Web2.0 まとめ ー 2.0 から 3.0 へ メディアコミュニケーション論Ⅲ 第8回
Web2.0 的企業とは(復習) 1. パッケージソフトウェアではなく,費用効 率が高く,拡張性のあるサービスを提供す る。 2. 独自性があり,同じものを作ることが難し いデータソースをコントロールする。この データソースは利用者が増えるほど,充実 していくものでなければならない。 3. 利用者を信頼し,共同開発者として扱う。 4. 集合知を利用する。
Web2.0 的企業とは(復習) 5. カスタマーセルフサービスを通して,ロン グテールを取り込む。 6. 単一デバイスの枠を超えたソフトウェアを 提供する。 7. 軽量なユーザーインターフェース,軽量な 開発モデル,そして軽量なビジネスモデル を採用 する。
サービスを提供 Google の各種サービス Amazon の “Amazon でビジネス ”
同じものを作ることが難しいデータソー ス 3者それぞれの “ 同じもの ” を今から作って, 追いつくことは難しい Amazon の ASIN Amazon の ASIN データを利用できるような仕組み( API)
集合知の利用 Amazon のカスタマーレビュー Wikipedia Google のページランク 皆がリンクを設ける 信頼性という問題が常にある
ロングテールを取り込む Amazon のビジネスモデル Wikipedeia も, “ 大きさ ” の制約がないので, ロングテールを取り込んでいることになるだ ろう
単一デバイスの枠を超えたソフトウ ェア デスクトップパソコンだけでなく,携帯端末 でも “ お近く検索 ” 位置情報を活用
Web2.0 での問題?(1) 検索結果は公正か そもそも “ 公正 ” とは 自分が知りたい事が分かれば “ 公正 ” である ? 検索対象範囲 インターネット全体なのか・除外されているの もの 表示順位 ページランクの問題点 テクニックで順位が変わる( SEO )
Web2.0 での問題?(2) より的確な検索結果 利用者の情報を考慮 履歴 位置情報 レコメンデーション(後でさらに) プライバシーの問題 利用者が意識してない・知らないう ちに集められる場合
Web2.0 での問題?(3) 集合知 Wikipedia そもそも,間違いは絶対に許されないもの なのか? 間違いがあることを前提とした使い方
なぜ, ○ は,***を? ○ は Google , Amazon , Wikipedia のいず れか
Book 検索(1) なぜ,著作権を無視して,強行しようとした のか? アメリカで認められている “ フェアユース ” 1. 使用目的と性格 - 商用か教育用か 2. 著作物の性質 - 独創性 3. 使用された部分の量 4. 使用されたことによる影響 - 売れなくな るか 以上を総合的に評価して判断される
Book 検索(2) Google にしてみると, “ 無視 ” したわけでも, “ 強行 ” したわけでもないのだろう しかし, “Google ブック検索和解契約 ” greement/ greement/ 裁判沙汰にならなければ,その方が良いのは 当然 “ フェアユース ” については後で取り上げる予 定
レコメンデーション(1) 気持ち悪がられている レッシグ教授(文献 14 , p.143 ) 店員が客の後をつけ,何を見ているかメ モする しかし,同様なことは(実世界で)以前か ら行われている? ポイントカード
レコメンデーション(2) ロングテイルの尻尾の先はどうやったら,見 つけてくれるのか 検索されるのを待っていては,永久に見つ けてくれない
Wikipedia には (1) 広告がない 運営資金は? ウィキメディア財団が財務・運営を担う ほとんどは寄付 2002 年に話がでた スペインで反対運動
Wikipedia には (2) 問題が多くあるから,プロジェクトを止めれ ばよい? “ 世界には Wikipedia が唯一の百科事典である という言語も少なくない ” (文献 11 , p.264 )
Wikipedia には (3) 実名制の動きはないのか? ラリー・サンガー( Wikipedia の共同設立者) シチゼンディウム(派生プロジェクト) 本名の登録 専門家のチェック 野蛮な振る舞い・荒らし・妨害の寛容では ない うまくいくか?!
Web3.0
Web3.0 ということのなるのか? (1) 情報爆発時代 YouTubu 1分間に 35 時間分の動画がアップロード 1分間に 35 時間分の動画がアップロード 従来の検索では,間に合わない
Web3.0 ということのなるのか? (2) ソーシャルネットワーク 人と人とのつながりをベース 口コミ検索(?) アルファブロガー Facebook Twitter 効果を上げるためには,プライバシーの問 題を避けることができない,だろう
Web3.0 ということのなるのか? (3) Google 、 Facebook にユーザーデータ共有を めぐり圧力 ――API の利用規約を変更 11/08/news012.html 11/08/news012.html Facebook 、 Google Gmail 対抗の「 Project Titan 」発表へ 5/news022.html 5/news022.html
Web3.0 ということのなるのか? (4) 炎上とか Twitter に契約選手の来店情報などツイート 、アディダスジャパンが謝罪 ws/ _ html ws/ _ html 悪用とか Twitter の架空人格アカウント、追跡レポー ト html html
Web3.0 ということのなるのか? (5) 新しいものが出現 使い方に慣れないことによるトラブル 悪用 常に問題が生じる 基本的なリテラシーの問題では?
Web3.0 で終わり にはならない Web4.0 Web5.0 ・ ・ ・