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学力向上に係る校内研修 〇〇〇立〇〇中学校 校内研修 Ⅰ これまでの課題・本年度の重点について Ⅱ ゴールを明確にした「書く活動」について

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1 学力向上に係る校内研修 〇〇〇立〇〇中学校 校内研修 Ⅰ これまでの課題・本年度の重点について Ⅱ ゴールを明確にした「書く活動」について
令和元年〇月〇日 〇〇〇立〇〇中学校 校内研修 学力向上に係る校内研修 Ⅰ これまでの課題・本年度の重点について Ⅱ ゴールを明確にした「書く活動」について <●印は、クリックのタイミングです。> ※校内研修のねらいや学校の実態に沿って、スライドを編集してご活用ください。 本日は、学力向上に係る校内研修として、 これまでの課題、本年度の重点について、 ゴールを明確にした「書く活動」について、 説明や演習を通して研修を行っていきます。●

2 学力向上に係る校内研修 〇〇〇立〇〇中学校 校内研修 Ⅰ これまでの課題・本年度の重点について Ⅱ ゴールを明確にした「書く活動」について
令和元年〇月〇日 〇〇〇立〇〇中学校 校内研修 学力向上に係る校内研修 Ⅰ これまでの課題・本年度の重点について Ⅱ ゴールを明確にした「書く活動」について まずは、これまでの課題・本年度の重点についてです。●

3 1 自校採点結果から 2 全国・学力学習状況調査問題から Ⅰ これまでの課題・本年度の重点について (平成31年度全国学力・学習状況調査)
Ⅰ これまでの課題・本年度の重点について 1 自校採点結果から   (平成31年度全国学力・学習状況調査) 2 全国・学力学習状況調査問題から これまでの課題と本年度の重点について、 ご覧の2点から説明します。 まずは、自校採点結果からです。●

4 平成31年度全国学力・学習状況調査からみられる
国語の課題は? 3(二) 伝えたい事柄について、根拠を明確にし     て書く 正答率  % 国語科から見てみましょう。 例年、課題とされてきた、国語の「伝えたい事柄について、根拠を明確にして書く」問題の正答率は何%だったでしょうか。 ●本校の正答率は、(  )%でした。 先生方は、この正答率について、どのようにとらえますか? 正答率が80%以上であれば、指導がうまくいっていると考えられ、40人のうち、できていない8人に対して、個別指導などの支援が必要と考えられるかと思います。 一方で、50%未満の問題は、生徒の半数ができていないという、課題が大きな問題と言えます。 単元の指導において、抜本的な授業改善が必要という認識が必要です。● 【自校の正答率を入力してください。】 【この他に、自校採点したすべての問題と正答率を取り上げてもよい。】

5 平成31年度全国学力・学習状況調査からみられる
数学の課題は? 6(2) 事象を数学的に解釈し、問題解決の方法     を数学的に説明することができる。 8(2) 資料の傾向を的確に捉え、判断の理由を    数学的な表現を用いて、説明することができる。 正答率  % 次に、数学を見てみましょう。 これらも、例年、課題がみられる問題です。 本校の正答率は●6(2)は(  )%、8(2)は(  )%でした。● 【この他に、自校採点したすべての問題と正答率を取り上げてもよい。】 正答率  %

6 平成31年度全国学力・学習状況調査からみられる
英語の課題は? 「聞くこと」 4 まとまりのある英語を聞いて、必要な情報を 理解することができる(活用) 「書くこと」10  与えられたテーマについて考えを整理し、文 と文のつながりなどに注意してまとまりのある 文章を書くことができる(活用) 「話すこと」3  与えられたテーマについて考えを整理し、ま とまりのある内容を話すことができる(活用)  正答率  % 正答率  % 最後に、本年度から始まった、英語を見てみましょう。 「聞くこと」については、●(  )%、「書くこと」については、●(  )%、「話すこと」については●(  )%という結果でした。● さて、3教科の正答率を見て、全体の成果や課題として、どのようなことが言えるでしょうか。 もちろん、本来は無回答率や、県の学力調査との比較なども必要ですが…ざっと見たところいかがでしょう。 【昨年度と比較して、「無回答率が下がった」「正答率が上がった」といった成果のデータを提示した後に、課題を示すとさらによい。】 正答率  %

7 平成31年度全国学力・学習状況調査からみられる
本校の課題は? やはり、以前から本校の課題であった (例)「根拠を明確にして自分の考えを表現する」ことに課題があると考えられます。 今日は、この課題について、全教科で共通理解し、授業改善につなげていくための研修を行っていきます。● 【自校の課題をスライドに端的に入力してください。】 【今日の研修のねらいを自校の成果や課題に応じて、ご自身の言葉で伝えるとよい。】

