3. 写真・ CAD 図面について
2 成果品のファイル形式 委託業務 ファイル形式 管理ファイル業務管理ファイル XML 各フォルダ管理ファイル XML 成果品文書ファイル等オリジナル形式 doc ・ jtd ・ xls 等 pdf 形式 pdf 図面ファイルオリジナル形式 dxf ・ dwg 等 sxf 形式 p21 又は sfc 写真ファイル jpg 形式 工事 ファイル形式 管理ファイル工事管理ファイル XML 各フォルダ管理ファイル XML 成果品文書ファイル等オリジナル形式 doc ・ jtd ・ xls 等 図面ファイルオリジナル形式 dxf ・ dwg 等 sxf 形式 p21 又は sfc 写真ファイル jpg 形式等
3-1. 写真ファイルについて
4 写真ファイルの留意事項 1/2 写真編集等 写真の信憑性を考慮し、写真編集は認めない。 デジタル写真管理情報基準 ( 案 ) 平成 18 年 1 月 国土交通省よ り 写真の編集については改ざんをしないよう、「 デジタル写真管理情報基準 ( 案 ) 」により、以下 のように編集を認めないこととなっています。
5 写真ファイルの留意事項 2/2 有効画素数 有効画素数は 100 万画素程度。 300万画素や400万画素等の高画素数のデ ジタルカメラを使用し、高画質で写真を撮影し た場合、写真ファイル容量が大きくなり、電子 媒体が複数枚になるとともに、操作性も低くな るので、黒板の文字及び撮影対象が確認できる 100 万画素程度で撮影して下さい。
3-2.CAD 図面のファイル形式について ここでは CAD 図面のファイル形式 ( SXF 形式)について説明します。
7 SXF の概要 (1/2) SXF 仕様とは SXFとは,Scadec data eXchange F ormatの略で,「CADデータ交換標準開発コン ソーシアム(SCADEC)」で開発された,異なる CADソフト間でのデータ交換を実現する標準フォー マットです 国際規格であるISO / STEP / AP202に準拠し ています 2002年度改訂版の国土交通省 CAD 製図基準(案) でCADデータ交換標準フォーマットと明記されまし た レベル1~4に分けて開発されてきた 【レベル 1 】 画面 ( 紙媒体 ) 上で、図面表示が正確に再現できる 【レベル 2 】 2 次元 CAD データの要求を十分満たし、再利用時における使い勝手が確保 されている 【レベル 3 】 レベル 4 の仕様策定過程で必要な幾何部分の仕様が策定されている 【レベル 4 】 ISO (STEP/AP202) の製図機能だけでなく、建設分野特有の情報 も付け加えた、 3 次元も対象とするプロダクトデータの利用が出来る
8 SXF の概要 (2/2) 性能はフィーチャで表現されます フィーチャとは,SXF仕様で規定する図面データ 構造を構成する要素のことをいい,データの交換は このフィーチャ単位で行われます SXF のファイル形式は 2 種類 P21 形式 国際標準である ISO 規格に準拠しています SFC 形式 簡易な形式で、国際規格に準拠していません P21 形式よりもファイル容量が小さくなります
9 SXF の導入意義 SXF 開発の背景 公共事業の電子納品には、特定の CAD に依存しない 中間ファイル形式が必要 CAD データの電子納品には、さまざまな CAD 間での データ交換が行えることが必要 WTO 協定により、国際規格に準拠したデータ形式の 利用が必要 SXF の必要性 公共事業における受発注者間の図面データ交換は、 特定の CAD ソフトウェアに依存しないファイル形式 で行う必要がある 長期保存できる 正確なデータ再現ができる
10 CAD 図面の作成の際の留意事項等については 次回の講座(第 4 回講座)にて説明いたしま す。