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Published byそよ ののした Modified 約 5 年前
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武士の窮乏 1.生活窮乏の要因 ①物価上昇で支出増←貨幣改鋳によるインフレ、流 通経済の発達 ②収入の減少←藩財政の逼迫 ・借上:給料カット(主君が家臣の俸禄を借上げ) ・半知:藩主による知行減少(知行高を半減) ③生活の奢侈化←武士の生活の都市生活化 2.窮乏への対策 ①先祖伝来の武具の売却・質入れ(享保期に一般化) ②借金(御家人などは札差などから) ③内職:傘張り・提灯作り、金魚屋・植木屋、 茶の湯の指南・ 高利貸・博徒の用心棒など ④御家人株の売却
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・養子による身分売却と借金の肩代わり(町人を養子 に迎えるかわりに借金を払ってもらう)
3.庶民の訴訟の基準の整備:公事方御定書→旗本・ 御家人と札差との間で、金公事(金銭貸借の争い)の 訴訟が激増。相対済令(1719年)→示談促進法令= 当事者同士で解決させた。1729年には緩和された。 1718年に江戸町奉行所が受継いだ訴訟は約3万6 千件あり、90%以上が金公事。 4.下級武士の窮状:下級武士はまことにみじめで飢 餓線上に生きた。食事は麦と米を半々としさらに粥 で薄めそれでも朝、夕の二食とせざるを得なかった。 空きっ腹を抱えながら徒士の子供達は昼は焼け釘を 探し夜は草履を編んで家計を助けた。
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