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くすりを 飲む時の注意 D 小学 くすりの適正使用協議会 1 テーマD「くすりを飲む時の注意」の概略

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1 くすりを 飲む時の注意 D 小学 くすりの適正使用協議会 1 テーマD「くすりを飲む時の注意」の概略
 飲む時の注意 テーマD「くすりを飲む時の注意」の概略 薬を飲む時間、量、何で飲むかなど、薬を正しく効かせるために必要なルールを説明します。 ♪ナレーション 皆さんは毎日病気や怪我をせず元気に過ごしたいですよね。出来れば薬の世話にはなりたくないと思いませんか? でも、思っても見ない時に、薬が必要になることがあるものです。 その時に備えて普段から、薬を飲むときの決まりごとを覚えておきましょう。 〇薬を飲むときには決まりがあります。   薬は正しく使ってこそ、思っているような効き目が発揮されることを理解しましょう。   せっかく良い薬でも、正しく使わないと悪い薬になってしまいます。(副作用が出ることがあります。) ですから薬は正しく使わなければいけないのです。 “正しく使う“とは、”約束を守って使う“ということです。 ”約束を守って使う“とはどういうことでしょう?どんな約束があるのでしょう。  **************************************************************************************** ★解説 【指導ポイント】 飲む時間、飲み忘れた場合、食前/食後/食間/寝る前/頓服、飲む量、薬の使いまわし(他の人の薬/前と同じ症状)、 薬は何で飲むか、お茶に薬を加えると?実験、ペタペタ実験、薬を飲む時の7つの約束 薬を正しく飲むにはいくつかの約束事があります。 ここではその約束事を示しますが、単に述べるだけでなく、どうして約束事があるのかの説明も実験などを交えながらします。 【強調ポイント】 薬を使うときの注意は、病院からもらう薬は医師や薬剤師が説明してくれます。 薬局で売っている薬には、説明書がついています。説明書をみてもわからなかったり、理解できない場合は、必ず保護者に説明書の内容を聞いてから使うように指導して下さい。 【辞書】 【豆知識】 【参考資料(書籍、URLなど) 】 小学 くすりの適正使用協議会 1

2 くすりは、思いついた時に 飲めば良いのかな? くすりの適正使用協議会 2 ♪ナレーション 最初に薬を飲む時間について考えましょう!!
     飲めば良いのかな? ♪ナレーション 最初に薬を飲む時間について考えましょう!! 皆さん、薬は何時飲めば良いのか知っていますか? 思いついた時に飲めばいいのかな?(手を上げさせる) **************************************************************************************** ★解説 【指導ポイント】 薬を正しく飲むにはいくつかの約束事があります。約束事を守ってこそ、その薬本来の効き目が得られることを指導して下さい。 その一つに、「薬は決められた(指示された)時間に飲む」があります。 【強調ポイント】 【辞書】 【豆知識】 【参考資料(書籍、URLなど) 】 薬の血中濃度:テーマBを参照 くすりの適正使用協議会 2

3 決められた時間に飲もう くすりの説明書に書いて ある時間か、お医者さん、 薬剤師さんに言われた 時間に飲もう。 飲むのをわすれた時は
ある時間か、お医者さん、 薬剤師さんに言われた 時間に飲もう。 ♪ナレーション 薬の効果は血液中の薬の濃度によって左右されます。(スライドNo13を参照下さい) この血液の中の濃さを“血中濃度”といいます。 薬の血中濃度が治療に最適な状態を保つためには、薬を飲むタイミングが大きく影響するのです。 薬を飲む時間は血中濃度をちょうど良く保たれるように定めています。 ですから、薬の血中濃度がちょうど良く保たれるように、医師や薬剤師から指示された時間に薬を飲むようにしましょう。  ************************************************************************************************* ★解説 【指導ポイント】 (1)医療用医薬品:医師が処方した薬は医師や薬剤師から指示された決められた時間に飲みましょう。 (2)一般用医薬品:薬局や薬店で販売されている薬には必ず説明書がついています。その中に飲む時間の説明が有ります。説明書に書いてある時間に飲みましょう。 説明書は必ず保護者や先生に読んでもらいましょう。 (3)飲むのを忘れた時はどうしたら良いのか薬剤師に聞きましょう。薬をもらう時に確かめておくと安心できます。 この3点を守るように指導して下さい。 【辞書】 【豆知識】 【参考資料(書籍、URLなど) 】 薬の血中濃度:テーマBを参照 飲むのをわすれた時は どうしたら良いか、 薬剤師さんに聞こう。 くすりの適正使用協議会

