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All copy right reserved ,April 2000
2000年版ISO9000の基本概念 YONETO QM OFFICE Oct,2000 All copy right reserved ,April 2000
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企業環境の変化(Bywater社提供) 品質管理 継続的改善 国内の市場 国際的市場 有力顧客の主導 顧客/供給者のパートナー関係 製造業
1940 1950 1960 1970 1980 1990 2000 2001 品質管理 継続的改善 国内の市場 国際的市場 有力顧客の主導 顧客/供給者のパートナー関係 製造業 サービス業 肉体労働 テクノロジー
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サービス企業への移行が進む
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経営環境の変化(TQM委員会) 経営ニーズの進展 経営インフラの充実 社会システムの変化 モノの提供 質と効率の追求 存在意義の追求
モノの提供 質と効率の追求 存在意義の追求 経営インフラの充実 情報技術、物流技術の進展による時間的・空間 的制約の減少 社会システムの変化 組織の透明性、公正性、説明責任、自己責任、 規制緩和
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経営環境の変化(TQM委員会) 労働環境・労働意識の変化 不確実性の増大 人間性、集団における個、関与・役割などに対 する考え方の変化
政治・経済・社会・技術の変化のスピード、「先を 行く国」 今までの経営モデルでよいのだろうか?
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今までの経営モデル 競争者より優れた製品やサービスを提供す る 顧客が増え、売上げとマーケット・ シェヤー が上がる
顧客が増え、売上げとマーケット・ シェヤー が上がる 継続的改善でコストを下げる 利益が増える 株主や社員に報える
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問題が続出している 顧客苦情や品質問題は消えない 業界内での最高の競争力とは言えない 業績は期待したほど伸びない 外部環境の変化に弱い
市場の変化に遅れる 供給者の論理がまかり通り、本当の顧客志向ではなか ったのが根本的な問題
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顧客満足度と株価 1992年、現在の会長が徹底した顧客志向とサービス化へ の変革を進めた
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新しい経営モデル 利益追求を目標としない 顧客が求めているものを明確にする 企業を取り巻くすべてのプロセスを改善・向 上させる
顧客を満足させる 結果として企業の競争力が高まる 企業の業績が自然に上がる
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新経営モデルの図解 社員に対して: 能力開発・育成 適正業務のデザ イン 業績の認知 教育訓練 満足感
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新しい経営モデルの特徴 顧客満足の最大化 システム志向でプロセスを重視 リーダーシップの発揮 社員志向で社員教育と意欲を重視
データの収集と分析 事実に基づく判断と決断 システムの評価と継続的改善
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顧客志向のプロセス連鎖 供給者の論理に立つプロセスでは、 しかし、顧客志向では、 したがって、既存のプロセスの見直しが重要
供給者 材料 生産プロセス 製品 顧客 しかし、顧客志向では、 顧客 製品 生産プロセス 材料 供給者 したがって、既存のプロセスの見直しが重要 サプライ・チェーン・マネージメントの基本的概念が必要となった
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顧客志向のプロセス連鎖 顧客ニーズの充足にために各プロセスで部門横断的チー ムが構成されている
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顧客満足と企業価値との関係 顧客満足の3要素 最高品質の製品の納入を、 納期どおりに、 正当な価格で提供する
企業も同じように、最低のコストで品質の高い製品や サービスを生産し、自社内での「製品やサービス」が必 要なときに必要なだけ入手したい正当な期待を持って いる。 だから、企業内のすべてのプロセスを徹底的に改革す る必要がある。
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厳しい業務プロセスの変革 不 良 1σシフトは純利益を10%改善 欠陥率 管理費 コ ス ト 4σ(6,210DPMO)
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モトローラ社のプロセス・マネージメント 計測可能な達成目標値を設定する 結果を明らかにする 問題点をつかみ取る 問題に焦点を当て取り組む 解決策を見つけるために分析する 解決に向かってただ進む
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モトローラ社の役員会(1987) 業務報告や予算の説明などがあり、品質 に関する議論は後回しなる。
そこで、幹部を叱りつけた。「役員会では品 質についてまず、最初に議論すべきだ」 それ以来、役員会では最初に「品質」を議 論するのが慣習となった。
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継続的改善と変革 “日常業務に組み込 まれた小さな改善” “現状打破のためのプロジェクト”
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2000年版ISO9000モデル 品質マネジメントシステムの継続的改善 利害関係者 I 利害関係者 I
