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資料3 今後の地域医療構想の推進及び 地域医療構想調整会議の進め方
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「経済財政運営と改革の基本方針2017」(平成29年6月9日閣議決定)[抜粋]
② 地域医療構想の実現、医療計画・介護保険事業計画の整合的な策定等 地域医療構想の実現に向けて地域ごとの「地域医療構想調整会議」での具体的議論を促進する。 病床の役割分担を進めるためデータを国から提供し、個別の病院名や転換する病床数等の具体的 対応方針の速やかな策定に向けて、2年間程度で集中的な検討を促進する。これに向けて、介護 施設や在宅医療等の提供体制の整備と整合的な慢性期機能の再編のための地域における議論の 進め方を速やかに検討する。このような自主的な取組による病床の機能分化・連携が進まない場合 には、都道府県知事がその役割を適切に発揮できるよう、権限の在り方について、速やかに関係審 議会等において検討を進める。また、地域医療介護総合確保基金について、具体的な事業計画を 策定した都道府県に対し、重点的に配分する。 地域医療構想における2025年(平成37年)の介護施設、在宅医療等の追加的必要量(30万人程 度)を踏まえ、都道府県、市町村が協議し整合的な整備目標・見込み量を立てる上での推計の考え 方等を本年夏までに示す。
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「地域医療構想の進め方について」※のポイント
地域医療構想調整会議の協議事項 ※ 平成30年2月7日付け医政地発0207第1号厚生労働省医政局地域医療計画課長通知 【個別の医療機関ごとの具体的対応方針の決定への対応】 ○ 都道府県は、毎年度、地域医療構想調整会議において合意した具体的対応方針をとりまとめること。 具体的対応方針のとりまとめには、以下の内容を含むこと。 ① 2025年を見据えた構想区域において担うべき医療機関としての役割 ② 2025年に持つべき医療機能ごとの病床数 ⇒平成30年度以降の地域医療介護総合確保基金の配分に当たっては、具体的対応方針のとりまとめの進捗状況を考慮する。 ○ 公立病院、公的医療機関等は、「新公立病院改革プラン」「公的医療機関等2025プラン」を策定し、平成29年度中に 協議すること。 ⇒協議の際は、構想区域の医療需要や現状の病床稼働率、民間医療機関との役割分担などを踏まえ公立病院、公的病院でなけれ ば担えない分野へ重点化されているかどうかについて確認すること。 ○ その他の医療機関のうち、担うべき役割を大きく変更する病院などは、今後の事業計画を策定し、速やかに協議すること。 ○ 上記以外の医療機関は、遅くとも平成30年度末までに協議すること。 【その他】 ○ 都道府県は、以下の医療機関に対し、地域医療構想調整会議へ出席し、必要な説明を行うよう求めること。 ・病床が全て稼働していない病棟を有する医療機関・新たな病床を整備する予定の医療機関・開設者を変更する医療機関 地域医療構想調整会議での個別の医療機関の取組状況の共有 ○ 都道府県は、個別の医療機関ごと(病棟ごと)に、以下の内容を提示すること。 ①医療機能や診療実績 ②地域医療介護総合確保基金を含む各種補助金等の活用状況 ③公立病院・公的病院等について、病床稼働率、紹介・逆紹介率、救急対応状況、医師数、経営に関する情報など 地域医療構想調整会議の運営 ○ 都道府県は、構想区域の実情を踏まえながら、年間スケジュールを計画し、年4回は地域医療構想調整会議を実施すること。 ○ 医療機関同士の意見交換や個別相談などの場を組合せながら、より多くの医療機関の主体的な参画が得られるよう進めること。
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公的医療機関等2025プランの概要 飯山赤十字病院 北信総合病院 現状の医療機能 高度急性期:0 急性期:60 回復期:180 慢性期:44
・救急告示病院、第二次救急医療施設、へき地医療拠点病院 高度急性期:63 急性期:274 回復期:0 慢性期:38 ・救急告示病院、地域災害拠点病院、地域がん心柳雄病院、地域周産期母子医療センター 課題 ・人口減はあるが高齢者を中心とした医療需要は見込まれる。 ・特別豪雪地帯であり、冬季の医療アクセスを確保するためには、住民に身近な医療の確保は必要 ・医師不足による診療時間や救急車の受入制限等をせざるを得ない状況もある。 ・周産期医療の確保は地方創生の観点からも、地域からの要望が強い。 ・他院からの紹介が増加しており、対応するためには在院日数を短縮できる、退院調整、連携強化が必要 ・将来的に外来患者の減少が見込まれ、在宅にシフトする上で、今まで以上の病病・病診連携が必要 将来の病床数・役割 ・ポストアキュートだけでなく、在宅急変時等のサブアキュート機能が圏域には必要 ・急性期からの後方病床の充実を図ることにより、他院へ紹介することなく自院での転棟が可能となり、多機能を強みとし病床機能の維持に努める。 ・病床機能の変更はないが、地域包括ケア病棟入院料1の算定を予定 ・急性期医療を中心に、不採算・特殊部門を抱えつつ保健・医療・福祉を一体的に提供していく。 今後のスケジュール ・平成30年度に基金事業としてモニタ監視装置の整備を予定 ・平成30年度に地域包括ケア病棟を開設 ・平成30年度に基金事業としてラジオ波焼灼システムの整備を予定 数値目標 目標年:2025年 ・病床稼働率:90.0%以上 ・手術室稼働率:80.0%以上 ・紹介率:40.0%以上 ・逆紹介率:35.0%以上 ・医業収益に占める人件費比率:55.0%以下 ・医業収益に占める人材育成にかける割合:1.0%以下 目標 ・平均在院日数16.5日 ・病床稼働率93.1%(平成28年度実績を維持)
