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医療法人社団新虎の門会 新浦安虎の門クリニック 発表演者 藤城真央

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1 医療法人社団新虎の門会 新浦安虎の門クリニック 発表演者 藤城真央
見落としやすい乳がん 医療法人社団新虎の門会 新浦安虎の門クリニック 発表演者 藤城真央 見落としやすい乳がんに関して発表させていただきます・

2 目的 当院では人間ドックや健康診断の際マンモグラフィーや乳腺超音波検査による乳がん検診を行っている。
実際に当院で検査した受診者で見落としやすい乳がんの症例を報告する。 日本における乳がん患者は増加傾向にあり、女性罹患率トップとなっています。死亡率でみると第5位に位置していますが残念な事ながら乳がんでなくなる患者さんも少なくはありません。 当院では人間ドックや健康診断の際マンモグラフィーや乳腺超音波検査による乳がん検診を行っています。今回は実際に当院で検査した受診者で見落としやすい乳がんの症例を発表いたします。 2

3 対象 平成25年8月から平成26年7月までに当院でマンモグラフィもしくは乳腺超音波検査による
乳がん検診を受診した3282名のうち精密検査の判定がでた280名を対象とした。 対象は平成25年8月から平成26年7月までの1年間に当院でマンモグラフィもしくは乳腺超音波検査による乳がん検診を受診した3282名のうち精密検査の判定がでた280名を対象としました。

4 方法 精密検査指示がでた280名の画像を再度み直し、その中でカテゴリー分類の高いものの中から見落としやすい乳がんの画像を再検討した。
症例を2例報告する。 方法として、精密検査指示がでた280名の画像を再度み直し、その中でカテゴリー分類の高いものの中から見落としやすい乳がんの画像を再検討しました。 症例を2例報告いたします。 4

5 使用機器 マンモグラフィ  東芝 MGS-100B 乳腺超音波装置  東芝 Aplio300 等 5

6 症例1 40代女性 以前からしこりは触れていたが乳腺症として他院経過観察中、人間ドックでのマンモグラフィはカテゴリー1。以前よりしこりが大きくなっていることを気にされエコー検査を実施。 40代女性 以前からしこりは触れていたが乳腺症として他院経過観察中でした。毎年の人間ドックで診てもらってくださいといわれていたそうです。人間ドックでのマンモグラフィはカテゴリー1。以前よりしこりが若干大きくなっていることを気にされており、乳腺エコー検査をおすすめし実施することになりました。 6

7 症例1 マンモグラフィ 不均一高濃度の乳腺、リョウソク カテゴリー1
不均一高濃度の乳腺、リョウソク カテゴリー1 腫瘤や構築の乱れ、悪性を示唆するような石灰化は見られず、他、明らかな異常所見は指摘できませんでした。 7

8 症例1 乳腺エコー 左内側に境界不明瞭で縦横比の高い20mmほどの低エコーの不整形腫瘤をみとめる。後方エコー増強している 8

9 症例1 乳腺MRI その後MRIによる精密検査も実施。左内側上部にT2強調画像で高信号をていする分葉状腫瘤をみとめました。造影でははっきりしない結果となった。 9

10 症例1 紹介の結果 主腫瘤は粘液癌 紹介の結果、主腫瘤は粘液癌でした。
その後MRIでも捉えられなかった周囲の乳管内進展が高度であったため断端陽性となりました。追加切除を行い加療中です。 10

11 11

12 症例2 50代女性 他院で毎年人間ドック時にマンモグラフィを受診。エコーはオプション検査だったのでエコーのみ当院で受診。マンモも触診も異常指摘されたことがなかった。 50代女性 他院で毎年人間ドック時にマンモグラフィを受診。エコーのみ当院で受診。マンモも触診も異常指摘されたことがなかったとのことです。 前回他院でのドックは2013年3月。今回の受診は2014年5月。 12

13 症例2 乳腺エコー エコーでは、右乳頭上方に14mmほどの低エコー腫瘤が認められました。境界やや不明瞭、内部不均質、後方エコー増強しています。 境界線の断裂ははっきりしませんが、血流があり(+)、縦横比が高く、悪性を疑う所見です。 13

14 症例2 紹介の結果 浸潤性乳管癌 乳腺エコーで異常があったため、当院ではマンモグラフィは受診せずに人間ドックを行った 元の総合病院へ画像を持って再度受診してもらったところ、組織針生検を行い、浸潤性乳管癌の結果となりました。 マンモグラフィの画像は得ることができませんでしたが、ドック時の画像と紹介後の画像とを比較しても明らかな変化がなく、マンモグラフィでは異常所見は指摘できなかったと報告を受けています。 14

15 まとめ マンモグラフィのみでの検診であると乳がん検出率が低く、検査が不十分
現在市町村で行っている乳がん検診は、触診とマンモグラフィ検査での検診がおおく、まだまだ乳腺超音波検査での乳がん検診は浸透されていません。 その理由の一つとして乳がんが多い欧米でマンモグラフィが用いられているからです。欧米での乳がんこう発年齢は40代から段階的に増え、70代後半で罹患率ピークを迎えています。脂肪を含んだ乳房が多いことからマンモグラフィでの乳がん発見率が高く、有用とされています。しかしながら日本では40代で罹患率ピークとなり日本人の乳房は比較的脂肪が少なく、マンモグラフィだけでは検査が不十分で乳がん検出率は低いことがわかっています。このことは今回の症例からもあきらかになっています。 だからといってマンモグラフィが不必要かといったらそうではありません。微小石灰化の検出はエコーよりも優れており、マンモグラフィと乳腺エコー検査による乳がん検診で検出率はかなり上がります。 15

16 健康アドバイス 定期的な乳がん検診を受診することによって早期発見につながり健康医療に役立つと考えている 。
乳がんの大きなリスク要因としては出産経験がない、肥満、喫煙などということが報告されています。一時予防として運動、バランスのいい食生活はありますが今現在他のがん同様、決め手となる予防法はありません。 二次予防として定期的にこれらの乳がん検診を受診することによって早期発見につながり健康医療に役立つと考えています。 メディアでもマンモグラフィでの乳がん検診を多く取り上げていることが多く、受診者さんの認知度も乳腺超音波検査はマンモグラフィに比べてまだまだ低いです。 今後の課題としては、受診者さんにもっと乳がん検診の重要性を知ってもらい、マンモグラフィとともに乳腺エコーでの乳がん検診受診率を上げていく努力が必要と思いました。 16

17 ご清聴ありがとうございました。 17


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