4 くすりは、1回くらい 飲みわすれても だいじょうぶ? くすりの適正使用協議会 4 ♪ナレーション それでは皆さんにおききします。
薬は続けて飲んでいたら1回ぐらい飲み忘れても構わないのでしょうか? 分かる?(手を上げさせる)  **************************************************************************************** ★解説 【指導ポイント】 薬は決められた時間に飲むことによって血中濃度が保たれることをお話ししました。 また、薬の中には少しずつ日数をかけて血中濃度を高めていくものもあります。 薬は決められた時間に忘れずに飲むように指導して下さい。 【強調ポイント】 【辞書】 【豆知識】 【参考資料(書籍、URLなど) 】 くすりの適正使用協議会 4

5 くすりは、正しい使い方をしないと 効き目が現れないよ 飲みわすれをしないように注意しよう。
  飲みわすれをしないように注意しよう。  もし、飲むのをわすれたことに気付いたら、次の3つの   方法で対応しよう。 ① 約束の飲む時間からあまり時間が経っていない場合は、できるだけ早く飲み、次に飲む時間を少しおくらせる。 ② 次に飲む時間まで、あまり時間がない場合は、1回分飲むのを飛ばす。だからといって、次に2回分をまとめて飲むのは、 きけんなので絶対にしてはいけない。 ③ よく分からない時は、自分勝手に判断しないで保護者に相談しよう。 ♪ナレーション 皆さんは薬を飲み忘れてしまった時はどうしますか?  ************************************************************************************************* ★解説 【指導ポイント】 薬は決められた時間に飲むことによって血中濃度が保たれるので、決められた時間に忘れずに飲むようにしなければなりません。 それでも忘れてしまった時のために一般的な対処の方法を学びます。 特殊な病気の場合は前もって医師や薬剤師に確認しておくと安心できます。 対処法は飲み忘れたことに気が付いた時間によって次の2つの方法があります。但し、この例は一般的な場合です。 例)①次に飲む時間が間近なときは、1回分飲むのをとばして次の飲む時間に飲む。   ②飲み忘れに早く気付いたときは、直ぐに飲んで、次に飲む時間を少し遅らせる。その次からは決められた時間に飲む。 【強調ポイント】 忘れた時はどうしたら良いか?を考えることも大切ですが、忘れないためにはどうしたら良いかを考えるようにしましょう。くすりの絵文字「ピクトグラム」シールを活用するのも一つの方法です。児童に考えさせながら指導して下さい。 薬を飲む時間を食事や寝る時間と関連付けているのは(食前・食後や寝る前など)忘れないための工夫の一つです。 このスライドの対応方法は一般的な病気の薬のものです。 特殊な病気の場合は、前もって「薬の飲み忘れの対処方法」を医師や薬剤師に確認しておくと安心できます。また、実際に飲み忘れてしまった時も医師や薬剤師に相談できる体制を決めておくと安心できますので指導して下さい。 【辞書】 【豆知識】 【参考資料(書籍、URLなど) 】 ピクトグラムHP: ピクトグラム活用マニュアル冊子 くすりの適正使用協議会 5