8 1 自校採点結果から 2 全国・学力学習状況調査問題から Ⅰ これまでの課題・本年度の重点について (平成31年度全国学力・学習状況調査)
Ⅰ これまでの課題・本年度の重点について 1 自校採点結果から   (平成31年度全国学力・学習状況調査) 2 全国・学力学習状況調査問題から 次に、全国学力・学習状況調査問題から見てみましょう。●

9 〔平成31年度全国学力・学習状況調査 英語調査問題「聞くこと」 4〕
Q: 定期考査のリスニング問題で、 このレベルの問題を出題をしたことがあり ますか? こちらの問題をご覧ください。 これは何の問題でしょう? 【問題文を読んだ後、音声を流す。】 本年度の全国学力・学習状況調査の「聞くこと」の問題です。 これは、自校採点の問題で、本校の正答率は(  )%でした。 【自校採点結果をチェックしておく】 この問題については、京築管内のどの学校においても、正答率は大変低かったようです。 この原因はどこにあるのでしょうか。 そこで、考えてみましょう。 ●例えば、定期考査のリスニング問題で、このレベルの問題を出題したことがありますか? おそらく、多くの学校では、出題されていないと考えられます。 入試に出題されたことがないからです。● 〔平成31年度全国学力・学習状況調査 英語調査問題「聞くこと」 4〕

10 Q: 本年度の調査の前に、 平成30年度の予備調査問題を 授業で活用してみましたか?
   平成30年度の予備調査問題を    授業で活用してみましたか? 次に、こちらの問題をご覧ください。 何の問題でしょう?【問題文を読んだ後、音声を流す。】 これは、昨年度の予備調査問題です。  ●英語担当の先生は、この予備調査問題を授業で活用してみましたか? おそらく、この予備調査問題を活用された学校は、多くはなかったと考えられます。 英語だけでなく、他の教科に置き換えて考えてみましょう。 私たちは、全国学力・学習状況調査で問われるような問いを授業で与えているでしょうか。 あるいは、全国学力・学習状況調査で問われるような問いに答えられる力をつけようとして授業づくりを行っているでしょうか。 つまり、育成が求められている資質・能力を把握し、 その力をつける単元指導や授業を行えているか、ということに教師側の課題があるのでは、ということです。● 〔平成30年度全国学力・学習状況調査 英語予備調査問題「聞くこと」 4〕

11 【演習】 日本語で解答してみましょう。 〔平成31年度全国学力・学習状況調査 英語調査問題「書くこと」 10〕
【演習】 日本語で解答してみましょう。 では、全国学力・学習状況調査で問われるような問い、とはどのような問いでしょうか。 こちらの英語の問題をご覧ください。 本年度の全国学力・学習状況調査の「書くこと」の問題です。 これは、自校採点する問題となっていました。 本校の正答率は(  )%でした。 では、この問題に日本語で解答してみましょう。 【実際に、先生方に解答してもらう。】 【端的に解答しているものを取り上げて答えを確認するとよい。】 ではここで、こちらの問題をご覧ください。● 〔平成31年度全国学力・学習状況調査 英語調査問題「書くこと」 10〕

12 福岡県正答率 39.9% 〔平成23年度全国学力・学習状況調査 国語B 三〕 浅井さんは、学校図書館のピクトグラムを作成しよう
 浅井さんは、学校図書館のピクトグラムを作成しよう と思い、その候補として次のアとイを考えました。 あなたなら、どちらのピクトグラムを採用するのが よいと考えますか。 ( どちらのピクトグラムを選んでもかまいません。)。 あなたの考えとその理由をあとの条件1から条件3 にしたがって書きなさい。 条件1 アとイのピクトグラムを比べて書くこと。 条件2 【ピクトグラムについて書かれた文章】の中にある、      特徴や配慮についての言葉を使って書くこと。 条件3 三文で書くこと。 福岡県正答率 39.9% この問題を見たことがあるという方? これは、平成23年度の国語の調査問題です。 実は、先ほどの英語の問題と同じように、国語でピクトグラムを比較して考えを書くという問題が出題されたことがあるのです。 福岡県の正答率はどの位だと思いますか? ●39.9%です。 このように、どちらかを選択し、その選択の判断について、根拠を明確にして自分の考えを述べるといった問題は、どの教科でも出題されています。 つまり、根拠を示されたものから取り出し、主張、理由付けを述べる力をつけることが求められているということです。● 〔平成23年度全国学力・学習状況調査 国語B   三〕

