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情報システム学会 第3回全国大会・研究発表大会 災害と情報システム ページ1 タイトル「災害と情報システム」 写真  長岡市妙見町の崖崩れの様子(左)及び復旧後の様子(右) 2007年12月1日 新潟県知事  泉田 裕彦 copyright2007 Niigata Prefectural Government All Right Reserved

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目次 ■新潟県を襲った2つの地震  ■震災時の情報インフラについて ■災害時の情報収集・伝達 ページ2 「目次」  ○新潟県を襲った2つの地震   ・H19中越沖地震の概略とH16中越大震災との比較を紹介  ○震災時の情報インフラについて   ・震災時の情報インフラの被災状況を紹介   ・震災時のITのメリット・デメリットを紹介  ○災害時の情報収集・伝達   ・2つの震災を体験したことから災害時における情報の収集・    伝達のあり方について提言 copyright2007 Niigata Prefectural Government All Right Reserved

3 H19中越沖地震 7月16日 10:13 最大震度6強 (M6.8) 10月23日 17:56 最大震度7 (M6.8)
【凡例】 平成16年中越大震災における災害救助法適用市町村(17市町村) H19中越沖地震 7月16日 10:13 最大震度6強 (M6.8) 平成19年中越沖地震における災害救助法適用市町村(10市町村) 平成19年の災害救助法適用市町村は全て前回も適用されている H16新潟県中越大震災 10月23日 17:56 最大震度7 (M6.8) 新潟県中越沖地震の概要 ページ3 「新潟県中越沖地震の概要」  ・H19中越沖地震の「日時」、「震源地」、「震度・マグニチュード」及び影響範   囲を紹介  ・災害救助法適用市町村はH16中越大震災は17市町村、H19中越沖地震は10市町村   ですべてH16中越大震災でも適用されている。  ・H16中越大震災と比較し、震源地が近接し、2重被害も発生 ○発生時刻/平成19年7月16日10時13分頃 ○震源地/新潟県上中越沖 ○震源の深さ/約17km ○地震規模/マグニチュード6.8 ○震 度/6強 柏崎市、長岡市、刈羽村        6弱 上越市、小千谷市、出雲崎町

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新潟県中越沖地震と新潟県中越大震災の比較 平成19年新潟県中越沖地震 ( 現在) 新潟県中越大震災 ( 現在) 地震の概要  地震規模 マグニチュード6.8  最大震度 震度6強 震度7 災害救助法適用市町村 10市町村 17市町村(合併後) 人的被害  死  者(人) 14 68  重軽傷者(人) 2,315 4,163 住家被害  全 壊 (棟) 1,244 3,175  半 壊 (棟) 5,250 13,808  一部損壊(棟) 34,045 103,854  合 計 (棟) 40,539 120,837 避難状況 避難所(ヶ所) 最大  116 現在  0 603 避難者数(人) 最大 12,483 約103,000 ライフラインの状況 電 気(停電)(戸) 最大  約35,000 (概ね2日で復旧) 約300,000(概ね10日でほぼ復旧) ガ ス(停止)(戸) (概ね40日で復旧) 約56,000(概ね2ヶ月でほぼ復旧) 上水道(断水)(戸) 最大  約61,000 (概ね20日で復旧) 約130,000(概ね1ヶ月でほぼ復旧) 地震・被害の特徴 ○中心市街地の個人住宅など建築物に被害 ○中越大震災の復旧復興過程での再度の被災 ○原子力発電所の被害と地域への影響 ○新幹線、高速道路等の高速交通網の寸断 ○中山間地の地盤災害 ページ4 「新潟県中越沖地震と新潟県中越大震災の比較」  ・同じ規模の地震だが、人的、住家被害は中越大震災のほうが、大きかった。  ・震源地が近く、中越大震災の復旧復興の過程での二重に被害を受けた方もいる。  ・中越沖地震では原子力発電所に被害があった。 copyright2007 Niigata Prefectural Government All Right Reserved