6 くすりは、指示された時に正しく飲もう 食前 食後 食間 ねる前 とんぷく 食事をする、30分から 1時間前に飲む 食事が終った後、30分
以内に飲む 食後 食事と食事の間、 前の食事から2時間ぐらい後 <食事の最中に飲むことではないよ> 食間 ♪ナレーション 前の説明で薬の飲み忘れ防止の工夫の一つとして、食事と関連付ける方法がありますとお話ししましたが、薬を飲む時間を食事と関連付ける理由には、もう一つ大切なことがあります。それは、胃や腸にある内容物の量との関係があるのです。 (内容物が少ないと吸収が早く、多いと吸収が遅くなったり、胃の壁が荒れないなど) ここでは薬を飲む時間や飲み方についての言い方(言葉)の説明をします。 例えば「食前」は食事の30分前、「食後」は食事の30分後です。 「食間」は間違える人が多いのですが食事と食事の間のことで、食事の最中に飲むことではありません。 これを間違えると、一番良い効果が得られない事もあるので注意しましょう。  ************************************************************************************************* ★解説 【指導ポイント】 このほかに、何時間ごとに服用してくださいという飲み方があります。 これは抗生物質等の化学療法剤で薬の血中濃度を厳密に「一定」に保つときに指示される飲み方です。 その他、目薬を2種類以上さす場合は、一度に2種類さすのではなく、1種類さしてからしばらく(5分位)してからもう1種類をさすのが正しいさしかたですので、このように指導して下さい。 【強調ポイント】 薬は決められた時間に決められた量を飲むことによって「安全で、効果が高い」結果が得られます。 【辞書】 【豆知識】 【参考資料(書籍、URLなど) 】 薬の血中濃度:テーマBを参照 ピクトグラムHP: ピクトグラム活用マニュアル冊子 ねる前 ねる30分から1時間前に飲む(しゅうしん前) とんぷく しょう状を一たんおさえるため、しょう状が出た時に 飲む <例えば> 熱が出た時     いたみが出た時 くすりの適正使用協議会

7 くすりは、飲む量を自分で勝手に 決めても良いの? くすりの適正使用協議会 7 ♪ナレーション 次に薬の量について考えてみましょう!!
飲む量は誰が決めるのでしょう?自分で勝手に決めていいのかな? 例えば早く治したい時は一度に沢山飲んでもいいのかな?(手を上げて答えてもらう)  **************************************************************************************** ★解説 【指導ポイント】 薬の効果は血中濃度によって左右されることは既にお話ししました。従って、薬を飲む時間は決められた時間に飲むことが大切なのです。 では、血中濃度に影響するのは、時間の外に何があるか考えてもらいましょう。(それは飲む量です) 【強調ポイント】 薬を飲むときは決められた量を守って飲むように指導して下さい。 飲む量は医療用医薬品は医師や薬剤師から聞かされます。一般用医薬品は薬の説明書に記載されています。 【辞書】 【豆知識】 【参考資料(書籍、URLなど) 】 薬の血中濃度:テーマBを参照 くすりの適正使用協議会 7

8 お医者さん、薬剤師さんから言われた量を飲もう
たいせつ お医者さん、薬剤師さんから言われた量を飲もう 飲んだくすりが、決められた量や回数より多いと、 「血中のう度」が高くなり 副作用を起こすんだ。 また、少ないと血中のう度が下がって、効き目が現れないことがあるんだ。 たとえば、昼飲むのをわすれ、 夜2回分をいっぺんに飲むと 赤の線のように危険な範囲に なってしまうよ ♪ナレーション 皆さん、先ほど説明しました血中濃度のグラフを思い出してください。(スライドNo13) グラフの上段の“レッドゾーン”は強すぎて危険な範囲でしたよね。 そして、下段の白い範囲は効果の出ない範囲でした!! だから、お医者さんから言われた量を守る必要があるんだ。 薬局で買った薬は説明書に書かれた量を守りましょうね!説明書は保護者や先生など身近な人に読んでもらってください。   ************************************************************************************* ★解説 【指導ポイント】 薬はその効果が最大に発揮され、かつ安全であるように飲む量が決められています。決められた量を飲むように指導してください。 【強調ポイント】 薬の血中濃度が常に最適な状態を保つためには、飲むタイミングのほかに飲む量も大切なのです。 薬は飲む量が多ければ、血中濃度が高くなってしまい、必要量以上の余分な量は無駄になってしまいます。 それどころか、身体の中の薬が必要以上に濃くなってしまい影響が強く出すぎて、副作用が出てしまうことも考えられます。 ですから、薬の血中濃度が最適な状態を保つように医師や薬剤師から指示された量を守ることが大切なのです。 薬局で買う薬は説明書に飲む量が書かれています。薬は飲む量を守って飲むことの大切さを理解させて下さい。 そして、薬を飲んでも良くならないからといって、飲む量を自分で勝手に増やしたり、病状が良くなったからといって勝手に飲む量を減らしたりしないように指導して下さい。(病状が良くなったと感じても、病気が治っていないこともあります。薬を飲むのを止めるかどうかの判断は医師がするものです) 【辞書】 【豆知識】 【参考資料(書籍、URLなど) 】 くすりの血中濃度:テーマBを参照 くすりの適正使用協議会 8

