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都市・港湾経済学(総) 国民経済計算論(商)

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1 都市・港湾経済学(総) 国民経済計算論(商)
都市・港湾経済学/国民経済計算論 都市・港湾経済学(総) 国民経済計算論(商) 第1回 オリエンテーション 授業内容のポイント 坂口 利裕

2 昨年(2009)年度の講義内容の概要 主なトピックス 港湾の発展 都市の発展 都市施設としての港湾 物流・経済活動からみた港湾
都市・港湾経済学/国民経済計算論 昨年(2009)年度の講義内容の概要 主なトピックス 港湾の発展 都市の発展 都市施設としての港湾 物流・経済活動からみた港湾 交通機関としての港湾 実証分析 都市・港湾経済学/国民経済計算論 坂口 利裕

3 近代港湾の発展 明治政府の「貿易立国日本」 第一次世界大戦後 第二次世界大戦前 港湾調査の開始(1870) 「明治の三大築港」
野蒜(のびる,宮城)・坂井(福井)・三角西(みすみにし,熊本) 主要港湾の整備~水深不足の解消 横浜,名古屋,大阪,神戸 第一次世界大戦後 工業生産力と貿易の増大 第二次世界大戦前 軍事産業の増強 都市・港湾経済学/国民経済計算論

4 都市の発展 都市化の指標 人口 経済的活動 GDP 鉱工業指数 製造業出荷額 家計調査 2010.04.10
都市・港湾経済学/国民経済計算論

5 港湾景観 港湾の大規模化・施設の巨大化 身近な存在~「みなと」への回帰 無機質な景観の出現 「まち」の永続的景観 業務の円滑化・安全性の確保
労働者・周辺住民の快適性 自然条件・地理条件・社会条件~風土・文化に立脚した計画が重要 都市・港湾経済学/国民経済計算論

6 都市施設・都市交通機関としての港湾 港湾の役割 物流拠点 旅客ターミナル 交易・検疫 環境保護 レクリエーション・観光施設 など
都市・港湾経済学/国民経済計算論 都市施設・都市交通機関としての港湾 港湾の役割 物流拠点 交通機関の結節点 旅客ターミナル 交易・検疫 環境保護 レクリエーション・観光施設 など 都市・港湾経済学/国民経済計算論 坂口 利裕

7 物流モデルの概要 物流(物資流動) 時間・距離・費用 消 生 生 消 生 消 発注・送金・回収 需要側 供給側 配送・請求
都市・港湾経済学/国民経済計算論

8 交通機関(輸送手段)の選択 始点と終点間に複数の手段が存在 輸送速度が速いほど良い? 統計から“時間価値”を推定 “人”と“物”での違い
“人”の移動目的の違い “物”の種別・内容による違い など 統計から“時間価値”を推定 速度の速さ→時間の短縮効果→時間価値 パーソントリップ調査 OD調査 物資流動調査 など 都市・港湾経済学/国民経済計算論

9 輸送費から見た交通機関の選択 交通機関の費用 輸送距離により変化 距離だけで決まる? →現実的ではない!という批判 費用
機関2の距離-費用関数 機関1の距離-費用関数 固定費 距離 →現実的ではない!という批判 2を選択 1を選択 都市・港湾経済学/国民経済計算論

10 機関選択モデル 一般化費用 貨幣的費用と時間的費用の和 一般化費用(総犠牲量) = 貨幣的費用 + 時間価値×所要時間 時間的費用
貨幣的費用と時間的費用の和 一般化費用(総犠牲量) =   貨幣的費用 + 時間価値×所要時間 時間的費用 都市・港湾経済学/国民経済計算論

11 時間価値 節約時間の価値 輸送の対象によって異なる その時間を節約できたら得られる価値 時間の機会費用 人~目的・個人差・賃金
物~品目の単価・在庫費用・荷主の価値観 調査・統計等で推定 都市・港湾経済学/国民経済計算論

12 一般化費用による機関選択 2 1 時間価値 2を選択する確率 1を選択する確率 社会情勢・品目等により変化
1:料金は高いが所要時間は短い(速い) 2:料金は安いが所要時間は長い(遅い) 貨幣的費用 (料金) 時間価値 利用者(荷主)の分布密度 2を選択する確率 1を選択する確率 社会情勢・品目等により変化 特定の地点間に固定(距離は一定)されていることに注意 都市・港湾経済学/国民経済計算論

