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誰も言わなかったが、実は誰もが知っている

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Presentation on theme: "誰も言わなかったが、実は誰もが知っている"— Presentation transcript:

1 誰も言わなかったが、実は誰もが知っている
腱反射にまつわるデマと真実 誰も言わなかったが、実は誰もが知っている

2 腱反射ができなくて、損をしたこと 恥をかいた? 診療録の空欄を埋められなかった? 誤診をした、病気を見逃した?
どこの、誰が、どんな時にそんなハラスメントをしたのですか? 診療録の空欄を埋められなかった? それがどうした! 誤診をした、病気を見逃した? 本当ですか?根拠はありますか?

3 ある英会話学習法 Aさんは一念発起して英会話を勉強することにしました。英語の辞書を見るとSで始まる単語がたくさんある上に、studyとかspecial superior super のような素敵な単語があるので、sで始まる単語から覚えるようにしました。 ただし、subprimeという単語が縁起が悪そうなのは気になりましたが。

4 腱反射の真実1 43/1157=3.7%

5 腱反射の真実2 意識障害患者での半球粗大病変の有無
自発運動の左右差 眼球運動,顔面の左右差,頸部の向き 上肢・下肢の肢位 筋トーヌス 痛み刺激からの逃避の左右差 バビンスキ徴候 腱反射(これだけが特異度50%未満) だから,まともな神経内科医は,腱反射だけで半球病変に左右差があるなんて絶対に言わない.

6 腱反射の真実3 複雑なアナログ判断 診断によっても,個々の病態によっても,予想,結果,解釈が異なる
個々の反射で独立した判断をせず,全ての部位の腱反射の全体と相互関係で結果を考察する 筋萎縮,筋力低下,筋緊張,病的反射,知覚障害の分布など,他の神経学的所見と総合して判断する このような複雑な判断により,検者により,特異度,診断体系における意義が大きく変化する

7 しびれ:76歳女性 76歳の女性が下肢のしびれと痛みを主訴に来院.
6年前から右のつま先に時々しびれがあったが,徐々に両足に広がり,範囲も下腿まで上行してきた.痛みは夜に強く,焼けるような感じで,両膝以下にあり,時に殿部まで広がることがある. 痛みの程度は,10段階評価で6.その他,針で刺されるような痛みが下肢にあるという.会陰部の感覚が鈍い感じはあるが,歩行には問題がなく,膀胱直腸障害もない.

8 この患者さんで 腱反射はどうなると思いますか?
それぞれの部位でどうなるでしょうか? また,なぜそう思うのですか? 上肢:亢進,正常,低下 下肢:亢進,正常,低下

9 腱反射をする前に必要な答え 鑑別診断のトップは何か? その事前確率は20%か,50%か,80%か? それ以外の疾患は何か?
下肢の腱反射をどう予想するか 亢進(○○%),減弱(○○%),消失(○○%) それぞれの場合,事後確率はどう変化するか それぞれの場合,他に必要なのはどんな診察か

10 神経症候の判定 個人差があり,検査値のような客観的基準はない 検者の判断の結果である 相対的判断:個人の中で,対照と比較する 上肢と下肢
右と左 他の所見との総合的判断:筋萎縮・筋力低下があるのに腱反射がはっきり見える

11 腱反射に対する態度 あくまで数多ある診察手技の一分野 特に腱反射だけが大活躍するわけではない 感度,特異度ともに低い
従って学習の優先順位は低い 個々の診察手技を単語,診察そのものを会話や文章と考えると,いくら単語をたくさん覚えても,話す,読み書きはできないだろう.腱反射手技がいくらうまくなっても神経診察は上達しない


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