津波・海環境G調査報告 （茨城大学東日本大震災調査 中間報告会）

Presentation on theme: "津波・海環境G調査報告 （茨城大学東日本大震災調査 中間報告会）"— Presentation transcript:

1 津波・海環境G調査報告 （茨城大学東日本大震災調査 中間報告会）
2011/04/19 茨城大学工学部都市システム工学科 横木裕宗

2 今回の津波の特徴 大きな揺れとほぼ同時に津波の第1波．数十分後に最大波が到達（宮城，岩手）
来襲した津波の高さは，東北沿岸を中心に10m以上（現在，調査中） 岩手県沖から茨城県沖まで，震源域が500kmにわたる． 広い範囲に津波が来襲した． 最大波が第２波以降にあらわれた．

3 今回の津波被害の特徴 明治三陸地震津波との比較 スマトラ沖地震津波との比較 1896年，震源は岩手県沖200km
死者・行方不明者：約22千人 今回は約28千人（4月18日現在） スマトラ沖地震津波との比較 タイの西海岸調査（ , 茨城大調査団） 北部の海岸は壊滅的被害 南部のプーケットの海岸は半壊程度

4 大洗町での調査方針 津波の浸水被害について，実地調査とヒアリング 上下水道の被災と復旧に関する聞き取り調査 浸水域，浸水高，海水の流れ
地盤高，沖防波堤，旧堤防などの構造物の効果 上下水道の被災と復旧に関する聞き取り調査 管路ネットワークの弱点の抽出 　（破損部位／老朽化状況／外力・埋設環境）

5 予備調査(4/7)

6

7 旧堤防 津波の進入を抑える効果があった？

8 タイでの津波調査 Ban Nam Kem Ban Khuk Khak Ban Bang Niang Merlin Hotel
Phuket Is. (MapMagic [Thailand], ThinkNet Co., Ltd)

9 タイ調査での経験

10 茨城県海岸における復旧・復興に向けて タイ プーケットの海岸での会話 構造物による安全・安心の創出？ 「被災地扱いしないで欲しい」
タイ　プーケットの海岸での会話 「被災地扱いしないで欲しい」 被災地＝危険という風評被害が深刻 構造物による安全・安心の創出？ 実は違うメッセージも出ているはず 構造物が必要であるような危険な状態（場所） ある基準に対応するもの それ以上のものには対応できない

11 主なメンバーと連絡先 工学部都市システム工学科 広域水圏環境科学教育研究センター 大学院応用粒子線科学専攻
横木裕宗 教授（海岸工学） 藤田昌史 准教授（水質環境） 佐藤大作 研究員（海岸工学） 広域水圏環境科学教育研究センター 桑原祐史 准教授（リモセン・測量） 大学院応用粒子線科学専攻 湊淳