9 飲みわすれをしないように 工夫してみよう 身近にお年寄りがいる人は、 くすりを飲みわすれたりしないように教えてあげよう。
           工夫してみよう 身近にお年寄りがいる人は、 くすりを飲みわすれたりしないように教えてあげよう。 ♪ナレーション 薬を飲み忘れないようにすることは大切だというお話しをしました。 そのために、薬を飲む時間を食事の時間や寝る時間に関連づけて忘れないようにする方法もお話ししました。 ところで、皆さんの身近なところにお年寄りの方はいらっしゃいますか? お年寄りは、薬を飲み続けている人も多いですよね。(例えば血圧を下げる薬など) 飲み忘れをしないようにするには、食事や寝る時間に関連付ける他にどのような方法があるか考えてみましょう。(手を挙げてもらう)   ************************************************************************************* ★解説 【指導ポイント】 例えば、曜日や飲む時間ごとに仕切りを用意したケースに入れ分けておく。 ウォールポケットに1回ごとに飲む薬を入れておく。 薬を飲む時間ごとに、飲み終わったらチェックができる表を作るのも良い方法です。(カレンダーでもよい) 他には、くすりの絵文字「ピクトグラム」シールを活用したり、携帯電話を使ってアラームを鳴らし気付かせるようにしておく等があります。 【強調ポイント】 お年寄りの中には、ずっと薬を飲み続けている人がいます。 また、1種類だけではなく、数種類の薬を飲んでいる人もいます。 数種類の薬を全部同じ時間に飲むとは限りません。 1日に1回飲む薬もあれば、2回や3回飲む薬もあって、それぞれの薬を飲む時間に注意しなければなりません。 そのような場合に、飲み忘れをしないようにするには、どんな工夫ができるかを考えてもらうことによって、お年寄りに教えてあげるだけでなく児童自らにも薬の飲み忘れを防止する方法を気付かせるように指導して下さい。 例:くすりの絵文字「ピクトグラム」のシールを活用しましょう。 【辞書】 【豆知識】 【参考資料(書籍、URLなど) 】 くすりの絵文字 ピクトグラム:テーマMを参照 くすりの適正使用協議会 9

10 兄弟や身近な人と同じしょう状が 出たら、くすりをいっしょに 使っても良いの? くすりの適正使用協議会 10 ♪ナレーション 次の質問です。
兄弟や身近な人で同じ症状の人がいたら、薬を一緒に使ってもいいの?いいと思う人は? **************************************************************************************** ★解説 【指導ポイント】 お医者さんが出す薬は、その人だけの薬です。次のスライドを理解させて下さい。 【強調ポイント】 【辞書】 【豆知識】 【参考資料(書籍、URLなど) 】 くすりの適正使用協議会 10