CONTINUAL IMPROVEMENT OF THE QUALITY MANAGEMENT SYSTEM 利害関係者 I n t e r s d p a y 利害関係者 I n t e r s d p a y 顧 客 C u s t o m e r 顧客 C u s t o m e r 満 足 S a t I s f a c t I o n 経営者の責任 Management responsibility 要求事項 R e q u i r e m e n t s 条項5 Clause 5 測定、分析、改善 Measurement, analysis, improvement 資源のマネジメント Resource management 条項8 Clause 8 条項6 Clause 6 Clause 7 インプッ トInput アウトプット Output 製品の実現 Product realization 製品 Product
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ISO9000の遍歴 1987年版 1994年版 2000年版 欧州市場の統合化を意識した統一規格、しかし、 結果はBS5750そのまま
経営者自身のレビュー、受注前契約内容確認、 予防処置などマイナーチェンジにすぎない 2000年版 現代的なマネージメント・システムを採用し、大 幅な改訂
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改訂規格の構成 ISO9000ー基本的な事項と用語 ISO9001ー認証対象となる要求事項
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改訂規格への要望 すべての業種、規模の企業に適用可能 使用する上で単純で、理解しやすい言語 企業業務につなげやすい
業績の向上に向けて段階を踏んで進められる 継続的改善と顧客満足に対する強い指向 他のマネージメント・システムとの相溶性
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改訂規格の主要な特徴 ユーザーフレンドリーな構成 企業の基幹業務に沿った形式を採用 旧規格と新規格との継続性と相溶性
企業のすべてのプロセスに亘っての信頼性を 顧客に与える 「継続的改善」の概念により業務の効率、市場 競争力、顧客ニーズと期待への対応力を高め られる 現行規格から改訂規格への移行が容易
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新規格での「企業の目的」とは? 顧客と利害関係者のニーズと期待の明確化 と充足による競争力の優位性を獲得
企業全体の事業業績と能力の改善・向上 ISO9004は、経営の指導書
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新規格の制定のための基本合意(1997) 2000年版は品質マネージメント原則に基づく ISO9004
世界規模で進む競争の中で、質の高い経営 はすべての組織にとってますます重要となっ ている 品質マネージメント原理は、他のユーザーグ ループのニーズを満たすために新規、もしくは 現有の文書に取り入れることができるであろう
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八つのクオリティ・マネージメント原理 顧客志向の企業運営 リーダーシップの発揮 社員の積極的な参画 プロセス志向の業務運営
プロセス相互関係を明確にしたシステム志向の経 営 継続的改善を永久目標 事実に基づく判断と決断 供給者との相互互恵関係の構築
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八つの原則のベネフィット 営業収入、利益、マーケットシェアーの向上 は、リーダーシップ、効率向上、従業員の成 果、従業員と顧客の満足により達成される 適切な経営資源の管理によりコスト面とリス ク面で貢献する。避けるべきことは、ロスの 増大 信頼性の低下、イメージダウン、顧客 苦情の深刻化
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八つの原則の利用方法 1997年、経営者に対する利用方法に関する 指針が作成された 何をしなくてならないかの具体的な活動を列 挙
利用すれば何に役立つかの具体的内容 方針と戦略の設定 目標の設定 業務管理面 人的資源管理
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顧客志向での取るべく行動(ISO9004) 製品、配送、価格、信頼性などに関しての顧客 のニーズと期待を理解する
顧客と他の利害関係者のニーズと期待に対して バランスのとれたアプローチをする これらのニーズと期待を組織全体にコミュニケー ションする 顧客満足を測定し、結果に対して行動する 顧客との関係を管理する
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プロセス志向での取るべき行動(ISO9004) 望ましい結果を達成するためのプロセスを確 定する
プロセスのインプットとアウトプットを明らかに し、管理する 組織の関連部門とプロセスとの接点を明確 にする 顧客、供給者、その他の利害関係者に関わ るプロセスのあり得るリスク、つながり、影響 度を評価する つづく
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プロセス志向での取るべき行動(ISO9004) プロセスを管理するための明快な責任、権限、説 明責任を確定する
プロセスの内部と外部顧客、プロセスに関わる供 給者とその他の利害関係者を明確にする 設計の場合、望ましい結果を達成するためにプロ セスの段階、活動、フロー、管理項目、教育の必 要性、設備、手法、情報、材料、並びにその他の 資源に対する配慮が求められる
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指針の利用方法 品質マネージメント・システムのチェックリスト 審査員のチェックリストにもなりうる
2000年版と1994年版との違いの大枠での 理解 1994年版ですでに採用されているものを見 分ける
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ISO9001の規格構成 適用範囲 経営者の責任 経営資源の管理 製品の具現化 測定、分析および改善
許容可能な除外は、製品の具現化の要求事項 のみ 経営者の責任 適用範囲の拡大 経営資源の管理 製品の具現化 測定、分析および改善