13 到達度(評価、検証)を明確にした指導 =ゴール像を明確にした指導
Ⅰ これまでの課題・本年度の重点について 到達度(評価、検証)が明確ではない。 単元が終わり、子どもの何がどうなっていれば よいのか? ゴールの姿が明確ではない。 以上をまとめると、 私たちの課題は、 到達度評価が明確でないこと、 つまり、単元が終わった時に、子どもの何がどうなっていればよいのか、 そのゴールの姿が明確ではないことにあると考えられます。 そこで、一時間、もしくは一単元で、 ねらいに到達する子どもの姿を明確にした指導、つまりゴール像を明確にした指導を本年度の重点としたいと考えます。● 到達度(評価、検証)を明確にした指導 =ゴール像を明確にした指導

14 *教科で求められる資質・能力を育成できたか確実に検証できるツールの一つが、調査問題です。
1.出題の趣旨   聞いて把握した内容について、適切に応じることが できるかどうかをみる。 本問は、聞いたことを基にして書くという技能統合の問題である。話し手からの依頼、提案などを聞き、適切な応答を相手に返すことで、その内容や意図を正しく理解しているかどうかを把握するために出題した。 教科で求められる資質・能力を育成できたか、確実に検証できるツールの一つが、全国・学力学習状況調査問題です。● 解説資料には、ご覧のように各問題の、出題の趣旨が書かれています。 また、問題を解きさえすれば、 わざわざ解説資料で確認しなくても、その問題でどのような力が問われているのかは、担当教科についてはすぐにお分かりかと思います。 ただ、そうはいっても、やはり先生方にはそれを考える時間がなかなかとれないということで、 今日は、「学力向上虎の巻」について紹介します。● ■学習指導要領における領域・内容 言語活動 ア 聞くこと  (ウ) 質問や依頼などを聞いて適切に応じること。 ■評価の観点   外国語理解の能力

15 *「学力向上虎の巻」では、検証のツール(調査問題)を単元ごとに位置付け!
「学力向上虎の巻」では、単元で育成すべき資質・能力が育ったかをみとる検証のツールとして、 過去の調査問題を単元ごとに位置付けられています。●

16 *課題のある問題(単元)が一目瞭然! データ DVD
「学力向上虎の巻」には、エクセルファイルで、ごらんのような年間指導計画(例)が含まれています。 単元やショート単元の評価問題として、全国学力学習調査問題がご覧のように位置付けられています。 例えば、こちらは、1年生数学科の「学力向上虎の巻」です。 黒い文字は、正答率が70%以上、90%以下の問題 青い文字は、正答率が50%以上、70%未満 赤い文字は、正答率が50%未満の問題です。●

17 *エクセル上でクリックすれば、問題のデータを取り出せる!
DVD こちらは、英語の「学力向上虎の巻」です。 6月5日に事務所で実施した「主体的・対話的で深い学び」授業実践講座に参加された先生方はご存知だと思いますが、 単元やショート単元の評価問題として、全国学力学習調査問題をご覧のように位置付けています。 先生方にぜひして頂きたいのは、まずはクリックです。 たとえば、1年生の5月の「1日の生活」のこちらをクリックすると 該当する問題がPDFで取り出せます。 また、聞くこと、話すことの問題については、● *エクセル上でクリックすれば、問題のデータを取り出せる!

18 *英語版は、音声データも取り出せる! データ DVD ● 音声データの「●」印をクリックいただくと、音声データを取り出すことができます。
音声については、CDを活用いただくこともできますが、こちらのデータからは、どんな問題かをすぐに把握できます。 問題は位置付けられていますが、あくまでも、必ずここ、というものではありません。 クリックしてみて、授業で使えそうだ、定期考査で使えそうだ、という見方で、ぜひ活用いただきたいというものです。● *英語版は、音声データも取り出せる!

19 Q1: 何年生の、どの Lesson あたりで活用 できそうですか? Q2: どのように活用しますか?
  できそうですか?  Q2: どのように活用しますか? つまり、全国調査の問題を、どの単元で活用できそうか、という吟味の時間をかけなくても、 単元に位置付けられた問題をクリックして、● 〔平成30年度全国学力・学習状況調査 英語予備調査問題「話すこと」 2〕

20 1単位時間の授業の中で 単元の終末や導入で 活用の場面、活用方法は様々! ○ 復習として ○ 導入として ○ 終末のまとめの問題として
  ○ 復習として   ○ 導入として   ○ 終末のまとめの問題として   ○ 展開中に、既習事項を活用させる活動として 単元の終末や導入で   〇 単元の評価問題(まとめ)として   〇 表現する際の課題発見のための導入として 定期考査問題を作成する段階で   〇 出題の方法や内容を真似る材料として 単元のどの場面でどう使うかを考えればよいのです。 では、どのように使うか、についてです。 ご覧のように、1単位時間の授業の中で、復習として、導入として、終末のまとめの問題として、 言語材料を活用させる活動として、などの活用が考えられます。 また、単元の評価問題として、単元の終末でそのまま活用してみたり、 単元の導入として、表現する際の課題発見のための導入として活用することも考えられます。 あるいは、定期考査問題や、「話すこと」のパフォーマンステストを作成する段階で、 出題の方法や内容を真似る材料としても活用できます。 「学力向上虎の巻」は、4教科のみになりますが、このゴール像を設定して、単元指導や、 一単位時間の指導について考えていくという授業設計の考え方については、 社会科や他の教科でも大事になってくることかと思います。●