11 自分でもらったくすり以外は、 絶対に飲まない ・ お医者さんが出すくすりは、かん者さんの状態に合わせて
  いるもので、そのかん者さんだけのくすりだよ。 ・ 自分と全く同じ体質や体調の人はいないんだよ。 ・ 同じしょう状だと思って、他人のくすりを   使うと、効かなかったり、 かえって、ひどくなったり することがあるんだよ。 ♪ナレーション だめなんだよ!お医者さんが出す薬は、その人の状態(症状)に合わせているから、その人だけの薬なんだ。  **************************************************************************************** ★解説 【指導ポイント】 同じような症状でも、人はそれぞれ体質・体調が違います。 同じ薬を飲んでも効かなかったり、強く効き過ぎて事故が起こることがあります。 男女の違いを初めとして、体質や年齢、それに体の大きさ、他に飲んでいる薬など、色々なことを考えて医師はその人の薬を決めます。 医師が処方した薬は「その人だけの薬」であることを指導して下さい。 【強調ポイント】 【辞書】 【豆知識】 ◆オーダーメイド医療って? スライドに、「自分と全く同じ体質の人はいない」とありますが、 各人が持つDNA(遺伝子情報物質)の違いにより、人それぞれが持つ特定の病気への罹りやすさや、薬の効き目、副作用の強さなどが異なることが分かってきました。 将来的には、「オーダーメイド医療」として、一人一人に合ったオーダーメイドの薬が開発されたり、治療が受けられるようになると考えられます。 【参考資料(書籍、URLなど) 】 くすりの適正使用協議会

12 前と同じしょう状なので、 前にもらって余っている くすりを使っても良いの? くすりの適正使用協議会 12 ♪ナレーション
じゃあ今度は兄弟じゃなくて、自分の薬ならどうでしょう? 前に具合が悪くなって、お医者さんでもらった薬が余っています。 今日、あなたは同じように具合が悪くなりました。 その薬を使ってもいいと思う人は?  **************************************************************************************** ★解説 【指導ポイント】 次のスライドで指導して下さい。 【強調ポイント】 【辞書】 【豆知識】 【参考資料(書籍、URLなど) 】 くすりの適正使用協議会 12

13 前にもらったくすりは使わない 同じしょう状のようでも原因が違うことがあったり、その時その時で体の状態はちがうんだ。
お医者さんはかん者さんの状態に合わせてくすりを出しているんだ。 そして、くすりにも「使用期限」があるんだよ。 ♪ナレーション 同じような症状だと思ってもそのときそのときで症状は違うんだよ!  ************************************************************************************* ★解説 【指導ポイント】 お医者さんに掛かって出された薬は決められたとおりに服用します。 そして、薬には使用期限があることを指導して下さい。 お菓子などの賞味期限と違い、お医者さんからもらった薬はその時に決められたとおりに使い切るため、「何日分」の日付内が期限です。 本来なら残らないはずですが、残ってしまったときは、保護者に話して処分してもらうように指導して下さい。 【強調ポイント】 【辞書】 【豆知識】 【参考資料(書籍、URLなど) 】 くすりの適正使用協議会 13

14 ? くすりは、 どんな飲み物で飲むのかな? 1.コーラ 2.お茶 3.水 くすりの適正使用協議会 14 ♪ナレーション
 どんな飲み物で飲むのかな? 1.コーラ ♪ナレーション          今度は、薬を飲む時についての質問です。 薬は何で飲めばいいのかな? 1番の「コーラ」だと思う人は? 2番の「お茶」だと思う人は? 3番「水」だと思う人は?  **************************************************************************************** ★解説 【指導ポイント】 薬は飲み物の成分により、効果が変わることがあります。このことに気付かせてください。 【強調ポイント】 【辞書】 【豆知識】 【参考資料(書籍、URLなど) 】 テーマ 薬と食品の相互作用: テーマG薬の相互作用参照。 2.お茶 3.水 くすりの適正使用協議会 14

15 くすりは、 どんな飲み物で飲むのかな? 1.コーラ 2.お茶 3.水 くすりの適正使用協議会 15 ♪ナレーション 正解は3番の「水」です。
 どんな飲み物で飲むのかな? 1.コーラ ♪ナレーション 正解は3番の「水」です。 それでは、何でコーラやお茶じゃいけないのかな?   **************************************************************************************** ★解説 【指導ポイント】 児童にその理由を考えてもらい、飲み物の成分によって薬の効果が変わることがあることを気付かせてください。 【強調ポイント】 【辞書】 【豆知識】 【参考資料(書籍、URLなど) 】 薬と食品の相互作用: テーマG薬の相互作用参照。 2.お茶 3.水 くすりの適正使用協議会 15