13 交通需要予測 交通の変化→都市活動全体へ影響 4段階推定法 都市施設基盤の整備上重要 発生・集中交通量予測 分布交通量予測
交通機関分担交通量予測 配分交通量予測 A 流量 B 都市・港湾経済学/国民経済計算論

14 実証分析 理論モデルの実データによる検証 理論モデルの構築・考察 観測可能(入手可能)なデータの検討
分析に用いる統計解析手法・ソフトウェアの検討 データの入手と分析の実行 分析結果の検討 都市・港湾経済学/国民経済計算論

15 都市経済学の対象 都市化 都市施設 住宅 土地利用 地価 都市財政 都市交通 都市環境 2010.04.10
都市・港湾経済学/国民経済計算論

16 都市の成立ちと環境変化 四大文明における都市 都市計画の目標の変化 都市環境の変化 4000年~6000年前に発生
都市・港湾経済学/国民経済計算論 都市の成立ちと環境変化 四大文明における都市 4000年~6000年前に発生 都市計画の目標の変化 防衛→衛生→防災→復興 →共生 都市環境の変化 明治維新と近代化 関東大震災 戦時下 戦災復興 都市圏への人口集中 交通問題・公害問題 バブル崩壊後の経済不況・IT革命と環境問題 都市・港湾経済学/国民経済計算論 坂口 利裕

17 都市の捉え方 都市=多様な要素が絡み合う対象 ツリーとしての捉え方 ネットワークとしての捉え方 人・物・金 地形・風土 歴史的背景 時勢
都市・港湾経済学/国民経済計算論 都市の捉え方 都市=多様な要素が絡み合う対象 人・物・金 地形・風土 歴史的背景 時勢 技術水準 などなど ツリーとしての捉え方 階層的・縦割り的 ネットワークとしての捉え方 複雑系 都市 都市 都市・港湾経済学/国民経済計算論 坂口 利裕

18 近代の都市計画思潮 社会運動的都市論 機械論的都市論 生態的都市論 認知論的都市論 複雑系としての視点 貧困者層の救済策・ユートピアの提案
都市・港湾経済学/国民経済計算論 近代の都市計画思潮 区分は高見沢(2000)によるものを参照 社会運動的都市論 貧困者層の救済策・ユートピアの提案 機械論的都市論 幾何学的合理性と立体構造の提案 生態的都市論 科学的方法論の重要さの提案 認知論的都市論 知覚の重要さの提案 複雑系としての視点 縦割りからの脱却 Ebenezer Howard ( ) Le Corbusier ( ) Patrick Geddes ( ) Kevin Lynch ( ) Christopher Alexander (1936- ) 都市・港湾経済学/国民経済計算論 坂口 利裕

19 都市の立地モデル 同心円型 扇型 多心型 都市・港湾経済学/国民経済計算論 2010.04.10 坂口 利裕 2010.04.10
坂口 利裕

20 都市構造の決定 地代 商業地 住宅地 農地 距離 CBD 商業・業務地区 住居地区 郊外部 用途ごとの付け値関数 2010.04.10
都市・港湾経済学/国民経済計算論

21 交通経済学の特徴と対象 経済学(特にミクロ経済学)の応用分野 対象 交通サービスの特徴に依存 費用 運賃・料金 投資 公的な介入・規制・補助
需要分析 都市・港湾経済学/国民経済計算論

22 交通サービスの特徴 一般財との相違~公共性の有無? 必需性 地域独占 派生需要 利用可能性 即時財
(準)公共財とは言えても公共性があるとは言い難い 必需性 価格弾力性が1未満→不可欠なサービス 地域独占 一般的に排他的 派生需要 目的達成の手段 利用可能性 いつでも利用できる(という安心感が必要) 即時財 消費・生産はその場限りで在庫ができない 都市・港湾経済学/国民経済計算論

