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総合病院国保旭中央病院 緩和ケア病棟 清水里香 舘山昌子 辻きみよ

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1 総合病院国保旭中央病院 緩和ケア病棟 清水里香 舘山昌子 辻きみよ
STASと看護診断の 連動への取り組み 総合病院国保旭中央病院  緩和ケア病棟 清水里香 舘山昌子    辻きみよ

2 STAS評価導入から1年半の現状 情報収集 担当Ns. 情報収集 プライマリーNs. 入院時評価 一週間後一回目 カンファレンス
.方向性の統一対応 情報収集 プライマリーNs. 入院時評価 一週間後一回目 カンファレンス 一週間後二回目 カンファレンス 以後問題あれば 継続対応  当院がSTAS-Jを導入し、本格的に稼動してから1年半が経過しました。入院から早い段階でケアの評価を行ってゆくことが医療者の質の向上と考え、STASの評価は入院当日・入院1週目・入院2週目に、プライマリーナースを中心に全症例行いました。

3 STAS用紙 STASカンファレンス STASカンファレンス 号室 様 【STAS評価】 【問題点】*検討内容 看護診断名 #○○○
  号室        様 【STAS評価】 【問題点】*検討内容    看護診断名                        #○○○                   #○○○ 【話し合いの内容】 【対 策】      評価    月  日 STASカンファレンス   号室        様 【ケア実施の結果及び患者・家族の反応】 【看護計画継続・修正・変更・追加】 【今後の課題】      評価    月  日 実施 承認印 実施 承認印 2  当院のSTASの評価を行うカンファレンスは、 週に2回設けています。 この用紙は、当院独自の用紙ですが、この用紙に、 1週目の評価と、2週目の評価の記入を行い、患者の変化が 一目で分かるように工夫をし、スタッフの意識の向上にも努めています。 1週目は、プライマリーナースが、評価に基づいて問題点をあげ、 また、他のスタッフが気づいた問題点について話し合いを行い、対策が立てられます。 2週目は対応した事で、患者・家族がどう変化し、 更に必要と思われる対策が立てられてゆきます。

4 STASカンファレンス 問題点の明確化 NANDAの看護診断過程 当院の試み このように、確実にカンファレンスを開いた事で、
問題点が明確化され、早期のケア介入を可能にしました。 ケア介入する際は、話し合われた問題点に NANDAの看護診断過程をあて、介入を行いました。 NANDAの看護診断過程

5 問題点・疑問点 1. STAS評価 評価ツール NANDAの看護診断を用いた 看護過程の評価 2. 重複 日常生活動作や潜在的問題に対する
しかし、 元々、当院ではNANDAの看護診断過程を用いた評価・ケア 介入があり、スタッフから重複してしまうという声があがりました。 また、STASの評価は、現在起こっている現象にアプローチして いるため日常生活動作に視点を置き、潜在的問題に対して のアプローチが欠けているのではないかという疑問があがりました。 日常生活動作や潜在的問題に対する 問題抽出アプローチの欠如

6 NANDAの看護診断(13領域47項目) 1.健康知覚・健康管理 ② 8.セクシュアリテイ-生殖 ③
2.栄養-代謝 ⑤      9.コーピングストレス耐性 ③ 3.排泄 ④          10.生活原理(価値-信念) ③ 4.活動-休息 ⑤     11.安全-防衛 ⑥ 5.認知-知覚 ⑤     12.安楽 ③ 6.自己知覚-自己概念 ③ 13.成長・発達 ② 7.役割-関係 ③ そこで、当院では患者の問題点にアプローチする時、 STAS評価で抽出された問題に、NANDAの看護診断過程を 用いて13領域47項目に沿って、患者の問題を考え、 データーベースや病状に関する色々なデーターから 患者の思いやニーズを含め検討しケアアプローチにつなげて います。