21 到達度(評価・検証)を明確にした指導 =ゴール像を明確にした指導
*「ゴール像を明確にした指導」のコンセプトは全教科で まとめますと、「ゴール像を明確にした指導」のコンセプトは全教科で、 例えば、 ①単元に入る前に、単元を評価する問題を確定しておく。 ②単元を評価する問題に解答する力をつけるための単元設計、指導を行う。(逆向き設計) といった方向で取組んで行きたいと考えています。● *例えば、 ①単元に入る前に、単元を評価する問題を確定しておく。 ②単元を評価する問題に解答する力をつけるための単元設計、指導を行う。(逆向き設計)

22 学力向上に係る校内研修 〇〇〇立〇〇中学校 校内研修 Ⅰ これまでの課題・本年度の重点について Ⅱ ゴールを明確にした「書く活動」について
令和元年〇月〇日 〇〇〇立〇〇中学校 校内研修 学力向上に係る校内研修 Ⅰ これまでの課題・本年度の重点について Ⅱ ゴールを明確にした「書く活動」について 次に、「ゴール像を明確にした指導」で核となる、ゴールを明確にした「書く活動」についてです。●

23 Ⅱ ゴール像を明確にした「書く活動」について
Ⅱ ゴール像を明確にした「書く活動」について 1 根拠を明確にして書くとは? 2 各教科で留意することは? ここでは、ご覧の2点から考えていきます。 まずは、根拠を明確にして書くことについてです。●

24 平成31年度全国学力・学習状況調査からみられる
国語の課題は? 3(二) 伝えたい事柄について、根拠を明確にし     て書く 正答率  % 根拠を明確にして自分の考えを書くとは? 研修の冒頭で、全教科において「根拠を明確にして書く」ことに課題があることを確認しました。 そこで、ここからは●自分の考えを根拠を明確にして書くとは、 何をどう書くのか、 どう評価するのか、 どの教科でもできるのか、 といったことについて考えていきます。●   何をどう書く?     どう評価する? どの教科でもできる?

25 例えばこの問題 スキー 原田選手か舟木選手か
書く活動の設定 例えばこの問題 スキー 原田選手か舟木選手か (2) 二人のヒストグラムを比較して、次の1回でより遠くへ飛びそうな選手を一人選ぶとすると、どちらの選手を選びますか。  選んだ理由を二人のヒストグラムの特徴を比較して説明しなさい。 問題を通して、どのように書けばよいのか、帰納的に導いてみましょう。 これは、H24 国語B マス3(2) 情報の適切な選択と判断 の問題です。 スキージャンプの原田選手、舟木選手の記録(ヒストグラム)を比較して、次の一回でより遠くへ飛びそうな選手を一人選び、その理由を説明します。 平成24年度  全国学力・学習状況調査 国語Bマス3(2)

26 根拠を明確にして書く力=論理的な表現 とは
書く活動の設定 根拠を明確にして書く力=論理的な表現 とは ①【根拠】【事実】 - 文中の言葉・数値 - ③【主張】【まとめ】【言いたいこと】 (例えば) 原田選手は、135m以上の 階級の累積度数が大きい  原田選手    (~なのだ!)    ② ①の【感想】【想像】【理由づけ】 問い) 二人のヒストグラムを比較して、次の1回でより遠くへ飛びそうな選手を一人選ぶとすると、どちらの選手を選びますか。選んだ理由を二人のヒストグラムの特徴を比較して説明しなさい。というものです。 何をどう書かなければならないのでしょうか。 これは、本質的に国語の問題といえます。問われている文の中に略されている語句があるのです。 それは、説明しなさい。書きなさい。の前に、「論理的に」という語句が略されているのです。 正確には、「特徴を比較して、(論理的に)、説明しなさい。」です。「感情的に」説明しなさいではありません。 また、国語科において、論理的な表現力、その力が求められていることは、全国学力・学習状況調査が、問題の形で、毎年毎年、何問も、同じ質の問題を出題してくることからも明らかです。 では、どのように書くことが論理的なのでしょうか。。 そもそも、論理とは・・・「考えを組み立てる筋道」のこと 論理的とは・・・「その筋道の客観性と説得力が高いこと」ですので、論理的に説明しなさい、書きなさい。といわれた場合、この場合ですと、 まず、ヒストグラムの示すこと★①根拠:例えば、ヒストグラムによると、原田選手は135m以上の階級の累積度数が大きい。など、全員納得できるような客観的な事実、数値、文中の言葉、情報。「例えば~ 」であらわされる事実、データの提示が必要。 次に、★①の理由つまり②理由づけ:そのことは、原田選手の方が舟木選手より、遠くへ飛ぶ確率が高いことを意味するので、という、①についての感想、根拠を基にした解釈、説明、想像、理由づけ、意味づけといわれる要素。①根拠と③主張をリンクさせる解釈が必要 最後に、★③主張:私は、原田選手を選ぶのだ。つまり、①②についての、まとめ、言いたいこと、主張、自分なりの結論 それと、★線のように「つながり」、「リンク」している文脈がいる。3つの要素がそれぞれ別物ではなく、一つのストーリーの中にあることが必要です。 この四つが必要となります。三角ロジックといいます。 (そのことは、①は、)  原田選手の方が舟木選手より、遠くへ飛ぶ確率が高い           (~を意味する、~なので)                               

