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きょうは税金について 考えてみよう! 近 畿 税 理 士 会 中学生用Ⅰ 中学生用モデルテキストⅠ 【コメント例】

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Presentation on theme: "きょうは税金について 考えてみよう! 近 畿 税 理 士 会 中学生用Ⅰ 中学生用モデルテキストⅠ 【コメント例】"— Presentation transcript:

1 きょうは税金について 考えてみよう! 近 畿 税 理 士 会 中学生用Ⅰ 中学生用モデルテキストⅠ 【コメント例】
(明るく大きな声で挨拶。) みなさん、こんにちは。私は税理士の○○ ○○といいます。 (税理士○○ ○○ と板書する。) 今日はみんなと税金について、一緒に考えてみたいと思っています。 講師のコメント例を記載していますが、ご自身の言葉で伝えるようにしてください。 パワーポイントの性質上、最新のスライドしか目の前に現れないので、重要な用語はラミネート加工したシートにし、黒板に掲示して長時間生徒の目に触れるようにするのも、よい方法です。 このテキストは、「税の作文」を書く前に実施することを想定して作成しました。 つまり、このテキストの内容から発展させて自分でさらに調べようと思えるようにしています。 「作文」関係なく実施する場合は、最後のページを問いかけではなく、伝えたことのまとめを記載するようにしてもよいかと思います。 また、内容をかなり詰め込んでいます。何分にはどこまで進んでいるべきか、時間がなくなってしまった場合、どこを飛ばすのか、事前に考えるなど、時間配分に気を付けてください。 余裕をもって一番伝えたいことを、しっかり伝えることができるようにしましょう。 近 畿 税 理 士 会

2 中学生用モデルテキストⅠ 今日の学習内容 1 税金って必要なの? →税金の役割 2 税金を体験しよう 3 税金についてもっと知ろう →税金のルールはだれが決めているのか   など      1 税ありきではなく、税が必要なものかどうか、というところからはじめる。 2 自分たちが必要な公共財を作るために、皆で出し合う税金の額をディスカッションしてもらう。   (民主主義・租税法律主義・公平を体験。) 3 体験したことをもとに、現在の日本の状況と税について説明する。   私たち一人一人社会・税について考えるべきであることを伝える。 【コメント例】 今日は、この3つのテーマで進めていきます。(読む) 最後にはアンケートをお願いしますので、ご協力をよろしくお願いいたします。

3 中学生用モデルテキストⅠ 職業紹介と同時に申告納税制度について説明する。 【コメント例】
けどその前に… 自己紹介を兼ねて、私の職業である税理士についてお話します。 みんな税理士って何する人か、知ってるかな? 知っている人?(挙手) では、税理士がどんな職業なのか、紹介したいと思います。 簡単なたとえでは、…病気になったら→お医者さん… 法律のことでわからないことがあったら→弁護士さん… 税金のことでわからないことがあったら→→税理士 絵を見てもう少し説明してみましょう。 お店の人や会社は税金を国に支払わなくてはいけません。それって自分で計算して自分で支払うんです。 (「申告納税制度」といいます。) その計算が難しいとき、とか、お店がいそがしいから、というときに税金のプロの税理士が代理で 税金の計算をしたり、お手伝いをしています。 国に支払うといいましたが、具体的には「税務署」という税金を集めるお仕事をしているお役所に支払うことになります。

4 税金って 必要 なの? テーマ1 中学生用モデルテキストⅠ 【コメント例】 では、本題にはいります。
まずは質問です、税金って必要なのでしょうか? (発言があれば聞く。) では、どんな税金があるのか、税金がどのように使われているか、 見てみてから、考えてみましょう。

5 税金にはどんなものがあるでしょうか? 他にはどんな税金があるでしょうか? 中学生のみんなも支払う税金の代表は消費税ですね。
中学生用モデルテキストⅠ 税金にはどんなものがあるでしょうか? 中学生のみんなも支払う税金の代表は消費税ですね。 100円の品物を買うと8円の消費税を支払います。 支払った消費税はお店の人が 私たちに代わって国に納めています。 他にはどんな税金があるでしょうか? 税金って 必要 なの? 導入として、中学生になじみのある消費税を取り上げる。 【コメント例】 (タイトルの後→挙手を促す。) (2つめの矢印後) 消費税はモノを買った時、中学生も支払います。つまり、広く浅く、皆おんなじ税率で支払う、という性質を持った税金です。 他にはどんな税金があるのかな? (→挙手を促す。) テーマ1

