1 NITE認定センターにお ける JCSS等の取り組み NITE 認定センター 平成25年11月.

Slides:



Advertisements
Similar presentations
個人情報保護講座 目 次 第1章 はじめに 第2章 個人情報と保有個人情報 第3章 個人情報保護条例に規定されている県の義務 第4章 個人情報の漏えい 第5章 個人情報取扱事務の登録 第6章 保有の制限 第7章 個人情報の取得制限 第8章 利用及び提供の制限 第9章 安全性及び正確性の確保 第 10.
Advertisements

計量標準の国際相互承認 <産総研 計量標準管理センター 国際計量室>. 2 各国の技術的障壁低減のため、国際相互承認や基準の調和が進む5分野 基準認証5分野の専門組織 産業技術総合 研究所/計量標準 総合センター 情報通信研究機構 化学物質評価研究 機構 APMP アジア太平洋 計量計画 BIPM.
支援 1.事業概要 商工会・商工会連合会、商工会議所等(「地域振興等機関」)と一緒になって、商品を改良・開発する 計画を策定し、実施した中小企業・小規模事業者に対して、経費の 2/3 を助成。 2.事業内容  商工会等が、支援対象事業者の補助事業計画書作成を支援  「売れる商品」づくりのため、外部専門家等を活用しながら商品企画、改良、試作品開発等を行う.
中国貿易の規制 崎山税理士事務所. 日本の輸出規制の概要 JETRO 外為法(外国為替及び外国貿易法)による規制 対外取引のルールを定める。自由貿易を基本とし、対外取引の正常な発展とわが国や国際社会の平 和と安全の維持を期するための最低限の規制を行う。許可制と承認制の二つの制度がある。国際条 約協定等の規制をも包含している。
ESH DATABANK 1 環境関連法令. ESH DATABANK 2 法の体系 憲 法 行政法 民事法 刑法 公害犯罪処罰法 民法 民事特別法 国の法令 自治体法令 国際法 法律 政令 省令 条例 規則 告示 条約・議定書 国際宣言・憲章.
(社)日本画像医療システム工業会 会長 桂田 昌生
国及び地方公共団体が分担すべき役割の明確化 機関委任事務制度の廃止及びそれに伴う事務区分の再構成
J I M A 2007 安全と品質を支える検査と計測 主 催:日本検査機器工業会 特別協力:フジサンケイ ビジネスアイ
中日発展商事は、 日本と中国の架け橋として・・・
(東京メトロ霞ヶ関駅徒歩1分、詳細は裏面へ)
日EC・日シンガポール相互承認制度の御紹介
資料8-1 第11次大阪府鳥獣保護管理事業計画の概要
貿易情報の調査 理工学部 情報学科 3年           吉田 克己.
証券取引所の再編方法のあり方について 立教大学北原ゼミナール 新井・村杉・工藤・野村.
電子行政オープンデータ推進のためのロードマップ(工程表)
地質地盤情報協議会案 仮称・地質地盤情報協議会の提案
(新エネルギー等の導入・普及に当たっての評価方法や基準への適合性評価の課題)
FOODS eBASE Cloudプラットフォームで構築
建設情報化協議会(CIC)・ 株式会社 ネレウス
リスク評価 ・管理技術開発 有害性評価手法 暴露評価手法 リスク評価手法 リスク管理手法 化学物質総合管理分野のロードマップ(1) (目標)
『省エネ法』 『トップランナー基準』 特定機器は2004年11月現在、『18品目』が対象中 『エネルギーの使用の合理化に関する法律』
1.情報通信技術(IT)の利活用に関する制度整備検討会の概要
4 第3次障害者基本計画の特徴 障害者基本計画 経緯等 概要(特徴) 障害者基本法に基づき政府が策定する障害者施策に関する基本計画
企業再生支援機構 2010年6月18日 08BC101Z 高橋幸弓.
これまでのオンライン利用の促進に関する取組の概要    これまでのオンライン利用の促進に関する取組の概要      参考資料1 ■ e-Japan戦略(平成13年1月IT戦略本部決定)   「2003年までに、国が提供する実質的にすべての行政手続きをインターネット経由で可能とする」とした。 ● オンライン利用拡大行動計画(旧計画)(平成20年9月IT戦略本部決定)
国立医薬品食品衛生研究所 岩田直樹 會澤優成 池本慎一郎.
生産性向上設備投資促進税制の対象(全体像)
大阪バイオ戦略2014のポイント 重点取組 ○ 関西イノベーション国際戦略総合特区による規制改革等を活用した先進的な医薬
