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日本語の仕組みと言語教育 前回のおさらい 1.

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1 日本語の仕組みと言語教育 前回のおさらい 1

2 経験科学は事実から始まる ②理論の構築(仮説) ③新しい事実 ①経験事実の蓄積 2

3 経験科学は事実から始まる ②生きる力(一般化) ③新しい体験 ①経験的な事例 3

4 「生きる力」というのなら 新幹線で自由席に座るには どこで並ぶのがよいか。

5 「生きる力」というのなら 1号車 ①   ② 2号車 ③   ④ 3号車 ⑤   ⑥ ホーム 階段

6 「生きる力」というのなら 1号車 ①   ② 2号車 ③   ④ 3号車 ⑤   ⑥ ホーム 階段

7 1.「話型」再考

8 1.「話型」再考 「理由は…………からです」    社会でNG   大学でNG   高校でNG  中学でNG? 小学校でOK

9 1.「話型」再考 「理由は…………からです」    社会でNG   大学でNG   高校でNG  中学でNG? 小学校でOK

10 1.「話型」再考 私は○○だと思います。 その理由は~だからです。

11 1.「話型」再考 私は○○だと思います。 その理由は~(という)ことです。 私は○○だと思います。 その理由は~(という)ことと、 ~(という)ことです。

12 1.「話型」再考 言語表現の正否は 社会の中の実勢が決める

13 1.「話型」再考 「負けず嫌い」は正しいか 「七転び八起き」は正しいか 「契機」の意味は「きっかけ」か → 実際の用法が正否を決める
→ 実際の用法が正否を決める (デファクトスタンダード)

14 日本語の仕組みと言語教育 スキーマ理論 ことばの習得の最新理論 14

15 概要 人はことばをどう学習するかという観点から、認知科学においてスキーマと呼ばれる概念を導入し、学習の原理的なモデルを理解するとともに、指導者の役割を考察する。

16 概要 人はことばをどう学習するかという観点から、認知科学においてスキーマと呼ばれる概念を導入し、学習の原理的なモデルを理解するとともに、指導者の役割を考察する。

17 1.概念形成とスキーマ スキーマ(schema)とは何か ある対象(事柄)について、具体的な個別の事例から共通部分を抽出しながら一般性のある形で、知識をモデル化したもの。「パターン」「鋳型」と考えていい。 17

18 1.概念形成とスキーマ スキーマ(schema)とは何か ある対象(事柄)について、具体的な個別の事例から共通部分を抽出しながら一般性のある形で、知識をモデル化したもの。「パターン」「鋳型」と考えていい。 18

19 1.概念形成とスキーマ スキーマ(schema)とは何か ある対象(事柄)について、具体的な個別の事例から共通部分を抽出しながら一般性のある形で、知識をモデル化したもの。「パターン」「鋳型」と考えていい。 19

20 1.概念形成とスキーマ スキーマはどのように形成されるか 20

21 1.概念形成とスキーマ ②スキーマの形成 ③新しい経験への適応 ①個別の経験事実の蓄積 21

22 1.概念形成とスキーマ ①→②→③の順に進行する 経験に先だって一般規則を知るのではない 22

23 ⇒ 理解や学習のメカニズムを可視的に説明するのに有用とされる。
1.概念形成とスキーマ スキーマ(schema)とは何か ⇒ 理解や学習のメカニズムを可視的に説明するのに有用とされる。 23

24 「イヌ」の概念形成 ②「イヌ」のスキーマ ① データの蓄積(経験) ③ 犬
スキーマに合うかどうかによって、イヌであるかどうかを判断(照合)する。 24

25 1.概念形成とスキーマ ①→②→③の順に進行する 経験に先だって一般規則を知るのではない 25

26 1.概念形成とスキーマ スキーマの内部構造 「スロット(slot)」 26

27 「イヌ」のスキーマ 1.概念形成とスキーマ 顔つき 全体の姿 鳴き声 習性 嗅覚機能 体色 等々 → スロットの値は変数も定数もある 犬
27

28 実は果物 ではない 「果物」の概念形成 ②「果物」のスキーマ データの蓄積(経験) 28

29 「果物」のスキーマ 1.概念形成とスキーマ 概ね甘い 調理せずに 食べられる デザートに なる 子供が好む 樹木になる
→スキーマ(知識)は常に正しいとは限らない 29

30 1.概念形成とスキーマ 発達過程における試行錯誤 ウマ 30

31 1.概念形成とスキーマ 発達過程における試行錯誤 ロバ ウマ 31

32 1.概念形成とスキーマ 発達過程における試行錯誤 ロバ ウマ 32

33 1.概念形成とスキーマ スキーマの2つの機能 33

34 1.概念形成とスキーマ 図(4)       図(4)        図(5) 図(6)   図(7)    図(8) 図(7)を見て何を考えましたか ①照合機能 34