6 税金の種類 税 金 直接税 間接税 税金って 必要 なの? 自動車税 所得税 法人税 タバコ税 消費税 酒 税 固定資産税 テーマ1
中学生用モデルテキストⅠ 税金の種類 直接税 自動車税 所得税 固定資産税 法人税 税 金 間接税 タバコ税 消費税 税金って 必要 なの? 直接税・間接税の説明、各税金の簡単な紹介を行う。 収入にかかる税金(所得課税)、資産にかかる税金(資産課税) 消費や流通にかかる税金(消費課税)、 税を負担する力を多方面からとらえていることを説明する。 テーマ1 酒 税

7 約50種類 税金の種類 日本に税金は何種類あるでしょうか? いろんな税金があるんだね! どうしてたくさんの種類があるのかな?
税金の種類が多いことは、公平のためのしくみ。 【コメント例】 先ほど税金が7種類だけ、紹介されていましたが、さて日本に税金の種類はどれくらいあるでしょうか。 三択クイズです。 ①約25種類 ②約50種類 ③約1,500種類   約50種類の「約」とあるのは自治体によって、独自の税金の制度があることもあるからなんです。 たとえば、兵庫県には「県民みどり税」というものがあります。 災害に強い森づくりや、環境をよくするため木を植えたりするのに使われています。 どうしてたくさんの種類があるのかな? その答えはまた後で出てきますので、楽しみにしておいて下さいね。 7

8 × ○ ○ ○ × ○ ○ ここで 問題です 税金で作られているものにはどんなものが あるのかな? コンビニ 公立中学校 消防署 公園
中学生用モデルテキストⅠ  税金で作られているものにはどんなものが  あるのかな? ここで 問題です 次の中から税金で作られるものを当ててください。 × コンビニ 公立中学校 消防署 × 公園 税金って 必要 なの? ゴミ処理  施設 順次クリックして○×クイズを行う。全員で○×と答えてもらい、ここはあまり時間をかけないのがおすすめ。 【コメント例】 みんなの安心安全なくらしのために欠かせないものばかりです。 会社 テーマ1 警察署

9 税金クイズ ① 約 3万4千円 ② 約 5万4千円 ③ 約 8万4千円 生徒が1人1ヶ月、公立中学校に通うために
中学生用モデルテキストⅠ  税金クイズ  生徒が1人1ヶ月、公立中学校に通うために 使われる費用はどれくらいでしょうか? ① 約 3万4千円 ② 約 5万4千円 ③ 約 8万4千円 税金って 必要 なの? 三択クイズは知識を伝えるためというよりは、児童とのコミュニケーションをはかり、後のディスカッションが スムーズに進むように入れている項目です。 ディスカッションにより多くの時間を割きたいという場合は、省いていただいても結構です。 答えは③ 【コメント例】 1人が中学校1年間通うのに1,011,000円の税金が使われているそうです。(平成26年度) 宿題やテストが嫌な日もあるかもしれないけど、平等に教育を受けることができるのは、 素晴らしいことですね! 教育を受けることができるなんて普通のことと思ってしまうけど、世界に目を向けるとそうではないこともあります。 教育を受けていると、自分の力で考えて、自分の力で生きていくことができます。 学校に通うことのできる環境にいる皆さんにはしっかり学んで欲しいなって思います。 参考HP   テーマ1

10 まとめ:税金って必要? 税金は… 私たちの生活を支えてくれるものに使われています
中学生用モデルテキストⅠ  まとめ:税金って必要?  税金は… 私たちの生活を支えてくれるものに使われています 健康 的・文化的・安心・安全なくらしのためになくてはならないもの 税金って 必要 なの? テーマ1のまとめ。 社会共通の利益の実現のため、みんなが税金を出し合う(責任を負う)ことを理解させる。 ただし、「きょうは税金について考えてみよう!」というタイトルにもあるように、結論を押し付けないように、考えさせるように工夫する。 【コメント例】 さて、税金って必要なのか、皆さんそれぞれ、答えはでましたか? (ひとつめの→のあと)  さきほど、税金でできているものを色々確認しましたね。 (ふたつめの→のあと) …だと思いますが、皆さんもそう思いますか? ここまでで、税金は必要なのか、また、なぜ必要なのかを考えました。 テーマ1

