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星のソムリエTM資格制度の全国普及モデルの開発
チームリーダー: 柴田晋平(山形大学理学部) 地域科学技術理解増進活動「調査研究・モデル開発」 平成19年度採択課題 チームメンバー 郡司修一 、滝沢元和(山形大学) 、 坂元 誠(西はりま天文台)、 尾久土 正已(和歌山大学) 、 安藤 享平(郡山市ふれあい科学館) 大野 寛(NPO法人 さな天文学者の会) 1.星空案内人(星のソムリエ)って何? 2.各地での試みと活動の様子 謝辞 各地で本制度を支えてくださっているたくさんの方がいらっしゃいます。お名前をここに掲げることはできませんが、この場を借りて心から感謝申し上げます。 3・ 成果の本質について 教科書が出版されています。参考にしてください。 3・ 成果の本質について 科学技術の理解増進の活動はアウトリーチという位置づけが強く、成果の伝達や若手養成が主眼に行われている。 ここで試みた方法は、いわゆるアウトリーチとは異なっていて、スローガン的に言うならば、科学文化の形成ということを目標においている。つまり、日常において科学が話題になるような、お茶の間で自然に科学の話題が出てくるような、状態を作りだすことが目標となっている。そのような環境のなかで、子育てがおこなわれたり、環境問題や科学技術のもたらす害についてもサイエンスのセンスをもって議論したり対応したりできるだろう。 科学文化形成のための非常に強力なツールとして星空案内人(星のソムリエ)を本研究により提案できたと考えている。 星のソムリエが星空案内をするときには、天文学や宇宙物理学(宇宙の始まりがどうの、ブラックホールがどうの、といったこと)の理解とまったく同等に、星を見たときの感銘(サイエンスとともにアートとして)や、星にまつわる神話、お月見などの伝統的な生活習慣(人類の文化遺産)を取り扱い、実際に望遠鏡や双眼鏡を使って観察する。このようなことを専門的にはならず素人がちょっとした努力で達成できるレベルで、それを知らない市民に伝えることができる資格になった。 私たちが目の前にした、星のソムリエ養成講座や星のソムリエの活躍の現場に「科学文化」の形成の素過程を見た思いがしている。
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