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経営者の責任 戦略的な目標の設定と経営者のコミットメント( 公約) 顧客と利害関係者の満足の達成を目標に 品質方針と品質目標(要展開)
品質目標は部門別レベル別に展開 品質(向上)計画の作成 管理責任者(経営者の代行) 内部伝達(コミュニケーション) 法規制の遵守
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経営資源の管理(ISO9001) 顧客満足を重視した経営資源の供給 ひと(PEOPLE) 施設 人間工学的観点からの作業環境の整備
従業員の参画 (専門)能力開発 技能、経験、知識の重視と教育 施設 作業空間・関連施設 装置・備品、ソフトウエアなど 人間工学的観点からの作業環境の整備
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経営資源の管理(ISO9004) 供給者とパートナーシップ 天然資源の保護 財務管理と資金 供給者を選別・絞り込み 緊密な連携プレー
継続的改善に参画させる 知識の共有など 天然資源の保護 財務管理と資金
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製品の具現化 顧客とのコミュニケーションの追加 設計および/又は開発となり、システム作りは 避けられない
顧客苦情を含むフィードバック 設計および/又は開発となり、システム作りは 避けられない 検証されない場合のプロセスの妥当性確認 が追加 サービス産業に受け入れやすい
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測定、分析、改善 顧客満足の測定・監視が必須となった 改善のためのデータ分析が追加 継続的改善の計画作成が追加 顧客満足
プロセス、製品特性とその傾向 継続的改善の計画作成が追加 経営者の見直しの強化 STEP-BY-STEPの改善活動の実践
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業務プロセスの改善 Plan 成果 Do Act Check QMS 品質目標 現状の実績 プロセスの改善のため にPDCAサイクルを
目標に対して測定・モニタリング 望ましい結果を得るために プロセスを改善し、必要ならQMSも 品質目標 現状の実績
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ISO9001/9004との関係
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他のマネージメント・システムとの両立性 ISO14001:1996との連携を強く意識した規 格、しかし統合ではない
労働安全衛生、財務との連携をも示唆
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ISO9004の自己評価 品質マネージメント・システムの全体、もしく は一部に適用 短期間で完成されること
経営者の支持を得たチーム、もしくは個人で 実施 改善余地の優先順位を 世界クラスの業績に向けて成熟させる
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欠点はないのか? 現行の経営システムの再構築が必要かもし れない 簡単で、短時間には実施できない
経営者を含み意識改革がなければ、効果は 生まれない 質の高い内部監査でなければ、システムを 改善できない 外部審査員の質が大きくばらつきによる混乱
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今後の予定 2000年12月、国際規格の発行 3年間の暫定期間内に移行 2001年6月以降、新規格での認証監査を奨 励
2002年12月 見直しの予定 2006年 規格改訂(2008年まで延期)
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まとめ 古い規格と現在の2000年版の比較 品質保証規格 供給サイドの論理 手順の重視 固定された仕様 必要な訓練 上への報告を重視
要素の組み合わせ 製品の計画 是正処置 製造業 品質マネージメント・システム規格 顧客側の視点 プロセス重視 市場のニーズ 能力開発 コミュニケーション プロセスの連鎖 ビジネスの計画 継続的改善 包括的
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まとめ 顧客満足経営をもっと完ぺきにする必要があ る プロセス・マネージメントとシステム志向はリ ーダーシップがないとできない
継続的改善のためには能力や意欲のある社 員の参画は必須である 戦略的取り組みによって企業経営の質を高 める
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新しい経営へ向けての基盤づくり 日本企業の競争力の低下は明確 出典:日経ビジネス
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ISO9004でTQMをめざして(Bywarter社提供)
品質・安全・環境・コストの側面 を評価。総合監査のプロセスを 確立 統合的マネジメントシステムの確立 ビジネス・プロセス を特定し、業績の継 続的改善 要求事項ベースのシステムから プロセスベースのシステムへ 単なる認証取得から パフォーマンスベースの マネジメントシステムへ 業績に関連 づける 再審査のためにだけ 要求事項を満たす システム 拡大された 要求事項だ け
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マルコム・ボールドリッチ賞 (日本経営品質賞)
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おわりに THE PEOPLE WORK IN A SYSTEM.
THE JOB OF THE MANAGER IS TO WORK ON THE SYSTEM TO IMPROVE IT, WITH THEIR HELP Myron Tribue 社員はシステムの中で仕事をする。マネジャーの仕 事は、社員の助けを得ながら、システムを改善する ためにシステムに関して仕事をする。
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