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株式会社 エーアイネット・テクノロジ 川村廉平
ソフトウェアメトリクス による品質管理 株式会社 エーアイネット・テクノロジ 川村廉平
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テーマの動機 開発研修で指導員にレビューしてもらった際、 バグ密度やチェックリスト密度の話を聞いて ソフトウェア品質管理に興味をもった。
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近年、デジタル化の波と共にソフトウェアの 重要性が高まってきている。
品質管理が重要視される背景 近年、デジタル化の波と共にソフトウェアの 重要性が高まってきている。 社会的に大きな影響を及ぼす システム障害が多く発生している。
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最近の主なシステム(ソフトウェア) トラブル事例
最近の主なシステム(ソフトウェア) トラブル事例 2007/3/2 au3機種64万台に不具合 フル充電できず、電池劣化が進行 充電機能のソフトウェア不具合 2007/5/23 NTTひかり電話が3時間半にわたり不通 中継機器交換時にコマンド誤入力 2007/5/27 全日空国内線予約システム故障 130便が欠航、損失4.5億円 ルータ管理プログラムの設定ミス 2007/10/ /10/18 自動改札機起動せず PASMO-Suica窓口処理機で異常発生 中央コンピュータからのデータをIC カードに書き込むプログラムにミス 2008/7/22 東京証券取引所のシステム障害 単純なプログラムミス(4けたの数字を入力する箇所に「4」と入力) 2008/9/14 全日空搭乗システム障害 63便が欠航し、277便が遅延、損失2億円 暗号化機能の有効期限設定ミス
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ソフトウェアメトリクス ソフトウェアの品質管理が重要 「見える化」=定量化 「測定できないものは管理できない」
You cannot manage what you can’t measure ソフトウェアメトリクス
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ソフトウェアメトリクスの目的 目に見えないシステム開発プロジェクトを数値データにより可視化して評価 成果物に対する目標設定(予測)
プロジェクトの進捗度 問題を見つけ出すための分析 成果物のリリース基準 経験としてデータベース化
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事例 不具合データの分析 時系列による、不具合の発生数 重要度毎の発生率 ソフトウェア信頼性成長曲線 バグ発生率 バグ発生数 時間 重要度
Minor Major Fatal 時間 重要度 時系列による、不具合の発生数 重要度毎の発生率 バグの摘出状況の監視 引用: SRA-KTL技術セミナー, ソフトウェア信頼性成長曲線
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-マイクロソフト社の事例- 引用:
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-オムロン社の事例- 引用:
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メトリクスの分類 成果物メトリクス プロセスメトリクス 資源メトリクス コードメトリクス 設計メトリクス 作業効率(時間・コスト工数)
人的資源 生産性 例計測対象 コードメトリクス:コード行数・複雑さ・バグ数 設計メトリクス :モジュール結合度 ・ファンクションポイント プロセスメトリクス:設計変更・コード修正・欠陥発見のイベント数 生産性:投入した工数と結果として得られた出力
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実際何を測定すれば・・・ ボトムアップアプローチ トップダウンアプローチ
テスト密度、バグ密度etc 一定の範囲におさまっていなければ、会議の議題にあげたり、再チェックしたり。 トップダウンアプローチ GQM ISO15939 CMMI 測定と分析 ボトムアップ 計測可能なメトリクスをまず計測 評価したい特性との関連を調べる トップダウン まず目的を決めて、メトリクスは目的が達成されているかどうかを評価する道具
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GQM 目標 目標 質問 質問 質問 質問 質問 メトリクス メトリクス メトリクス メトリクス メトリクス メトリクス
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「ソフトウェアの修正依頼処理」の 「適時性(処理にかかる時間の妥当性)」を 「プロジェクトマネージャ」の立場から「改善」する
ソフトウェアの修正依頼処理 にかかる時間は? 処理時間は改善されたか? マネージャ満足度の 主観的評価値 処理時間の標準偏差 平均処理時間 多種多様なメトリクスの中から,その使用目的や特性に応じたものを選択し,組み合わせる 平均処理時間 / 標準的な平均処理時間 処理時間が上限を 超える場合の割合
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定量管理企業の増加 引用: 日経コンピュータ'2008年12月1日号(:第2 回プロジェクト実態調査)
URL: 引用: 日経コンピュータ'2008年12月1日号(:第2 回プロジェクト実態調査)
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測る企業は成功率が2倍に 引用: 日経コンピュータ'2008年12月1日号(:第2 回プロジェクト実態調査)
URL: 引用: 日経コンピュータ'2008年12月1日号(:第2 回プロジェクト実態調査)
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問題点 計測するためのコストがかかってしまう プロジェクト全体の7-9%(収集3%,処理分析4-6%) 大まかな状況や傾向を数値から把握
:by SEL(Software Engineering Laboratory) 必要以上に高い精度を求めると逆効果 大まかな状況や傾向を数値から把握
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ソフトウェアメトリクスを調査した結果 今まで成果物の品質を意識したことがなかった バグは発見して修正すればいいと考えていた
バグは発見して修正すればいいと考えていた 成果物の品質を意識し、自分の能力向上を図りたい 第一歩として、作成したソースコードのバグ密度を 記録し改善を試みる 目標:キロステップあたり20件 → キロステップあたり10件 ソフトウェアやその開発過程の現状を把握し,将来を予測することで,不確実性の高いソフトウェアプロジェクトの品質,コスト,進捗をコントロールする.
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ご清聴ありがとうございました
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