7 事例「痛み以外の苦痛に対する影響」 S:だるくて仕方がない。あまり動きたくない。 0:トイレ以外は臥床。下肢・全身倦怠感。 検査データ
0:トイレ以外は臥床。下肢・全身倦怠感。        検査データ A:癌性悪疫質からくる倦怠感 P:ステロイド投与・マッサージ・環境整備・気分転換活動など STAS評価「2」  ここで、事例をあげてみたいと思います。 STAS評価の項目「痛み以外の苦痛に対する影響」で、 考えてみたいと思います。 患者の訴えは、“だるくて仕方がない。あまり動きたくない”です。 下肢や全身のだるさのため、トイレ以外は、臥床しているとします。 色々な検査を行った後、STASの評価を行うと、“患者の苦痛”は、 「癌性悪疫質から来る倦怠感である。」と判断され、 評価は“2”とされ、ステロイドの検討や、マッサージ・環境整備・ 気分転換活動などの、倦怠感のみに焦点の当たったケア介入が されると思われます。

8 NANDA看護診断過程1 全体像 倦怠感 看護診断指標 主観的データ 関連因子・危険因子 客観的データ 症状・徴候 消耗性疲労 アセスメント
まず、診断名は「消耗性疲労」です。 看護師が観察した主観的・客観的データーと 症状・徴候をアセスメントし看護診断指標・関連因子や 危険因子と照合することで、潜在的問題が見えてきます。 症状・徴候 消耗性疲労 アセスメント 潜在的問題

9 NANDA看護診断過程2 消耗性疲労 ステロイド使用に 体動不能・栄養状態の変調に関連した皮膚統合性の障害又はリスク状態
「倦怠感」であっても看護介入は行われますが、看護診断のEPSという構成要素を考慮した表現方法を使うと、ステロイド使用による副作用に関連した口腔粘膜障害または、リスク状態。 体動不能・栄養状態の変調に関連した転倒のリスク状態。 体動不能・栄養状態の変調に関連した皮膚統合性障害のリスク状態。 など、患者の訴えや状況により、色々な診断名があがってきます。 原因が「倦怠感」であるように、情報の関連性が理解しやすくなりました。手がかりとした情報のどれが原因となる関連因子で、どれがコアとなる看護診断の診断指標であるか全体像を踏まえ、患者の思いやニーズをより満たしていくための看護診断名は何かを考えやすくなりました。 ステロイド使用に よる副作用に関連 した口腔粘膜の障害またはリスク状態 体動不能・栄養状態の変調に関連した転倒のリスク状態 体動不能・栄養状態の変調に関連した皮膚統合性の障害又はリスク状態

10 多職種とのケアアプローチ 医 師 看護師・助手 薬剤師 病状説明 治療 マッサージ 日常生活精神的 環境整備 ケア 薬剤介入 理学療法士
医 師 看護師・助手 薬剤師 病状説明 治療 マッサージ 日常生活精神的 環境整備 ケア 薬剤介入 理学療法士 体力温存 患者 歯科衛生士 また、多職種でケアアプローチする際にも、口腔粘膜の障害であれば、歯科衛生士。転倒のリスクであれば、リスク委員が中心となった安全対策や理学療法士の介入。体動不能・栄養状態の変調に関連した皮膚統合性障害のリスクには、栄養士・理学療法士・WOCナースなど、一人の患者の問題点に対し、具体的に他職種で関わる事が出来ます。 褥創管理 口腔ケア 栄養管理 WOC看護師 栄養士

11 問題提起 カンファレンスの方法 問題点が挙がったときの対応方法 ご意見・アドバイス御願い致します
 ご意見・アドバイス御願い致します 以上のことから、当院では、STAS評価に看護診断過程を連動させる事が必要であると考えます。 STAS評価=医療者の評価ではありますが、患者・家族へ質の高いケアを行っていく為には、NANDAの看護診断を取り入れ患者の日常生活動作や潜在的問題に、チームでアプローチする必要があるのではないかと考えています。しかしながら、まだまだ検討段階であり、皆さんの病院のカンファレンスの持ち方、問題点があがった時、どのような対応をしているのかアドバイス頂ければ幸いです。 ご清聴 ありがとうございました。


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