11 税金を 体験しよう テーマ2 中学生用モデルテキストⅠ ここまでで15分経過 【コメント例】
それでは、テーマ2 税金を体験しよう、に進みます。

12 ここで 問題です このクラスを国として考えてみましょう クラスを6つのグループに分けます。 次に、各グループから代表を1人選びましょう。
中学生用モデルテキストⅠ このクラスを国として考えてみましょう ここで 問題です クラスを6つのグループに分けます。 次に、各グループから代表を1人選びましょう。 税金を 体験しよう ・6グル-プに素早くなれるよう、あらかじめ先生と打ち合わせをしておく。 ・電卓を配布する場合は、このタイミングで配布。(最初に渡すと遊んでしまうため。) 【コメント例】 グル-プごとに早くまとまってくださいね。 グループごとに代表者を選んでもらいます。 ここで電卓と計算用紙を配布します。 テーマ2

13 このクラスを国として考えてみましょう 皆さんの1年間の収入は1000万円とします。 この国にはまだ中学校がありません。
中学生用モデルテキストⅠ このクラスを国として考えてみましょう 皆さんの1年間の収入は1000万円とします。 この国にはまだ中学校がありません。 中学校を作るのに9000万円が必要です。 では、問題です!皆さんがいくらずつ税金を 払えば中学校を作ることができるでしょうか? 税金を 体験しよう ・収入が同じならば支払う税金も同じであるという水平的公平を理解してもらう。  グループで考えて、代表者に答えてもらう。 ・実際の学校建設に9000万円かかると考える生徒もあるので、この金額は例であることを伝える。  【コメント例】 9000万円というのは実際の学校より安いですが、小さな国ということで、9000万円としておきましょう。 また、計算を簡単にするために、 このクラスに30人いるとして計算してください。 クラスが30人ならば9,000万円÷30人で一人あたり300万円となります。 みんな割り算をしようと思いました?それってすばらしいことです。 皆同じ、平等に出し合おうと思ったわけですからね! テーマ2

14 レベルアップ、第2問! ①グループの収入 100万円 ②グループの収入 200万円 ③グループの収入 500万円 ④グループの収入
中学生用モデルテキストⅠ レベルアップ、第2問! それでは以下のように収入が違う場合、どうすれば いいでしょう? ①グループの収入   100万円 ②グループの収入   200万円 ③グループの収入   500万円  ④グループの収入   700万円 ⑤グループの収入  1000万円 ⑥グループの収入  3000万円 税金を 体験しよう テーマ2 それぞれ1人の収入です。

15 支払額が決まったグループは発表して下さい。
中学生用モデルテキストⅠ レベルアップ、第2問! 中学校を作るのに必要な費用は9000万円です。 グループごとに相談をして、1人いくら税金を支払うのか を決めて、自分のグル-プはいくら払うかを計算してください なぜその金額にしたのか、理由も発表して下さい! それぞれ1人づつの収入です ①グループの収入          100万円 ②グループの収入  200万円 ③グループの収入  500万円 ④グループの収入 ⑤グループの収入 ⑥グループの収入  700万円  1000万円  3000万円 税金を 体験しよう (発表してもらった金額の集計は、板書でもよいが、excelを使用すると効率的。 excelは合計額が見えない大きさにして、あらかじめパワーポイントの下に開いておく。) ・ディスカッションが進んでいない時にはヒントを出す。 ①収入が違っても同じ金額を出し合う? ②収入の内、同じ割合の金額を出し合う?   ③収入が多い人は、大きい割合の金額を出す? →所得税の考え方 テーマ2 支払額が決まったグループは発表して下さい。    集計をしてみよう!!