27 根拠を明確にして書く力=論理的な表現 とは
書く活動の設定 根拠を明確にして書く力=論理的な表現 とは (例えば)     ①【根拠】【事実】 - 文中の言葉・数値 -     (~なのだ!)  ③【主張】【まとめ】【言いたいこと】 (そのことは、)  (~を意味する、~なので)                                  ② ①の【感想】【想像】【理由づけ】 書かせる問題において、 「根拠を明確にして書く力」「筋道を立てて書く力・説明する力」、論理的な表現力が求められており、 図化すると、大半は、この形にたどり着きます。三角ロジックと呼ばれるものです。 三つの要素 ①★この根拠、事実 全員納得できるような客観的な事実、数値、文中の言葉、情報。「例えば~ 」であらわされる「根拠」といわれる要素。 ②★①についての感想、①根拠を基にした解釈、説明、想像、理由づけ、意味づけといわれる要素、①根拠と③主張をリンクさせる解釈。 ③★①②についての、まとめ、言いたいこと、主張、自分なりの結論。 そして、それら3つは、★線のような「つながり」【リンク】していること。ストーリー(文脈)でつながっている。別物ではないこと。 全国学力・学習状況調査等、到達度調査や入試等のテストで問われている、書かせる問題の ほとんどは、この型にあてはまります。 なぜなら、国語科は、「根拠を踏まえた論理的な表現力」の育成を本質的に求めているからです。

28 採点は? 見取りは? 分析は? Cは? これが明確になっていないと力はつかない・・・
書く活動の設定  【採点は?】 採点は? 見取りは? 分析は? Cは? これが明確になっていないと力はつかない・・・ ① 根拠 ③ 主張 ② 理由づけ (1) ①~③の 三要素あり ③ 主張 ② 理由づけ ① 根拠 (2) ・「線」に 矛盾なし ・ストーリーがある。 ・整合している C 採点・検証 A 改善 P 書かせ方 D 書く では、ここで、1番大切なことをいいます。書かせました。採点はどうしたらいいのですか? ということです。 採点は、見取りは・・・これができないと、子どもに書かせられません。 最初からこのこと(採点、チェック)を明確に意識しておくこと、ゴール像を意識しておくことが、子どもに書く力をつける上で最も大切なのです。 その採点、チェックの方法ですが ★(1) まず、要素①根拠、②理由づけ、③主張があること ★(2) かつ、要素①②③が矛盾していない(整合していること)、ストーリー、文脈があること。つまり、この線がかけること。です。 この両方○で○、=B判定(到達したもの・満たしたもの) C判定は、どちらかしかない、もしくは上の二つとも満たしていないもの。 A判定は、○にとどまらず、一つの①根拠・事実から、②理由が複数あり、意味がずれていないもの。  または、一つの主張に対し、つながった①根拠ー②理由が複数あるもの。 ★このように、 採点して見取った後、なぜ書けないか分析する。 また、このことは、無意識にカリキュラム・マネジメントしていることになります。 無意識に小さな検証改善サイクルを書かせるたびに回していることとなり、繰り返すほど、子どもに書く力がつくことにつながるのです。 これが、虎の巻に紹介している、ゴール像を明確した指導、(2)書く活動 です。