16 水かぬるま湯で飲もう 大切! お茶 牛にゅう コーラ ジュース : くすりの効き目が弱くなることがある
: くすりの効き目が弱くなることがある :くすりが効くのに時間がかかり過ぎることがある : カフェインが効き過ぎて、ねむれなくなったりすることがある :果物や野菜の成分はくすりの効き目を 変えてしまうことがある ♪ナレーション このように、飲み物によって、薬の効き目が弱くなったり、逆に効きすぎたり、眠れなくなったりします。 だから、水か、ぬるま湯で飲んでね!!   **************************************************************************************** ★解説 【指導ポイント】 お茶に含まれる「タンニン」や、ジュースに含まれる「酸」、牛乳に含まれる「カルシウム」等が「薬」に影響すると考えられます。 次の実験で、飲み物によっては薬と化学反応を起こすことを児童に理解させ、「薬は水かぬるま湯で飲む」というルールを身に付けてもらいます。 【強調ポイント】 【辞書】 【豆知識】 【参考資料(書籍、URLなど) 】 薬と食品の相互作用: テーマG薬の相互作用参照。 くすりの適正使用協議会 16

17 実験! お茶にくすりを加えると? 鉄のくすり 水 鉄のくすり お茶 水 鉄のくすり お茶 2 1 3 くすりの適正使用協議会 17
♪ナレーション 飲み物に含まれる成分で薬の効果が変わることを話したよね!  じゃあこれから、お茶と薬を一緒に飲んだらどうなるのか?実際に実験で確かめてみましょう!  **************************************************************************************** ★解説 【指導ポイント】 実際に目の前でお茶と鉄剤の反応を見せることによって、飲み物や食べ物と薬の飲み合わせによる化学反応を体感させます。 この実験によって「薬の飲み合わせ」の怖さを分からせてください。 <実験の目的> 薬を“水”か“ぬるま湯”で飲むのには理由があります。 水以外のもので飲むことで、薬の効果が強くなったり弱くなったりすることがあるからです。 ここでは、水と緑茶に薬(鉄分の多い薬)を溶かすとどう反応するかを見ます。 <用意するもの> 鉄剤シロップ、スポイト、試験管2本、水、緑茶(できるだけ茶葉で淹れたもの)を用意しましょう。 <実験手順> ①あらかじめ試験管には水と緑茶を入れておきます。 ②鉄剤シロップをスポイトで水の入った試験管に数滴たらします。⇒何の反応も生じません。(次のスライド) ③次に緑茶の入った試験管に同様にたらします。⇒化学反応をおこし、黒く変色し、沈殿も生じます。(次のスライド) (実験参考動画が協議会HPにあります。) 【強調ポイント】 【辞書】 【豆知識】 【参考資料(書籍、URLなど) 】 お茶と鉄剤実験動画(教師用): お茶 鉄のくすり お茶 3 くすりの適正使用協議会 17

18 水 お茶 ちんでんができる くすりの適正使用協議会 18 ♪ナレーション お茶の試験管では色が変化したでしょう。
これはお茶の成分と薬の中の鉄分が、化学反応を起こしたからです。 お茶だけじゃなくて、さっき紹介した飲み物も、それぞれ違った反応を示すけれど、水かぬるま湯で飲んだら! 何の心配もいりません。  **************************************************************************************** ★解説 【指導ポイント】 薬には「飲み合わせ」があり、飲物や食べ物と薬の飲み合わせによって、薬の効果に変化をもたらすばかりでなく、副作用にもつながることがあるので、薬を飲むときには「飲み合わせ」に気を付けなければならないことを指導して下さい。 <実験手順(続き)> ④茶の成分と薬の鉄分が反応し、色が黒く変わり、沈殿物もできて、さっきとは違うものになってしまいました。 このように薬の成分によっては化学反応を起こすものがありますので、薬を飲むときは“水”か“ぬるま湯”で飲むということを理解して貰います。 なお、この実験は化学反応を判り易く視覚に訴える為の実験です。 実際には「お茶」で薬を飲んでも水のときと変わらない場合が多いのですが、「水またはぬるま湯」で飲むことが薬を飲むときの基本で「水かぬるま湯」なら何ら「飲み合わせ」の心配をすることなく薬を飲めることがお分かり頂けたと思います。 (実験参考動画が協議会HPに有ります。) 【強調ポイント】 【辞書】 【豆知識】 【参考資料(書籍、URLなど) 】 お茶と鉄剤実験動画(教師用): くすりの適正使用協議会 18