16 お金が足りない場合 それでは代表の人に 発表してもらいましょう。 グループごとにどうしたらいいか考えてみて ください。 税金を 体験しよう
中学生用モデルテキストⅠ お金が足りない場合 グループごとにどうしたらいいか考えてみて ください。 それでは代表の人に 発表してもらいましょう。 税金を 体験しよう お金が足りない場合について話し合い、発表してもらう。 どんな意見も、否定せず、まず受け止める。 時間が足りない場合、挙手による発表に変えてもよい。 よく出る意見 ・お金持ちにもっと出してもらう ・借金する ・小さい学校にする ・お金をためる など 【コメント例】 (集めた金額が9000万円以上となった場合)今回は足りましたが、もし足りなかったときどうするか考えて下さい。 いろいろ、いい意見が出ましたね! 皆さんに考えてもらったのは、大人も今直面している問題です。大人の表現だと… お金持ちに出してもらう → 「富裕層の増税」 借金する → 「国債の発行」 小さい学校にする → 「予算の見直し」  などとなります。 テーマ2

17 税金を体験して みんなで税金を出し合うには、他の人の立場も考えることが必要 公平に出し合うように考えることが必要
中学生用モデルテキストⅠ 税金を体験して みんなで税金を出し合うには、他の人の立場も考えることが必要 公平に出し合うように考えることが必要 実際の税金のしくみも公平になるように 考えられているんだよ 税金を 体験しよう 他人の立場も考える(思いやり) → 基本的人権の尊重 【コメント例】 みんなの能力が同じとき、みんな同じ金額を出し合うとうまくいきました。 でも能力が違うときには、自分の利益を優先することなく分け合う、「公平な方法」を目指していくことが必要になってきます。 他の人の立場を考える「思いやり」の気持ちが必要なんですね。 実際、税金のルールは「公平」になるように、工夫が色々されています。 先ほど、税金の種類が約50種類あると言いました。 実は種類が多いのも公平のためなんです。 ・ 今のように、収入をもとに計算し、収入の多い人が高い税率で多くの税金を支払うしくみの所得税 ・ また、買い物をした金額をもとに計算し、みんなおんなじ8%の税率で計算する消費税 ・ 家や自動車を持っている人が払う税金 いろんな角度からの集め方を組み合わせることによって、公平に出し合うことができると考えられます。 それでは税金体験はここまでにして、実際の日本の税金はどうなっているのか見ていきたいと思います。 テーマ2

18 中学生用モデルテキストⅠ テーマ3 税金について もっと知ろう

19 今の日本は? 平成29年度当初予算 国の収入の約59%が税金です。 税金についてもっと知ろう テーマ3 中学生用モデルテキストⅠ
今の日本は? 平成29年度当初予算 国の収入の約59%が税金です。 【コメント例】 先ほど、お金が足りない時どうするか、考えてもらいましたが、これが日本の財政の現状です。 歳入 → 国債発行に依存している割合について  テーマ3 税金についてもっと知ろう

20 今の日本は? 平成29年度当初予算 税金についてもっと知ろう テーマ3 中学生用モデルテキストⅠ 【コメント例】
今の日本は? 平成29年度当初予算 【コメント例】 歳出 → 国債の返済 1/4        医療・年金 1/3(これから少子高齢が進む) テーマ3 税金についてもっと知ろう

21 今の日本は? 国債残高の推移 将来世代の負担・・・ 税金についてもっと知ろう テーマ3 中学生用モデルテキストⅠ 【コメント例】
 今の日本は? 国債残高の推移 将来世代の負担・・・ テーマ3 【コメント例】 税金だけでは足りないということで、借金をしてきた結果、 国債残高はこのグラフのようになってきます。 平成29年度末で約865兆円となる見込み。(昨年より27兆円増えました。) これは国民一人当たり約688万円。(昨年より24万円増えました。) 平成29年の税収の約15年分。 大変です。どうしてこんなことになったのでしょうか。 今日は、問題を投げかけるだけにします。 皆で、ぜひ考えていただきたいと思います。 税金についてもっと知ろう

