定 (食品添加物60品目指定) 1955年 森永ヒ素ミルク中毒事件
1947年 食品衛生法制定     (食品添加物60品目指定) 1955年 森永ヒ素ミルク中毒事件 1957年 食品衛生法の見直し 1958年 インスタントラーメン発売      (添加物大量消費時代) 1968年 カネミ油症事件(米ぬか油にPBC混入) 1969年 ズルチン、チクロの指定取り消し 1972年 食品衛生法改正

8 食品添加物の歴史(2) 1973年 サッカリンに発ガン性発表(アメリカ) 1974年 フリルフラマイド(AF2)の指定取り消し
1973年 サッカリンに発ガン性発表(アメリカ) 1974年 フリルフラマイド(AF2)の指定取り消し 1982年 アメリカでサッカリンナトリウムを      発ガン物質に指定 1983年 アスパルテーム他11品目大量認可 1989年 化学合成添加物全面表示 1991年 天然添加物全面表示  1992年 防かび剤イマザリル認可 1995年 天然由来の添加物も指定制となる

9 アメリカでの食品添加物の歴史 1906年 食品と薬品の条例が国会を通過 1907年 タール色素は7種類のみ使用可能で 他は禁止
1906年 食品と薬品の条例が国会を通過 1907年 タール色素は7種類のみ使用可能で      他は禁止 1938年 食品・医薬品と化粧品条例制定 1958年 デラニー条項制定 1977年 サッカリンの使用が禁止に 1991年 サッカリンの禁止撤回 1992年 どんな程度の発がん性でも許可しない      (デラニー条項)

10 ほかの国での食品添加物の歴史 ヨーロッパ イギリス 1980年代 欧州共同体で、イーナンバーという表示に
1980年代 欧州共同体で、イーナンバーという表示に      より食品添加物を分かりやすい表示に整理 イギリス 1856年 コールタールから染料を合成      (合成染料の業界が形成される) 1977年 ファインゴールドの食事療法 1986年 ラベル表示を義務付ける法案施行 2009年末~ 6種のタール色素についてメーカーが        自主規制するよう勧告

11 ファーストフード、輸入食品、コンビニ弁当、加工食品
現代社会と食品添加物 消費者のイメージ (+)保存料を使っているおかげで、食品が長持ち    するのでよい (+)食品添加物を使わなかったら、逆に食品が早    く痛んで食中毒になる危険性がある (-)食品添加物は入っていない方がいい (-)無添加食品のほうが体に良さそう 食品添加物は 必要不可欠 実際にインターネットで検索すると、たくさんの無添加を売りにした食品サイトが出てきます。 それほど無添加にこだわる消費者も多いようです。 現代人の食生活 ファーストフード、輸入食品、コンビニ弁当、加工食品

12 安全性についての問題 厳しい毒性試験の落とし穴
 認可申請中の添加物(単品)のみを多量にラッ トに投与して評価を行っている。その添加物と 他の添加物や食品との複合的な作用は評価さ れていない。 実例:清涼飲料水からベンゼン!?  アスコルビン酸(ビタミンC)と安息香酸(保存 料)は、ある条件下でベンゼンを生成すること がある。  ラットやマウスなどの実験動物を使って、毎日一定の量の食品添加物を食べさせ、一生食べつづけても「有害な影響が見られない最大の用量」をさだめています。無毒性量いいます。 確かに、食品添加物は、動物を使った厳しい毒性試験等の審査を経て、認可されています。しかし、その毒性試験では、認可申請中の添加物(単品)のみを多量にラットに投与して評価を行っているのであって、その添加物と他の添加物や食品との複合的な作用は評価されていません。

13 1886年の誕生以来、保存料も人工香料も、一切使っていません。いままでも、ずっとこの先も
消費者の誤解を招く企業宣伝 コカ・コーラ社 セブンイレブン あたかも食品添加物が悪いような言い回し 実際は、赤ラベルの「コカ・コーラ」には天然の香料等 の添加物が使用されており、「コカ・コーラ・ゼロ」などに は保存料が入っている 1886年の誕生以来、保存料も人工香料も、一切使っていません。いままでも、ずっとこの先も 保存料や合成着色料の無添加キャンペーン 問題点 また、テレビCMや広告なども、消費者に、食品添加物の悪い印象を与える要因となっています。 最近では、コカコーラ社のCMのキャッチフレーズ「」、そして、セブンイレブンのキャンペーンが問題とされました。 これを聞いた消費者は、「保存料も人工香料も入っていないっていいことなんだ。」と思うはずです。逆をいえば、「保存料や人工香料は悪いものだ」という考えを一方的に押し付けられいることになります。こうして消費者は、何の知識もないまま、なんの根拠もないCMのことばだけによって、食品添加物は体に悪いというイメージを自然ともってしまいます。 また、コカコーラ社には、もう一つ問題点ありました。それは、このキャッチフレーズが事実に反する不適切なものだったからです。 実際には、・・・・・