29 考えてみましょう! どんな教科? どんな場面? どう問いかければ? 根拠を明確にして書く活動ができますか?
書く活動について 【問い方は?】 考えてみましょう!  どんな教科? どんな場面? どう問いかければ? 根拠を明確にして書く活動ができますか? 【根拠を明確にして書かせる場合の発問形式】 ① Which A or B ? AするのとBするのと  では、どちらがより効  率的か、なぜか書こう。 ② How?ーWhy? どんなところが? それはなぜ? ① 根拠    事実 ③ 主張 他の教科、例えば、音楽、体育、技術・・社会科、 どの教科でも、この三角ロジックで書かせる場面はあります。 ただ、その時、子どもにどう問いかけて書かせるか?「根拠を明確にして書きなさい」と言ってもかきにくい。 そんなとき、入り方としては、 ★ ① 「どちらが~か、それはなぜか?」と問います。 →原田か舟木か、それはなぜか? 理由を問う。 →ピクトグラム、どちらかをえらぶか、それはなぜか? ② どんなところがすばらしいか?(さまざまある中から1点を選ぶ、 それはなぜか?(ーWhy法) →音楽、美術鑑賞、体育など というような問い方をしてはどうでしょうか。 ぜひ、論理的に書かせることを心がけていただきたいと思います。    ② 理由づけ

30 Ⅱ ゴール像を明確にした「書く活動」について
Ⅱ ゴール像を明確にした「書く活動」について 1 根拠を明確にして書くとは? 2 各教科で留意することは? ではここからは、根拠を明確にして書くことを全教科で取組んでいく際に、 各教科で留意しなければならないことについて、入試問題や全国学力・学習状況調査問題から考えていきたいと思います。●

31 その前に、まず、確認いただきたいことがあります。
こちらの二つの問題をご覧ください。 左は、平成31年度の数学の入試問題、右は、平成28年度の全国学力・学習状況調査の数学の問題です。 ほとんど同じと言えます。 このように、福岡県の高校入試問題については、 福岡県教育委員会の城戸教育長が発表したように、 「過去の本件学力検査問題や、全国学力・学習状況調査問題と分野や趣旨を同じくするものであっても、あえて排除せずに必要に応じて出題していきたいという趣旨に立った改善を加えた」 ということを念頭に置いていただきたいと思います。● *「本県学力検査問題や、全国学力・学習状況調査問題と分野や趣旨を同じくするものであっても、あえて排除せずに必要に応じて出題していきたいという趣旨に立った改善」 〔H31年度福岡県立高等学校入学者選抜学力検査問題〕 〔平成28年度全国学力・学習状況調査 数学〕

32 各教科で留意すること 【根拠はどこから?】 ・既習の知識 *授業では、教科の本質を踏まえて。 ・文章、資料の読み取り ・事実・自分の考え
 ・既習の知識  ・文章、資料の読み取り  ・事実・自分の考え  ・作品に含まれている技能  ・技能的な課題 【書き方は?】   ・主張、根拠、理由づけ  ・導入、本論、結論/主題、根拠や具体、要約  ・頭括型、尾括型、双括型 *授業では、教科の本質を踏まえて。 *問題では、与えられた条件に沿って、授業で鍛えた「書く力」を発揮できるように。 各教科で留意することは、大きく2点です。 1点は、根拠はどこから?ということ。 2点は、教科の本質を踏まえた、書き方についてです。 まず、教科として、根拠はどこから引っ張ってこさせるのか、 ・既習の知識であったり… ・文章や資料の読み取りから得られる事実であったり、 …といった様々な根拠が教科としてあるかと思います。 また、書き方についても、基本的には、WhyやWhich で問われた場合の書き方は共通しているといえますが、 例えば、英語の場合、導入、本論、結論など、英語科だからこそ、の型を教える必要がありますし、 国語の場合、入試や全国調査問題のように字数を制限せずに、原稿用紙を何枚も使って説得力のある文章を書かせる場面もある訳です。 さらに、問いによっては、主張が先であったり、最後であったり、書き方は一様ではありません。 そこで、次のことに留意しましょう。 ●まず、授業では、教科の本質を踏まえて、問うこと。 つまり、教科によっては、毎時間、なぜ、を問う教科もあれば、英語のように、なぜ、を問うたり、主張させる場面は限られた単元や授業場面である教科もあるということを踏まえることが大切です。 ただし、全教科で共通の取組として、根拠を明確にして自分の考えを表現させる問題として出題する際には、与えられた条件に沿って、授業で鍛えた書く力を発揮できるように指導することが大切です。● 【時間が許せば、以下のスライドの演習を行うとさらに効果的】

33 【演習】 日本語で解答してみましょう。 〔H 31年度福岡県立高等学校入学者選抜学力検査問題(英語)〕
【演習】 日本語で解答してみましょう。 では、ここで、入試問題や全国調査問題を活用して、演習を行います。 まずは、こちらの問題をご覧ください。 これは、現在の高校一年生が受けた入試問題です。 先生方は、日本語で解答してみてください。● 【5分程度の時間をとる。】 〔H 31年度福岡県立高等学校入学者選抜学力検査問題(英語)〕