22 ? 今の日本は? 税金の金額 独身サラリーマンの場合の税額。 所得税・復興税・住民税の合計額です。 収入 100万円 : 税金 0円
中学生用モデルテキストⅠ  今の日本は? 税金の金額 独身サラリーマンの場合の税額。 所得税・復興税・住民税の合計額です。 ? 収入 100万円 : 税金      0円 収入 500万円 : 税金   約53万円 収入1000万円 : 税金   約184万円 具体的な税額の紹介とともに、所得税の超過累進制度について説明する。同時に同じ税率の消費税もあることも説明する。 【コメント例】 先ほどの体験で出てきた収入ですが、実際日本では現在こんな税額なんですよ、ということを紹介します。 サラリーマンと書いていますが、このように具体的に決めないと税金の計算ができないんです。 たとえば、養っている家族が多かったり、医療費をたくさん支払っていたりすると支払う税金が少なくなります。 こういうところにも、税金を公平に出しあう工夫がされているんですね。 こちらを見てもらうと・・・ 収入500万円と3000万円とでは、収入は6倍の違いであるのに、税額については、20倍以上です。 このように、所得が多くなるほど、税率が増えていくことを、「超過累進課税」といいます。 これも公平に税金をだし合う仕組みです。能力に応じた負担となるようになっているんですね。 ただし、公平な出し合い方は、変化するものです。 なので、これはあくまで今の日本の仕組みなのであって、その時代に合った仕組みはその時代の人がその都度考える必要があります。 (計算条件:社会保険料控除なし) 収入3000万円 : 税金  約1,109万円 テーマ3 税金についてもっと知ろう

23 だれが決めるの? 税金をどれだけ出し合うのかは、 税を出し合うルールは、国民が決めているんだね! (憲法84条)
中学生用モデルテキストⅠ 税金をどれだけ出し合うのかは、         だれが決めるの? 税金をどれだけ支払うのかは、法律で定められています。 (所得税法・消費税法) その法律は、国会で国会議員が話し合って決めています。    つまり・・・ 選挙によって選ばれた、国民の代表者で決めているってこと! 税を出し合うルールは、国民が決めているんだね! (憲法84条) 税金についてもっと知ろう 租税法律主義 84条 あらたに租税を課し、又は現行の租税を変更するには、法律又は法律の定める条件によることを必要とする。 【コメント例】 税金をどれだけ出し合うのかを決める体験を、皆さんに先ほどしてもらいました。 では、実際日本ではどんな風に決めているのでしょうか。 (パワーポイント読みながら補足) 法律とは、所得税法・法人税法・消費税法といった法律です。 民主主義って知ってますか?みんなで物事を決めるとする考え方ですね。 (国家や集団の権力者が構成員の全員であり、その意思決定は構成員の合意により行う体制・政体を指す。) 選挙 ⇒ 国会議員(国民の代表者) ⇒ 国民の代表者の話し合いにより決められる法律 ⇒ 国民の意見により法律ができる  ⇒ 国民一人一人が考えて決めている豊かで、安心な暮らしを送るための負担の在り方。これが税金。 テーマ3

24 だれが決めるの? 税金をどう使うのかは、 税をどう使うかも、国民が決めているんだね! (憲法83条)
        だれが決めるの? 中学生用モデルテキストⅠ 税の使いみちも、国会で国会議員が話し合って決めています。つまり・・・ 選挙によって選ばれた、国民の代表者で決めているってこと! 税をどう使うかも、国民が決めているんだね! (憲法83条) 税金を出し合うルールをどうするのか、集めた税金を何に使うのがいいのか、国民ひとりひとりが、つまり私たちが考えないといけないんだね。 税金についてもっと知ろう 財政民主主義の原則 83条 国の財政を処理する権限は、国会の議決に基いて、これを行使しなければならない。 【コメント例】 税金をどう使うのか…さきほどの体験では、中学校って決まっていましたが、これについても考える必要があります。 多くの人が納得のいく使い方を、決めなくてはならないですからね。 (緑字のあと) 18歳になったら、選挙に行って自分の考えを国に届けなくてはなりません。 18歳になって突然できることではありませんから、 今から、社会について勉強しなくてはなりませんね。 テーマ3

