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医療法人社団新虎の門会 新浦安虎の門クリニック ○高須 妙子 大前 利道
災害時の薬剤情報管理の提案 医療法人社団新虎の門会 新浦安虎の門クリニック ○高須 妙子 大前 利道 災害時の薬剤情報管理の提案についてお話させていただきます
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はじめに 東日本大震災など大規模震災の際に定期薬を確保することが困難であったことが多く報告されている。糖尿病や高血圧などの慢性疾患の患者さんは毎日薬を飲み、薬の血中濃度を一定に保つことで病状をコントロールしているため、薬が突然飲めなくなると病気が悪化する危険性がある。そのため災害時であっても定期薬を切らさず内服できるよう備えておくことが重要になる。 はじめに 東日本大震災など大規模震災の際に定期薬を確保することが困難であったことが多く報告されています。 糖尿病や高血圧など慢性疾患の患者さんは毎日薬を飲み血中濃度を一定に保つことで病状をコントロールしているため、薬が突然飲めなくなると病気が悪化する危険性があります。 そのため、災害時であっても定期薬を切らさず内服することが重要になります。
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目的 ・いつおこるかわからない災害に対し、 患者さんが定期薬で困らない対策を広める ・導入しやすいよう患者さんにとって簡単かつ
患者さんが定期薬で困らない対策を広める ・導入しやすいよう患者さんにとって簡単かつ コストがかからない薬剤情報管理の方法を提 案する 目的です ・いつおこるかわからない災害に対し、患者さんが定期薬で困らないための対策を広める ・患者さんが導入しやすいように簡単且つコストがかからない薬剤情報管理の方法を提案する 3
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方法 ・平成26年6月1日~平成26年6月30日 外来部総受診者数2486人中定期診察で 来院しにご協力いただけた方190人にア
外来部総受診者数2486人中定期診察で 来院しにご協力いただけた方190人にア ンケート実施 ・ポスターとチラシを作成 ・平成26年8月1日~平成26年8月31日 外来受診者で処方があった全員にチラシ を配布 ・ポスターは当院外来部に常設 方法です 平成26年6月1日から6月30日に外来受診者2486人中定期診察で来院しご協力いただけた方190人にアンケートを実施しました。 アンケート結果を元にチラシとポスターを作製しました 作製したちらしは平成26年8月1日から8月31日まで外来受診者で処方があった方全員に配布しました ポスターは外来部に常設しました 4
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アンケート目的・内容 日常持ち歩くものに薬剤情報を保存する事が有効と考えアンケートを作製 また、災害時に実際困った事の情報も収集した
①日常持ち歩いているものはなんですか? 選択肢:財布 携帯電話 薬手帳 その他 ②災害時治療に関して困ったことはありまし たか? アンケート目的と内容です 日常持ち歩くものに薬剤情報を保存する事が有効と考えアンケートを作製しました。また、災害時に実際困った事の情報も収集しました。 ①日常持ち歩いているものはなんですか? 質問は選択肢で、項目は財布 携帯電話 薬手帳 その他です ②災害時治療に関して困ったことはありましたか こちらについては書き方をフリーで行いました 5
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アンケート① 結果 ①日常持ち歩くものについて 総数190人 財布 190人 100% 携帯電話 174人 90% 薬手帳 12人 6%
アンケート① 結果 ①日常持ち歩くものについて 総数190人 財布 190人 100% 携帯電話 174人 90% 薬手帳 12人 6% アンケート①日常持ち歩くものについての結果です 財布 190人中190人 100% 携帯電話 190人中174人 90% 薬手帳 190人中12人 6% でした 6
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アンケート② 結果 ②災害時治療に関して困ったことがありましたか ・薬が切れそうで不安だった 6名 ・病院が開いているかわからなかった 5名
アンケート② 結果 ②災害時治療に関して困ったことがありましたか ・薬が切れそうで不安だった 6名 ・病院が開いているかわからなかった 5名 ・遠くにいたので薬剤情報のFAXを主治医 から送ってもらった 1名 アンケート②災害時治療に関して困ったことがありましたかについて ・薬が切れそうで不安だった 6名 ・病院が開いているかわからなかった 5名 ・遠くにいたので薬剤情報のFAXを主治医 から送ってもらった 1名 でした 7