34 【演習】 日本語で解答してみましょう。 〔平成31年度全国学力・学習状況調査 英語調査問題「書くこと」 10〕
【演習】 日本語で解答してみましょう。 では、研修の前半で解答いただいた、こちらの問題と比較してみましょう。● 〔平成31年度全国学力・学習状況調査 英語調査問題「書くこと」 10〕

35 根拠はどこにありますか? では、2つの問いの解答の根拠を比較してみましょう。 【数人の解答をとりあげて紹介するとよい。】
主張の根拠は、それぞれどこにあるでしょうか?●

36 Which is the best season to visit your town?
I think spring is the best.(主張) We have a flower festival and many people join it every year. We can see beautiful cherry blossoms around a famous castle which is more than four hundred years old.(根拠・理由付け) まずは、最初の問題の解答について見てみましょう。 英語の場合、解答例はこのようになっています。 根拠、理由付けは、花火大会がある、美しい桜が見れる、・・・ など、根拠は生徒の頭の中にあります。 しかも、それが本当かどうかは、採点者にはわかりません。● 根拠・理由付け =事実・自分の考え 〔H 31年度福岡県立高等学校入学者選抜学力検査問題(英語)〕

37 事実・根拠=絵で表されていること 私はAが良いと思います(主張)。 Aは、教室内の先生と生徒が示されている(事実・根拠)ため、
学校に見えます(理由付け)。 Bは良くないと思います(主張)。 なぜなら、図書室のように見えるから(理由付け)です。 次に、ピクトグラムの問題です。 解答の根拠は、どこにあるでしょうか。 根拠は、絵で表されていることについての、自分の解釈になります。● ※これまでの英語科では、入試問題によく見られたように、自分の気持ちや考えを表現させることは多くあったかと思いますが、このように、根拠が自分の中にはないことについて表現する力をつけるための指導をする必要があります。そのために、「学力向上虎の巻」では、この問題は2年生の比較級の単元に位置付けられています。 事実・根拠=絵で表されていること

38 事実・根拠=示された文章の内容 福岡県正答率 39.9% 〔平成23年度全国学力・学習状況調査 国語B 三〕
 浅井さんは、学校図書館のピクトグラムを作成しよう と思い、その候補として次のアとイを考えました。 あなたなら、どちらのピクトグラムを採用するのが よいと考えますか。 ( どちらのピクトグラムを選んでもかまいません。)。 あなたの考えとその理由をあとの条件1から条件3 にしたがって書きなさい。 条件1 アとイのピクトグラムを比べて書くこと。 条件2 【ピクトグラムについて書かれた文章】の中にある、      特徴や配慮についての言葉を使って書くこと。 条件3 三文で書くこと。 福岡県正答率 39.9% 研修前半で見た問題です。 この国語の問題の場合、どちらかのピクトグラムを選んだ根拠は、「ピクトグラムについて書かれた文章」の中にあり、生徒はそれを読み取る力が求められます。 英語と国語で、解答の仕方、つまり根拠を明確にして主張を述べる書き方は、共通していますが、根拠は教科によって、あるいは問題によって、それぞれ異なることに留意する必要があります。● 事実・根拠=示された文章の内容 〔平成23年度全国学力・学習状況調査 国語B   三〕

39 【演習】 解答してみましょう。 〔H 31年度福岡県立高等学校入学者選抜学力検査問題(社会)〕 次に、社会科です。
【演習】  解答してみましょう。 次に、社会科です。 現在の高校一年生が受けた入試問題です。 解答してみましょう。 【5分程度の時間をとる。】 〔H 31年度福岡県立高等学校入学者選抜学力検査問題(社会)〕

40 資料Ⅴにみられるような時期に増やしている理由の一つを、資料Ⅴから読み取り、「他の都道府県からの」書き出しで書け。
【ペアやグループで交流してもよい。】 【解答を確認する。】 さて、この問題の場合、主張の根拠はどこにあるでしょうか。 ここでは、根拠は、資料に示されていることになります。 社会科ですから、資料を読み取る力がなければ、主張や理由付けも書けない問題になっています。 逆に、資料を読み取る力があっても、それを三角ロジックで書く力がなければ書けない問題、とも言えます。● (他の都道府県からの)出荷量が少ない時期に出荷量を増やす(事実・根拠)ことで、 高い価格で売れるから(理由付け)。 事実・根拠=資料に示されていること