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本県の対応方針(案) 1 これまでの取組等 平成29年度の地域医療構想調整会議では、圏域内の公立・公的医療機関のプランの内容を各医療機関からご報告いただき、調整会議委員間でその内容を共有したところ。 厚生労働省は、公立・公的以外の民間医療機関においても、同様に今後の対応方針を検討し、地域医療構想調整会議において協議することを求めている。 2 本県の対応方針(案) 公立・公的医療機関と同様に、厚生労働省が求める民間の医療機関の具体的な対応方針の策定について、以下のように対応する。 対象:有床診療所を除く民間病院 策定方式:調査票による調査形式(調査項目は資料3ー2を参照) 調査期間:調査開始日から1ヶ月程度
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医療機能分化連携に向けた県の取組等
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地域医療介護総合確保基金(医療分) 国 基金 市町村 消費税財源活用 都道府県 事業者等(医療機関、介護サービス事業所等)
○ 団塊の世代が75歳以上となる2025年を展望すれば、病床の機能分化・連携、在宅医療・介護の推進、医療・介護従 事者の確保・勤務環境の改善等、「効率的かつ質の高い医療提供体制の構築」と「地域包括ケアシステムの構築」が急 務の課題。 ○ このため、平成26年度から消費税増収分等を活用した財政支援制度(地域医療介護総合確保基金) を創設し、各 都道府県に設置。各都道府県は、都道府県計画を作成し、当該計画に基づき事業を実施。 主な実施事業一覧(H29) 国 消費税財源活用 1地域医療構想の達成に向けた医療機関の施設設備整備に関する事業 (主な事業) ・病床機能分化・連携基盤整備事業 地域包括ケア病棟の整備 回リハ病床への転換に伴う、多目的ルーム等の整備 ・がん診療施設設備整備事業 X線撮影装置の整備 2居宅等における医療の提供に関する事業 ・訪問看護用車両の整備 ・在宅医療に関わる認定看護師の養成 ・訪問歯科検診のための研修会等の実施 3医療従事者の確保に関する事業 ・病床機能転換に係る認定看護師の養成 交付 提出 都道府県 基金 ※国と都道府県の 負担割合2/3、 1/3 都道府県計画 (基金事業計画) 申請 交付 交付 提出 市町村 市町村計画 (基金事業計画) 交付 申請 事業者等(医療機関、介護サービス事業所等)
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地域医療人材拠点病院による人材育成・診療支援 医学生・研修医・医師のネットワーク構築支援
地域医療人材ネットワーク構築支援事業 平成30年度要求額 71,341千円 ( 一財 46,620千円、地域医療介護総合確保基金 24,721千円 ) 事業の目的 医師確保に関する取組の総合的な実施により、若手医師やミドル・シニアドクターを「地域医療人材拠点病院」へ集約化するとともに、それらの人材を活用した地域の医師不足病院を支援するためのネットワークを構築する。加えて、医学生や研修医、医師の世代や病院間を超えた、地域での「縦・横」のネットワークを一層強化することによる県内定着率の向上、就業促進を図り、医師不足・偏在の解消に努める。 地域医療人材拠点病院支援事業 [予算52,801千円] ターゲットメール等による情報発信 ((再掲)予算4,321千円) 地域医療人材拠点病院による人材育成・診療支援 ※住環境や教育環境の良さをPR 「信州首都圏総合活動拠点」と連携した移住促進 長野県 ドクターバンク ((再掲)予算 48,480千円) 民間会社 メール 登録 【対象】 ・東京都内勤務 ・40~50歳 ・内科、外科、救急 長野県 拠点病院に補助 補助内容 県から拠点病院へ医師を紹介 (※紹介見込数8名) 拠点病院から小規模病院への医師派遣等の診療支援、研修医等の確保・養成に要する経費等に対し、補助 【補助額】 基準額:2,500千円 加算額: 派遣日数や派遣地域に応じて加算 臨床研修指定病院等合同説明会 [予算17,088千円] 拠点病院等の研修医・医師の確保を支援 (1)臨床研修医対象 ・県内の他、東京、金沢等 で合同説明会の開催 (2)専門研修医対象 ・県内で新専門研修プロ グラム合同説明会の開催 県内で働く 臨床・専門 研修医の確保 拠点病院から小規模病院への診療支援を促進 拠点病院(11病院想定) ※幅広い診療能力の養成 医学生・研修医・医師のネットワーク構築支援 [予算1,452千円] 小規模病院等 小規模病院等 ・研修医の育成に取組む医師による講演 ・県内医師による長野県で勤務する魅力を発表 ・自院における取組事例の発表 等 県内への定着促進 小規模病院等 病院 勤務医 医学生 拠点病院 ・病床数が概ね400床以上または常勤医師が概ね70名以上 ・後期研修医が概ね10名以上 小規模病院等 ・地域医療を担い、病床数が概ね200床以下で、医師不足が深刻な 中小病院及び診療所 初期・後期研修医 ※ 研修医等を確保する取組により、拠点病院となり得る病院を増やすことが可能
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報酬改定の資料 地域包括ケア、療養病床、介護医療院
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医療法及び医師法の一部を改正する法律案の概要
改正の趣旨 地域間の医師偏在の解消等を通じ、地域における医療提供体制を確保するため、都道府県の医療計画における医師の確保に関する事項の策定、臨床研修病院の指定権限及び研修医定員の決定権限の都道府県への移譲等の措置を講ずる。 改正の概要 1.医師少数区域等で勤務した医師を評価する制度の創設【医療法】 医師少数区域等における一定期間の勤務経験を通じた地域医療への知見を有する医師を厚生労働大臣が評価・認定する制度の創設や、当該認定を受けた医師を一定の病院等の管理者として評価する仕組みの創設 2.都道府県における医師確保対策の実施体制の強化【医療法】 都道府県においてPDCAサイクルに基づく実効的な医師確保対策を進めるための「医師確保計画」の策定、都道府県と大学等が必ず連携すること等を目的とした「地域医療対策協議会」の機能強化、効果的な医師の配置調整等のための地域医療支援事務の見直し 等 3.医師養成過程を通じた医師確保対策の充実【医師法、医療法】 医師確保計画との整合性の確保の観点から医師養成過程を次のとおり見直し、各過程における医師確保対策を充実 ・医学部:都道府県知事から大学に対する地域枠・地元出身入学者枠の設定・拡充の要請権限の創設 ・臨床研修:臨床研修病院の指定、研修医の募集定員の設定権限の国から都道府県への移譲 ・専門研修:国から日本専門医機構等に対し、必要な研修機会を確保するよう要請する権限の創設 国及び都道府県から日本専門医機構等に対し、地域医療の観点から必要な措置の実施を意見する仕組みの創設 等 4.地域の外来医療機能の偏在・不足等への対応【医療法】 外来医療機能の偏在・不足等の情報を可視化するため、二次医療圏を基本とする区域ごとに外来医療関係者による協議の場を設け、夜間救急体制の連携構築など地域における外来医療機関間の機能分化・連携の方針と併せて協議・公表する仕組みの創設 5.その他【医療法等】 ・地域医療構想の達成を図るための、医療機関の開設や増床に係る都道府県知事の権限の追加 ・健康保険法等について所要の規定の整備 等 施行期日 平成31年4月1日。(ただし、2のうち地域医療対策協議会及び地域医療支援事務に係る事項、3のうち専門研修に係る事項並びに5の事項は公布日、1の事項及び3のうち臨床研修に係る事項は平成32年4月1日から施行。)
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地域医療構想の達成を図るための都道府県知事等の権限の追加
追加的な整備が可能なケース 今後の対応 現 状 新規開設、 増床等の申請 現行制度では 追加増床が可能 ○ 現在、都道府県知事に付与されている地域医療構想 達成のための権限のみでは、人口の減少が進むこと等 により、将来の病床数の必要量が既存病床数を下回る 場合に、申請の中止や申請病床数の削減を勧告などを することができない状況にある。 都道府県知事が許可を与えないこと(民間医療機関の場合には勧告)ができる 基準 病床数 既存 病床数 病床数の 必要量 (2025) 基本的な考え方 ○ 地域医療構想が全国で確実に達成されるよう、都道府県知事等の権限を追加し、構想区域において既存病床数が既に将来の病床数の必要量に達している場合には、当該構想区域に医療機関の新規開設、増床等の許可の申請があった場合に、必要な手続を経た上で、都道府県知事が所要の対応を図る等の対応を図ることが適当。 法案の内容(医療法・健康保険法改正) 地域医療構想を推進するため、構想区域において既存病床数が既に将来の病床数の必要量に達している場合には、当該構想区域に医療機関の新規開設、増床等の許可の申請があっても、必要な手続を経た上で、都道府県知事が許可を与えないこと(民間医療機関の場合には勧告)ができることとし、勧告を受けた民間医療機関の病床については、厚生労働大臣が、保険医療機関の指定をしないことができる旨規定する。(公布日施行)
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