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新潟県を襲った2大地震の特徴(1/3) 新潟県中越大震災( ) ページ5 「新潟県を襲った2大地震の特徴(1/3)」 ○中越大震災の特徴  ◆「山が動く」中山間地における地震被害  ◆道路網、河川、ライフラインなど公共インフラの被害が甚大   ・土砂崩れなどにより道路が寸断   ・孤立集落が発生   ・主要産業である農林業・畜産業・養鯉池に大きなダメージ   ・上越新幹線の脱線や北陸・関越自動車道の通行止めなどによる    首都圏通行断  ※全国の皆様からの温かいご支援により、着実に復旧・復興が進んでいま   す。 「山が動く」 中山間地における地震被害 道路網、河川、ライフラインなど 公共インフラの被害が甚大 copyright2007 Niigata Prefectural Government All Right Reserved

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新潟県を襲った2大地震の特徴(2/3) 新潟県中越沖地震( ) ページ6 「新潟県を襲った2大地震の特徴(2/3) 」 ○中越沖地震の特徴  ◆全国どこにでもある「地方中堅都市」を襲った地震  ◆住民の生活を襲い、財産である家屋が多数被災   ・激しい揺れと液状化現象などにより、多くの住宅や商店が倒壊   ・JR信越本線・青海川駅付近で土砂崩れが発生するなど、交通網が寸断   ・中越大震災に続いて二重に被災された方も存在 全国どこにでもある 「地方中堅都市」を襲った地震 住民の生活を襲い、 財産である家屋が多数被災 copyright2007 Niigata Prefectural Government All Right Reserved

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新潟県を襲った2大地震の特徴(3/3) 新潟県中越沖地震( ) ページ7 「新潟県を襲った2大地震の特徴(3/3)」 ○中越沖地震の特徴  ◆東北電力の柏崎刈羽原子力発電所が被災   ・東京電力の柏崎刈羽原子力発電所でトラブルが相次ぎ、観光面で甚大な    風評被害も発生  ◆出雲崎沖に現れた3000年から6000年前の「海底古木」   ・H19中越沖地震で出雲崎から柏崎の沖の海底に古木が大量に出現   ・調査の結果約3100年前から6500年前のものと推定 柏崎刈羽原子力発電所の被災 出雲崎沖に現れた3000年~ 6000年前の「海底古木」 copyright2007 Niigata Prefectural Government All Right Reserved

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震災時の情報インフラについて ■中継回線の寸断による不通(固定・携帯電話) ■停電による基地局・中継局の停波(携帯電話・放送) ■輻輳対応による通信規制(固定・携帯電話) 優先電話でも同時に通話すると繋がらないことも ページ8 「震災時の情報インフラについて」 ○中継回線の寸断による不通(固定・携帯電話)  ・中継回線の寸断等によりNTT東日本の固定電話が不通   【約500回線(中越沖地震)、約4,500回線(中越大震災)が不通】  ・携帯電話基地局への回線が寸断されたことから停波(中越大震災)  ○停電による基地局・中継局の停波(携帯電話・放送)  ・バッテリー駆動や発電機によるサービス継続  ・道路の崩壊等により現地に到着できず、一部の基地局において、バッテリー   容量切れによりサービスが停止(中越大震災)   【NTTドコモ携帯電話:最大34局、延べ61局が停波(中越大震災)】   【テレビジョン放送の中継局:24局所85局が停波(中越大震災)】 ○輻輳対応による通信規制(固定・携帯電話)  ・輻輳による通信ネットワーク全体への影響を回避  ・輻輳に伴う通信規制により、多くの不通が発生   【NTT固定電話:約50倍、NTTドコモ携帯電話:約45倍(中越大震災)】  ・優先電話でも同時に通話すると繋がらないことも ※中越沖地震時では中越大震災の教訓から情報インフラは早期に復旧  ・NTT固定回線について中越大震災は一部を除き2日後に復旧、中越沖地震は   当日中にすべて復旧  ・NTTドコモについて中越大震災は一部を除き10日後に復旧、中越沖地震は   3日後にすべて復旧 ※中越沖地震時では中越大震災の教訓から情報     インフラは早期に復旧 copyright2007 Niigata Prefectural Government All Right Reserved

