企業等への普及啓蒙の取組みについて 平成17年4月25日 経済産業省 貿易経済協力局 安全保障貿易検査官室 資料3.

Slides:



Advertisements
Similar presentations
平成27年度広島県合同輸血療法委員会 平成27年度事業計画案 資料 3-1. 平成 27 年度の委員会活動の概要 県合同輸血療法委員会の開催(6月 27 日) 輸血前後の検査手順書の作成【新規事業】 輸血療法に関する調査の実施(継続と発展) 医療機関からの相談応需事業の実施 合同輸血療法委員会研修会の開催.
Advertisements

支援 1.事業概要 商工会・商工会連合会、商工会議所等(「地域振興等機関」)と一緒になって、商品を改良・開発する 計画を策定し、実施した中小企業・小規模事業者に対して、経費の 2/3 を助成。 2.事業内容  商工会等が、支援対象事業者の補助事業計画書作成を支援  「売れる商品」づくりのため、外部専門家等を活用しながら商品企画、改良、試作品開発等を行う.
運動の重点推進事項(期間:10年間) (1)普及啓発 (2)資源循環システムづくり (3)土壌診断の実施 (4)環境にやさしい農業技術の実証・普及 (5)「有機の郷づくり地域」の拡大 1.
1 輸出管理社内規程について 2006年7月 経済産業省 貿易管理部.
⑤ 食品衛生法施行条例 の一部改正について.
本申込書に必要事項を記入し、FAXまたは からお申込み下さい。後日受講票をご送付します。
社会福祉法人の財務諸表等開示システムの概要等①
地方創生ミニ調査 & 個別相談 「ミニ調査」って? <コミュニティ・産業関連> お申込み期限 「個別相談」って?
1 輸出管理社内規程について 2006年4月 経済産業省 貿易管理部.
『営業力パワーアップの仕組み』 2013年1月28日 KMコンサルティング㈱ 久保 裕滋
消費税免税店の開設を支援します 鳥 取 県  平成26年10月から免税対象品目が全品目に拡大、平成27年4月から商店街・ショッピングセンターなどの特定商業施設内において免税販売手続を第三者に委託することができる手続委託型免税店制度(※)の創設などに加え、平成28年5月からは、免税販売の対象となる購入下限額の引下げや、免税対象物品を免税店から海外へ直送する場合の手続きが簡素化されました。
企業の輸出管理の必要性 と 日本のICP制度
資料 3ー1 平成28年度広島県合同輸血療法委員会 平成28年度事業計画案.
小規模事業者持続化補助金に係る地方事務局業務の流れ
大阪府プロフェッショナル人材戦略拠点事業概要図 <大阪府プロフェッショナル人材戦略拠点>
※ 加算を取得した事業所においては、加算相当額の賃金改善を行うことが必要となります。
海外展開支援 事業承継支援 中小企業庁と愛媛県等の連携協定概要 県内中小企業等の 海外展開促進 円滑な事業承継の 実現
※ 加算を取得した事業所においては、加算相当額の賃金改善を行うことが必要となります。
原油価格高騰に係る中小企業対策 <ご案内>
「農の雇用事業」 参加者募集! <お知らせ> 農業経営者の皆さまへ 助成内容 募集・研修等の期間
「農の雇用事業」 参加者募集! <お知らせ> 農業経営者の皆さまへ 助成内容 募集・研修等の期間
地方公務員災害補償基金 富山県支部 平成22年7月23日
地方公務員災害補償基金 富山県支部 平成21年8月21日
「農の雇用事業」 実施のご案内 農業経営者の皆さまへ <お知らせ> 研修生1人当たり 年間最大120万円 助成します!
別 紙 児童相談体制の強化に向けた緊急対策 平成30年9月14日 東京都福祉保健局.
※ 加算を取得した事業所においては、加算相当額の賃金改善を行うことが必要となります。
聴覚障害学生高等教育支援ネットワークの構築に向けて
社内 本 人 委託先 提供先 委託元 委託先 ①社内での取得 ①社内での取得 ③移送・送信 ④入力 ②社外での取得 ⑤利用・加工 ⑥提供
