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Published byかつかげ いのら Modified 約 6 年前
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なぜ志金は循環しないのか 循環するために、 誰が、なにをすべきか? - 課題先進国だからこそ、 社会を変えるしかけをつくる! -
なぜ志金は循環しないのか 循環するために、 誰が、なにをすべきか? - 課題先進国だからこそ、 社会を変えるしかけをつくる! - IIHOE[人と組織と地球のための国際研究所] 代表者 川北 秀人
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IIHOEって? 社会事業家(課題・理想に挑むNPO・企業)の支援 組織目的: 地球上のすべての生命にとって、
(1994年) 調和的で民主的な発展のために 社会事業家(課題・理想に挑むNPO・企業)の支援 隔月刊誌「NPOマネジメント」発行(99年創刊) 育成・支援のための講座・研修 地域で活動する団体のマネジメント研修(年100件) 行政と市民団体がいっしょに協働を学ぶ研修(年40県市) 調査・提言:「NPOの信頼性向上と助成の最適化」「協働環境」 企業の社会責任(CSR)の戦略デザイン(年20社) ビジネスと市民生活を通じた環境問題の解決 2020年の地球への行動計画立案 専従3名+客員2名、東京(新川)、約3500万円
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助成機関などとの関係では、 パナソニックNPOサポートファンド セブン・イレブンみどりの基金 最終審査員(05年~)
環境分野 選考委員(04年~)、委員長(06-11年度) セブン・イレブンみどりの基金 最終審査員(05年~) トヨタ環境基金 一次選考担当(07年~) (独)科学技術振興機構 社会技術研究開発センター実装支援プログラム 経産省ソーシャル/コミュニティ・ビジネス支援事業 あの「エコポイント」アドバイザー委員! ETIC.社会起業塾イニシアティブ 塾長(02年~) (旧・NEC社会起業塾、10年からNEC・横浜市・花王) ETIC.×ブラザー工業 東海若手起業塾(08年~) などなど
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「新しい公共」? 「新しい公共」と日本の将来ビジョン (「新しい公共」宣言 2010年6月) 「新しい公共」が作り出す社会は「支え合いと活気がある社会」である。すべての人に居場所と出番があり、みなが人に役立つ歓びを大切にする社会であるとともに、その中から、さまざまな新しいサービス市場が興り、活発な経済活動が展開され、その果実が社会に適正に戻ってくる事で、人々の生活が潤うという、よい循環の中で発展する社会である。 気候変動の影響が懸念される一方で、少子高齢化が進み、成熟期に入った日本社会では、これまでのように、政府がカネとモノをどんどんつぎ込むことで社会問題を解決することはできないし、われわれも、そのような道を選ばない。これから、「新しい公共」によって「支え合いと活気のある」社会が出現すれば、ソーシャルキャピタルの高い、つまり、相互信頼が高く社会コストが低い、住民の幸せ度が高いコミュニティが形成されるであろう。さらに、つながりの中で新しい発想による社会のイノベーションが起こり、「新しい成長」が可能となるであろう。 日本には、古くから、結・講・座など、さまざまな形で「支え合いと活気のある社会」を作るための知恵と社会技術があった。「公共」は「官」だけが担うものではなかった。各地に藩校が置かれていた一方で、全国に一万五千校あったといわれる寺子屋という、当時としては、世界でももっとも進んだ民の教育システムがあったなど、多様な主体がそれぞれの役割を果たし、協働して「公共」を支え、いい社会を作ってきた。政治(まつりごと)と祭が一体となって町や村の賑わいが生まれた。茶の湯のような文化活動から経済が発生してきた。 しかし、明治以降の近代国民国家の形成過程で「公共」=「官」という意識が強まり、中央政府に決定権や財源などの資源が集中した。近代化や高度成長の時期にそれ相応の役割を果たした「官」であるが、いつしか、本来の公共の心意気を失い、地域は、ややもすると自らが公共の主体であるという当事者意識を失いがちだ。社会とのつながりが薄れ、その一方で、グローバリゼーションの進展にともなって、学力も人生の成功もすべてその人次第、自己責任だとみなす風潮が蔓延しつつある。一人ひとりが孤立し、国民も自分のこと、身近なことを中心に考え、社会全体に対しての役割を果たすという気概が希薄になってきている。日本では「公共」が地域の中、民の中にあったことを思い出し、それぞれが当事者として、自立心をもってすべきことをしつつ、周りの人々と協働することで絆を作り直すという機運を高めたい。
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資金はどんな目的に、どれだけ必要か? 「循環」しない理由は何か?
