需要・供給曲線の正体と 余剰分析
需要曲線ってこんなのだった p x 価格が ここならば 需要はこれだけ
需要曲線ってこんなのだっ た p x 価格が ここならば 需要はこれだけ
p x 価格が ここならば 供給はこれだけ 供給曲線ってこんなのだった
p x 価格が ここならば 供給はこれだけ 供給曲線ってこんなのだった
でも、 なんでこんな形をしている の?
ある日曜の朝 町内で小さなフリマをしてました。 そこに来ていた人 (?) に聞きまし た。
「あなたはイカヤキ一本 いくらで買いますか?」 欲しい欲しい 2000 円で買 う !
「あなたはイカヤキ一本 いくらで買いますか?」 え〜っ? いらないなあ。 1 円なら買うかな
金額を棒グラフにして 高い金額をつけた人 (?) から 順番に左から並べました 2000 円 1000 円 500 円 200 円 50 円 1円1円
一本 1500 円で売っていたら 2000 円だし て買っても いいのに 2000 円 1500 円 1500 円で買 えるな んて ラッ キー 買うぞ !
一本 1500 円で売っていたら 1000 円なら 買ってもい いのに 1000 円 1500 円 1500 円だな んて引 き合わ ない 買わない !
一本 1500 円で売っていたら 2000 円 1000 円 500 円 200 円 50 円 1円1円 1500 円 買う! 買わない
つまり 2000 円 1000 円 500 円 200 円 50 円 1円1円 1500 円 ここまで買 われる
一本 700 円で売っていたら 2000 円 1000 円 500 円 200 円 50 円 1円1円 700 円 買う! 買わない 買う!
つまり 2000 円 1000 円 500 円 200 円 50 円 1円1円 700 円 ここまで 買われる
一本 300 円で売っていたら 2000 円 1000 円 500 円 200 円 50 円 1円1円 300 円 買う! 買わない 買う!
つまり 2000 円 1000 円 500 円 200 円 50 円 1円1円 300 円 ここま で買わ れる
一本 100 円で売っていたら 2000 円 1000 円 500 円 200 円 50 円 1円1円 100 円 買う! 買わない 買う!
つまり 2000 円 1000 円 500 円 200 円 50 円 1円1円 100 円 ここまで 買われる
もういちど 2000 円 1000 円 500 円 200 円 50 円 1円1円
もういちど 2000 円 1000 円 500 円 200 円 50 円 1円1円 1500 円 ここまで買 われる
もういちど 2000 円 1000 円 500 円 200 円 50 円 1円1円 700 円 ここまで 買われる
もういちど 2000 円 1000 円 500 円 200 円 50 円 1円1円 300 円 ここま で買わ れる
もういちど 2000 円 1000 円 500 円 200 円 50 円 1円1円 100 円 ここまで 買われる
もっと人数が増えたら 同じ者が何回 出てきてもい い
もっと人数が増えたら 価格が ここな らば ここまで買われる
もっと人数が増えたら 価格が ここな らば ここまで買われる
もっともっと増えたら 刻みが細かくな り
こうなる 価格が ここならば これだけ買われる 価格が ここならば これだけ買われる これが需要曲線 だったのだ !!
イカヤキの屋台出している人に も いろいろある イカヤキ達人 「ジーチャン 堂」 ########## 100 円 一本 100 円のコ ストで 10 本生産 するぞ
イカヤキの屋台出している人に も いろいろある 激安ルートでイ カを調達 「イカ焼きアニ イ」 ### 200 円 一本 200 円のコ ストで 3 本生産 ちょっと手 際は悪いけ ど
イカヤキの屋台出している人に も いろいろある おふくろの味 「おかん屋」 ##### 500 円 一本 500 円 のコストで 5 本生産
イカヤキの屋台出している人に も いろいろある 熱意だけはある 「パパの店」 ## 1000 円 一本 1000 円のコス トで 2 本生 産
イカヤキの屋台出している人に も いろいろある できればやめた い 「ネーチャン焼 き」 # 2000 円 一本 2000 円のコス トで 1 本生 産
コストの低い店から順に 左から棒グラフを並べました ########## 100 円 ### 200 円 ##### 500 円 ## 1000 円 # 2000 円
一本 700 円の価格がつくと ####### ### 100 円 一本 100 円 で作ったも のが 700 円 700 円で売 れてぼろも うけ 生産する ぞ !
一本 700 円の価格がつくと 一本 1000 円 で作ったもの が ## 1000 円 700 円で しか売れ ないなん て損。 700 円 生産しない !