第1回神戸市ものづくりIoTセミナーご案内 ~中小企業の皆様へIoT導入に役立つ情報を提供~ 『生産稼働情報の可視化による生産性向上』
輸出関連法規の遵守に関する内部規程(CP)の解説
※ 加算を取得した事業所においては、加算相当額の賃金改善を行うことが必要となります。
主催:福島県ハイテクプラザ 共催:(公財)福島県産業振興センター、 (一社)福島県発明協会
下請取引適正化推進セミナー 【事例研究コース】 ご案内
市町村保健活動の業務チャート 分野:介護予防
茨城県情報通信事業者雇用促進事業について
※ 加算を取得した事業所においては、加算相当額の賃金改善を行うことが必要となります。
※ 加算を取得した事業所においては、加算相当額の賃金改善を行うことが必要となります。
「大阪の成長戦略」の実現による大阪経済の活性化
? 中小企業向け環境経営体制構築支援事業(エコクリップ)
愛媛大学地域再生マネージャー・アカデミー
農林水産省  府省等就職希望 障害者向け業務説明会.
大阪バイオ戦略2017のポイント 重点取組 主な取組 オール大阪で事業推進 規制改革 治験促進
※ 加算を取得した事業所においては、加算相当額の賃金改善を行うことが必要となります。
平成24年4月から 業務管理体制整備の届出が必要となります。 休止・廃止届を事前届出制にするなどの制度改正が併せて行われました。
※ 加算を取得した事業所においては、加算相当額の賃金改善を行うことが必要となります。
医療機関における電波利活用推進のための取組事例の調査について(依頼)
1 違反事例と輸出管理体制 平成17年5月 経済産業省貿易管理部.
※ 加算を取得した事業所においては、加算相当額の賃金改善を行うことが必要となります。
※ 加算を取得した事業所においては、加算相当額の賃金改善を行うことが必要となります。
検討事項2 『医薬品製造販売業GQP/GVP手順書<モデル>』の改訂
エコアクション21で企業価値を高めることができます
1 輸出管理社内規程について 2006年11月 経済産業省 貿易管理部.
大阪府域における太陽光発電施設の地域との共生を推進する体制<大阪モデル>(案)
全学輸出管理担当窓口 (研究推進・産学連携部研究推進課)
資料10-1 エコアクション21  事業概要.
新商品・新サービスの開発支援事業 (地域力活用市場獲得等支援事業)
※ 加算を取得した事業所においては、加算相当額の賃金改善を行うことが必要となります。
検討事項2 『医薬品製造販売業GQP/GVP手順書<モデル>』の改訂
香港環境ビジネスセミナー 三重県企業国際展開推進協議会 環境部会
必要事項をご記入のうえ FAX:011-231-1078 宛にお送りください。
ZEHビルダー・ZEBプランナーの拡大 ZEHビルダー制度 担当課:地球局事業室見える化L ( ) 制度
大阪ハートフル基金 ◆ 平成30年 事業報告 ◆ 大阪府商工労働部 雇用推進室 障がい者の働く場と機会を広げるため、府民や企業の
創業希望者、創業者 創業無関心者 創業無関心者 市区町村 射水市 認定連携創業支援事業者 射水商工会議所、射水市商工会 概 要 特徴
※ 加算を取得した事業所においては、加算相当額の賃金改善を行うことが必要となります。
市区町村 富士市 創業支援事業者 概 要 特定創業支援事業 <全体像> 地域金融機関 静岡県富士工業技術支援センター 市立中央図書館
創業希望者、創業者 市区町村 ○○市 創業支援事業者 ○○商工会議所、△△信用金庫、○○市産業支援センター 概 要 特定創業支援事業
保証相談ホットラインの概要 ~中小企業に寄り添った支援のために~
時間外労働等改善助成金(団体推進コース)
健康サポート薬局に求められる機能 健康サポート薬局について かかりつけ薬局の基本的機能 健康サポート機能 【背景・課題】
○ 大阪府におけるHACCP普及について S 大阪版 評価制度を設ける 大阪府の現状 大阪府の今後の方向性 《従来型基準》
Presentation transcript:

企業等への普及啓蒙の取組みについて 平成17年4月25日 経済産業省 貿易経済協力局 安全保障貿易検査官室 資料3

1 ①普及・啓蒙活動 を通じた安全保 障貿易管理の認 識向上 ②輸出管理社 内規程(C P) 策定に対す る支援 ③輸出管理社 内規程の適 切な実施に 対する支援 1-1 パンフレット『その輸 出 !! ちょっと待った!』 の配布 1-2 経済産業省の HP を通じ た情報提供 1-3 安全保障貿易管理説明会 の実施 1-4 電話相談窓口の設置 2-1 パンフレット「輸出管 理社内規程の整備に向 けて」の配布 2-2 CISTEC によるモデル CP の作成・公表 3-1 実地調査(企業訪問調 査)の実施 3-2 自己管理チェックリス トによる実施状況の提 出の要請 3-3 社内規程を適切に実施 している企業名の公表 (希望企業のみ) 国内における普及啓蒙活動の概要 国内における安全保障貿易管理に関する普及啓蒙として、パンフレットの配布、 HP、説明会の開催、相談窓口の設置等による普及・啓蒙活動を実施すると共に、 輸出管理社内規程の策定を通じた企業の自主管理を支援。

2 安全保障貿易管理に関するパンフレットを作成し、各経済産業局や税関、商工会 議所等を通じて輸出関連企業等へ配布(これまで14万部作成)。 パンフレット「その輸出!!ちょっと待った!」の配布

3 ☆平成16年度中のアクセスは約26万件。 経済産業省の安全保障貿易管理ホームページでは、安全保障貿易管理制度の概要、 輸出許可申請の手順、リスト規制に係る該非判定の流れ等を紹介。 安全保障貿易管理ホームページ( TOP ページ)

4 九州・沖縄 中国・四国 近 畿 信越・北陸 北海道・東北 関 東 3ヵ所 ・ 90 名 27ヵ所 ・ 2,470 名 2ヵ所 ・ 80名 8ヵ所 ・ 571 名 4ヵ所 ・ 116 名 全 体 1ヵ所 ・ 40名 47ヵ所 ・ 3,514 名 内訳は.. 開催ヵ所 ・ 参加人 数 札幌・福島等 東京・横浜等 新潟・石川 大阪・神戸等 福岡・沖縄等 岡山 安全保障貿易管理説明会の実施状況 安全保障貿易管理説明会は、税関職員や商工会議所・ジェトロや業界団体等の会 員企業等を対象に、安全保障貿易管理(総論)、安全保障貿易管理(制度の紹介)、 違反事例と輸出管理体制等のテーマで実施。 【平成 16 年 度】 東 海 2ヵ所 ・ 147 名 名古屋

5 【説明会アンケート集計結果(平成16年・25 会場分)】 Q1 安全保障貿易管理制度について、理解している か? ①良く理解している ②ある程度理解している ③あまり理解していない ④全く理解していない Q 2 説明会の資料・内容は? (3コマの講義について合 算) ①大変分かりやすい ②分かりやすい ③普通 ④分かりにくい ⑤大変分かりにくい Q 3 説明会の時間は? ①長すぎる ②丁度良い ③短すぎる 8 6 39 1 21 1 4 9 1 6 596 13 4 ・具体的違反事例の紹介 ・業界に関連した情報の提供 ・該非判定の手法に関する説明 等 説明会における今後の課題 今回のセミナーは大 変、勉強になりまし た。今後も法令を遵 守しながら輸出取引 を行いたい。 【その他、参加者の 声】 輸出管理担当者だけの理解で なく、企業全体での認識が必 要であると痛感しました。 290 101 3 82 5 106 9 地方は輸出管理に対する意識 が低いので、これからも定期 的に 説明会を開催してほし い。 安全保障貿易管理説明会の開催結果 説明会に対するアンケート結果によれば、安全保障貿易管理制度に対する理 解が進む一方で、引き続き説明会の開催を望む声も多い。今後は参加者の関心 事項(違反事例の紹介・該非判定の方法等)に応じた説明会を実施していく予 定。

6 ・当社の製品 ×× は規制品に該当して いるのでしょうか? ・最近、よく耳にする「キャッチオール規 制」と はどのような規制ですか? ・輸出許可の取得申請を行いたいが、 具 体的にどのような書類を用意すれば よ いのでしょうか? 問い合わせ内容の抜粋 合計 1,237 件 安全保障貿易相談窓口への問い合わせ件数の推移 (平成16年4月~平成17年3月) 安全保障貿易相談窓口の設置 安全保障貿易管理についての一般的な相談を受け付けるための電話相談窓口を設 置し、月平均100件程度の問い合わせあり。

