学習目標 1 .セルフマネジメントモデル,学習援助型教育とは何か を理解する. 2 .セルフマネジメント支援のために必要な構成要素につ いて理解する. 3 .セルフマネジメントにおいて看護職に求められる能力 と責任について理解する. SAMPLE
慢性病をもつクライアントの看護の目標 ・自分の中の力を信じて希望をもつ ・その人の生活と慢性病の療養法の折り合い方をみつける ↑ セルフマネジメントモデルでのアプローチが有効 SAMPLE
「指導型」の教育から「学習援助型」の教育 へ SAMPLE
健康教育の考え方のモデル( 1 ) 1 )医学モデル → 「指導型」の教育 2 )公衆衛生モデル → 〃 3 )セルフマネジメント モデル → 「学習援助型」の教育 SAMPLE
健康教育の考え方のモデル( 2 ) SAMPLE
「指導型」と「学習援助型」の考え方 指導型:専門家が正しいと判断した指示を与える. → 話し上手,説明上手な人が優れた専門家として評 価される. 学習援助型:対象者の体験を基に,対象者と一緒に探求す る. → 聴き上手,尋ね上手な人が優れた専門家として評価さ れる. SAMPLE
セルフマネジメント支援 ・パートナーシップの形成 ・その人用にあつらえた正確な知識・技術の提供 ・自信・自己効力をつける援助 ・ QOL について話し合い,共同目標を設定する SAMPLE
セルフマネジメント支援の構成要素( 1 ) 知識と技術 × 一般的な知識と技術 ○ 自分の病気を日々マネジメントするために必要と されるテーラーメイドの知識と技術 ↓ 症状マネジメント セルフモニタリング SAMPLE
セルフマネジメント支援の構成要素( 2 ) 自信の形成(自己効力) 自分の生活と折り合いをつけてやっていけそうだという自 信「やる気」を高め,それを「やれる自信」にまで高める アプローチ SAMPLE
セルフマネジメント支援の構成要素( 3 ) QOL ( Quality of Life ) 現在の QOL を大切にする視点と将来の QOL を大切にする視 点で,目標としてのクライアントの QOL について話し合 う. SAMPLE
セルフマネジメントのための主要概念 1 .問題解決 2 .意思決定 3 .自己効力感 SAMPLE
資料映像:セルフマネジメントのための主要概念(自己効力感) SAMPLE
セルフマネジメントのための主要概念( 1 ) 問題解決 問題を明確にし,解決するための方法を具体的に生活の場 に即して考える. SAMPLE
セルフマネジメントのための主要概念( 2 ) 意思決定 問題を解決するためにクライアント自身での意思決定が必 要 SAMPLE
セルフマネジメントのための主要概念( 3 ) 自己効力感 必要な療養法を行う能力を持っているという有能感 SAMPLE
セルフマネジメントにおける看護職の主要な責任 1 .効果的なセルフケアができるための専門的知識・技術 を提供する. 2 .セルフケアと QOL 改善のための行動変化を遂行し維持 するために必要な援助と励ましを供給する. SAMPLE
セルフマネジメントの援助で障害になること 1 .専門家の「聴く力」の不足 2 .クライアントに相談しないで一方的に問題解決を図ろ うとする専門家の態度 3 .専門的な知識・技術の不足 4 .おまかせ主義で自己主張しない日本のクライアント傾 向 SAMPLE
セルフマネジメントの援助で必要とされる看護職の能力 (1) 1 .クライアントの話を傾聴し共感する能力 コミュニケーションスキル カウンセリング技法 2 .セルフマネジメントの構成要素である知識・技術・自 己効力・ QOL の視点を統合してアプローチに組み込ん でいく能力 SAMPLE
セルフマネジメントの 援助で必要とされる看 護職の能力 (2) SAMPLE
セルフマネジメントの援助で必要とされる看護職の能力 (3) SAMPLE