マーケティング計画.
これまでのオンライン利用の促進に関する取組の概要    これまでのオンライン利用の促進に関する取組の概要      参考資料1 ■ e-Japan戦略(平成13年1月 IT戦略本部決定)   「2003年までに、国が提供する実質的にすべての行政手続きをインターネット経由で可能とする」。  ● オンライン利用拡大行動計画(平成20年9月.
標準空間情報の整備及び 異種データベース間のデータ交換手法 に関する研究開発
計測トレーサビリティ専門委員会からの提言
環境報告書Ⓢ 2008 花巻ガス㈱ 【会社概要】 【事業内容】 【環境に対する当社の考え方】 ・会社名 花巻ガス株式会社
資料3 地独法人 大阪健康安全基盤研究所 (平成26年4月設立予定) ➣公衆衛生領域における公的な科学的・技術的中核機関(地衛研)
米トレーサビリティシステムのご紹介 日通情報システム 平成23年11月.
市街化調整区域に倉庫を建てたい-物効法認定・開発許可までの道のり-
東京都大田区における基本計画の概要 促進区域の地図 計画のポイント
【2017年度公的施策解説】 自社の生産性を向上させたい 中小企業等経営強化法(経営力向上計画).
地域未来投資促進法に基づく千歳市基本計画及び支援策
国際貿易の外観.
国際的な情報セキュリティへの取り組み 各国の対応とサイバー犯罪条約 インターネット時代のセキュリティ管理.
東京医科歯科大学 歯科器材・薬品開発センター シンポジウム
平成23年度「農商工連携」関連予算(113億円) ○中小企業の輸出促進 ○地域産品の販売促進・新商品の開発支援 ○地域人材の育成・交流の強化
「大阪の成長戦略」の実現による大阪経済の活性化
? 中小企業向け環境経営体制構築支援事業(エコクリップ)
大阪市水道経営戦略( )の概要 《工業用水道事業編》 <抜本的な経営改革による収支ギャップ解消イメージ>
企業等との連携について(平成31年3月末現在)
(新エネルギー等の導入・普及に当たっての評価方法や基準への適合性評価の課題)
アジア・アフリカ協力の促進 貿易・投資促進のための日本の取組 アフリカとアジアの貿易・投資の現状 南南協力の促進のための日本の取組
地方公共団体オープンデータ推進ガイドラインの概要
計量行政の最近の動き、今後の課題 全国計量士大会 於:マツヤサロン 平成15年2月20日 経済産業省 計量行政室 課長補佐 徳増伸二.
新商品・新サービスの開発支援事業 (地域力活用市場獲得等支援事業)
2009年10月15日 日本福祉用具・生活支援用具協会(JASPA) 清水 壮一
地方創生に向けた自治体SDGs推進事業 平成30年度予算案5億円(平成30年度からの新規事業) 実施期間:平成30年度~(新規)
これまでのオンライン利用の促進に関する取組の概要
LPガスのこれまでの政策 LPガス 天然ガス・都市ガス LPガス備蓄政策 備蓄政策 石油政策 石油産業政策 石油諸政策 需要を促進する政策
労働市場 国際班.
LPガス容器と電気製品等との保安距離の確保について
【分野】 事業名 記載イメージ (左)事業実施体制のイメージ図をご記載ください。 (右)本事業での取組内容を具体的にご記載ください。
先端設備等導入計画 固定資産税が最大3年間ゼロになります!! 固定資産税が最大3年間ゼロになります!!
コラム2-4-4②図 社会環境対応施設整備資金(BCP融資)
認定支援機関による経営改善計画策定支援 国 基金管理団体 (別紙2) 事業の内容 事業イメージ
目標 民間・計量関連 機関の取組み 研究開発(計測知的基盤)の 取組み 関連施策の 計量・計測システム分野の導入シナリオ
稀少金属(レアメタル)非鉄金属、微量元素の現状と課題 平成18年4月28日
これまでのオンライン利用の促進に関する取組の概要
食品添加物とは? ≪定義≫ 食品の製造の過程において又は食品の加工若しくは保存の目的
時間外労働等改善助成金(団体推進コース)
令和元年度 商工労働施策について 施 策 目 標 主 要 施 策 基 本 姿 勢 Ⅰ Ⅱ Ⅲ 海外ビジネス 創業・ベンチャー 事業承継
健康サポート薬局に求められる機能 健康サポート薬局について かかりつけ薬局の基本的機能 健康サポート機能 【背景・課題】
○ 大阪府におけるHACCP普及について S 大阪版 評価制度を設ける 大阪府の現状 大阪府の今後の方向性 《従来型基準》
Presentation transcript:

1 NITE認定センターにお ける JCSS等の取り組み NITE 認定センター 平成25年11月

1.名称:独立行政法人 製品評価技術基盤機構 2.設立:平成13年4月 ※輸出絹織物検査所(昭和3年1月設立)、輸 出毛織物 検査所(昭和15年12月設立)、機械 器具検査所(昭和23年 10月設立)等が前身。 3.理事長:安井 至 4.基本理念:確かな技術と信頼できる情報をもとに、く らしの 安全と未来への挑戦を支え続けます。 【スローガン】 安全とあなたの未来を支え ます。 2 1-(1) NITEの概要 1-(1) NITEの概要 5.所在地:本所)〒 東京都渋谷区西原 TEL: 他全国に4センター 、7支所 6.職員:408名(平成24年度末 ) 本所(東京)外観

1-(2) NITEの主要業務 1-(2) NITEの主要業務 【化学物質管理分野】 化学物質管理センター 【バイオテクノロジー分 野】 バイオテクノロジー センター 【適合性認定分野】 認定センター ( IAJapan) ○ 化学兵器の禁止及び特定物質の規制等に関する 法律(H.7) ○ 化学物質の審査及び製造等の規制に関する 法律(S.48) ○ 特定化学物質の環境への排出量の把握等及び 管理の改善の促進に関する法律(H.11) ○ 特許法(S.34)(特許手続上の微生物の寄託 の国際的承認に関するブダペスト条約) ○ 遺伝子組換え生物等の使用等の規制による生物の 多様性の確保に関する法律(H.15)(カルタヘナ議 定書) ○ 生物多様性条約(H.5) ○ 生物資源センター( BRC )に関するOECD勧告 ( H.13) ○ 工業標準化法(S.24) ○ 計量法(S.26) ○ 特定機器に係る適合性評価手続の結果の外 国との相互承認の実施に関する法律(H.1 3) ○ 消費生活用製品安全法(S.48) ○ 電気用品安全法(S.36) ○ ガス事業法(S.29) ○ 液化石油ガスの保安の確保及び取引の適正化に 関する法律(S.42) 経済産業省関連の法執行と経済産業関連政策の実施を通じて、工業 製品等の品質の向上、安全性の確保及び取引の円滑化を支援。 1 【製品安全分野】 製品安全センター NIT Eが国 に代わ り実施。

環境測定  計量法に基づく校正事業者の登録 【 JCSS 】 国家計量標準へのつながりが確保された校正を行う事業者の登録制 度  工業標準化法に基づく 試験事業者の登録 【 JNLA 】 JIS 試験を適正に行う能力を有する事業者の登録制度  計量法 に基づく特定計量証明事業者の認定 【 MLAP 】 極微量のダイオキシン類を高精度に計量する事業者の認定制度  政策的・社会的要請に対応する認定 【 ASNITE 】 法律に基づく認定(登録)制度では対応できない新たな認定ニーズ に対応  他に工業標準化法等に基づく登録調査 適合性評価機関(校正事業者、試験事業者、製品認証機関等)の能力を国際基準に基づき審査・ 認定(登録)。認定された適合性評価機関は信頼ある証明書を発行し、安全・品質・国際競争力 の確保に貢献 2-(1) 認定センターの概要【認定関係業務】 19 JCSS 校正事業者 JNLA 試験事業者 ASNITE 製品認証機関 ASNITE 標準物質生産者 抗菌製品 建材 鉄道システム MLAP 計量証明事業者 年間 45 万件以上の校正 年間約 20 万件の試験 年間約 5 万件の 特定計量証明 ダイオキシン類等の正確な計量に基づいたクリーンな 環境の維持・管理によって国民の安全を確保 購買者における、製品の安全性・ 性能への信頼性の醸成 化学計測のトレーサビリティ確保に貢献 標準物質 法律に基づく認定(登 録)事業者数は着実に増 加 計測器 国民生活や社会経済活動の根幹 をなす計量標準の供給整備に貢 献 工業製品 鉄道のインフラ輸出における国際競争力 確保を支援 ( H23 年度区分立ち上げ、H 24 年 9 月 認定)