41 【演習】 3点満点の場合の採点基準は? 〔H 31年度福岡県立高等学校入学者選抜学力検査問題(社会)〕
【演習】 3点満点の場合の採点基準は? ではここで、3点満点の場合の採点基準について考えてみましょう。 【ペアやグループで交流してもよい。】 【採点基準は、社会科の先生に説明してもらうとよい。】 このように、何をどう書けていればAか、Bか、Cか、ということを決めておいて、生徒に問い、指導することが大切です。● 〔H 31年度福岡県立高等学校入学者選抜学力検査問題(社会)〕

42 下線部の操作(ろ過)を示した図として最も適切なものを次の1~4から1つ選び、番号で答えよ。また、この操作によって、ろ紙の上に固体をとり出すことができる理由を、「ろ紙の穴」という語句を用いて、簡潔に書け。 次の問題です。 現在の高校一年生が受けた理科の入試問題です。 根拠はどこにあるでしょうか。● 〔H 31年度福岡県立高等学校入学者選抜学力検査問題(理科)〕

43 下線部の操作を示した図として最も適切なものを次の1~4から1つ選び、番号で答えよ。また、この操作によって、ろ紙の上に固体をとり出すことができる理由を、「ろ紙の穴」という語句を用いて、簡潔に書け。
固体の物質は、ろ紙の穴より大きい(根拠)ので、 通り抜けることができないから(理由)。 【解答を読む。】 この根拠は、既習の知識になるかと思います。 基礎的・基本的な知識がなければ、解答できない問いになっています。● 事実・根拠=既習の知識 〔H 31年度福岡県立高等学校入学者選抜学力検査問題(理科)〕

44 景品があたりやすいのは、くじ引きA、くじ引きBのどちらであるかを説明せよ。説明する際は、それぞれのくじ引きについて、樹形図または表を示し、景品があたる確率を求めその数値を使うこと。
最後に数学です。 【問題を読む。】 さて、この問題の場合、どちらかのくじ引きを選択する根拠はどこにあるでしょうか。● 〔H 31年度福岡県立高等学校入学者選抜学力検査問題(数学)〕

45 =A、Bの確率の比較から見出した数量関係
いつ 事実・根拠 =A、Bの確率の比較から見出した数量関係 この場合、根拠は確率を求め、 二つの確率の比較から見出した数量関係を求める力がなければ説明ができない問いになっています。● 〔H 31年度福岡県立高等学校入学者選抜学力検査問題(数学)〕

46 全教科で留意すること ①なぜそうなるのか(Why)を問う。 ②判断の根拠をもとに、主張と、理由づけを 書かせる。
○「根拠を明確にした自分の考えを書く力」をつけるため  次の問い方を意識して問う。  ①なぜそうなるのか(Why)を問う。  ②判断の根拠をもとに、主張と、理由づけを    書かせる。 いかがでしょうか。 このように、教科によって、根拠の質は異なることがお分かりかと思います。 ただし、共通して、根拠をもとにして説明する力が求められていることもお分かりかと思います。 まとめますと、「根拠を明確にした自分の考えを書く力」をつけるために、 全教科で留意することとして、次の問い方を意識して問うようにしましょう。 まずは、WHY、 次にWHICHです。  ①選択肢を設ける。(Which)  ②選択させ、判断の根拠や理由を書かせる。

47 各教科で留意すること 【根拠はどこから?】 ・既習の知識 *授業では、教科の本質を踏まえて。 ・文章、資料の読み取り ・事実・自分の考え
 ・既習の知識  ・文章、資料の読み取り  ・事実・自分の考え  ・作品に含まれている技能  ・技能的な課題 【書き方は?】   ・主張、根拠、理由づけ  ・導入、本論、結論/主題、根拠や具体、要約  ・頭括型、尾括型、双括型 *授業では、教科の本質を踏まえて。 *問題では、与えられた条件に沿って、授業で鍛えた「書く力」を発揮できるように。 ただし、先ほど確認したように、教科ごとに留意すべきことを念頭に指導に当たることが大切です。●

48 参考資料例 〇 全国学力調査問題を活用した授業改善のための指導資料 (中学校版)※令和元年度版送付済
〇 全国学力調査問題を活用した授業改善のための指導資料   (中学校版)※令和元年度版送付済 〇 福岡県立高校入試問題を活用した授業改善・学習指導   (未来への架け橋) 〇 県立高校入試問題を活用した授業 〇 【思考力・表現力等を問う定期考査問題】 最後に、義務教育課の指導資料の紹介をします。 【資料を順に紹介すると良い。】

49 〇全国学力調査問題を活用した授業改善のための指導資料 (中学校版)
〇全国学力調査問題を活用した授業改善のための指導資料 (中学校版)

50 〇県立高校入試問題を活用した授業

51 〇福岡県立高校入試問題を活用した授業改善・学習資料 (未来への架け橋)
〇福岡県立高校入試問題を活用した授業改善・学習資料  (未来への架け橋)


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