「あればやる」(なければやらない)活動 →「本当のニーズ」を把握・発信していない ビジネスモデルのある「事業」ではなく、 「活動」 →継続的な資金調達基盤をつくっていない →「事業(と資金)のニーズ把握」と、 必要性の高い活動への「継続的な 資金調達基盤づくりの支援」が不可欠!
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なぜ「志金」は循環しない? ①投資:出資し、決定権を持ち、配当を受けるが、 リスクを負い、損失もあり得る。
循環しうる志金とは? ①投資:出資し、決定権を持ち、配当を受けるが、 リスクを負い、損失もあり得る。 ②融資:貸し出し、関与し、利子を受け取るが、 リスクを負い、損失もあり得るため、担保を取る。 ③助成:ニーズと手法の合理性に共感して 資金提供し、成果(=よりよい社会の実現)に 期待するが、ほとんどは積極的に関与しない。 (もちろん、専門家が関与する方が成果は高い)
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なぜ「志金」は循環しない? 循環しうる志金(源)はどれだけある? 単位:億円 06年3月 (海邦銀は07年) 11年3月 5(4)年間
の増減 琉球銀行 預金:13,616 貸出:10,505 → 16,407 → 12,106 +2,790 +1,600 沖縄銀行 預金:11,855 貸出: 9,817 → 15,396 → 11,411 +3,540 +1,594 沖縄海邦銀行 預金:5,178 貸出:3,511 → 5,781 → 3,973 + 602 + 461 3行で預金6,933億円増、貸出3,656億円増 あと9952億円のほとんどは国公債+外国債+株式! うち1%でも地域に回れば99億円!
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なぜ「志金」は循環しない? → これを育てられるかどうかが、 NPO・事業家と、その支援者の問題!
投融資されるべき事業・組織に求められるもの ① 具体的な事業のしくみ(business model) ② ある程度の収益性(return) ③ 説得力のある説明責任(accountability) ④ 現場を支える品質管理(quality management) ⑤ 現場をつくる人材組織開発(human resource and organization development) → これを育てられるかどうかが、 NPO・事業家と、その支援者の問題!
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基盤強化助成と、事業助成は、どう違うのか、 どう活用すれば、最適な成果が実現するのか?
活動・事業助成 基盤強化助成 ひとことで 言うと 現場で今、足りないものを補う経費。 継続する力を高める準備を 支える投資。 助成する 目的と対象 社会の課題や理想の実現を目的に、団体による 活動・事業に対して助成。 既に実績のある団体の運営の 安定を目的に、 基盤拡充や次の準備に助成。 期待される 成果 活動・事業を通じた課題 解決や理想実現とともに、ノウハウの提供なども。 課題の原因解消や人材の成長、中期的な「次への備え」の確立。 求められる 事業計画 対象(受益者)にとって 最適な成果を生むための業務内容を詳細に。 社会にとって最適な成果を供給し続ける体制を整えるために、原因分析や予測を行った上で、組織の再編・人材の育成・他団体との連携など、現在の体制の効果的な見直し・立て直しを具体的に。 実施責任者 現場の業務に責任を持つスタッフ。 組織運営に責任を負う理事など。
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状況の緩和・改善 原因の解消 基盤の整備 担い手の成長 資金提供者は何を期待しているか? → ニーズに対する効き目 → 再発の抑制・防止
→ 団体内でも、社会にも 担い手の成長 → 特に、自主財源率の改善
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直接的・1次的な受益者 間接的・2次的な受益者 しくみに関心を 持つ者 支援者 後発者
団体の理念 ・・・・・・ 実現すべき成果 実現した成果 今後3~5年の成果 現在のサービス 利用者数×単価 3年後のサービス 3年後に向けて 改善・拡充する点 直接的・1次的な受益者 ・・・・→・・×・・ 間接的・2次的な受益者 しくみに関心を 持つ者 支援者 後発者 09年 会費 寄付 事業収益 助成 受託 10年度 ¥・・・ 11年度 12年度 13年度 14年度 あなたの団体の経験やノウハウに、 お金を払ってくれそうな人は誰? 例:・教員志望の学生 ・健康志向の強い高齢者 ・「NPOで起業したい」会社員 いくらぐらい出してくれそう? いつから、どうやって提供する?? 例:受け入れ、講座、書籍、調査、・・・
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→どんなことに困っている人が、どれだけいるのか? このまま放置すると、どんな損失が生じるのか?
