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毎月レポート くらしの情報 (2019年1月号).

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1 毎月レポート くらしの情報 (2019年1月号)

2 くらしの情報 2019年1月号 ■何とかしたい、足の冷え
 季節を問わず冷えに悩む方は少なくありませんが、寒いシーズンの足の冷えは特につらいものですね。就寝時に足が冷たくて眠れないことや、ひどい時は冷たい部分から痛みを感じることもあります。  「冷え性」は「冷え症」とも表記しますが、西洋医学上では病気ではなく、体質。女性は筋肉量が少なくエネルギーを熱に換える力が弱いので、冷えに悩む方が多いと言われています。ほかに原因としてあげられているのが、寝不足や過労など自律神経のバランスの乱れや、体を締め付ける服装による血流の悪化などがあります。さらに血管の老化は冷え性を生み出してしまうという説もあります。このように原因はひとつとは限らず、いくつもの要因がからみ合っていることも多いのだそうです。  対策のポイントをいくつかご紹介しましょう。冷えてつらい時、すぐ効果を発揮するのは足湯です。表面だけでなく中までじっくり温めましょう。また生姜を入れた飲み物を飲んだり、簡単な運動などで体を動かすと、体の内側から体全体がポカポカと温まります。運動は筋肉をつけるためにも習慣づけられるといいですね。  温まったら、次はその状態をキープします。吸湿性と保温性に優れたシルクやコットンのソックスは5本指ならさらに効果的です。保温効果をうたったソックスも市販されているので活用するのもおすすめ。ただ、ソックスを何枚も重ねばきすると足汗で冷えるので、せいぜい2枚までにしましょう。  冷えは免疫力を低下させたり、病気のサインだったりもします。「体質だから仕方ない」と言わず、気になる時は病院を受診してください。 ※参考: 高知大学医学部附属病院       オムロン ヘルスケア株式会社    ガッテン                  タビオ株式会社              LOCARI                  2

3 くらしの情報 2019年1月号 ■40年ぶりに「相続」が変わります!
 「相続」。ともすれば「争続」などと言われ、家族関係がぎくしゃくしたり、絶縁状態になることもあると聞きます。そんな中、相続に関する法律がおよそ40年ぶりに改正されました。  今回の改正のポイントは2点あります。そのうちの1つが新たに創設された「配偶者居住権」です。これは、残された配偶者が引き続きその家に住み続ける権利のこと。配偶者が今まで住んでいた家を相続すると、家を相続した分だけ預貯金などほかの財産が減らされて生活がたちゆかなくなるという、配偶者の不安の要素になっていた点が改善されました。「負担付の所有権」といった一定の条件はありますが、超高齢化社会を見据えた大改正といえるでしょう。  もう1つは「自筆証書による遺言書の保管制度」です。これまで全文を自書して作成する必要があった自筆証書遺言の負担を軽減するため、財産目録についてはパソコンでの作成が認められるようになりました。さらに作成した遺言書が発見されなかったり紛失したり、捨てられたり書き換えられるなどの問題を防ぐために法務局で保管する制度が創設されます。  これらの法律、施行は順次となっていますが、自筆証書遺言書作成については今月13日から施行されることが決まっています。  この手の話題は、当事者にならないと本気でとりかかれないのが実情ですが、今回の相続法改正が、残された家族のことを考える1つのきっかけになるかもしれませんね。 ※参考: 政府広報オンライン        法務省                株式会社毎日新聞社       旭化成ホームズ株式会社    3

4 くらしの情報 2019年1月号 ■いまさら聞けない「放射冷却」って?
 この季節、天気予報などで「明日の朝は放射冷却が起こり、寒くなるでしょう」という解説を耳にしますね。でも放射冷却って何なのでしょうか。  放射冷却とは、簡単にいうと「物が放射(熱を出す)して、冷却(冷える)する」こと。たとえば、お湯を沸かしたやかんが時間が経つと冷めていく現象も、放射冷却の原理なのだそう。ちょっと驚きですね。  一方、天気予報で言われる放射冷却とは、地面の放射冷却のこと。昼間、太陽の光が降り注いで地上が暖められますが、夜になると、地上に蓄えられていた熱は空中に逃げ、気温が下がります。風が弱く晴れた日の夜は、邪魔をする雲もないので地面の熱がどんどん空へと上がり、地上付近は冷え込みが厳しくなるというわけです。  また寒さが厳しい朝、布団から出る際には「ヒートショック」に十分ご注意ください。ヒートショックとは、温度の急激な変化で身体がダメージを受けること。居室と浴室やトイレとの室温差などがよく知られていますが、あたたかい布団から外に出る時も同様です。タイマーなどであらかじめ部屋を暖房しておく、パジャマの上から1枚羽織り、靴下をはくなどして予防しましょう。  年が明けると、寒さも一段と本格的に。あたたかくしてお過ごしください。 ※参考: 気象庁                  日本気象協会             株式会社ウェザーニューズ     公益社団法人 鹿児島県医師会   AERAdot.                 4


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