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震災時におけるITのメリット(1/2) ■多くの人々に情報を伝えることができる 例)新潟県HP   FMピッカラ ページ9 「震災時におけるITのメリット(1/2)」 ○多くの人々に情報を伝えることができる  例1:新潟県HP(中越沖地震)  ・災害発生の約1時間後にPC版と携帯版の地震情報に関するポータルサイトを   開設(中越大震災では3時間後)  ・初動時は迅速な情報発信を最優先し、被災地ユーザに有用であると思われる   情報はPC版と同時に携帯版へ掲載  ・地震発生直後から約2週間は24時間体制で即時更新  例2:FMピッカラ【柏崎市】(中越沖地震)   ・地震発生と同時に通常番組やコマーシャルを全て止め、緊急災害放送に切替   ・柏崎市役所庁舎に放送機材を常備していることもあり、災害対策本部の情報や市長    コメントを生放送   ・被災者が望んでいるキメの細かい最新の情報を提供   ・在日外国人向けに中国語、ロシア語、英語の3カ国語で放送   ・隣接局FMながおかの中継局が活用され「FMピッカラの再送信」を実施   ・今回、日経地域情報化大賞特別賞を受賞 copyright2007 Niigata Prefectural Government All Right Reserved

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震災時におけるITのメリット(2/2) ■GISを活用した通水復旧図 産官学による「新潟県中越沖地震災害対策支援GISチーム地図作成班(EMC)」を結成 ページ10 「震災時におけるITのメリット(2/2)」 ○GISを活用した通水復旧図  ◆中越沖地震発生から2日後の7/18に、産官学による「新潟県中越沖地震災害対   応支援GISチーム地図作成班(EMC)」を結成   ・京都大学など4大学と、地元GIS企業6社を中心に活動する「にいがたGIS協      議会」がボランティアによる協力体制を敷き、人、地図データ、機材などを     提供  ◆2週間で200種類以上の地図を作成   ・EMCでは災害対策本部会議のための地図、本部班の災害対応業務を支援するた      めの地図、原課の業務を支援する地図、関係機関の災害対応業務を支援する    ための地図を作成   例)給水復旧の最新状況をGISに入力してプロッタ-で大判の紙に出力し、災害対    策本部の場で情報共有 7月21日(発生6日目) 7月26日(発生11日目) 7月31日(発生16日目) copyright2007 Niigata Prefectural Government All Right Reserved

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震災時におけるITのデメリット ■電源がなければ動かない ■放送は、情報が残らない 手書きのボードに時間軸で書かれているものが役立つことも。 ページ11 「震災時におけるITのデメリット」 ○電源がなければ動かない ・ITのダメな理由は、電気がダメなら全く使えないこと ・中越大震災時、無線局の障害の主な原因は停電によるもの  (非常電源対策の未整備、長引く停電で予備電源の容量不足、道路寸断等に   よる燃料不足など) ○放送は、情報が残らない ・テレビは、大勢に伝える意味はあるが、その情報は一瞬にして消失 手書きのボードが時間軸で書かれているものが約立つことも。 ・コミュニティに必要な情報、何時に今日は配食がある、水をもらえるのはいつ、  暖房器具や毛布がいつ届くという情報は消えてはいけない。 ・いつ集会がある、いつ物資が届くという情報が、手書きのボードに時間軸で書か  れているものが一番役立つことになる。 copyright2007 Niigata Prefectural Government All Right Reserved

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災害時の情報収集・伝達 ■ITに過剰に頼るのではなく、                組み合わせが重要 ■時間軸に対してリスクを減らして行くためには、             メディアが変わることが必要 ページ12 「災害時の情報収集・伝達」 ○ITに過剰に頼るのではなく、組み合わせが重要 ○時間軸に対してリスクを減らして行くためには、  メディアが変わることが必要 copyright2007 Niigata Prefectural Government All Right Reserved

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ご清聴ありがとうございました ページ13 ご清聴ありがとうございました。 copyright2007 Niigata Prefectural Government All Right Reserved


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