23 公的介入の必要性 市場の原理に任せられない 地域的独占を誘導 参入規制・退出規制 都市・港湾経済学/国民経済計算論

24 データの要約と視覚化 統計量による要約 グラフによる視覚化 代表値 標準化~年度間・地域間の比較 2010.04.10
都市・港湾経済学/国民経済計算論

25 散らばり具合 分散・標準偏差・平均偏差 算術平均からの平均的な距離→散らばり具合の目安 2010.04.10
都市・港湾経済学/国民経済計算論

26 分布形状を示す代表値 変動係数 歪度 尖度 算術平均によって正規化した標準偏差 分布の頂点が算術平均のどちら側にあるか 頂点の尖り具合 など
都市・港湾経済学/国民経済計算論

27 その他の代表値 中央値(メディアン) 最頻値(モード) データを昇順に並べた時の (度数の)最大値を示す階級の値 中央のデータ
最小値(0%)と最大値(100%),25%,75%も併用 最頻値(モード) (度数の)最大値を示す階級の値 都市・港湾経済学/国民経済計算論

28 棒グラフとヒストグラムの違い 棒グラフは高さ、ヒストグラムは面積で度数を表現 度数 等間隔の階級 度数 2010.04.10
都市・港湾経済学/国民経済計算論

29 集中の度合いの計測 例) 面積と人口の地域分布 個別に見るには,人口密度でも十分 全体として捉える(不均衡さ・集中係数)
都市・港湾経済学/国民経済計算論 集中の度合いの計測 例) 面積と人口の地域分布 個別に見るには,人口密度でも十分 「人口密度の平均」と「(全体の)平均人口密度」とは一般に異なる! 全体として捉える(不均衡さ・集中係数) ダンカンの(人口)集中指数 ジニの集中係数 視覚的に捉える(ローレンツ曲線) 45度線(完全な均一状態)からの乖離度を直観で 都市・港湾経済学/国民経済計算論 坂口 利裕

30 ローレンツ曲線 傾きの昇順 累積人口割合 ローレンツ曲線 均一 不均一 累積面積割合 100% 0% 0% 100% 2010.04.10
都市・港湾経済学/国民経済計算論

31 社会経済的位置づけ 港湾の役割の変容 視点 交通機関・交通システムの結節点 観光資源 リクリエーション施設 環境対策 交通施設 交易 検疫
都市・港湾経済学/国民経済計算論 社会経済的位置づけ 港湾の役割の変容 交通機関・交通システムの結節点 観光資源 リクリエーション施設 環境対策 視点 交通施設 交易 検疫 職場 観光・文化施設 都市・港湾経済学/国民経済計算論 坂口 利裕

32 計量モデル 事象間の関連性を定性的・システム的に捉えたものを実データで統計解析(主として回帰分析)して定量的に示した数学モデル
定量的に示すことで将来予測に利用 政策・意思決定に利用(代替案の経済効果の予測) 古典的なモデル(別紙資料1参照) METS(Macro Economic Transport Simulation Model) ハーバード大学・ブルッキングス研究所 天野モデル 京都大学・天野 都市・港湾経済学/国民経済計算論

33 相関関係を個別に観察 散布図による観察 観察の目的 無相関のものはモデルからとりあえず除外 非直線型の変量の対数変換等を考慮
都市・港湾経済学/国民経済計算論 相関関係を個別に観察 散布図による観察 観察の目的 無相関のものはモデルからとりあえず除外 非直線型の変量の対数変換等を考慮 データの計算で y = LN(x) 対数化したものを追加 曲線的な相関を線形に変換 都市・港湾経済学/国民経済計算論 坂口 利裕

34 線形モデル 従属変数 = 定数項+係数×独立変数+誤差 Y=a+bX+ε Y a b X X ε 1 2010.04.10
都市・港湾経済学/国民経済計算論

35 回帰分析を用いた分析 社会経済指標と輸送量 社会経済指標の候補 人口と輸送量の相関(別紙資料2参照) 人口 鉱工業指数 住宅着工件数 GDP
(技術水準の指標としての)時間 など 人口と輸送量の相関(別紙資料2参照) ホームページのデータをダウンロード Excelでの処理練習 都市・港湾経済学/国民経済計算論

36 背後圏 物流の範囲・影響する範囲 hinterland(後背地)・territory(なわばり) 開発効果の計量や予測 品目によって異なる
都市・港湾経済学/国民経済計算論