「ニーズ」とは? 「社会的に必要なこと」 「ほしい」ではなく「足りない」 大←不足の深刻さ 「深刻さと普遍性」を 事実に基づき合理的に! (何人がどんな状況で、 解決をどう拡げるか?) とってもわかりやすい 社会事業のテーマ (例:水、交通、教育・・・) 本当に必要? (趣味でいいんじゃない?) 普通の商品 必要とする(足りない)人の数 → 多 →どんなことに困っている人が、どれだけいるのか? このまま放置すると、どんな損失が生じるのか? NPOの課題と支援の進化(IIHOE・川北)
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残された25か月ですべきこと 2010(H22)年度 11(H23)年度 12(H24)年度 13(H25)年度 資金需要(+
期待される効果)の把握 特に重要な分野(課題)の特定 重点分野の 資金需要予測 (課題の推移と 求められる 体制の明示) 資金需要予測の検証と 再発信 (→毎年継続) 寄付控除対象 となる 資金循環体制 「全県的」な資金循環支援機関の必要性の共有 資金循環支援 機関 設立 →寄付控除 適用申請 (寄付控除対象認定後に) 寄付呼びかけ →目標:80% 情報開示体制の 確立と運営 正確な状況把握 開示システムの確定&着手 ※対象範囲? ※活用・共有? 開示システムの本格運用 開示システムの共有性拡大 団体の事業と 組織の運営力 改善・向上 効果的な活動の必要性と期待の高まりの共有 主要団体20%で (1)基礎情報開示 (2)業務品質管理 (3)ITの活用 (発信・会計など) (4)会計基準対応 →同 35%へ → 同 60%へ
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ベンチマークすべきモデル 01年以来、県・労福協、ろうきんなどが5千万円以上の資金、企業などから2千万円分以上の什器・備品
サポート資源提供システム:せんだい・みやぎNPOセンター 01年以来、県・労福協、ろうきんなどが5千万円以上の資金、企業などから2千万円分以上の什器・備品 京都地域創造基金:きょうとNPOセンター 公益財団認定を最大限に生かした「合同寄付集め」+「企業の社会貢献支援」 だんだん:ふるさと島根定住財団 県との協働事業は団体登録必須 主な助成制度は、登録により団体情報送付免除
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沖縄県も、これまで20年と、これから20年は違う
1990年 2000年 2010年 2020年 2030年 計(千人) 1,222 1,318 1,393 +14% 1,428 1,430 +2% 0~14歳 299 264 242 ▲19% 213 195 15~64歳(A) (生産人口) 793 861 910 891 859 ▲5% 65歳~(B) 高齢者率 121 9.9% 182 13.8% 240 17.3% +98% 323 22.6% 375 26.2% +55% A÷B 6.5人 4.7人 3.7人 2.7人 2.2人 75歳~ 77 +56% 156 +29% 211 +35%
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2020年の沖縄県は? 高齢者率は? →22.6%! 75歳以上は? →15万人(10年比 3割増)!
高齢者1人を支える生産人口は、わずか2.7人! 75歳以上は? →15万人(10年比 3割増)! ヘルパーなど、福祉の担い手をどれだけ必要? 社会保障(医療・介護)費は、いくら増える? 生産人口は? → 2%減(00年比 3%増)! 個人所得税収は? 既存インフラの補修コストは? 道路、橋、公営住宅、上下水道、庁舎・施設、・・・・ 債権残高は? 消費税は、いくら必要?