19 くすりは、どの位の量の 水で飲んだら良いの? くすりの適正使用協議会 19 ♪ナレーション
じゃ、どれぐらいの量の水で薬を飲めばいいのかな?どうしてそれだけの水の量が必要なのか?その理由も合わせて知っている人いますか?  **************************************************************************************** ★解説 【指導ポイント】 水なしで薬を飲んだ場合の危険性を教えます。 【強調ポイント】 次のスライドやその後の実験で喉や食道に貼り付いてしまうことは理解してもらえると思いますが、 それ以外にも、適量の水かぬるま湯で飲めば早く胃に届きそのぶん早く効果を得ることができます。 この点も合わせて指導してください。 【辞書】 【豆知識】 【参考資料(書籍、URLなど) 】 くすりの適正使用協議会 19

20 コップ1ぱいの水かぬるま湯で飲もう 水の量が少ないと、 くすりが、のどのと中で
止まってとけ出してしまい、のどがはれたり、いたくなったりすることがあるんだ。 ♪ナレーション 「コップ1杯の水、またはぬるま湯で飲む」というのが正解です。なーぜか? 十分な量の水で飲まないと、薬がちゃんと体の中に運ばれないかも知れないからなんだよ。 (前にも説明しましたが)薬が苦いのでそれを感じさせない牛乳やジュースなど、水以外のもので飲みたいと思ったときには、薬剤師や医師に相談してからにして下さいね。水以外の飲み物で飲むと効果が変わってしまう場合もありますから。 ****************************************************************************** ★解説 【指導ポイント】 薬は十分な水またはぬるま湯で飲むのが原則です。その他の飲料と薬剤の相互作用の有無については薬剤師、医師に相談してください。 【強調ポイント】 薬は十分な水またはぬるま湯で飲むのが原則です。理由は次の実験を参考にして下さい。 【辞書】 【豆知識】 【参考資料(書籍、URLなど) 】 くすりの適正使用協議会 20

21 ペタペタ実験 実験! 水 カプセル 2 1 3 くすりの適正使用協議会 21 ♪ナレーション
それでは、ぺたぺた実験をやってみましょう。指を水で濡らして、その指でカプセルにさわったら、どうなるでしょうか?  ****************************************************************************** ★解説 【指導ポイント】 回答は次のスライドに続きます。想像力に任せた回答をなるべくたくさん引き出すようにしてください。 <実験の目的> カプセル剤や錠剤が喉や食道に貼り付いてそこに留まらないようにコップ一杯の量の水やぬるま湯で飲むことが必要なことを理解させます。 <用意するもの> シャーレ2つ、水、カプセル剤(実際にはゼラチンで出来た「空カプセル」を用いてください)。 <実験の手順> ①片方のシャーレに水を入れ、もう片方には空カプセルを入れておきます。 ②シャーレの水で指を濡らし、空カプセルを触ります。 ~どうなりましたか?~ (実験参考動画が協議会HPに有ります。) 【強調ポイント】 【辞書】 【豆知識】 【参考資料(書籍、URLなど) 】 ペタペタ実験動画(教師用): 3 くすりの適正使用協議会 21