一本 1500 円の価格がつく と ########## 100 円 ### 200 円 ##### 500 円 # # 1000 円 # 2000 円 1500 円 生産する! 生産しない
つまり ########## 100 円 ### 200 円 ##### 500 円 # # 1000 円 # 2000 円 1500 円 ここまで 生産する
一本 700 円の価格がつくと ########## 100 円 ### 200 円 ##### 500 円 # # 1000 円 # 2000 円 700 円 生産する! 生産しない
つまり ########## 100 円 ### 200 円 ##### 500 円 # # 1000 円 # 2000 円 700 円 ここまで 生産する
一本 300 円の価格がつくと ########## 100 円 ### 200 円 ##### 500 円 # # 1000 円 # 2000 円 300 円 生産する! 生産しない
つまり ########## 100 円 ### 200 円 ##### 500 円 # # 1000 円 # 2000 円 300 円 ここまで 生産する
一本 150 円の価格がつくと ########## 100 円 ### 200 円 ##### 500 円 # # 1000 円 # 2000 円 150 円 生産する! 生産しない
つまり ########## 100 円 ### 200 円 ##### 500 円 # # 1000 円 # 2000 円 150 円 ここまで 生産する
もういちど ########## 100 円 ### 200 円 ##### 500 円 # # 1000 円 # 2000 円
もういちど ########## 100 円 ### 200 円 ##### 500 円 # # 1000 円 # 2000 円 1500 円 ここまで 供給する
もういちど ########## 100 円 ### 200 円 ##### 500 円 1000 円 ### 2000 円 700 円 ここまで 供給する
もういちど ########## 100 円 ### 200 円 500 円 1000 円 ######## 2000 円 300 円 ここまで 供給する
もういちど ########## 100 円 200 円 500 円 1000 円 ########### 2000 円 150 円 ここまで 供給する
もっと供給者の数が増えて いくと、刻みが細かくなっ て、 ########## 100 円 ### 200 円 ##### 500 円 # # 1000 円 # 2000 円
価格が ここならば 供給はこれだけ こうなる 価格が ここならば 供給はこれだけ これが供給曲線 だったのだ !!
余剰分析の話
一本 1500 円で売っていたら 2000 円 1500 円 1500 円で買 えるな んて ラッ キー 500 円トクし た 2000 円だし て買っても いいのに
一本 1500 円で売っていたら 2000 円 1000 円 500 円 200 円 50 円 1円1円 買わない 1500 円 500 円 トク
一本 700 円で売っていたら 2000 円 1000 円 500 円 200 円 50 円 1円1円 700 円 1300 円 トク 買わない 300 円 トク
一本 300 円で売っていたら 2000 円 1000 円 500 円 200 円 50 円 1円1円 300 円 1700 円 トク 買わない 700 円 トク 200 円 トク
一本 300 円で売っていたら 2000 円 1000 円 500 円 200 円 50 円 1円1円 300 円 消費者のトク の合計
需要者の数が無数に増えて 曲線になっても話は同じ x 価格が ここのとき 需要はこれだけ p D
需要者の数が無数に増えて 曲線になっても話は同じ x 価格が ここのとき 需要はこれだけ p D 消費者のト クの合計 消費者余剰
700 円 一本 700 円の価格がつくと ####### ### 100 円 一本 100 円で作った ものが 700 円で売れ る 一本 600 円計 6000 円のもうけ
700 円 一本 700 円の価格がつくと ############# 200 円 ##### 500 円 # # 1000 円 # 2000 円 生産しない 100 円 一本 600 円 計 6000 円のもうけ 一本 500 円 計 1500 円のもうけ 一本 200 円 計 1000 円の もうけ
700 円 一本 700 円の価格がつくと ############# 200 円 ##### 500 円 # # 1000 円 # 2000 円 生産しない 100 円 供給者のもうけの合 計
供給者の数が無数に増えて 曲線になっても話は同じ x 価格が ここのとき 供給はこれだけ p S
供給者の数が無数に増えて 曲線になっても話は同じ x 価格が ここのとき 供給はこれだけ p S 供給者のもう けの合計 生産者余剰
市場均衡では p x DS p*p* x*x* 消費者余剰 両者の合計が 社会的余剰
市場均衡では p x DS p*p* x*x* 両者の合計が 社会的余剰 社会全体の トクの合計
市場均衡がどこかは 誰もあらかじめ知らない 政府だって知らない
政府が生産量と価格を指令すると p x DS 生産をここにしろ 均衡から はずれる 消費者余剰 生産者余剰 二つ合わせたの が
政府が生産量と価格を指令すると p x DS 社会的余剰
市場均衡のときと比べると p x DS p*p* x*x*
政府が生産量と価格を指令すると p x DS 社会的余剰 がこの分少 ない。 社会的損失 「死荷 重」 デッド・ウェイト・ ロス
社会的余剰は市場均衡が最大 自由な取り引きに任せ る 市場均衡自動実現 社会的余剰最大化 政府が介入すると、社会的余剰 はこれよりも少なくなる。
注意:消費者余剰の前提 おカネのありがたみが不 変 ( 貨幣の限界効用が一定 ) 本当は満たされない仮定
ある薬を買ってもいい金額 お金持ちさん 120 万円ま でなら買お う 最近太ってき たからダイ エットのため に ハシタがね
ある薬を買ってもいい金額 貧乏さん 100 万円な ら買えます 苦しいけど、 命には変えら れないわ
でも、あくまで 120 万円の評価> 100 万円の評価
結局価格は 110 万円になった 120 万円 100 万円 110 万円 お金持ちさ んは買え 貧乏さんは 買えない
しかし本当のニーズは こうかも しれない。 消費者余 剰はおカ ネがもの さしなの で正確に は測れな い。