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本当に、すべての分野・団体を 対象にするのか?
これまで数年間と今後数年間を見通して最も必要性の高い課題(分野・事業)に、集中して基盤づくりを急ぐ必要はないのか →今後数年間を考えれば、子ども・子育て、 高齢者、水・環境、多文化共生が緊急! 「必要性の高い課題の特定」と、「資金需要予測と事業基盤特性に応じた支援」をしないなら、従来型の助成制度と、どこがどう違う??
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沖縄ならでは・らしい基金? →沖縄ならでは・らしい活動の支援!
たとえば、離島→少ないからこそのメリット 客観的な分析や合理的な戦略も必要 既にある団体ではなく、人材への投資! → 新しいビジネスモデルづくりに結び付ける たとえば、人口構成上の特性? 人材は離島だけの問題じゃない! NPOが企業にどう役立つのか? 中期的な見通しのもとに、テーマと進め方
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直接的・1次的な受益者 間接的・2次的な受益者 しくみに関心を 持つ者 支援者 後発者
団体の理念 ・・・・・・ 実現すべき成果 実現した成果 今後3~5年の成果 現在のサービス 利用者数×単価 3年後のサービス 3年後に向けて 改善・拡充する点 直接的・1次的な受益者 ・・・・→・・×・・ 間接的・2次的な受益者 しくみに関心を 持つ者 支援者 後発者 09年 会費 寄付 事業収益 助成 受託 10年度 ¥・・・ 11年度 12年度 13年度 14年度 あなたの団体の経験やノウハウに、 お金を払ってくれそうな人は誰? 例:・教員志望の学生 ・健康志向の強い高齢者 ・「NPOで起業したい」会社員 いくらぐらい出してくれそう? いつから、どうやって提供する?? 例:受け入れ、講座、書籍、調査、・・・
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NPOは「1歩先の視野・半歩先のプログラム」 中間支援は「2歩先の視野・1歩先のプログラム」
支援者・協力者 (市民・企業・行政) 「課題解決や理想実現を 支援・協力したい!」という意思と 資源(人材、資金、物資、施設、情報、権限、・・・) 受益者・利用者 (ひと・動植物・自然環境) 現場の過去・現在・未来の ニーズを見据えた、 効果を生む事業と 組織づくりの支援 中間支援機関 受益者・利用者の 過去→現在→近未来の ニーズに、効果を生む 合理的なプログラム 事業系NPO 過去・現在・近未来のニーズ ニーズに効果を生む 合理的なプログラム 効果を生む 事業&組織づくり NPO支援の意義と組み立て(IIHOE・川北)
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あなたは誰・何の代理人か? 誰・何のどんな課題を、どう解決するか?
大←不足の深刻さ 対象の属性と状況から 複数の顧客群に分けて 最適なアプローチで 短期的に成果を示し、 資金循環を確立する ために、やむを得ず (社会的には無意味) 解決しやすさ→高 →顧客群(フォーカス)を正確に分けられなければ、 事業(オペレーション&デリバリー)と 資源(リソース)を最適化できない! NPOの課題と支援の進化(IIHOE・川北)
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しらべる(research) = かぞえる(count) + くらべる(compare) + たずねる(ask) + さがす(search)
ニーズをどう「しらべる」か? しらべる(research) = かぞえる(count) + くらべる(compare) + たずねる(ask) + さがす(search) → 仮説を検証し続ける! 詳しくは、ぜひ「NPOマネジメント」第57号 特集 「ニーズを共有するために、調べる手法・伝える手法」を
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「事業」とは? 目標を合理的に実現するプロセス 目標は明確か? 対価性の3つのパターン 「自分はやらない」もプロデュース
(1)対価収入で継続可能 (2)対価も取れるが、補助が不可欠 (3)対価が取れない「基本的人権保障」 →(2)(3)は「社会制度化」も事業! 「自分はやらない」もプロデュース NPOの課題と支援の進化(IIHOE・川北)
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事業の自立性?→対価と事業がめざす運営形態
必要な資金の負担 例 目指す運営形態 受益者・利用者からの 対価収入により、 収益が見込める。 (対価自立事業) スポーツ・芸術文化活動 主婦・障碍者の起業 環境配慮製品・サービス (リサイクル、有機農業など) 市民による 自主・単独事業へ →立ち上げ期のみ支援 受益者・利用者から 対価も取れるが、 継続には外部からの 補助が必要。 (補助継続事業) フリースクール 伝統文化財の維持・継承 里山保全 難アクセス地の公共交通 介護保険事業 事業経営の効率化を進めつつ、行政からの補助は続ける。 →補助の制度化必須! 基本的人権の保障上、不可欠な事業であり、 対価による継続は困難。 (基本的人権保障事業) ホームレスの緊急救援 子どもの電話相談 途上国への開発協力 DV被害者の支援 医療情報の翻訳・通訳 社会的な課題解決の先駆者として市民が 先行しており、行政サービスとして法制化する必要あり。 →事業の制度化必須!