37 都市と港湾の相互関係 背後圏 e e d d c c 港湾X b b 港湾X a a 都市・港湾経済学/国民経済計算論 2010.04.10
坂口 利裕

38 流動量から見る背後圏の決定例 累積で(たとえば)80%をカバーする範囲 都市・港湾経済学/国民経済計算論

39 競合相手が存在する場合の背後圏決定 距離のみ 競合相手の受容力(吸引力)と距離を考慮 幾何学的制約のみ Voronoi分割
都市・港湾経済学/国民経済計算論 競合相手が存在する場合の背後圏決定 距離のみ 幾何学的制約のみ Voronoi分割 競合相手の受容力(吸引力)と距離を考慮 Reillyの商圏設定の研究 重力(Gravity)モデル Potentialモデルなど空間的相互作用モデルへ発展 e d c b 港湾X a 港湾Y 都市・港湾経済学/国民経済計算論 坂口 利裕

40 Reillyの(商圏)モデル Xの持つ収容力 Yの持つ収容力 Y X それぞれからの吸引力 分担率が50%となる点が境界
都市・港湾経済学/国民経済計算論

41 競合相手が存在する場合の背後圏決定 分担率50%を境として影響圏を定める XとYの持つ収容力が2倍違う場合 Yの背後圏 Xの背後圏
都市・港湾経済学/国民経済計算論

42 重力モデル 地域間の移動量などを説明するモデル 通勤人口 輸送量 購買客数 地域aの活動量など 地域bの活動量など 変形版 移動量など 定数
都市・港湾経済学/国民経済計算論

43 産業連関表(投入産出表) 経済循環の要約表 読み方 行列によって表記 (部門別)産業間の連結が主軸 金額ベースで集計
都市・港湾経済学/国民経済計算論 産業連関表(投入産出表) 経済循環の要約表 行列によって表記 (部門別)産業間の連結が主軸 金額ベースで集計 国・地域別に調査(おおむね5年ごと) 読み方 費用構成(縦に読む) 生産物の生産に,どの産業から投入されるか 技術革新などによる影響で変化 販路構成(横に読む) 生産物が,どこで消費されるか 地域別の状況→地域間産業連関表 都市・港湾経済学/国民経済計算論 坂口 利裕

44 出所: http://www.stat.go.jp/data/io/2005/houdou-k.htm
産業連関表の構造 出所: 都市・港湾経済学/国民経済計算論

45 投入係数と輸入係数 投入係数 輸入係数 生産物1単位の生産に必要な産業別の投入割合 総投入に対する産業別投入量の割合
総生産に対する輸入額の割合 都市・港湾経済学/国民経済計算論

46 参考文献1 青野(1984),「土地の経済分析」,日本経済評論社 天野(1985),「都市交通のはなし(Ⅰ)」,技報堂出版
井上(2001),「まちづくりの経済学」,学芸出版社 大友(1997),「地域分析入門・改訂版」,東洋経済新報社 都市・港湾経済学/国民経済計算論

47 参考文献2 岡野(1977),「交通の経済学」,有斐閣 香川・小林・澤・三村(2004),「経済社会と港湾」,パールロード
金子敬生/信国真載/河崎俊二/熊田禎宣(1973)『地域経済の計量分析』,勁草書房 金本(1997),「都市経済学」,東洋経済新報社 都市・港湾経済学/国民経済計算論

48 参考文献3 北見(1968),「港湾論」,海文堂出版 北見(1976),「都市と港-港湾都市研究序説」,同文舘
北見(1980),「港湾総論」,成山堂書店 交通工学研究会(1986),「交通量の予測」,技術書院 篠原(1982),「土木景観計画」,技報堂出版 都市・港湾経済学/国民経済計算論

49 参考文献4 高見沢(2000),「初学者のための都市工学入門」,鹿島出版会 長尾(1968),「港湾工学」,共立出版
野口(1989),「土地の経済学」,日本経済新聞社 林(1993),「都市問題の経済学」,日本経済新聞社 都市・港湾経済学/国民経済計算論

50 参考文献5 肥田野(2000),「入門 社会工学」,日本評論社 藤田・クルーグマン・ベナブルズ(2000),「空間経済学」,東洋経済新報社
藤野・川崎(1981),「港湾計画」,技報堂出版 ミル(1973),「都市の経済学」,住宅新報社 山内・竹内(2002),「交通経済学」,有斐閣 脇田(1979),「都市土地経済論」,大明堂 都市・港湾経済学/国民経済計算論


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