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マルクスの基本定理の 数式を使わない証明 2016年10月 松尾匡
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「マルクスの基本定理」とは 「利潤が存在するということは、労働が搾取されているということだ」ということを数学的に証明した定理。
1950年代に置塩信雄によって証明された。 プラスの利潤をもたらすあらゆる価格のもとで成り立つ。(投下労働価値に比例する価格は前提しない。) 多種類の財があるケースでは行列やベクトルを使って証明する。一般向けには、置塩『蓄積論』の生産手段・消費財の二財モデルがもちいられてきたが、想定の抽象性が高く、初学者の理解を得るのは困難だった。
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ここでは、 数式を一切使わず、一般的な多種類の財があるケースで、「マルクスの基本定理」を厳密に証明する説明を示す。
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労働は一種類とする。 労働者 労働時間 労働 イラストポップ
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労働者 労働時間 貨幣 賃金率
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労働者 労働時間 賃金額 貨幣 賃金率
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労働者 労働時間 貨幣 賃金率 賃金額 長方形は 合同 賃金で買える諸財の金額 =
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賃金で買える諸財の金額 =
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生産手段 投入費用 賃金 利潤 =
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賃金 利潤 =
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賃金 利潤 = 生産手段 投入費用 賃金 利潤
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賃金 利潤 = 賃金 利潤
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賃金 利潤 = 賃金 利潤 生産手段・・ 賃 金 利 潤
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賃金 利潤 = 賃金 利潤 賃 金 利 潤
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賃金 利潤 = 賃金 利潤 賃 金 利 潤
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賃金 利潤 = 賃金 利潤 賃 金 利 潤 ・・・
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賃金 利潤 = 賃金 利潤 賃 金 利 潤 ・・・
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賃金 利潤 = 賃金 利潤 賃 金 利 潤 ・・・
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賃金 利潤 = 賃金 利潤 賃 金 利 潤 ・・・ ・・・
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賃金 利潤 = 賃金 利潤 賃 金 利 潤 ・・・ ・・・
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賃金 利潤 = 賃金 利潤 賃 金 利 潤 ・・・ ・・・
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賃金 利潤 = 賃金 利潤 賃 金 利 潤 ・・・ ・・・
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賃金 利潤 = 賃金 利潤 賃 金 利 潤 ・・・ ・・・
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賃金 利潤 = 賃金 利潤 賃 金 利 潤 ・・・ ・・・
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賃金 利潤 利潤 = 賃金 賃 金 利 潤 ・・・ ・・・
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賃金 利潤 利潤 = 賃金 賃 金 利 潤 ・・・ ・・・
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賃金 利 潤 利潤 利潤 = 賃金 賃 金 ・・・ ・・・
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賃金 利 潤 利潤 利潤 = 賃金 賃 金 ・・・ ・・・
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賃金 利 潤 利潤 利潤 = 賃金 賃 金 ・・・ ・・・
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賃金 直接間接利潤 = 賃金 賃 金 ・・・
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賃金 直接間接利潤 = 賃金 賃 金 ・・・
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賃金 賃金 直接間接利潤 = 賃 金 ・・・
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賃金 賃金 直接間接利潤 = 賃 金 ・・・
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賃 金 賃金 賃金 直接間接利潤 = ・・・
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賃 金 賃金 賃金 直接間接利潤 = ・・・
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賃 金 賃金 賃金 直接間接利潤 = ・・・
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直接間接賃金 直接間接利潤 =
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直接間接賃金 直接間接利潤
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直接間接賃金 貨幣 賃金率
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労働者 自分の賃金を得るための労働時間 直接間接賃金 貨幣 賃金率
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労働者 自分の賃金を得るための労働時間 直接間接賃金 貨幣 賃金率 その賃金で得られるものを生産するための直接間接の労働時間
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労働者 自分の賃金を得るための労働時間 直接間接賃金 貨幣 賃金率 その賃金で得られるものを生産するための直接間接の労働時間 生産
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労働者 自分の賃金を得るための労働時間 その賃金で得られるものを生産するための直接間接の労働時間 生産
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労働者 労働時間 自分のための労働 「必要労働」(v) 生産
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自分を雇用している資本家の利潤とは 直接には関係ない ことに注意
労働者 労働時間 自分のための労働 「必要労働」(v) 他人のための労働 「剰余労働」(m) 生産 労働の搾取! 自分を雇用している資本家の利潤とは 直接には関係ない ことに注意
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労働時間 自分のための労働 「必要労働」(v) 他人のための労働 「剰余労働」(m)
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世の中の 総賃金財を 直接間接に 生産するための 労働
簡単化のため、すべての労働者が同じ時間働いて、同じ財を買うとすると 1人当たり労働時間 自分のための労働 「必要労働」(v) 他人のための労働 「剰余労働」(m) 世の中の 総賃金財を 直接間接に 生産するための 労働 世の中の労働者の 総人数 「賃金財」 = 賃金によって 買われる財
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世の中の総賃金財を 直接間接に 生産するための労働
1人当たり労働時間 賃金財生産に直接間接に従事する労働者数 世の中の総賃金財を 直接間接に 生産するための労働
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世の中の総賃金財を 直接間接に 生産するための労働
剰余生産物 = 労働者が自由にできない純生産物 1人当たり労働時間 剰余生産に直接間接に従事する労働者数 賃金財生産に直接間接に従事する労働者数 世の中の総賃金財を 直接間接に 生産するための労働
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世の中の総賃金財を 直接間接に 生産するための労働
剰余生産物 = 労働者が自由にできない純生産物 1人当たり労働時間 剰余生産に直接間接に従事する労働者数 世の中の剰余生産物を 直接間接に 生産するための労働 賃金財生産に直接間接に従事する労働者数 世の中の総賃金財を 直接間接に 生産するための労働
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世の中の総賃金財を 直接間接に 生産するための労働 世の中の 総賃金財を 直接間接に 生産するための 労働
1人当たり労働時間 剰余生産に直接間接に従事する労働者数 世の中の剰余生産物を 直接間接に 生産するための労働 この面積も 同じ 賃金財生産に直接間接に従事する労働者数 世の中の総賃金財を 直接間接に 生産するための労働 必要労働時間 剰余労働時間 この面積が同じだから 世の中の 総賃金財を 直接間接に 生産するための 労働 世の中の労働者の 総人数
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世の中の剰余生産物を 直接間接に 生産するための労働
1人当たり労働時間 剰余生産に直接間接に従事する労働者数 世の中の剰余生産物を 直接間接に 生産するための労働 賃金財生産に直接間接に従事する労働者数 世の中の総賃金財を 直接間接に 生産するための労働 この面積も 同じ 必要労働時間 剰余労働時間 この面積が同じだから 世の中の 総賃金財を 直接間接に 生産するための 労働 世の中の 剰余生産物を 直接間接に 生産するための 労働 世の中の労働者の 総人数
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労働者 労働時間 必要労働時間(v) 剰余労働時間(m) 資本家 生産 剰余生産物 生産 自分用賃金財 世の中全体での 剰余労働負担を 全員でシェアしている。
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ある意味で中世の農奴と同じ 週6日の労働 3日は自分の 土地で労働 3日は領主の 土地で労働
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マルクスの基本定理が示すのは この「搾取」が
社会的分業の中で、経済全体の連関の中で起こる。(特定の個別資本のもとでの、搾取関係ではない。) どんな賃金決定のもとでも起こる。(「労働力再生産費」or「限界生産力」or「力関係」or…) どんな価格のもとでも起こる。(労働価値価格、生産価格、マークアップ価格、競争均衡価格…)
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