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Published bySandrine Rochon Modified 約 5 年前
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学習目標 1.クオリティ・オブ・ライフ(QOL)の理念を理解する. 2.意識せずに過ごしている「日常生活」や「日常性」とはどのようなものかを考える. 3.生活することと,健康・家庭・地域社会・環境との関連を理解する. 4.日常生活をとらえ直すプロセスに,能動性や主体的な取り組みが生まれることを理解する. 5.援助者としての対象者の「生活を理解する」ための基本的な考え方,姿勢について考える. 6.WHOの健康の定義を理解する. 7.マズローのニーズの5段階とエリクソンの発達課題の中から社会的に良好な状態を考える. 8.病気や障害をもつことで社会的な健康がそがれやすくなることを理解する. 9.社会的な健康が保たれるための社会的経済的な条件を理解する. SAMPLE 板書(授業終了まで消さない) 学習目標 1.クオリティ・オブ・ライフ(QOL)の理念を理解する. 2.意識せずに過ごしている「日常生活」や「日常性」とはどのようなものかを考える. 3.生活することと,健康・家庭・地域社会・環境との関連を理解する. 4.日常生活をとらえ直すプロセスに,能動性や主体的な取り組みが生まれることを理解する. 5.援助者としての対象者の「生活を理解する」ための基本的な考え方,姿勢について考える. 6.WHOの健康の定義を理解する. 7.マズローのニーズの5段階とエリクソンの発達課題の中から社会的に良好な状態を考える. 8.病気や障害をもつことで社会的な健康がそがれやすくなることを理解する. 9.社会的な健康が保たれるための社会的経済的な条件を理解する. 1
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SAMPLE LIFEの意味 1.生命⇔疾患(disease) 2.生活⇔病気(sick) 3.生きがい⇔病い(illness) 板書
説明 ○Quality of lifeという用語の意味は広く,まだコンセンサスが得られた理論的な定義はない.しかし,一般化している用語である. ○健康日本21運動での三つの目標のうちのひとつとして「生活の質」,すなわちQuality of lifeが取り上げられている. ○授業では「良い生活(good life)」の意味でのQOLを取り上げる. 2
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SAMPLE QOL概念が登場した一般的な背景 板書 ○QOL概念が登場した一般的な背景
テキストp.29 表2-3「QOL概念が登場した一般的な背景」を提示する. 説明 ○QOL概念の出現の一般的な背景と意義については,高齢化,医療技術の高度化,医療資源の適正配分,患者の自己決定と参加がキーワードとなる. ○また,QOL概念が保健医療看護に持ち込まれた社会的な意義については,患者中心,病気や障害との共存,社会環境・医療環境の方向転換がキーワードとなる. 3
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高齢者の生活世界 どこも具合の悪いところなんてないよ.朝5時には目が覚めるんだ.便所へ立つときは膝が痛むけど,その後はどうってことはない.困ることっていえば,何も悪いことをしていないのに,なぜか食べ物やお茶が盗まれてしまうんだよ.この間なんか繕い物をしようと思ったら,糸やハサミも見つからないんだ.だから留守にすることはできない. 独り暮らしでも,寂しくなんかないよ.ときどき近所の人が顔を出してくれて,余った野菜なんかを持ってきてくれるから.そのとき,ちょっとばかり話す程度だけどね.あまり長居されると,うんざりしてくるんだ.人とべったり過ごすのは苦手なのかもしれないね. やはりここがいいね,古くたって私の家だから.ずっとここで暮らしてきたんだから,最後までいたいよ.ここからきれいな庭や遠くの山を眺めていられるのが一番.自然を見ていると心がなごむんだ.この景色が見られなくなるなんて考えられないよ. SAMPLE 板書 ○高齢者の生活世界 どこも具合の悪いところなんてないよ.朝5時には目が覚めるんだ.便所へ立つときは膝が痛むけど,その後はどうってことはない.困ることっていえば,何も悪いことをしていないのに,なぜか食べ物やお茶が盗まれてしまうんだよ.この間なんか繕い物をしようと思ったら,糸やハサミも見つからないんだ.だから留守にすることはできない. 独り暮らしでも,寂しくなんかないよ.ときどき近所の人が顔を出してくれて,余った野菜なんかを持ってきてくれるから.そのとき,ちょっとばかり話す程度だけどね.あまり長居されると,うんざりしてくるんだ.人とべったり過ごすのは苦手なのかもしれないね. やはりここがいいね,古くたって私の家だから.ずっとここで暮らしてきたんだから,最後までいたいよ.ここからきれいな庭や遠くの山を眺めていられるのが一番.自然を見ていると心がなごむんだ.この景色が見られなくなるなんて考えられないよ. 説明 ○対象者の日常生活を理解することは対象者自身の体験を知ることでもある.その体験は本人にも意識されていないこともある. ○対象者にとっての日常性は,問いかけられることによって,はじめて本人もそれに向き合うことになる. ○対話によって,対象者の中にあった日常が言葉となり,そして他者に伝わるものとなる. ○日々の生活の見直しは,家族や仲間と振り返ることで,とらえられる. ○自分の日常生活をよく知っている人とお互いの生活を語り合い,どのように思っていたかを認識し,今後どのように過ごしたいのか,今からでもできることは何なのかに気づき,また,仲間となら一緒にできそうなことなどがみえてくる. 4
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SAMPLE WHOの健康の定義(1946年発効)
Health is a state of complete physical, mental and social well-being and not merely the absence of disease or infirmity. SAMPLE 板書 ○WHOの健康の定義(1946年発効) Health is a state of complete physical, mental and social well-being and not merely the absence of disease or infirmity. 説明 ○世界保健機関(WHO)は,1946年に健康を「身体的,精神的,社会的に完全に良好な状態であって,単に病気や病弱でない,ということではない」と定義している. ○世界の多くの地域で戦後の生活再建がすすめられた時期に,単に健康を個人に着目し,身体的・精神的に健康であるという狭いとらえ方ではなく,人は社会とつながって生きるものであり,社会的にも健康であることの必要性が示されたという点において,非常に画期的なものであった. 5
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SAMPLE マズローのニーズの5段階 板書 ○マズローのニーズの5段階 テキストp.45 図4-1「マズローのニーズの5段階」を提示する.
説明 ○社会心理学の領域では,マズローが,人の行動を規定するものとして「ニーズ」という概念を提示し,欲求の階層説と呼ばれる5 段階のニーズモデルを示した. ○また,発達心理学の領域ではエリクソンが,人の自我の発達は他人との関係性の発達であるとの観点から,ライフサイクルに応じた8段階の発達課題を提示した. ○ライフサイクルに沿った発達課題は,人が社会的な存在となるための課題であり,ポジティブな側面である「基本的信頼」,「自律」,「自発性」,「親密性」,「統合」は社会的に健康な状態を示すものともいえる.
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