RoboCupRescue Robot League ルール Ver. 0.7 2006.4.18 木村哲也 ジャパンオープン 2006 北九州版
概要 地震により被災した家屋を模擬したフィール ドで競技 遠隔操縦/自律ロボットにより情報を収集し、 要救助者救助に役立つ地図を作成する。 収集情報の精度が高いほど高得点 少ない操縦者で操作するほど高得点 ロボットが二次災害を引き起こす可能性のあ る行動(壁・要救助者にぶつかる等)は減点
競技形式 セッテイング10分、探査10分。地 図は探査終了3分以内に提出 予選 3試合行い、良いもの2つの合計得点 決勝 予選上位4チームが決勝進出 3試合行い、すべての合計得点
フィールド イエロー:非倒壊家屋の室内。床の障害物少。 オレンジ:半倒壊家屋の室内。床に散乱物多。 2階部分有り レッド:倒壊家屋の内部。床は激しい凸凹 (ランダムステップフィールド) 操作ブース:操縦者と観察者のみが入れる。 100Vコンセントが2口(合計500W) ある。 パドック:メンバーとスタッフが入れる。
イエローフィールド例
レッドフィールド例
ガレキ 生もの以外の多様なもの(木材、ブ ロック、紙、布、紐、ペットボトル、 … )を利用。 水、泥、砂は利用せず(世界大会では 利用の可能性有り) 明暗の差は大きい
要救助者(Victim) 老若男女、人種、どの部分が見えるか (手、足など)は不明 動き、呼吸(CO2)、体温、声のあ るものも有る イエローフィールドのVictimは 全て体温有り
Victimの発見(遠隔操 縦マシン) 操縦者は主審に発見をコール。状況を 説明。 ロボットは十分Victimに近づく ことが必要。 主審は発見が正しいか、副審に確認。 操縦者はシートに情報を記入し、終了 後提出 誤った発見情報は減点
Victimの発見(自律マ シン) 補助者は主審に発見をコール。状況を 説明。 主審は発見が正しいか、副審に確認。 誤った発見情報は30秒競技時間短縮 (該当自律マシンのみ。) 補助者はシートに情報をまとめ、終了 後提出
チームメンバー構成 操縦者 (driver) :直接ロボットの操作指 令を与えるもの。操縦者が増えると得 点が減る 観察者:ロボットの提示情報を解読し、 操縦者と相談することが出来る。観察 者が増えても得点は減らない 操縦者と観察者はフィールドを直接見 てはいけない。
ロボットの無線 無線利用者は事前に申告のこと 無線LANは11 a 。 RF、 Bluetooth は要調整 無線LANアクセスポイント(AP) は各チームで準備。 AP設置は、置き去りか、セッテイン グタイムで実施 AP設置場所は会場で指示
スタート フィールドへの搬入は操縦者、観察者 以外のチームメンバーが行なうのが原 則。 搬入作業でのメンバー間の意思疎通は 審判を通して行なう。 スタート位置はフィールド内のどこか。 全チーム同一。
得点計算 Victimの情報が正確なほど高得 点 埋まっている状況:一部のみ見える、挟 まっている、全身が見える、、、 生体反応:CO2,体温、動き、声、、、 地図の情報が正確なほど高得点 特徴点とVictimの位置関係を指示 距離情報が付加されると高得点 自動的に生成されるほど高得点
得点計算 (1+操縦者)^2の値で割る。 得点クレームは、次の競技が開始され る前にチームリーダーから主審に行な う
減点 フィールド、Victimへの強い衝 突、破損 ガレキの競技再利用不可能な大きな破 損 誤った情報の報告(遠隔操縦マシン)
パドック パドックには部外者は報道関係者を含 め進入禁止。面談、インタビューはパ ドック外で。 競技開始後はメンバーは指示されたド ア以外からの出入り禁止
失格 フィールド、Victimの情報を不 正に入手した場合 レスキュー精神に反する行為
リセット 操縦者は「リセット」を宣言できる リセットロボットは審判によりスタートゾーンに戻され る。試合時間計測は続けられる 罰則 : 結果に 1 人操縦者を追加 自己リセット ロボットは操縦者による修理のため自らスタートゾーン に帰還できる 罰則 : 無し よって、操縦者は準備時間後も準備を続けられる
安全第一 安全性に疑問の有るロボットは出場不可。 フィールド、Victim、観客の安全のた めに審判はロボットの停止、排除を行なうこ とが有る。この場合のロボットの損傷に審判 は責任を負わない。 ロボットの安全のために審判は行動をしない。 レーザーはClass2以下。水平面より上 の照射は禁止(ロボットが傾斜した場合で も)。
その他 ルールの最終決定は5/3夕方のチー ムリーダー会議で行なう。
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