2010 年度の研究はマグネター(10 11 テ スラ)が中心だった。 観測と理論が平行して進展 - Suzaku によってマグネターのスペクトル と年齢に強い相関を発見 - 即座にそれを説明するモデルを提案 ( 光子 分裂による伝播効果 ) 研究の進捗状況、柴田分 査読論文 (3 件 ) (1)Enoto.

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2010 年度の研究はマグネター(10 11 テ スラ)が中心だった。 観測と理論が平行して進展 - Suzaku によってマグネターのスペクトル と年齢に強い相関を発見 - 即座にそれを説明するモデルを提案 ( 光子 分裂による伝播効果 ) 研究の進捗状況、柴田分 査読論文 (3 件 ) (1)Enoto T., Nakazawa K., Makishima K., Rea N., Hurley K., Shibata S. 、 “Broad-band study with Suzaku of the magnetar class” 、 Astrophys J. Letter 、 722, L162 L167 (2)Lin L.C.C., Takata J., Kong A. K. H., Hui C. Y., Chang H. K., Huang R. H. H., Liang J. S., Shibata S., Hwang C. Y., Investigation of CTA 1 with Suzaku Observation, 2011, submitted to PASJ (3) Takata J., Shibata S., Enoto T.,Photon-splitting and X-ray emissions in magnetar models, 2011,submitted ApJ.,

観測によって見つかった相関 の一つ:非熱的 / 熱的の成分比 ξ と年齢が相関している。 観測から得られた相関の一つ ξ と光子指数相関 ) が理論曲線で うまく説明できている! 今回提唱した星の表面のモデル。 光は強磁場のため分裂を繰り返 して観測されるスペクトになる。

国際会議集録 (3 件 ) Shibata S., Yuki S., Wada T., Umizaki M., The Structure of the Pulsar Magnetosphere via Particle Simulation”, 2010,"The Energetic Cosmos: from Suzaku to Astro-H“,eds. Makishima K. and Nakazawa K.,JAXA-SP E, ,Otaru, Hokkaido, Japan 29 June - 2 July 2009 Yuki S., Shibata S., Wada T., Umizaki M.,Method of Particle Simulation for the Pulsar Magnetosphere by Use of Special Purpose Computer, GRAPE-6, 2010, "The Energetic Cosmos: from Suzaku to Astro-H“, eds. Makishima K. and Nakazawa K., JAXA-SP E, ,Otaru, Hokkaido, Japan 29 June - 2 July 2009 Umizaki M., Shibata S.,Yuki S.,A PIC Simulation for Break-up of the Closed Mangetic Field of the Pulsar Magnetosphere, 20110, "The Energetic Cosmos: from Suzaku to Astro-H“, JAXA-SP E mOtaru, Hokkaido, Japan 29 June - 2 July 2009 国際会議で招待講演 (1 件 ) Shibata S., The structure of the pulsar magnetosphere via particle simulation, US-Japan Workshop on Magnetic Reconnection, 2010/12/6-9, Hotel Nikko Nara, Nara, Japan, invited talk その他のテーマ 結城君( D3) 粒子シミュレーションによるパルサー磁気圏の研究 高橋さん ( D3) 宇宙環境における生命体の生存の可能性について (Jaxa, 山大等で実験>論文投稿 、ロシアの衛星で実験へ) 青木君 ( D1) X 線によるマグネターの研究;すざくプローポーザル採 択) 大川君 ( M2) パルサー磁気圏の数値計算 塩澤さん ( M2) ガンマ線パルサーのパルス波形の解析

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