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NPOは、最大ではなく 最適をめざす 価値の最適をめざす。 最適な規模や、最適なスタイルは? 借り物競争は得意?
企業は、分配する利益の最大化のために規模の最大化をめざす。 NPOは、課題解決や理想実現のために 価値の最適をめざす。 最適な規模や、最適なスタイルは? 借り物競争は得意?
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その困りごとは、 課題か、与件か? 課題は、目標と現実との差。 与件は、まぁ、個性として、 あきらめつつ、付き合い続ける。
その差をどう埋めるか? 与件は、まぁ、個性として、 あきらめつつ、付き合い続ける。
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課題とは、目標・理想と成果・現実との距離 → 目標が抽象的だから、課題が不明確
↑ 課題 ① ・・・・・ 課題 ② ・・・・・ 残されたお題は何か? なぜできなかったのか? ↓ 成果・現実
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その「原因」が解消したら、 困った「現象」は再発しないか? 本当に足りないものは、何か? それは細分化すると、 何と何と何か?
原因と結果との間に、因果関係はあるか? その「原因」が解消したら、 困った「現象」は再発しないか? 本当に足りないものは、何か? それは細分化すると、 何と何と何か? →プロジェクトマネジメントの基礎は、 目標の細分化!!
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「ビジネスモデル」とは? 健全な自転車操業もアリ! 誰に、何を、いくらで提供するか 顧客をどれだけ分けられるか? 期待を上回る価値か?
収入を、どれだけ多様化できるか 利用者・参加者だけでなく支援者・協力者も 期待を上回る価値か? 健全な自転車操業もアリ! NPOの課題と支援の進化(IIHOE・川北)
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あなたのポジションは? ゼロに戻って やりなおし! →ニーズ確認から 高← ビジネスモデルの成熟度 →低 ↑ 起業! 時間→
「試行&育成&拡大」 と「検証&発信」を 同時に加速! すぐにでもVBM & 外部連携加速! しらべながら試す! & 過程と成果を 発信し続ける! 足りないのは (純粋に)努力? 顧客&ニーズ確認? 手法の精度? 顧客は誰? 今後のニーズは? 他社は? 手法の精度は? ゼロに戻って やりなおし! →ニーズ確認から ↑ 起業! 時間→
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ビジネスモデルの成熟度とは? あなたが応えるべき顧客は誰か? (自ら掲げるテーマに基づき)顧客のニーズは?
受益者・利用者:(特性別に)主な5群を挙げると? 支援者・協力者: 同上 (自ら掲げるテーマに基づき)顧客のニーズは? これまでは? ← その原因・背景は? これからは? ← 同上 外部は、これまでどう動いた? 今後どう動く? NPOは? 企業は? 行政は? ソリューションの精度は? 試した? & 試し続けてる? 現場を支える人材は、どう育てる?
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あなたは顧客を本当に知っているか? 顧客を特性ごとに類型化すると(3~5以上) ? 顧客のこれまでの経過と、今後の見通しは?
特に緊急性の高い顧客は? 顧客のこれまでの経過と、今後の見通しは? 顧客が抱える課題の原因・背景は?