14 日本食品添加物協会 日本国内で食品添加物を製造、輸入、販売、使用 する企業及び団体によって組織 食品添加物のイメージ回復
 「食品添加物不使用」の宣伝に対する企業への抗 議 理由  食品添加物国内売上高8000億円  約960社が協会に加入  無添加食品を強調する食品表示の増加 先ほどのコカコーラ社の問題など、CMが消費者に、『体に悪い』といった印象を与えてしまい、業界全体へ悪影響を及ぼしかねない」ことを恐れています。そのため、「食品添加物不使用」など、食品添加物に悪影響を及ぼす宣伝については、敏感に反応しています。 石油を原料とする食品添加物が存在するのも事実です。 日添協が科学的に安全性が証明されていると主張するのであれば、飲料メーカー等に抗議するだけでなく、「石油を原料として合成されている着色料は安全である」点を、堂々とアピールして消費者の不安を払拭していくべきではないでしょうか。 食品添加物の国内売上高は約8000億円。武田薬品工業など製造販売会社や食品メーカー計約960社がこの協会に加入している。ここ数年、無添加を強調する食品表示が目立つようになり、「加工食品の広がりは添加物なしに語れないのに、悪者というイメージがつきまとう」(協会幹部)と、いらだちを強めていた。 ここで問題となるのが、「食品添加物は本当に『体に悪くない』のか?」という、一般消費者が抱いている疑問です。 日添協は日本コカ・コーラに対し、「根拠を科学的に示すよう」求めているようですが、逆に「科学的な根拠」を以って、「安全」と言い切れるのでしょうか。 日本

15 食品会社と食品添加物製造会社の関係 協会加盟会社 協会非加盟会社 無添加の方が、消費者うけがよい 安全性の不安 抗議 無添加食品推進
食品添加物イメージ回復 消費者へ直接アピール 安全調査の見直し 無添加の方が、消費者うけがよい 安全性の不安 業界への悪影響を心配 課題 抗議 無添加食品推進

16 行政の課題 海外との基準の違い 現在使用できるものの安全性 複数の食品添加物を同時に摂取する際の危険 性 世界共通の基準が必要
複数摂取した際の危険性の評価が必要である 問題点 その組み合わせが非常に多い 海外との基準の違い 世界共通の基準が必要 利点 物流が活発になる 問題 国家間の強弱の関係の影響が出てしまう    基準が変わり、損害を受ける可能性がある     現在使用できるものの安全性 既存添加物の安全性は経験則から得られているため、きちんとした評価が必要

17 企業の課題 必要以上に添加物を使用しない 一括表示により、余計に添加物を加えたほうが企業にとって都合がいいことがある。
(一括表示とは、複数の添加物を使用したとき一括名で表示できる。たとえば、乳化剤、調味料) 安易に添加物を導入しない 職人技の衰退の恐れ 添加物により誰でもある程度の商品を作れる

18 消費者の課題 食品添加物に対するイメージをもう一度考える 食品添加物をただ排除しようとするのではなく、 添加物とうまく付き合う
情報があふれているため正しく理解をしようとするのが難しくても、イメージを考えるだけでも有効 食品添加物をただ排除しようとするのではなく、 添加物とうまく付き合う 消費者の購買活動によっても食品添加物を抑 えたり、使う側に対しても意識の変化をもたら すことも可能

19 まとめ 食品添加物の危険性だけを考えても無意味 食品添加物の様々な恩恵を受けて現代の社会 が成り立っている
食品添加物をゼロにするのが難しい以上、食 品添加物とうまく付き合って生活する 各消費者の食品添加物に対する意識の違い・ライフスタイルが表れる 消費者と添加物を使用する側の関係 両者の関係は一方的なものではない 関係が密になれば使用する側の意識も変わる 問題 使用する側は利益優先      消費者は安いものを求める  

20 グループとしての結論 安全性に関して不安な点はあるが、過剰に反 応する必要はない 食品の製造・保存・管理に不可欠
食品添加物の負のだけに注目し、拒否するの ではなく、良い面にも目を向けながら、バランス のとれた生活をする。

21 http://www.mutenka.or.jp/tenkabuturekishi. htm
参考文献 朝日新聞2008年9月16日 みんなが気になる食の安全55の疑問 垣田 達哉著、ソフトバンク新書 htm 食品の裏側~みんな大好きな食品添加物~                 著者 安部 司


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