7 パンフレット「輸出管理社内規程の整備に向けて」の配布 企業等における輸出管理社内規程( CP )の整備を促進するため、パンフレットを 約10万5千部を作成し、説明会や経済産業局・税関、商工会議所等を通じて配布。

8 CISTECによるモデルCPの公表 CISTEC会員企業が自社の経験に基づき、業種や業態に応じた条文型式 のモデルCPを作成し、HPにて公表。

9 2. 調査実績 : 615社:延べ914回 (昭和63年10月~平成17年3月末 現在) 1. 調査方法 : ①自己管理チェックリストによる実施状況 を事前に 提出要請をし、 ②各企業の協力を得て企業訪問をし、 ヒアリング 又は記録文書によ り管理状況を調査。 実地調査について 各企業等における輸出管理体制の維持・ 向上を目的として、輸出管理社内規 程に基づく各企業等の輸出管理の取組状況の実地による調査を実施。

10 自己管理チェックリストによる実施状況の提出要請 経済産業省に輸出管理社内規程を届け出ている企業(約1000社)に対し、 自己管理チェックリストに基づく実施状況の確認、提出を要請。

11 ○ 自主的に輸出管理社内規程を作成し、経済産業省へ届け出ていること ○ 輸出管理社内規程が、リスト規制及びキャッチオール規制に対応していること ○ 監査を実施し、自らの輸出管理体制の運用状況が適切であるとして「輸出管理社内規程の実施状 況について(宣言)」を提出していること 現在 376社(平成17年4月1日現在) 1.背景 キャッチ・オール規制導入による企業内での安全保障貿易に関する自主管理の重要性 の増大。 2.公表の目的 各企業等における安全保障貿易に関する自主管理の向上 3.公表の要件 以下の全てを満たす企業等を公表 4.公表企業数 なお、公表企業等は、安全保障 HP の「企業の自主管理」 → 「輸出管理社内規程(CP)を作成 し実施している企業名の公表」 → 「公表リスト」に掲載されています。 社内規程を適切に実施している企業名の公表 輸出管理社内規程を届出て、監査を実施するなどの公表要件を満たした企業等を 公表(372社(平成17年4月1日現在))。

12 普及啓蒙活動をめぐる今後の課題 1.普及啓蒙活動の裾野の拡大 我が国の輸出業者の大半が都市部にあるため、これまで安全保障貿易管 理に関する普及啓蒙は、都市部にある企業が中心であり、地方企業や大学 等に対する普及啓蒙活動は十分ではない。 (1)中小企業に対する普及啓蒙活動の強 化 <これまでの取組> ○ 中小企業白書( 2004 年版)での注意喚 起 ○ 更なる安全保障貿易管理説明会の開催 ○ 商工会議所、都道府県地域支援センター 等を通じた情報提供の一層の強化 ○ 中小企業等の経営を指導する立場にいる 者への働きかけ強化 <今後の取組> (2)大学等に対する普及啓蒙活動の強 化 <これまでの取組> ○ 貿易経済協力局長名の注意喚起文 書の発出 ○ 包括許可を取得している研究機関 に対する説明会の開催 <今後の取組> ○ 大学等の研究者向け説明会の開催 ○TLO 等の知財管理部署向け説明会の開催 ○ 国内各地での安全保障貿易管理説明会 の開催(国内 47 箇所( 2004 年度))

13 普及啓蒙活動をめぐる今後の課題 2.海外子会社の輸出管理に対する支援強 化 近年、核の闇調達ネットワークや海外における第三国を経由した懸念貨 物の懸念国への流出が発覚。かかる行為に日系の海外子会社が巻き込まれ ることがないよう十分な対策を講じることが必要。 <これまでの取組 > ○ 貿易管理部長名による要請文書を発出 (参考; CISTEC における海外子会社向けの取組) ○ 海外子会社の従業員研修のための教材の提供 ○ ベストプラクティス(先行優良企業例)の作成 ○ モデル CP を英訳 ○ 「海外拠点のための安全保障貿易管理ガイダンス」を作成 <今後の取組>