国際規格( ISO/IEC )に適合した認定機関マネジメントシステムの運営 国際相互承認により傘下の適合性評価結果の海外受け入れを促進 2-(2) 認定センターの概要【国際相互承認】 20 国際相互承認 APLAC PAC ILAC IAF 試験所・校正機関分野 ILAC :国際試験所認定協力機構( 73 ) APLAC :アジア太平洋試験所認定協力機構( 33 ) ()内の数は、 2012/4 時点の相互承認署名機関数 *) 製品認証機関認定分野の国際機関である PAC 、 IAF の相互承認加盟のために、 2012/5 に国際評価受 日本他国 認定機関 ( IAJapan ) 適合性評価機関 (試験所、校正機関) 海外市場 ③輸出 ②評価 ①申請 海外の適合性評価機関の代わりにNITE認定セン ターでの評価が可能となるため、申請・連絡、 製品 サンプルの海外輸送などに係る時間の短縮・コストの 削減が可能。 メーカー 認定機関の国際 相互承認に署名 ○ NITE認定センターは、2013年5月 PAC-MLA (相互承認)。9月 IAF-MLA 署名。 参考: ILAC/APLAC-MRA の目的 ・ 各国認定機関の認定における技術力、及び、試験所 / 校正機関認定基準 の 整合性確保。 ・認定試験所 / 校正機関の信頼性確保、試験成績書・校正証明書の相互受 け入れ。 以上により、国際貿易の活性化に資する。 製品認証機関認定分野 IAF :国際認定機関フォーラム( 59 ) PAC :太平洋認定機関協力機構( 18 ) 適合性評価機関が十分な 能力を有しているか審査 国際 MRA 認定シンボル付 証明書を添付 ・ ILAC/APLAC-MRA ・ IAF/PAC-MLA 適合性評価機関

JCSS等におけるものづくり支援事例 温度センサーなど 計測器等の信頼性 (トレーサビリティ)確 保 製品・部品等の試験 結果等の信頼性確保 自動車等様々な製品 【自動車製造分野の 例】 NITE 認定センター (IAJapan) 認定 認定事業者が 証明書発行 認定事業者は、製造・加工工程で不可欠な計測器等の信頼性(トレーサ ビリティ)確保や、製品等の試験結果・性能の信頼性確保を図り、ものづ くりを支援。 認定事業者が 証明書発行 審査・認定 校正事業者、試験事業者 等(企業、公設試、団体 等) 3-(1)JCSS等におけるビジネス支援 3-(1)JCSS等におけるビジネス支援 必要な試験設備等を設置

平成25年9月末現在で22区分、延べ363事業所 を登録 登録に係る区分 登録事業者数 7 3-(2) JCSS登録事業者 3-(2) JCSS登録事業者

年度 校正証明書発行件数 8 3-(3) JCSS校正証明書発行件数 3-(3) JCSS校正証明書発行件数

「計量標準に関する新たな整備計 画・利用促進方策」について 平成23年8月 第4期科学技術基本計画閣議決 定 → 新たな知的基盤整備計画の策定のために、知的 基盤整備特別委員会を開催 → 具体的な整備計画と具体的な利用促進方策を検 討する場として、「計量標準の整備及び利用促進 に関する検討会」 ※ を開催 ※大臣官房審議官(基準認証担当)の私的検討会 平成 25 年 4 月 検討会にて「計量標準に関する新 たな整備計画・利用促進方策」としてとりまとめ 9

NITE の対応について 「利用促進方策」 1.中堅・中小企業による計量標準の利用拡大 -新たなユーザーに対する情報提供 -公設試との支援 2.計量標準の利用促進に向けた環境整備 - 計量標準ポータルサイト整備への貢献 - JCSS20 周年記念行事の開催 3.制度運用の改善 -複数量目の計量器に対する、 JCSS 登 録 に向けた検討 - 階層別の JCSS 登録審査の実施 10