25 憲法について考えてみよう 国がすべきことは100条 国民がすべきことは3条 憲法は、前文と103条!
中学生用モデルテキストⅠ 憲法について考えてみよう 憲法は、前文と103条! 国がすべきことは100条 国民主権 (1条)、基本的人権の尊重 (11条) 国民がすべきことは3条 教育を受けさせる義務(26条)、勤労の義務(27条)、納税の義務(30条) これらを「国民の三大義務」といいます 憲法で、国は国民の権利を守るように定められています。国民の方が守るべき責任の3つのうちの1つが納税です。 憲法の本質は、国民の自由・人権を保障するために国家権力を制限するところにある。三大義務は、民主主義的国家を運営するために必要なこと。(「義務」ばかりが強調されないように説明。) (中学校で学習する内容と、租税教室の内容を結びつける。) 【コメント例】 最近は憲法を改正するかどうかの議論が報道番組でされているのを、皆も知っていると思います。憲法は今日の税金のテーマにも関係するんですよ。 (2つめ矢印のあと) 憲法は、みんな(国民)を、守るためのものです。 国民主権(国民があるじ、主人公) → 私たちが法律をつくり、私たちがその集めた税金の使い道も決めるんでしたね。 基本的人権の尊重 → 税金の法律は公平で、みんなのことを考えたものでなくてはならないんでしたね。 憲法とは国民の権利について決められているものですが、3条だけ国民側が守るべきことも決められています。 (3つめ矢印のあと)   ここで「納税の義務」が出てきました。みんなで作る日本、みんなで税金を出しあってみんなの必要なものを作るんですね。 (4つめ矢印読む) ●国民の三大義務  国民に対する倫理的指針としての意味、               立法による義務設定の予告としての意味を持つにとどまる、とする説、               国民と国との契約であるという説などがある。 テーマ3 税金についてもっと知ろう  

26 みんなが日本という国の主人公。税金についても、一人一人が考えて議論していくことが大切です。
中学生用モデルテキストⅠ 今日の学習を振り返って +α 税金の役割は?  公平に税金を出し合うために、どんな仕組みがあるのかな? 税金の仕組みは、どのように決められているのかな? みんなが日本という国の主人公。税金についても、一人一人が考えて議論していくことが大切です。 【コメント例】 (タイトル) プラスアルファとなっています。今日は時間が限られていたので、伝えきれなかったことがたくさんあるんです。 なので、もっと自分で勉強できるよう、今日の振り返り、プラスアルファとします。 (1つめ矢印のあと) 税金はみんなが安心して生活できる社会をつくるために使われています。そのための資金としての役割、これは今日の復習です。でも他にも税の役割ってあるんですよ。 (2つめ矢印のあと) ◎税金の種類がたくさんあること。 所得課税・資産課税・消費課税と、税を担う力を多方面からとらえること。 超過累進税率(所得税)と、浅く広く課税する単一税率(消費税)とを組み合わせていること。 ◎実際の税額計算の説明の時に少しお話しましたが、養っている家族の数、医療費の支払などで税金が少なくなること。 …と、税金の仕組みは、なるべく公平になるように工夫されていることも勉強しました。 他にどんな公平のための仕組みがあるのか、あるいは、こんな仕組みがあったらいいんじゃないか、など調べることや考えることはたくさんあります。 (3つめ矢印のあと)  今日は、だれが税金の仕組み・ルールを決めているのか勉強しました。国民の代表である国会議員が、税金に関する法律を決めています。つまり、税金をどれだけ支払うのかは国民自身が決めたルールであると言えるのでしたね。そして集めた税金の使い道も国民が決めているのでしたね。 税金が安いと楽だけど、本当にそれでいいのか、自分が得になるようなことだけを望むのではなく、今の社会、これからの社会にとって、どうすることが必要なのか、私たち自身で決めるんです。 では、本日の一番伝えたいことです。(赤字部分を読む) 私たちは日本という国の主人公ですので、どんな国にするのか、自ら関わっていく必要があります。私たちの社会は、私たちで作るんです。 みんなは、どんな社会に住みたいですか?みんな一人一人が考えて、自分の意見を持ってください。 そして、お友達やおうちの人などと話し合ってみてください。 人はそれぞれ違う考えをもっているので対立もおこります。人の意見をきいて、いい意見をとりいれたり、話し合ってさらに新しい考えを見つけたりしてください。 (能動的な社会参加。選挙に行こうという結論だけではなく、選挙以前に自分の考えをもつ、ということを伝える。)

27 おわり 近 畿 税 理 士 会 中学生用モデルテキストⅠ これで、今日の租税教室はおしまいです。 (これが税理士バッジです。)
【参考文献】 神野直彦『税金 常識のウソ』(2013年・文藝春秋) 野中俊彦ほか『憲法Ⅰ[第5版]』(2012年・有斐閣) 日本弁護士連合会『憲法って、何だろう?』(2008年) 近 畿 税 理 士 会


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