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社会事業家の成長段階→あなたは、どこ? 社会課題と 原因・背景の 把握期 ビジネスモデルの模索期 ビジネスモデルの拡充期 社会変革の 加速期
ニーズ可視化 ・当事者調査 ・状況+原因+ 今後見通し ・事例調査& 先輩ヒアリング ・特長・課題の 把握 →課題の構造と 影響の可視化 →「白書」刊行 仮説の検証 ・先輩のもとで 修行 ・複数のモデル の実証実験 →当事者のFB ・支援・協力者へ の働きかけ →プログラムと 資金調達手法 (何をどう提供し 誰からいくら もらう)の確立 人材の育成 ・日常の業務改善 ・管理職層の開発 ・ディレクターから プロデューサーに 当事者も担い手に ・ニーズ予測・発信 と改善の協働 同業・ライバルや行政・企業に 「しくみ」提案 →競合・連携から しくみづくりへ 「しくみの変革」 による加速的な変革の拡大 ・法令化、特区、 規制緩和など ・企業の継続的 参画動機形成 ・課題解決による 事業の進化 →「事業」から 「インフラ」へ →次の課題へ
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新たに外部から資源を集める前に、 内部の資源を、最大限に活用しよう!
人材(意欲×技能×時間) 道具・施設(持つより借りる!) 資金(経費より投資を!) 情報(収集→編集→発信!) 目的(ニーズへの共感が資源を集める) ネットワーク(専門性を相互共有する)
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資金調達を始める前の3つの準備(#67) 成果を生む準備 品質を高めながら続ける準備 信頼される準備 必要性と効きめを示す
ニーズは定量化できているか?(#49) 手法の有効性は確認できるか? 品質を高めながら続ける準備 満足もサプライズも!(#61、#59) 記録→ふりかえり→申し送り!、記念日! 信頼される準備 不安に応えるコミュニケーション(#50) 「団体基本情報」開示、結果報告より経過広報
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事業が「経済的に自立する」とは? 期待される質と量を供給しつつ、その経費を 対価(受益者負担)などでまかなえる状況
→ 「ニーズ」に対して「期待以上の価値」が 提供されていることによって、「対価」が取れている → そのためには、社会にインパクトを与えながら、 単価と客数を高め続ける必要がある → そのために、期待される質+量を供給できるよう 自己投資と研究開発を惜しまない + 自らをモデルとして、常に他に共有し続け、 しくみづくりや社会的な展開を進める
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事業のニーズはあるか? 事業を続けるのか? 対価は取っているか? 対価は適切か? 質を高める努力は適切か? 固定費を減らす努力は十分か?
事業の持続可能性を高めるポイント 事業のニーズはあるか? 事業を続けるのか? 対価は取っているか? 対価は適切か? 質を高める努力は適切か? 固定費を減らす努力は十分か? 補填ではなく「投資」として助成を受けているか? 外部と連携・協働しているか? ブランディングしているか? くわしくは「NPOマネジメント」第53号特集を参照
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企業・行政に「影響力のあるプログラム」をつくるには? → 欧米の大きなNPOなら、どうする??
STEP1 自分たちの活動分野の主な課題に対する 企業・行政の取り組みを調査し、比較する。 STEP2 調査結果をマスメディアに報道してもらうとともに、 団体のウェブサイトでも「概要」を開示し、 社会的な関心を高める。 STEP3 調査結果をもとに、企業・行政を対象に、 有償で「報告会」を開催する。 STEP4 「もっと詳しく知りたい」という企業・行政を対象に、 個別に有償で「勉強会」を開催する。 STEP5 「本格的に取り組みたい」という企業・行政に、 対策プロジェクトを実施する。 STEP6 その後も定期的に、調査と事例を発表し、 「次にすべきこと」を具体的に提案し続ける。 詳しくは「NPOマネジメント」第53号参照
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ポジショニングとビジネスモデルを点検する
団体の設立目的・理念(定款から) 目的・理念に忠実に、実現すべき成果 これまでに実現 できた主な成果 今後3~5年間の 成果目標 現在提供する サービス・件数・単価 3年後に提供する サービス、件数、単価 3年後に向けた 要改善点 直接的・一次的な 受益者 間接的・二次的な しくみに関心を 持つ者(行政など) 支援者(財団など) 後発者(受講者) 09 10 11 12 13 14 会費 件 円 寄付 事業収益 補助・助成 受託
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「地域再投資」をどう加速できるか? 都市再生機構(UR)の団地再開発に、生活クラブ(生協+社福)が医療・介護・住宅・買物・生活相談で支援(千葉市) 商店街の「所有・利用分離」で若者入居促進 (09年4月、アーケード名店街:静岡県沼津市) 労働者・生活者の不安は「底が見えない負担増」 所得の格差は貯蓄の格差へ 不動産を持っていても、活用できる力と資金がない! → 所有の分散(孤有)から共有(協融)へ → 「組合型」協働社会という日本型地域再投資へ!