35 新しい事象に出会ったとき、既知のスキーマと見比べて判断する
1.概念形成とスキーマ ①照合機能 新しい事象に出会ったとき、既知のスキーマと見比べて判断する 35

36 1.概念形成とスキーマ 図(4)       図(4)        図(5) 図(6)   図(7)    図(8) 図(8)の長方形は何ですか ②枠組認知 36

37 部分の意味は全体の中で自動的(強制的)に決まる
1.概念形成とスキーマ ②枠組認知 部分の意味は全体の中で自動的(強制的)に決まる 37

38 1.概念形成とスキーマ スキーマ発動の実例 38

39 この看板は何を表わしているでしょう 1.概念形成とスキーマ

40 1.概念形成とスキーマ 春夏冬中 ← [春][夏][秋][冬] [春][夏][ ][冬] あきない中←     [秋]がない 「商い中」

41 概念形成 41

42 2.概念

43 1.概念形成とスキーマ 春夏冬中 <四季>スキーマの発動  商い中

44 1.概念形成とスキーマ(枠組認知) この文字は この文字は

45 1.概念形成とスキーマ(枠組認知) 英字のB 数字の13

46 1.概念形成とスキーマ(枠組認知) 文学作品の場合

47

48

49 料理を食べるための準備 「靴の泥を落とす」 「鉄砲と弾丸を置く」 「帽子と外套と靴を脱ぐ」 「尖っているものを外す」
「クリームを顔や手足に塗る」  「頭に香水を振りかける」 「体に塩を振りかける」

50 食材として食べられる準備 「靴の泥を落とす」 「鉄砲と弾丸を置く」 「帽子と外套と靴を脱ぐ」 「尖っているものを外す」
「クリームを顔や手足に塗る」  「頭に香水を振りかける」 「体に塩を振りかける」

51 食材として食べられる準備

52 1.概念形成とスキーマ(枠組認知) 同じ行為が別の意味を持つ

53 正しいと想定される既知の知識を利用して、新しい知識を導く手続き。一般には、新しい問題を解決するのに、過去の類似した問題の解決方法を利用する。
2.スキーマ発動による推論 推論とは何か 正しいと想定される既知の知識を利用して、新しい知識を導く手続き。一般には、新しい問題を解決するのに、過去の類似した問題の解決方法を利用する。

54 正しいと想定される既知の知識を利用して、新しい知識を導く手続き。一般には、新しい問題を解決するのに、過去の類似した問題の解決方法を利用する。
2.スキーマ発動による推論 推論とは何か 正しいと想定される既知の知識を利用して、新しい知識を導く手続き。一般には、新しい問題を解決するのに、過去の類似した問題の解決方法を利用する。

55 2.スキーマ発動による推論 (3) まず、東小学校は課外活動で効果を上げています。第2に、西小学校では、学年と教科の枠を外したユニークな特殊カリキュラムで知られています。第3に、南小学校は子ども会が中心になって「ハダシ運動」に取り組んでいます。第4には、クラス単位での合唱に力を入れています。

56 2.スキーマ発動による推論 (3) まず、東小学校は課外活動で効果を上げています。第2に、西小学校では、学年と教科の枠を外したユニークな特殊カリキュラムで知られています。第3に、南小学校は子ども会が中心になって「ハダシ運動」に取り組んでいます。第4には、クラス単位での合唱に力を入れています。

57 2.スキーマ発動による推論 第1に 第2に 第3に 第4に 東小学校 西小学校 南小学校

58 2.スキーマ発動による推論 (4)(a) その男は悩んでいた。車を停止し、彼は一人だった。周囲は非常に暗く寒かった。男はコートを脱ぎ、窓を降ろすとできるだけ素早く車の外に出た。そして、ありったけの力で、できるだけ速く移動した。遠くにではあったが街の灯火を見たとき、彼は助かった。

59 2.スキーマ発動による推論 (4)(a) その男は悩んでいた。車を停止し、彼は一人だった。周囲は非常に暗く寒かった。男はコートを脱ぎ、窓を降ろすとできるだけ素早く車の外に出た。そして、ありったけの力で、できるだけ速く移動した。遠くにではあったが街の灯火を見たとき、彼は助かった。

60 2.スキーマ発動による推論 (4)(b) 布が破れたので、干し草の上が重要であった.

61 2.スキーマ発動による推論 (4)(b) 布が破れたので、干し草の上が重要であった. 急降下 なう

62 2.スキーマ発動による推論 (4)(c) 彼は彼の顔をボディーの中に見た.

63 2.スキーマ発動による推論 (4)(c) 彼は彼の顔をボディーの中に見た.

64 2.スキーマ発動による推論 全体(枠組み)が分かると、部分は自動的に決まる(安定する)。


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