22 指先と同じことがのどで起こると、 カプセルがのどでとけることになる。 くすりの適正使用協議会 くすりの適正使用協議会 22 ♪ナレーション
答えは、カプセルが指にくっつくんだ。 薬を飲むとき、水やぬるま湯の量が少ないと、カプセルが指にくっついたのと同じように、喉や食道にくっついてしまうことがあります。 そうすると、薬が体の中に運ばれないで、目的とした薬の効果が発揮されません。 (さらには、喉や食道にくっついた薬が、その場で溶けると、その部分がはれたり、痛みなどを起こすこともあります) 実験の最後に大量の水を指に付けてもう一度カプセルを触ってみてください。 水の量が多いと指にくっつかないのが判ります。   ****************************************************************************** ★解説 【指導ポイント】 薬は十分な水かぬるま湯で飲まないと、きちんと嚥下されず、薬の効果が期待できないばかりか、有害な事があることを理解させて下さい。 <実験手順(続き)> ③指にカプセルがくっついて離れません。 児童にも実際に実験してもらうことで、もし、この状態が喉や食道で起きたらどうなるかを理解させて下さい。 ④コップ1杯という十分な量の水かぬるま湯で飲む理由が分かりましたか? (実験参考動画が協議会HPに有ります。) 【強調ポイント】 薬は十分な水かぬるま湯で飲むのが原則です。「飲み合わせ」と合わせて指導して下さい。 【辞書】 【豆知識】 【参考資料(書籍、URLなど) 】 ペタペタ実験動画(教師用): 指先と同じことがのどで起こると、 カプセルがのどでとけることになる。 くすりの適正使用協議会 くすりの適正使用協議会 22

23 くすりは、おかしのように、 かんでから飲みこむ ほうが良いの? 23 ♪ナレーション
皆さん、カプセル剤や錠剤などの薬を飲むとき、どうやって飲んでいるかな? お菓子のように噛んで、飲んでいる人は手を上げて下さい。    **************************************************************************************** ★解説 【指導ポイント】 薬を飲む約束事には飲み方もあることを指導して下さい。 【強調ポイント】 【辞書】 【豆知識】 【参考資料(書籍、URLなど) 】 23

24 × くすりは、かんだり、カプセルを外して飲んではいけないよ くすりの適正使用協議会 24 ♪ナレーション 正解は、これだ。
正解は、これだ。  薬を飲むとき、噛んだり、カプセルの中身を出して飲んではいけないんだ。 薬本来の味、例えば酸っぱい、苦いなどを隠す工夫、胃で溶けず腸で溶けるような工夫等がされている場合、その工夫が台無しになるからね。 ******************************************************************************  ★解説 【指導ポイント】 錠剤、カプセル剤などの薬が一般的に、噛んで飲んではいけない理由は、薬の体内動態と関係する場合が多いことによります。 【強調ポイント】 薬は噛まずに(そのまま)飲み込むのが原則です。児童にシッカリ憶えさせてください。  【辞書】 【豆知識】 【参考資料(書籍、URLなど) 】 くすりの適正使用協議会 24

25 くすりを飲む時の7つの約束 ①.毎日決まった時間にくすりを飲みます。 ②.くすりを飲む量を守ります。
③.病気が治ったと思っても決められた日までくすりを飲み続けます。 ④.他の人からもらってくすりを飲んだりしません。 ⑤.他の人に自分のくすりをあげたりしません。 ⑥.前の病気の時にもらったくすりは使いません。 ⑦.くすりはいつもきちんと整理して保管します。 ♪ナレーション では、これまで話してきたことのまとめだよ。 薬がキチンと効果を出すように、また有害なことを起こさないように、これら7つのポイントをしっかり守って下さいね。 ①毎日決まった時間に薬を飲みます ②薬を飲む量を守ります ③病気が治ったと思っても決められた日まで薬を飲み続けます ④他の人からもらって薬を飲んだりしません ⑤他の人に自分の薬をあげたりしません ⑥前の病気の時にもらった薬は使いません ⑦薬はいつも、キチンと整理して保管します    **************************************************************************************** ★解説 【指導ポイント】 薬が目的とする役割を発揮するためには、守るべきルールがあることを教えて下さい。 【強調ポイント】 薬を飲むときの7つの約束を守るように指導して下さい。 【辞書】 【豆知識】 【参考資料(書籍、URLなど) 】 (出典:福島県立医大附属病院 斎藤百枝美先生、編集:くすりの適正使用協議会) くすりの適正使用協議会 25


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