2006 年 ネットワークデータベース解析 東京女子医科大学母子総合医療センター 楠田 聡
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データ受取施設( 63 施設) 市立札幌病院、釧路赤十字病院、青森県立中央病院、岩手医科大学、仙台 赤十字病院、福島県立医科大学、筑波大学、土浦協同病院、獨協医科大学、 自治医科大学、群馬県立小児医療センター、埼玉県立小児医療センター、埼 玉医科大学総合医療センター、亀田総合病院、東京女子医科大学、日本大学 、帝京大学、昭和大学、日本赤十字社医療センター、東邦大学、都立墨東病 院、神奈川県立こども医療センター、北里大学、山梨県立中央病院、長野県 立こども病院、長岡赤十字病院、富山県立中央病院、石川県立中央病院、福 井県立病院、聖隷浜松病院、静岡県立こども病院、名古屋第一赤十字病院、 国立病院機構三重中央医療センター、大津赤十字病院、京都第一赤十字病院 、淀川キリスト教病院、大阪府立母子保健総合医療センター、愛仁会高槻病 院、関西医科大学附属枚方病院、大阪市立総合医療センター、愛染橋病院、 兵庫県立こども病院、奈良県立医科大学、和歌山県立医科大学、島根県立中 央病院、倉敷中央病院、国立病院機構岡山医療センター、県立広島病院、香 川大学、国立病院機構香川小児病院、愛媛県立中央病院、高知医療センター 、九州大学北九州市立医療センター、国立病院九州医療センター、福岡大学 、聖マリア病院、久留米大学、熊本市民病院、熊本大学、大分県立病院、鹿 児島市立病院、沖縄県立中部病院 データ未提出施設( 7 施設) 愛育病院、国立成育医療センター、杏林大学、東海大学、山口県立総合医療センター、 徳島大学、沖縄県立南部医療センター
共通データベースの構築 基本様式として、本邦の一部施設で既に利用されている 厚生省中村班が作成した「ハイリスク新生児入院基本情 報」を参考にし、さらに、 NICHD 、 Vermont Oxford Network 、 British Association of Perinatal Medicine 等 の海外 Database を参考資料として活用した。そし て、今後本邦において必要と思われるものを抜き出し て、新たなデータベースとして作成した。 疾患の定義、重症度の判定などは施設間によっては差が あるため、これらについては一定の定義を作成した。ま た必要な場合には新たな基準を設けた。 出生体重 1500 g以下を対象
参加施設数および登録患者数の推 移 No of hospitals No of infants (年)(年)
7 参加施設の資源 年 施設数 新生児病床数 NICU 数 スタッフ 新生児科医 看護師 臨床心理士(%) 小児外科医(%) 心臓外科医(%) 脳外科医(%)
8 登録患者の背景 登録数 在胎期間 (wk) 出生体重 (g) 院外出生 (%) 多胎 (%) 分 Apgar 分 Apgar888 8 先天異常 (%)
2006 年データ
10 周産期因子 妊娠高血圧症候群 PROM 臨床的 CAM 組織学的 CAM 母体ステロイド 帝王切開 気管挿管による蘇生 (%)
11 合併症および治療 呼吸窮迫症候群 HFO CLD に対するステロイド療法 生後 28 日での酸素投与 PDA インダシン 結紮術 脳室内出血 PVL 4444 消化管穿孔 3334 敗血症 8768 未熟網膜症治療 未熟児副腎皮質不全症 (%)
12 経年変化の検討
胎児数
まとめ 2006 年には 63 施設から 3364 例の登録があっ た 2006 年の死亡率は 9% で、減少傾向にある 2007 年データを集計中 2008 年データを依頼予定 全体データはホームページで閲覧可能 施設データ ID nrn 、パスワード 1111
NICU の必要病床数の算定 に関する研究 分担研究者: 楠田 聡 研究協力者: 杉浦正俊、多田 裕、網塚貴介、内山 温、大木 茂、和田和子
疾患分類と NICU 重症期間、 NICU 中等症期間の定義
調査対象施設の施設背景
調査施設における調査日入院患 者の体重別内訳( NICU および GCU を含む)
出生体重別および疾患別の NICU 在室期間および在院期間
出生体重別に計算した NICU 必要 数
疾患別に計算した NICU 必要数
平成 6 年と 17 年の母子保健統計比 較
ハイリスク新生児の発生数の推 計 (出生 1000 )
まとめ NICU の必要病床数 現在ある NICU の病床数 医療施設調査 2341 床 診療報酬届出数 2032 床 本研究の結果 必要な NICU 病床の総数 3000 床 不足している NICU 病床の総数 700 床~ 1000 床 うち早急に整備すべき病床 200 床~ 500 床