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アンケート考察 ◎日常で財布を持ち歩く人が100% 携帯電話を常に持ち歩く人が90% どこでおこるかわからない非常時に財布
携帯電話を常に持ち歩く人が90% どこでおこるかわからない非常時に財布 か携帯電話を持っている可能性が高い ◎日本糖尿病学会などでも推奨されている 予備薬2週間以上を知らない人がいる 広める必要がある アンケート考察です ◎日常で財布を持ち歩く人が100% 携帯電話を常に持ち歩く人が90% どこでおこるかわからない非常時に財布 か携帯電話を持っている可能性が高いことがわか りました ◎日本糖尿病学会などでも推奨されている 予備薬2週間以上を知らない人がいる。 広める必要があることがわかりました 8
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作製したチラシ 作製したチラシがこちらになります 9
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作製したポスター 作製したポスターがこちらになります 10
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提案内容 ◎ 薬の情報を携帯の写真に撮影しておきましょう <管理方法> ◎携帯電話で「薬剤情報提供書」の写真を撮り、アルバムに保存しておく
◎ 薬の情報を携帯の写真に撮影しておきましょう <管理方法> ◎携帯電話で「薬剤情報提供書」の写真を撮り、アルバムに保存しておく ◎携帯電話をお持ちでない場合は「薬剤情報提供書」を財布に入れておく 最新情報が必要になりますので処方が変わった場合は新たに写真を撮り、保存内容を変更しておきましょう。 薬剤情報提供書には薬の名前・薬の写真・用法・量・副作用・薬使用時の注意事項も記載されています。かかりつけ医師でなくても薬剤情報提供書をみれば同じ内容の定期処方の継続が可能になります。 薬剤情報提供書がお手元にない場合は「お薬手帳」「処方シール」を代用しましょう。 提案内容です 1つ目の提案は 「薬の情報を携帯の写真に撮影しておきましょう」 です 管理方法として薬剤情報提供書を携帯電話で撮影し携帯のアルバムに保存しておくことと 携帯電話をお持ちでない方は診療情報提供書を財布に入れておくことをあげています また、最新情報が必要なため処方に変更があった場合は保存内容を変更しましょうということ、薬剤情報提供書がない場合は薬手帳や処方シールを代用することも記載しました。 11
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◎ 定期薬を2週間以上余分に残しておきましょう
◎ 定期薬を2週間以上余分に残しておきましょう 東日本大震災時、薬の流通が1週間程滞る事態になりました。流通が回復し薬が手元に届くまでの定期薬管理が重要です。日本糖尿病学会で2週間以上残薬をと提唱されています。 定期薬は古いものから内服し新しいものを残薬にして下さい 2つ目の提案は 「定期薬を2週間以上余分に残しておきましょう」です 薬は新しいものを残薬として残していくことも記載しました 12
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考察 ◎身近にあるもので手軽にコストをかけ ない薬剤情報管理方法を提案する事が できた ◎災害時対策で保存薬が重要である事を
ない薬剤情報管理方法を提案する事が できた ◎災害時対策で保存薬が重要である事を 広める事ができた ◎作製内容の事後アンケートをとることで より患者さんのニーズに合う啓蒙活動 を行っていく事が今後の課題 ◎身近にあるもので手軽にコストをかけ ない薬剤情報管理方法を提案する事が できました ◎災害時対策で残薬調整が重要である事を 広める事ができました ◎ポスターなど作製内容の事後アンケートをとることでより患者さんのニーズに合う啓蒙活動を行っていく事が今後の課題です 13
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健康へのアドバイス ・いつどこにいても薬を継続するために 薬剤情報を管理しましょう! ・予備薬を必ず2週間以上調整しましょう!
薬剤情報を管理しましょう! ・予備薬を必ず2週間以上調整しましょう! ・災害に負けないために自己防衛が重要です! 健康へのアドバイスです ・いつどこにいても薬を継続するために 薬剤情報を管理しましょう! ・予備薬を必ず2週間以上調整しましょう! ・災害に負けないために自己防衛が重要です! 以上で発表を終わります ご清聴ありがとうございました。 14
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