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協働や寄付は、 なぜ広がらない?増えない??
「どんな団体があるか、わからない」 「活動や運営の実態が、わからない」 「実績や事務能力がないと、任せられない」 「活動するので精一杯」 「現場ではしっかり伝えている(つもり)」 「機関誌は配布・発送してる(大変!)」 「ホームページはつくったけど、更新は・・・」 → ITの進化(メール、ブログ、検索エンジン)、 マスメディアの関心の高まり(記事増)など、 発信は増えているのに、なぜ??
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→ 「出したい・出せる情報」ではなく、「答える情報」を!
相手の立場から、考えてみましょう 「どんな団体があるか、探してみよう!」 「ウェブで検索してみよう」 「NPO支援センターに、問い合わせてみよう」 「この団体、信頼して大丈夫?」 「行事の案内は来るけど、どんな団体だろう?」 「これまで、どんな実績があるんだろう?」 「年間の事業規模って、どれぐらいだろう?」 「どんな人が参加・利用しているんだろう?」 「参加・利用している人たちは、どう感じているんだろう?」 「どんな人が運営しているんだろう?」 → 「出したい・出せる情報」ではなく、「答える情報」を!
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同じ問題の裏表→ 市民社会への扉を支える2本柱=「門」
IIHOEの「GATE」プロジェクト Grantmaking optimization and nonprofits’ Accountability & Transparency Empowerment 「NPOの信頼性・透明性の向上」 「NPOはなぜ、ちゃんと情報開示しない」 「どうせ開示するなら、どうすればいい?」 「助成・資金提供の最適化」 「助成する側が欲しい情報って、どんなこと?」 「助成する側にとって、何が大変なんだろう?」 「助成・資金提供って、今後どうあるべき?」 同じ問題の裏表→ 市民社会への扉を支える2本柱=「門」
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→ その分析から作成したのが「団体基本情報シート」!
資金提供のプロは、どうしている? 91機関・133の助成プログラム(計338億円!)の申請書・報告書の設問を集計・分析しました! たずねられているのは(あたりまえですけど)、 団体の概要 連絡先だけでなく、実績・歴史や財政も! 事業のニーズ 「本当に必要とされているか?」をデータや事例で 事業の実現可能性 「どのように、誰が、いくらで?」を詳細+現実的に の3つ! → その分析から作成したのが「団体基本情報シート」!
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「基本的な団体情報」は、常備しましょう!
基礎情報: 団体の概要と連絡先情報の一覧 活動概要: 設立の目的、主な活動実績、事業概要 連携の実績、今後の方向性: 他の組織からの支援内容・協働の実績、今後の方向性 運営体制: 事務局スタッフや会員数、意思決定機関 財務状況: 収支内訳、財務状況 添付資料: 定款、会計報告など、備えておきたい書類 → つくっておくと、申請書式の記入が楽! & ブログで紹介しておきましょう! → この機会に、準備を始めましょう!
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全国規模と地域規模の助成、どこが違う? 添付資料を求めるのは、地域規模の方が多い! 全国規模では、審査基準が詳細
記入項目は、全国規模の方がわずかに多い 6割以上のプログラムが記入を求める項目は、全国11・地域105割以上は全国22・地域13、4割以上は全国28・地域18 全国規模で求められるのは、「目的」「実績」「ウェブサイト」 添付資料を求めるのは、地域規模の方が多い! 定款70%、パンフ・会報66%、予算書51%、決算書47%! 全国規模では、審査基準が詳細 地域規模では、申請期間中のコミュニケーション重視
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