日本のカメラ産業とこれからの展望 Japanese camera industry and prospects in the future ~デジタル一眼レフ市場を制するのはどこだ?~ ~ Which does company win a digital single-lens reflex camera market?~ APM 2 回生 小松 嵩史 牛島 昌彦
目次 ~ Topic~ 日本のカメラメーカーのシェア A share of a Japanese camera maker A share of a Japanese camera maker なぜ、一眼レフ市場に力を入れるのか!? Why do you lay emphasis on a digital single-lens reflex camera market? Why do you lay emphasis on a digital single-lens reflex camera market? 新規参入企業と老舗企業の比較 Comparison of a new entry company and long-established store company Comparison of a new entry company and long-established store company これからの株価動向 Stock prices trend in the future Stock prices trend in the future
日本のカメラメーカー ~Main Japanese camera maker~ 代表的な老舗メーカー A representative long A representative long established store maker established store maker
なぜ、一眼レフに力を入れるのか!?
なぜ、一眼レフに力を入れるのか!? ・ 部品の多くがコンパクトカメラから流用で きるので、値段が高いわりに比較的、ローコ ストで製品を作ることが出来る。 (デジカメ平均価格は 3 万 2000 円 (デジカメ平均価格は 3 万 2000 円 デジタル一眼レフは 12 万 5000 円) デジタル一眼レフは 12 万 5000 円) ・ コンパクトタイプは価格下落が進み、収益 の確保が難しい。 ⇒撤退のメー カーも。 ・ 2005年のデジタル一眼レフの世界出荷 台数は379万台。 ・ 2005年のデジタル一眼レフの世界出荷 台数は379万台。 企業の販売収益率が高い!!
新たなデジタル一眼レフ市場参入企業。 参入発表日時 2006 年 3 月 2005 年 1 月 買収・提携企 業 コニカ・ミノルタを買収 カール・ツアイス社から レンズの供給を受ける。 オリンパスと提携 ライカ社からレンズの 供給を受ける。 製品販売日 7 月 21 日 7 月 22 日 販売目標 販売世界シェア 10 % (年間約 35 万台) 販売世界シェア 10 % (年間約 35 万台) 企業形態家電企業 (エンターテイメント 事業) (エンターテイメント 事業)家電企業 (総合メーカー)
老舗企業と新規参入企業の比較 ~Comparison of a long established store company and a new entry company~
老舗メーカーの販売戦略 低価格戦略 (レンズ付入門機の場 合) 否定的 ( 11 万円) 肯定的 ( 8 万円) 広報戦略 勢力的に展開 ( CMOS,DIGIC Ⅱと いった内面を重 視。) 勢力的ではない。 製品サイクル 短め( 1 年半) 長め( 3 年半) 製造体系 自社ですべての製品 を製造 CCD のみは SONY に製 造を依頼。 コンセプト 誰でも写真を楽しめ る製品作り。 長く商品を使える製品 作り。
新規参入メーカーの販売戦略。 低価格戦略 (レンズ付入門機の場 合) 肯定的 ( 12 万円) 肯定的 ( 12 万円) 否定的 ( 25 万円) 広報戦略特に展開なしネットでの広報を展開。 予定生産台数 月 80,000 台 月 3,000 台 製造体系 レンズを外部に依頼す る以外は自社製造。 CCD をオリンパス、レ ンズをライカと複数が 関与。 コンセプト 誰でも気軽に使えるカ メラ作り。 ライカや、付加価値を 生かしたカメラ作り。
の業績動向 の業績動向 売上高 (昨年比) 200 5年度 3 兆 7541 億 (+ 2863 億) 連結 2 兆 4814 億 (+ 2031 億) 単独 利益 (昨年比) 200 5年度 3840 億(+ 407 億) 連結 2892 億(+ 400 億) 単独 今年度予定生産台数220万台 概要 業績で大きく、他社を引き離 す。秋に集中的に新製品の投入 予定。中間決算の発表で予定を 上回る出荷を記録し、これから も業績に期待できる。 業績で大きく、他社を引き離 す。秋に集中的に新製品の投入 予定。中間決算の発表で予定を 上回る出荷を記録し、これから も業績に期待できる。
の業績動向 売上高 ( 昨年比) 200 5年度 7309 億(+ 925 億)連結 5211 億(+ 438 億)単独 利益 (昨年比) 2005年 度 289 億(+ 48 億)連結 121 億(- 46 億)単独・・・製造投 資の為 今年度予定生産台数175万台 概要 キヤノンと大きく差を出して いるが、昨年より順調に売上高 を伸ばしており、中間決算の発 表で予定を上回る出荷を記録し ている。これからの業績に期待 が持てる。 キヤノンと大きく差を出して いるが、昨年より順調に売上高 を伸ばしており、中間決算の発 表で予定を上回る出荷を記録し ている。これからの業績に期待 が持てる。
新規企業のこれからの業績動向 今後の業績動向 大衆向けのカメラを投入。製品の機 能面、価格面、販売台数で老舗メー カーを大きくひきはなしている。これ から業績の伸びが期待できる。 大衆向けのカメラを投入。製品の機 能面、価格面、販売台数で老舗メー カーを大きくひきはなしている。これ から業績の伸びが期待できる。 中級者向けの製品を投入。生産台数 の少なさ、価格面で他社に差をつけら れている。これから苦戦を強いれられ る可能性が高い。 中級者向けの製品を投入。生産台数 の少なさ、価格面で他社に差をつけら れている。これから苦戦を強いれられ る可能性が高い。
これからの株価の動向 ~ A trend of stock prices in the future ~
の株価動向 ・ 現在デジカメ市場において、シェアが1位 ・ 売上は 2000 億、利益は 400 億円の伸びで業績が安定。 ・ ブランド力が大変強い。 ・ 中間営業益の発表では予想を上回るペースで業績 を伸ばしている 。 これからの株価に期待できる!!
の株価動向 ・昨年度の業績が好調。 ・老舗としてのブランド力が強い。 ・ただ、キヤノンと違って、製品サイ クルが長いので、内部的な大きな変動 が少ないので大きな業績変動が起こり にくい。 ・ただ、キヤノンと違って、製品サイ クルが長いので、内部的な大きな変動 が少ないので大きな業績変動が起こり にくい。 安定した株価上昇が期待できる。 安定した株価上昇が期待できる。
新規参入メーカーの株価動向。 株価動向 新製品の投入でライバルが1番恐れてい るメーカー。参入後の動きが非常に注目され る。他社へのシェア、売上に大きな影響を与 えると考えられる。その点で自社や他社にお ける株価における影響は多少出てくると考え られる。 新製品の投入でライバルが1番恐れてい るメーカー。参入後の動きが非常に注目され る。他社へのシェア、売上に大きな影響を与 えると考えられる。その点で自社や他社にお ける株価における影響は多少出てくると考え られる。 新製品の戦略には特定のユーザーを対象 にしている特徴があり、今のところソニーの ような期待は出来ないが、これからの3社に よる戦略しだいでは・・・・。 新製品の戦略には特定のユーザーを対象 にしている特徴があり、今のところソニーの ような期待は出来ないが、これからの3社に よる戦略しだいでは・・・・。 しかし、家電メーカーなので、カメラ部門だけで株価を見るのは 難しい。 しかし、家電メーカーなので、カメラ部門だけで株価を見るのは 難しい。
総合的な株の動向。 全メーカーとも業績が好調で株価の上昇が 期待できる。 老舗メーカーはこれまでの培ってきたブラ ンド力もあって、これからの成長次第で株 価も有利に働くことが考えられる。ただし、 ソニーを筆頭に売上やシェア争いに大きな 影響を与える可能性が高い。老舗メーカー は次の新製品の売上次第では大きく株価に 影響を与えることが考えられる。キヤノン、 ニコンは新製品が出る秋が勝負になる。
END ~Thank you for listening to our Presentation!!~